色々とやらなければならないことややりたいことがたくさんありましてですね…次の投稿はかなり頑張って早く投稿しますのでこれからもよろしゅうお願いします。
昨日は酷い目にあった。
あの後のことは説明しなくても察しがつくと思う。
まあ、そんなこんなで今は登校中。
⁇「あ、結城くん、おはよう」
どこかで見覚えのある顔だなって思ってみたらクラスメイト西蓮寺だった。
そこで俺はある違和感を感じた。
(昨日の夜、こいつを見かけた気がする)
いくら違和感を感じたからって挨拶をしないのは失礼だ。そう思い、俺は考えるのを一旦止め、彼女を再度見る。
「おう。おはようさん」
挨拶をしたら今度は違う違和感。
生来、と言ってもこの体で産まれてからの話だが、異性に妙に嫌われ続けている俺だ。なぜ挨拶されたんだ?そもそも、俺はなぜ異性に嫌われているんだ?という疑問が頭を駆け巡る俺の横で何か言っている西蓮寺。
全く聞いていなかった俺は当然…
「ごめん。なんか言った?」
と反応した。
西蓮寺「あの…違ってたら申し訳ないんだけど…」
西蓮寺さんはきっと優しい人なのであろう。もう一度一から話してくれるようだ。
西蓮寺「昨日の夜、屋根の上を駆け巡ってたり、した?」
俺の中で一つの問題が解決された。
昨日見た見覚えの顔は西蓮寺さんだったんだな。毎日見てる顔が見覚えないわけがない。
(ん?そう考えると、俺の逃げるところを目撃したのはクラスメイト…)
だとしたなら、いろいろ社会的な意味や名誉的な意味などが組み合わさって、俺の学校での立ち位置が危ない。
なんとか事情を説明しなければならない。
「あ、あれは〜俺の趣味なんだぁ〜」
西蓮寺「しゅ、趣味??」
自分でも思う。人様の家の屋根に乗るとかどんな趣味だよ。猫かよって。
「す、好きなんだ!あ、あーいうの…」
ララ「そっか〜そっちもそういうつもりだったんだ〜」
「…ぇ?」
ごく最近、ほんの数時間前に聞いた声が聞こえる。
今最も聞きたくなかった声。
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事情説明を昨日のザスティンとやらから受けた。が、理解はできてない。
「すまんが、もう一度説明を乞う」
ザスティン「つまり、お風呂での事件より、婚約は成立しているのです。まさか、間違いだとは、おっしゃいませんよね?一国の王女を怪我しておいて、そんなこと」
「汚すって…」
迷惑だ。何が迷惑かって、土足で家に上がりこむはビームサーベル突きつけて脅すわでもう苛立ちがマックスになっていた。
ララ「好きなもの同士が結婚するのが普通なんでしょ?じゃあ問題ないよね!」
無駄にテンションが高く、なぜか恨めないというか何をしても許してしまいそうになる輝かしい笑顔を向けてくるララ。
俺は可愛いものに弱い。それは何かに限ったものではなく、何でもかんでも可愛ければ良いと考えてしまうようなやつだ。
だからピンチ。
結婚など、今までで一回もしたことない俺にとっては、暗殺以上に困難極まりないと思っている。拒否したいのだが、拒否したらしたで俺に対して刺客が送られてきそう。拒否しなくても来そうだけど…
「ってか、まずお前さんの親は承諾してんのかいな」
ザスティン「一応、報告は済ませていますが、返答が未だ届いてない状況ですぞ。婿殿」
(報告済ませた。でも返答がない。それでも結婚!わぁすごい!意味わかんない!)
少し怒りが混じった小声で言ってしまう。
横にいるリコには聞こえただろう。少し俺に恐怖しているようだ。
「あのさ、俺はこの家から出るつもりは、今の所ないんだけど?俺は宇宙に連れてかれちゃったりするの?」
ザスティン「婿殿は次期デビルーク王ですからね〜」
その言葉を聞いて、俺は横をチラ見した。リコが少し寂しそうな表情をしていた。
家にいる人間が一人減るだけでも、この家はとてつもなく寂しさを増す。
父親母親共に家には滅多に帰らないのと、他と比べて少し裕福な家のため家が大きい。
「俺はこの家から出ていかなければならないようなら断固拒否だ。例えお前らの軍が俺の寝込みを襲ったとしても、返り討ちに合わしてやる」
リコの顔に少し安心が見られる。
初めてこの家に連れてこられたときを思い出した。
ザスティン「そうか、ならばさっそく」
ララ「私ここに住むんだけど?」
その言葉に誰もが耳を疑った。というより驚愕を隠せなかった。
ザスティン「ララ様、ご冗談が過ぎます」
ララ「冗談じゃないよ」
「えぇ…?」
こうなってしまったら俺の意見は絶対に通らないんでしょう、と喉までてかかった言葉を飲み込む。
それを察したのかみかんが優しく苦笑いをした。
俺は涙が溢れかけた。
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そんなこんなで月日は流れ、ララが俺の家に来て、ちょうど一ヶ月たった頃、俺の家には大物ゲストが手下を率いてやってきた。
デビルーク王「貴様が婿を名乗る男か…」
その中心人物でララの父親を名乗る男は、背が小さくて小学生といっても通りそうな勢いだった。
デビルーク王「貴様は、何かの宇宙一なのか?」
「いえ、そんなものには興味ないですしお寿司」
取り巻き「貴様!なめているのか?!」
取り巻きの一人が声を荒らげて、剣を手に俺に襲いかかる。
べっぴんさんは気が短いという説が生まれそうだ。
一応用意しておいた強化木刀で受け止める。
「俺は戦うつもりはないぞ?」
取り巻きに対して余裕を持った大人の対応をとったつもりだ。だが、その言葉は相手の逆上を買ってしまったようだ。
取り巻き「貴様っ…舐めた口をっ!」
デビルーク王は止めず、観戦しているようだった。なので俺は遠慮せず、高専の態勢をとる。居間で戦うのはあまり好ましくないが。
ビームサーベルのようなものを横や縦や斜めに斬りつける動作に一貫性がない。敵に自分の動きを読まれぬよう改良された、洗練された動き。こいつの動きはプロそのものだった。
しかし、おそらくこいつは全く実力を出していない。まだ何かを隠し持っている。その期待が俺の木刀をうならせる。
一貫性がない動きに対応するには攻めに徹するほかない。相手の動きが読めない以上、目で補足してから防ぐので精一杯になってしまうため、ここはダメージを負ってでも攻めに徹するがよしと考えている。ようは相手のペースに持ってかれないように、無理やり自分のペースをねじ込んでいく感じだ。
かといってやみくもに攻めに徹するわけではない。こいつの動きには一貫性がないために攻撃力と攻撃量は減る。連続して何度も何度も攻撃できる、一貫性がある攻撃に対し、適当にぶん回してるようになってしまう一貫性がない動きではスピードに差が出てしまう。その隙をうまくつき、相手が俺の攻撃を読む前にかたをつける。
相手に隙ができるのは約六回中に一回ある斬り下げた瞬間である。
斬り下げる時は力が重力のかかっている向きと同じ向きにかかっているため、そっから他の攻撃に移るにはそれと同等の力を使わなければならない。だがそんな簡単に出るように体はできてはいない。だから一瞬隙ができるのだ。
取り巻きが剣を振り下ろした瞬間、俺は横に構えている木刀で回転斬りを繰り出す。あばらに狙いを定めてやったのだが、あまり深くは入らなかった。
「お前、なかなかセンスいいな」
俺は取り巻きを褒めた。
今のをあそこまでかわせる奴は、滅多にいない。
取り巻き「こちらも少しなめていたようですね。王様、解放許可を」
デビルーク王「かまわん」
取り巻きはその言葉を聞き、変身した。一瞬で。
悪魔のような姿になったが、顔は変わらずべっぴんさん。お美しい肉体美だが、真っ黒な素肌になり、手には長い爪のようなもの。タイツを着ているような状態だ。だが、所々ごっつい装備が付いている。
「げっ、強そうジャーン?」
少し挑発して相手の攻撃を誘う。
この程度の誘いに乗ってくるとは思わないが、相手側から攻撃を仕掛けてくることは間違いないだろう。
初めて見た敵の時はまず最初に相手の力量を図る。そして、その後力量に合わせた戦い方をする。これは実力を相手に合わせるのではなく、戦い方を真似る。相手は逆上もしくは自分の立ち回りだと冷静に判断し、それを逆手に取ろうとする。逆上したやつはともかく、逆手に取ろうとする相手に対し、どういった対応をするか、それは相手のを真似つつも自分の動きを織り交ぜていくのだ。そうすれば相手は多少混乱する。もちろん、例外はいるけど。
取り巻き「舐めたことを言えるのもこれまでだ。あ、こいつ、殺してしまったら申し訳ございません」
ララ「え?!ダメだよ?殺しちゃ」
そんな優しいララをよそに俺たちは再度にらみ合う。
立場上、俺からは攻撃を仕掛けにくい。なので待つしかない。
すると彼女は動いた。ほんの少しだけ。
取り巻き「どこを見ている?」
後ろから声がした。
目の前にいるのは、どうやら残像のようだ。
しまった、とは思っていない。逆にラッキーだと思っている。
奴の実力を見誤っていたことを、わざわざ教えてくれたようなものだから。
「随分と面白い技を使えるんだな」
俺は後ろを振り返らずに言う。
デビルーク王「ほう…」
デビルーク王は感心していた。他の連中の一部わかっているようで残りは微妙な様子だ。
「しかしまあ、この程度のハッタリで俺をだませると思ったら大間違いだってことだな」
俺は残像に向かって木刀を振りかざす。
取り巻きは慌ててそれを躱す。
取り巻き「なぜ…わかった…?」
おそらく俺の後ろには彼女の分身のようなものがいたのであろう。だから後ろをむかれても、残像の方が本人だと気がつかない。
「今の技には悪いところが三つある」
俺の言葉に彼女は少し耳を傾けた。
今後の参考とでもいったところであろうか。
「一つ目は風だ。俺の後ろに回ったと言う割には俺の周辺のものは一切動いていなかったんだ。二つ目は後ろから声がした感覚に陥れられていただけだった。つまり実際には後ろから声をかけられていない。三つ目は気配だ。お前気配はある程度消えていたはずなのに、後ろから感じた気配は全く別物で一般人みたいだった」
取り巻きは驚愕していた。というよりもこちらも感心していた。
取り巻き「これぐらいの実力があるならば、本気でやりあいたいですね」
まったくその通りだ。
俺は戦闘を面白いと思ったことは一度もなかったのだが、こいつと戦っているのはとても楽しい。本気を出して戦いたい、そう初めて思った。
(そういえば、異空間を作る魔術の術式を今もってたきが…)
ポケットの中を漁ると紙が出てきた。
異空間を作る魔術の術式が描いてあるやつだった。
(でもこれ、時々異空間ではないどっかへ飛んで行っちゃうんだよな…ま、いっか)
俺はそれを壁に貼り付け、壁にできたワームホールのようなところを指差し言った。
「これの中は異空間になっててだな、この中でなら多分戦える。だが、少し心配なので俺が行って帰ってくるまでこれに入んなよ?一応閉めておくけど」
皆の承諾を得て、俺はその異空間へと入っていった。