世界の旅人   作:神の子、与希

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こんにちは。私です。
あ、キャラクターの名前がとてつもなく雑なことに関してはこの作品の主人公が悪いのですからね!俺は悪くないもん!調べればわかるけど面倒だから調べないなんてわけじゃないんだからね!
っと、御託はこの辺にして、本題に入ります。
えーっとですねー織田信奈の野望編が終盤に差し掛かってきましたね。それでですね、自分の想像を超える人に見ていただいているために、そこで完結させないことにしました。はい。それだけです。




失われた平和な時間を求めて…

川に飛び込んだ衝撃で半兵衛ちゃんは気絶、長政とは逸れちゃった。テヘッ。

なので今は半兵衛ちゃんを看病なうです。

川でタオルを洗っていると、後ろから半兵衛ちゃんが近づいてきた。

 

半兵衛「朱鳥さんは変です。今日あったばかりの私のためにこんな危険まで犯しちゃうんだから」

 

「変って…確かに会ったのは今日が初めてだな。でも、俺は君と友達になったつもりだ」

 

半兵衛「勝手です…」

 

「あぁ。俺は自分勝手で欲張りで自由博愛主義者なんでね」

 

自由博愛主義、それは神の教えに従っている人間はよく博愛主義とか言ってるけど、でもそんなこと関係なく博愛主義でいいじゃんってのが自由博愛主義だ!

※あくまで俺個人の考えです。

 

半兵衛「そんな勝手なお友達は放っておけないです」

 

むむっ!今のセリフキュンときたでごあす!ってか今のってまさか?

と思いながら半兵衛ちゃんを見る。

 

半兵衛「私は朱鳥さんの家臣になるです。朱鳥さんだけの家臣です」

 

「おっほほっ、百二十エーン」

 

ついテンションがおかしくなって、極楽浄土にいた頃にたまたま見た動画の真似をしてしまった。我ながらお恥ずかしい。

 

半兵衛「ひゃ?」

 

「きにするな。ありがとうなー俺の家臣だなんて…感動の涙で前方注意だよ。いやー半兵衛ちゃんの戦術があれば、俺は百万馬力だ。いや、一万馬力だ!」

 

半兵衛「ふふっ…百万から一万に下がってますよ。おバカさん」

 

とても可愛らしい笑顔を浮かべる半兵衛ちゃん。俺はそれだけで胸がいっぱいになった。

さっきのことがあったから、彼女は怒っただろうと思ったのだが、笑ってくれた。

幸せいっぱいな俺たちに水を差す存在が大量に押し寄せてきた。

 

「追っ手か…勝てないのになぜくるのだ…」

 

俺はそうボソッとつぶやき、追っ手たちを右へ左へと斬っていく。

どんだけ殺しただろうか。数分後に五右衛門達と合流できたため、俺は魔法で帰ることにした。

 

「説明は面倒だから後にするけど、俺に捕まっておいてよ!」

 

今ここにいるのは五右衛門と犬千代と俺と半兵衛だ。今いった順番で輪を作り、俺は任意転移という魔法を使った。

これは使うとその間の距離を全力疾走した時の疲労が倍となりのしかかるが、一瞬で移動できるので便利といえば便利。だが、着いた時に周りが安全でなければ疲労で死にかけてるのにさらに死にかけることになる。

 

 

 

 

 

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半兵衛宅から先に帰って事情などを報告する係りを任せていた光秀には、もしも向こうで危険になったらってことで転送先の安全確保はしてもらっていたので安全についた。

そしてその先で待っていたのは説明を求む主人たちの図である。

そして今はその地獄のような質問攻めをなんとか切り抜けて自宅だ。もう寝ようとしているところだ。布団に入っている。なのになぜだ。それぐらい察せるだろうにこの少女は。

 

ねね「ご飯でございまする!」

 

この世界に来てからご飯はねねっていうのが定着してしまい、毎晩毎朝ほぼ確実にこの無邪気な少女のご飯コールである。嬉しいことではあるのだが、俺は今まさに寝ようって時だ。布団にいるのだ。なのにこのご飯コールである。

 

「ねね、俺は今日もう疲れて寝たい。ご飯はすまないが食べられる体ではない」

 

ねね「大丈夫でございまする!朱鳥殿のためにおかゆにしたでありまする!」

 

なんて健気!こんな子を無下には…だが!俺とて人の子、全力で善良な人間を演じるのは不可能だ。いや、もともと善良な人間を演じるつもりはないが。

勝手に一人で葛藤しているとねねのおじいさんである大家さんが助けに来てくれた。

 

大家「ねね、朱鳥殿は夜のお遊びのお時間だ。邪魔しちゃダメだろ?」

 

助けにってのを訂正しよう。社会的抹殺しに来た。

 

ねね「夜のお遊び?妾も遊びたいでございまする!」

 

大家「ねね、これは一人でしかできない遊びなんじゃよ。だからねねがいたらできんのじゃよ。じゃから帰るぞ」

 

ねねは渋々大家の言葉に従った。それは嬉しい。が、なんか違う。いや、絶対違う。

 

「大家のおっさん…あんたは確かに助けてはくれたがな…やってはいけないことをした」

 

大家「ま、待つんじゃ!一人エッチがしたかったのでおじゃろう?!」

 

「寝たかったんだよ!普通に純粋な気持ちで寝たかったんだって!…おっさんは罰として明日1日かけて俺の部屋掃除を命じる」

 

大家「わ、わしにもやることが」

 

「問答無用です☆」

 

満面の笑みを浮かべていったら諦めたのか、この世の終わりのような顔をしながら俺の部屋を後にした。

ちょっとやりすぎたか、そう思うことも一瞬あった。だが、やつは社会的に俺を殺しにかかったのだ。俺は非常にわかりやすい形でおっさんを殺しにかかるだけだ。

そう自分に言い聞かせ、寝る。

 

 

 

 

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朝起きたら、今日はやることが山済みだった。いや、やりたいことが半分を占めるが。

そのやりたいこととは五右衛門ちゃんファンクラブとでも呼ぶべきおっさん達の集まりの戦力増強である。と言っても、人を増やすのではなく、個々の力を強化させるのだ。つまり、だ。

 

「今日から俺の指示した修行を積んでもらうぞ。お前らの大好きな人や大切な人を守れるだけの強さを俺はお前らに提供してやる。だが、やるかやらないかは自由だ。やらなければ戦場で死ぬまで」

 

これを聞いて全員がざわつき始めた。

 

ファン「どんぐれぇつらい修行なんだ?俺らも魔法が使えるようになるのか?」

 

「俺が使えるぐらいの魔法ならお前らに教えてやることはできる。だからさらに選択だ。魔法を駆使した戦闘技術が欲しいか、純粋な戦闘技術が欲しいか。どっちもはっきり言って地獄のような特訓だ。だが、やるのは二週間だけで十分だ」

 

名前を全く覚えてないが、何度か話をしたリーダー格のやつを中心として会議が始まった。

会議するのは構わねえんだが、長えんだよ。どんだけ待たせんだよ。

などと苛立ちを覚えはじめた頃にそのリーダー格のやつが前に進んできた。

 

リーダー「決まったゼェ。全員一緒でなくてもいいんだろ?」

 

全員一緒?あぁ、魔法技術を駆使するかしないかの話か。まあ正直な話、魔法のが圧倒的に辛いんだよね。魔法の欠陥のせいで。

 

「あぁ。かまわん」

 

そのことは伝えなくてもいいだろう。ここで止める奴が出るのはあまり面白くない。

そう考えてる俺をよそにファンたちは二つの塊に分かれた。

 

リーダー「右側が純粋な戦闘技術を覚えたいやつらだ。んで、左が魔法だ」

 

どうやら綺麗に分かれたようだ。あ、違うのか。半分で分ければ作戦が立てやすいからなのか。ははぁ〜ん、こいつらも頭は使うらしいな。

そんなナメくさった態度をとった俺に苛立ちを覚えたのか、急かす声が上がり始める。

 

ファン「地獄のような特訓とやら、楽しみにしてるよ〜」

 

ファン「さっさとやっちまおうぜ?」

 

かなりきつい特訓になるのだが、こいつらはわからないからだろうが呑気なことを言っている。ちょっと面白いのでこのままで練習を始めさせて欲しい。

 

「じゃあさっさと始めるか。戦闘技術の方はこっちだ」

 

そう言って俺は道場の方へと連れて行く。

 

「お前らはここで俺の1/3の強さの敵を二人がかりで倒す訓練だ。魔法でものは壊れないようになってる。俺のホログラフィックと呼ばれるものが敵だ。二人組に分かれてやれよ」

 

全員が余裕余裕と言った表情を浮かべ、俺の展開した魔法フィールドに入っていく。

あ、ちなみにこのフィールドの欠点は展開に時間がかかりすぎるだけだ。

俺は急いで魔法の連中を崖へ連れて行った。

 

「お前らは崖に向かって魔法を使う練習だ。この本を読んで使い方を学べ。俺が教えるより圧倒的に効率的でわかりやすいし、なんと言っても優しい」

 

そう言い残して俺はその場を後にする。

この後の用事は半兵衛ちゃんの挨拶回りの手伝い、そして京都でなんかあったらしいので京へ行くようです。

 

ガツンと端折りましてやってまいりました京都です。

いや〜京都です。すごい京都です。京都京都してます。

何がすごいってね、道に迷うんですよね。一歩外れれば夜に御用になるような場所がずらり。怖いですねーやだなーやだなーって、歩いてるんですよ。

はい。意味わかんねえことはいいから話進めろってんでしょ?わかってますよ。そんなことはね。でもねぇ、今ピンチなのよ。

 

「はぐれた…?この私が…?ありえん!」

 

みんなとはぐれました!はぐれ侍です。ってかどこだよここ…

そんなこんなで挙動不審を極めた動きをしていたら少女が俺の腕の裾を引っ張った。

 

⁇「ここはどこじゃ?」

 

「…君は誰じゃ?」

 

俺は間違ってないはずだ。急に話しかけてきた少女が言った言葉をほぼそのまま返したかったわけじゃない。心の底から思ったことを言ったまでだ。

 

⁇「妾は卑弥呼じゃ」

 

「はぁ?」

 

むすぅっとし始めた少女。

も、萌えなんて思ってないじょ?!一瞬も可愛いなんて思って(ry

だって、卑弥呼って邪馬台国らへんの人でっしゃろ?同姓同名?もしそうなら親の趣味が問われるな。

 

卑弥呼「で、ここはどこなのじゃ?」

 

「へぇ、ここはですねぇ、実はあっしも知らんとですけん」

 

変な訛り方をする人に変な訛りで返す、これがやりたかった。他意はないです。別にこの子を困らせて遊んでるわけじゃないです。

 

卑弥呼「使えんのぉ…まともなものはおらぬのか?」

 

ピキピキッ!?

 

「俺がまともじゃないみたいな言い方だな小僧」

 

卑弥呼「お主はまともだと思おてか?」

 

あったまきた。オレ、コイツコロス!と意気込みながら刀の方へと手を伸ばす。

だが、そんなに長くおふざけをしてはいられなかった。

卑弥呼を狙って襲いかかるおっさんたち。とっさに守る俺。5人ぐらいが一気に攻めてきたため、俺は防ぐ手段である小刀を使用しないでクイックエスケープをすることを決意した。

が、お約束。足をくじき飛べなかった。つまりエスケープできなかったために俺の体に大量の刃物が刺さる。そこでもちろん俺は魔法を使う。今回使う魔法は俺が危険なダメージを受けていないと発動できない。が、体が発光するだけで特に大した効果はない。

 

⁇「眩しっ!」

 

そう言って離れる敵の首を回転斬り。飛び散るおっさん達の血液。慣れている俺はいいがこの子はおそらくいいとこの子だろうから被らないようにいつものドームを使う。

 

卑弥呼「土臭いぞ…」

 

小さな鼻をつまんでいるのか、さっきとは違う声が文句を言う。

多少イライラするが、この子には悪意がないのだろうから文句は言えない。お前の使いの者になった覚えなどないのだがな…

 

「はいはい、さっさとここを去りますよ。お嬢さん」

 

そう冗談めかた言葉を言いつつ、彼女の手を引き歩き始める。

今思い返すと、そこから俺の地獄は始まってしまったのかもしれない。

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