?「先生、貴方はほんとに小生を驚かせますね~」
「貴方の人望?それとも洗脳?こんな危険な所まで…」
「…貴方のだい、だい、だ~いすきな、生徒さんが訪問してくれましたよ?」
スポットライトに照らされたソイツが語り。
後ろから黒い靄に包まれた人物が現れる。
ヒナ「せ、せんせい!!」
ヒナ「ってことは、あなたが、せんせいを…!!!」
やっとあえた!!いま!!いま!!たすけるから!!!
ソイツに銃を構えて向かっていく。
?「ここは、小生と、先生の居場所。」
?「ご理解、ないのですか?ヒヒッ」
もう少しでソイツを、ころせる!!
とつぜん、遠くなった。空間が、ひろがった。
いや、私が吹き飛ばされたんだ。
ソイツの前に私に近付けないようにナニかが立ちはだかる。
??「…もうせんせいには…近付けさせない…」
それは、私だった。私によく似た、黒い、ナニか。
ヒナ「…ッどいて!!」私は機関銃をナニかに撃ち衝ける。
それと呼応してナニかも私に撃ち衝けた。
弾丸と弾丸がぶつかり、鳴り、弾ける。同じ動き。
ヒナ「お願い!!どいてよ!!私はせんせいを!!助けたいだけ!!」
ヒナ??「…うるさいうるさいウルサイ!!せんせいを貶めた!!カスの癖に!!」
油断した…ナニかに距離を詰められてた!
ナニかの機関銃の先が私の身体に触れた瞬間。
ヒナ「…ぎぁ…あ…あぁああ!!」
宙に浮いた身体を弾丸が一発一発、浮かせ、吹き飛ばされる。
身体中が暑い!!熱い!!篤い!!
床にパタリと、埃一つ、たたず、転がる。ボロ雑巾のように。
ヒナ??「…せんせいは、もっと熱くて、痛かった!!」
そうだ…
あの記憶の中には、ミカに、ガソリンを掛けられて、右手が燃やされて。
みんな、みんな、せんせいの事を嗤ってた。
右手が妬けただれてた。
せんせい…せんせい…!!
だから、だからこそ、助けたい…「助けたい!!」
怒りが悲しみが覚悟が…せんせいを助けたいって!!
先生「ヒナ…一人で、頑張り過ぎはいけないよ…でも、ありがとう。」
ヒナ「せ、せんせい!!」
先生「…ここは…危ないです…」優しい、いつもの声。
ヒナ「…で、でも!はやく-」必死にしがみつこうとする。
先生「…私はね。『先生』だから。」宙を掴む。
「あの人からあの椅子を取り返して…」
「皆さんの所に戻れるか、試してみるつもりです。」
身体が宙に浮く。
ヒナ「…いや、せんせい!…私も、あなたと、戦う!!」
身体がこの精神世界からゆっくりと離れていく。
「ヒナ…」
先生「皆さんに伝えてください」な、なにを…!
先生「…私がいなくなっても…後悔はしなくていいからね…」?
「……」…な…え?
いや…いや!!
ヒナ「わ、私を…!!私、せんせいを…まもるって言った!!」
「あなたを…!私に…! まも 」 ら せて!!!
?「…ッヒヒ!」「いいのですか?先生?」
「せっかく助けてくれるかもしれない生徒さんに」
「私がいなくなっても…など…なんと酷なのですかッヒヒ!」
ヒナ??「…だまりなさい。せんせいに。触れようとしないで…近付かないで…!」
?「…おやおや…私がこの『カード』を握っているのですよ?」
ヒナ??「…ッ!」
?「おー、怖い怖い」
「…『先生』に、危害を加えるなら、お前の顔面を潰す」黒い靄が濃くなる?
?「…?…?」「ッヒヒ」
「どうやら言葉が荒くなるくらい焦ってるのですか?」
「さっきまでの貴女とは違いますね…?」
「ですが…眠っててくださいよ」
「長い長い休息ですよ…喜んでくださいよ」
「さっきみたいに静かに寝ててください」
「ですが…起こしてあげますよ」
「…貴方の顔に広がる景色は、どのようなものになるのか…気になりますから…ッヒヒ!!」
先生「…舐めないでください、私の生徒を」
きっと上手くいく、アロナ頼みましたよ。
うまくいくさ、きっとな。