『操られ先生』   作:狂いぬこ

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王子様。
はやく起きてください。


♯13「目覚めない」

 

ら せて!!!

 

空崎ヒナが 眠りから 覚めた。

側で見守ってた皆は その張り上げた声で この部屋の沈黙を破ってくれた。

 

アコ「ヒナ!!ヒナ委員長!!…大丈夫ですか!!私の声、聞こえますか!!」

天雨アコがヒナに迫り、抱き締めた。ずっとヒナの手を握ってた。

ヒナ「…せ…あ、アコ…」

ヒナ「…大丈夫」

チナツ「…よ、よかっあ、よかっあ…」

ヒマリ「…心配したん、ですよ…ヒナ…」

そうだよね…だってヒナちゃん、ずっと涙を流してて、ときたま、嗚咽をして。

ホシノ「…ヒナちゃん…戻ってきて良かった…先生は…どうかな…?」

ヒナちゃん…お願い…成功したって…いってくれないと…さ。

 

明星ヒマリが遮るように

「…ヒナさん、この後、休憩を取り、お話をお願いいたします。」

ヒナは顔をあげて、分かったと相づちをうつ。

「…皆さん、ヒナさんには少しの時間、安静にしなければなりません。ご理解を。」

明星ヒマリはそう言い。

これは、先生の話は今、ここで、するものじゃない。

そう言いたいんだ。

でもヒナの…その顔を見たら、嫌でも分かっちゃうじゃないか…。

 

おじさんは…どうすれば…いいか…わからないじゃないか…。

 

シロコ「ん、ホシノ先輩。大丈夫。まだ分からない。」

ノノミ「…そうです。きっと先生は大丈夫です。」

セリカ「そうよ…!だって、先生は、まだ、ここにいるんだから!」

アヤネ「…先生はいつだって笑って帰ってきます…だから、今回も…!」

そうだよね。諦めちゃ。駄目だ、相棒。待っててね。私が護るから。

ホシノ「うへ~…みんな、心配させてごめんねぇ。」

「おじさん、少し、外の空気を吸ってくるよ~」

アヤネ「…なら私達も行きます!」セリカ「一人にはさせないわよ!」

シロコ「ん、みんなでいく。」ノノミ「ふふ、今日は私がこれで、奢っちゃいますよ!」

ホシノ「うへ~、ノノミちゃん、そのカードは出さないお約束でしょ~」

 

私達はヒナ達を置いて、外へ向かおうとドアを開け_

 

ガラガラガラガラ

 

聖園ミカだった。先生と戦って、入院したと聞いてた。

後ろにはナギサまでいる。

殺された、セイアを除いた、ティーパーティの面々が、ここにきた。

彼らの顔色には今にも人を殺してしまいそうな…そんな顔を浮かべている。

 

ホシノ「…トリニティの子だよね?…ごめんね~、今は、と」

ミカ「どいて!」

ずかずかと私を押し退けてヒナに向かっていく…だ、だめだよ!

ま 「待って!!ヒナはまだ起きたばかりだよ!!」

ミカ「…ウルサイ!!」

ミカの拳が…

 

やめて!!!

 

アコ「ひ、ヒナ委員長…」

ヒナが、よろよろと立ち上がり、ミカの前に立ちはだかる。

起きたばかりなのに、その殺気を出せるほど、ヒナは追い詰められてる。

自分を追い詰めてるのだと…分かる。

 

ヒナ「…あなたの言いたいこと、話したいこと。」

ヒナ「これから教えてあげるから、落ち着いて。」

ミカも、ナギサも先ほどとは変わり、殺気が、収まりを見せる。

ヒナはついてきなさいと告げて、私達も、その部屋を後にする。

 

 

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