『操られ先生』   作:狂いぬこ

14 / 20
聞いただけで
知れる訳がない。


助けられますか?
貴方に。本当に?


♯14「戦う場所」

 

「ひ、ヒナさん!?」

明星ヒマリが驚き、ヒナを止めようとする。

けど、そんなの関係ない。

ナギサの話だけじゃ納得できないよ。

私は親友を傷つけられて、私は、先生に傷つけられて…!

でも、先生は、先生じゃなくて…操られて…皆を傷つけて…!

でも、先生は傷ついてて、それもボロボロで、致命傷で…!

ヒマリ「ミカさん!?貴方ですか?ヒナさんは今…!」

 

ミカ「分かってるよ!!」

ミカ「…分かってるけど…分かんない、んだよ…」

ミカ「…ナギサちゃんの、話、だけじゃ、納得…できない、よ」

ヒマリ「…ミカさん…」

 

ヒナ「…大丈夫、落ち着いて、聞いて」

「…ちゃんと、話す…から…」

貴方も泣いてる。

貴方も辛いんだね。

ごめん、私、また、他人の事を蔑ろにして、また私の我が儘で。

私の、王子様、また、私は…。

 

ヒナ「…聖園ミカ」「…すわりなさい」「みんなも、待ってるわ」

 

そうだ、まだ、分からない。

あの言葉だけじゃ、分からない。

泣き腫らしたこの時間の先に、きっと、答えがある。

 

ゲヘナのトップ 空崎ヒナが語る。

 

先生の精神世界の出来事。

 

先生の記憶。

 

そして、その先に、巣くう、恐ろしいナニか。

 

ひどい。

くるしい。

 

語るゲヘナのトップ。

 

救いたい。せんせいを。

 

せんせいは、自分がいなくなっても、後悔しなくていい。

 

そう言って…って。

は、ハハ、貴方を少しでも疑っちゃった。

私はやっぱり、バカじゃんね。

でも、それ以上に、先生をバカにしてるのは

先生の中にいるやつじゃん。

 

ミカ「…私が先生の中に潜る。」「…私なら先生を救える!!」

先生は今でも私達の事を思って戦ってる。

はやくいかなきゃ。

 

はやくと、車椅子の女に詰め寄ろうと。

 

ヒナ「…とまりなさい。」

「まだ、せんせいは戦ってる。」

 

ミカ「ならはやく!いくべきじゃない!?」

 

ヒナ「…貴女の行こうとしてる場所が」

「…貴女の戦う場所じゃないって言ってるの」

 

私はゲヘナが嫌いだ。

羽は黒くて汚い。

角なんかも着いてるし恐ろしい。

それに中身は先の事なんて考えず

感情的な馬鹿が多い。

けど…貴方は…

 

ミカ「…は」

「…ゲヘナのトップ…いや、ヒナ」

「…あんた、何をみてきたのさ」

 

ヒナの目、そんな目でみられちゃ…さ。

聞かないわけにはいかないじゃんね。

 

爆発音が響き

建物が揺れる。

 

赤いライトが点灯して、けたたましい警告音。

 

「何か」からの襲撃。

きっとこれは、「先生」の中にいるヤツの…。

あんたの好きにはさせない。

私がここにいるからね★

 

ヒナ「ミカ!あんたには先生を、護って欲しい…できる?」

 

ミカ「…!」「あったりまえじゃんね★」

ヒナも分かってるじゃん。

私に適切な役割。

お姫様が王子様を助ける

そんな作品があっても良いじゃんね★

 

私は駆ける。先生の、私の王子様の為に!

 

ミカ「あ、ヒナちゃあん!先生を私が射止めちゃうからね~★」

 

ヒナ「…ふ」

 

ホシノ「…ヒナ、私も、先生を護る。行こう!みんな!」

シロコ「ん、私も」

セリカ「な、置いてかないでよ!」

ノノミ「張り切っていきましょう!」

アカネ「…先生」

 

先生のいる場所へ

 

ガガガガ、ドガァ

 

うへぇ~。

さっきの爆発で扉が歪んだので

聖園ミカが殴って扉を壊した。

かなり強固な扉だったはず。

 

私達の銃じゃびくともしなかったのに。

 

彼女が殴り飛ばす前は。

 

隣でみてた桐藤ナギサは涼しい顔をしてる。

彼女の力を知っているとはいえ…。

トリニティ…敵じゃなくてよかったなぁ~。

 

ミカ「…先生!」

ミカが拘束具に包まれてる先生を担ぐ。

ホシノ「…」

この拘束具を脱がしたら…。

あの身体の傷が…ッ

知りたい…ダレガ…ワタシノ…大切な…ッ

 

セリカ「ホシノ先輩、大丈夫…?」

ヒナ「…あ、ごめん、セリカちゃん…」

 

今は、先生の安全が大事だ。

調べるのはこれが終わってからでも大丈夫だ。

ホシノ「アカネちゃん!」

アカネ「分かってます!」

「…このポイントに向かいましょう!」

シロコ「ん、援護する。」

 

タタタタタタ…!

 

変な機械が何個も迫る。

先生を捕まえるつもりだ。

そうはさせないよ。

 

ナギサ「…先生を渡しません、しっかり」

「我々に償ってもらわなければいけませんの!」

 

退き、ポイントに向かう…

 

ドドド…!

コンクリートが削られるような音。

 

アンブロジウス

何度か戦った事がある…。

その周りにはミメシスと呼ばれる生徒のレプリカ?ってやつ?

 

 

うへぇ…これは肉を切らせて…ってやつ。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。