『操られ先生』   作:狂いぬこ

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貴方も素敵な舞台装置です。


♯3「先生カッコハテナ」

 

 

 

カンナ「状況を伝えろ!先生は何処だ!」

「分かりません!」

カンナ「早く見つけて捕まえろ!」

カンナ「…先生、このままだと貴方は疑われたままになりますよ…!」

空になった、鉄格子を握りしめ言葉を残した。

 

商店街

 

「あれ?先生じゃない?」

「先生~どこいくの~?」

「…よお、先生?ちょっと付き合ってくれよ~♪」

カチ

「…ハハ」

 

?「…これが私の教育ですよ。『先生』~?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

空に浮かぶ気球に取り付けられた

巨大な電光掲示板から流れる。

音声と映像。

 

 

《緊急速報。キヴォトス全体で謎の爆発。》

《爆発が起こったのは、各学園。全土。》

《現在、救護騎士団、救急医学部、ヴァルキューレ警察学校にて》

《救助が行われております!》

《繰り返します》

 

 

?「はあ…はあ…先生…どこ?」

?「どこいっちゃったの?…私の、王子様…」

何が起こってるの?

先生がセイアちゃんを殺したなんて、嘘。

信じたくないよ。

トリニティも、もう滅茶苦茶だよ。

涙が止まらない…駆け足で、ヴァルキューレに来た。けど。

あちこち爆発が起きて…もう、なにがなんだか分からないよ!

「ハア…ハア…」

ナギサなら落ち着けって怒ってロールケーキを私の口に押し付けてくるかな…アハハ。

 

?「あれ?聖園ミカ?どうしたのですか~?」

ミカ「…!」

「せ、先生!?」

「ど、何処行ってたの!今は危ないから、、そっちに」

ミカは目の前に現れた、

かつてわたしを救ってくれた人に嬉々として駆けた。

唯一、私を「お姫様」と呼んでくれた人。

「魔女」であることを否定してくれた人。

そんな先生が…

セイアちゃんを撃ったなんて、殺したなんて…嘘だ!

でないと、私の前に、現れない。きっと謝りに…

誤解だって、説得しに現れたんだ。

 

?「ミカ」え?私の足元に指を、さして…

?「…危ないですよ…ヒヒ」

先生に伸ばした手が、視界が、沈む。

 

爆発音。

 

さっきあちこちで聞こえた音と同じ。

先生の冤罪を信じてヴァルキューレ警察学校の側を

警戒してて良かった。

のかな?

相手は恐らく、先生。だと、思いたくない。あり得ない。

だって私達は先生のお陰で、存続出来てる。場所を与えてくれて。

仕事もくれる。皆、先生のお陰で、前よりも良い生活をしてる。

 

目視した。

嫌な予想が当たっちゃった。

 

Rabbit1「ポイントVに到着。目標を確認。先生です。」

Rabbit2「…しゃあ!先生を確保するぞ!」

Rabbit3「…いやぁ~あれ。先生なのかな?」

Rabbit4「…こ、こちらはいつでも、え、援護でき、ます、!」

 

ピンク色の生徒が倒れている。爆心地からみて、直撃か。

 

キュイィ~ン

 

?「…なにかな?これは?」

ピカ…

 

光が広がる。

 

チャキ

?「お~コワイコワイ…」

閃光ドローンの光に驚きもしないのか…!?

Rabbit1「…先生、大人しくしてください。お願いします。」

?「…『先生』に銃を向けるのは、生徒として、良くないんじゃないか?」

先生は両手をコートのポケットに突っ込んだままだ。

Rabbit1ミヤコ「…両手を挙げてください。」

?「…でないと、撃っちゃう感じ?」

Rabbit1ミヤコ「…先生。答えてください。」

 

 

「貴方は、誰ですか?」

 

 

カチャリ

コートからナニかを押した音が聞こえる。

 

 

「…ミ…コ!」

「ミヤ…だ…じょ…か!」

 

「ミヤコ!!」

耳鳴りが止み声がはっきり聞こえるようになった。

すこし気絶していた?

コールサインRabbit2…空井サキの声。

Rabbit2サキ「ミヤコ!!大丈夫か!!先生が離れていく!!」

Rabbit1ミヤコ「…大丈夫です。動けます。先生を追います!足止めを!!」

Rabbit2サキ「やってる!!けど、玉が当たらない!!ミユの狙撃だって駄目だ!!」

Rabbit4ミユ「…ごめんなさい!モエさんの爆撃も何故か不発で…無傷なんです!」

Rabbit3モエ「…先生、走ってるだけなのにね~おかしいね、ハハ」

Rabbit1ミヤコ「分かった。爆撃は止めて。私の方が先生より速い。」

やっぱりだめだ。先生には銃の類いは効かない。

というか、当たらない。

爆弾だって、不発に終わる。

先生は特殊な…外の人間の人。

身体的能力、戦闘能力は私達…

いやキヴォトスの人達に比べれば…0に等しい人だ。

それなのに何故。

だめだ。今、考えても分からない。

なんでこんなことしてるのかも。

分からない。先生が分からない。

分からないから銃を使わない。

使わないで拘束して。

先生、全部、私に話してください。

貴方を

そんなにさせた理由を教えてください。

なんでも、受け止めますから。

 

 

 

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