カンナ「状況を伝えろ!先生は何処だ!」
「分かりません!」
カンナ「早く見つけて捕まえろ!」
カンナ「…先生、このままだと貴方は疑われたままになりますよ…!」
空になった、鉄格子を握りしめ言葉を残した。
商店街
「あれ?先生じゃない?」
「先生~どこいくの~?」
「…よお、先生?ちょっと付き合ってくれよ~♪」
カチ
「…ハハ」
?「…これが私の教育ですよ。『先生』~?」
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空に浮かぶ気球に取り付けられた
巨大な電光掲示板から流れる。
音声と映像。
《緊急速報。キヴォトス全体で謎の爆発。》
《爆発が起こったのは、各学園。全土。》
《現在、救護騎士団、救急医学部、ヴァルキューレ警察学校にて》
《救助が行われております!》
《繰り返します》
?「はあ…はあ…先生…どこ?」
?「どこいっちゃったの?…私の、王子様…」
何が起こってるの?
先生がセイアちゃんを殺したなんて、嘘。
信じたくないよ。
トリニティも、もう滅茶苦茶だよ。
涙が止まらない…駆け足で、ヴァルキューレに来た。けど。
あちこち爆発が起きて…もう、なにがなんだか分からないよ!
「ハア…ハア…」
ナギサなら落ち着けって怒ってロールケーキを私の口に押し付けてくるかな…アハハ。
?「あれ?聖園ミカ?どうしたのですか~?」
ミカ「…!」
「せ、先生!?」
「ど、何処行ってたの!今は危ないから、、そっちに」
ミカは目の前に現れた、
かつてわたしを救ってくれた人に嬉々として駆けた。
唯一、私を「お姫様」と呼んでくれた人。
「魔女」であることを否定してくれた人。
そんな先生が…
セイアちゃんを撃ったなんて、殺したなんて…嘘だ!
でないと、私の前に、現れない。きっと謝りに…
誤解だって、説得しに現れたんだ。
?「ミカ」え?私の足元に指を、さして…
?「…危ないですよ…ヒヒ」
先生に伸ばした手が、視界が、沈む。
爆発音。
さっきあちこちで聞こえた音と同じ。
先生の冤罪を信じてヴァルキューレ警察学校の側を
警戒してて良かった。
のかな?
相手は恐らく、先生。だと、思いたくない。あり得ない。
だって私達は先生のお陰で、存続出来てる。場所を与えてくれて。
仕事もくれる。皆、先生のお陰で、前よりも良い生活をしてる。
目視した。
嫌な予想が当たっちゃった。
Rabbit1「ポイントVに到着。目標を確認。先生です。」
Rabbit2「…しゃあ!先生を確保するぞ!」
Rabbit3「…いやぁ~あれ。先生なのかな?」
Rabbit4「…こ、こちらはいつでも、え、援護でき、ます、!」
ピンク色の生徒が倒れている。爆心地からみて、直撃か。
キュイィ~ン
?「…なにかな?これは?」
ピカ…
光が広がる。
チャキ
?「お~コワイコワイ…」
閃光ドローンの光に驚きもしないのか…!?
Rabbit1「…先生、大人しくしてください。お願いします。」
?「…『先生』に銃を向けるのは、生徒として、良くないんじゃないか?」
先生は両手をコートのポケットに突っ込んだままだ。
Rabbit1ミヤコ「…両手を挙げてください。」
?「…でないと、撃っちゃう感じ?」
Rabbit1ミヤコ「…先生。答えてください。」
「貴方は、誰ですか?」
カチャリ
コートからナニかを押した音が聞こえる。
「…ミ…コ!」
「ミヤ…だ…じょ…か!」
「ミヤコ!!」
耳鳴りが止み声がはっきり聞こえるようになった。
すこし気絶していた?
コールサインRabbit2…空井サキの声。
Rabbit2サキ「ミヤコ!!大丈夫か!!先生が離れていく!!」
Rabbit1ミヤコ「…大丈夫です。動けます。先生を追います!足止めを!!」
Rabbit2サキ「やってる!!けど、玉が当たらない!!ミユの狙撃だって駄目だ!!」
Rabbit4ミユ「…ごめんなさい!モエさんの爆撃も何故か不発で…無傷なんです!」
Rabbit3モエ「…先生、走ってるだけなのにね~おかしいね、ハハ」
Rabbit1ミヤコ「分かった。爆撃は止めて。私の方が先生より速い。」
やっぱりだめだ。先生には銃の類いは効かない。
というか、当たらない。
爆弾だって、不発に終わる。
先生は特殊な…外の人間の人。
身体的能力、戦闘能力は私達…
いやキヴォトスの人達に比べれば…0に等しい人だ。
それなのに何故。
だめだ。今、考えても分からない。
なんでこんなことしてるのかも。
分からない。先生が分からない。
分からないから銃を使わない。
使わないで拘束して。
先生、全部、私に話してください。
貴方を
そんなにさせた理由を教えてください。
なんでも、受け止めますから。