『操られ先生』   作:狂いぬこ

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『先生』
愛されてますね。


♯4「償いを」

 

 

?「先生を見つけた。追われてる。絶対に助けるぞ。」

皆、その意気込みが伝わる。

先生と合うまでは、空虚であった。

全ては虚しいと感じていた。

ベアトリーチェの語る、道を教え込まれた。

でも先生はこんな私、私達の為に教え込まれた悪の道を否定し

それでも尚、遠ざけず、手を引いてくれた。

光差す道に導いてくれた。

そんな先生を、私は、先生の身体に傷をつけた。

トリニティとゲヘナ間の平和条約。

「エデン条約」

その調印式、あの時に、私は彼の腹を撃ち抜いた。

 

 

私は「償いたい」

 

頑なな

そんな私に

先生は笑って

 

先生「…サオリ、なら、これは約束だ。」

「…私の事を想い、後悔をするのなら」

「…“生きる”為に足掻いてみてください。」

「…私は、ハッピーエンドが好きなんですよ。」

 

先生の言っていた。

“生きる”為に私は足掻く。

私のハッピーエンドにも

先生がいないとダメなのだから。

これが、私の責任。そして約束。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

Rabbit1ミヤコ「…先生…はぁはぁ。つか…まえ…ましたよ。」手をつかんだ。強く握った。

これで、終わり、この後は、冤罪、を解決して、先生と一緒に。

?「捕まっちゃった~流石、ウサギちゃん。」息を切らしていない…?

?「でも、ちょっと遅かったかな…アロナ、ありがとうね~」アロナ?たまに先生が呟く言葉。

Rabbit1ミヤコ「な、なにを…」パンパン

乾いた音が響き、私の視界は転がった。

え、何、どういう、事?

強く握ったはずの先生の手が、絡めたはずの私の手が、ほどけて…

 

 

?「先生、すまない、大丈夫か!傷がないか調べろ!ヒヨリ!」

ヒヨリ「…は、はい!」

?「あ~あ~私は大丈夫だよ。それより、ありがとうね~サオリ。」

サオリ「…大丈夫だ。先生からの救援要請は珍しいが」

「ミサキとアツコもヒヨリも…貴方への恩義を忘れていない。」

ミサキ「サオリ、廻りにいる3人も鎮圧した。」

アツコ「みんな、はやくいどうしよう。」

ブロロ

サオリ「分かってる…先生!車を用意した。乗ってくれ。」

 

ヴァルキューレから離れていく。

とりあえずは先生を守れた。一時的だが。

サオリ「先生、このまま、ブラックマーケットへ逃げ込むつもりだ。」

「…そして確認したい。私達に助けを求めてくれたと言うことは。」

「…先生が生徒を殺したのは、冤罪だと言うことだな?」

 

?「そうだよ。ちゃちな映像で、皆、騙されちゃって」

?「私、酷い拷問を受けちゃったよ~」

?「みて、これ、ちょっと乾いてるけど」

?「激昂した生徒に嫌がらせでジュースかけられちゃったよ。」

先生はいつもの陽気な口調で語る。

冤罪であると応えた先生に、私達は安堵する。

だが、先生が拷問の内容を、生徒に、傷つけられた。など。

語る人だっただろうか?

なら次に起きているのは、なんだ、この学園全土の爆弾騒ぎは?

難しい事は、また、この後だ。

先生を早く安全な場所に。

 

ミサキ「あ、やばいよ。ちょっと、みてくれる?サオリ。」

その声を聞き、走行中の車の先に目を見張る。

サオリ「…な、あれは…」

ヒヨリ「…うわあああん!これは、やばいですぅ!!」

アツコ「…これは、1度、停車しよう。」

 

その影の前に車を止める。

それは空崎ヒナ。ゲヘナのトップ。キヴォトスの最高戦力。

エデン条約調印式のあの暴動で最後まで戦った一人。

ミサイルの直撃を受けても生きていた奴だ。

私達だけで、止められるかどうか。

 

ヒナ「…先生を、渡して」

サオリ「…先生を、渡せない」

ヒナ「…先生を、どうするつもり?」

サオリ「…先生を、助けたいだけだ。」

今は先生の安全の全てが優先される。

ヒナ「…先生と、話をさせて」

そんなことは…

 

先生が車から顔を出す。

?「…あらヒナちゃん…どうしたの?車の前に止まっちゃだめだよ?」

?「車に轢かれちゃう生徒なんて、私はみたくないよ?」

?「ヒナは良い子なんだから…」

先生、前に出ちゃ駄目だ。守り難くなる。

 

ヒナ「…先生、貴方は、何をするつもり?」

 

?「…何って?何だと思う?」

 

チャキ

 

サオリ「!!」先生に向かって銃を向ける空崎ヒナに我々は一斉に銃を構えた。

だが、先生は涼しい顔で、銃を下げるようにジェスチャーをする。

 

ヒナ「…冤罪だと信じてる。だから、ヴァルキューレに戻って。今から。」

?「…ごめん。それは、出来ないね~。」

ヒナ「…私は真相が知りたいの」

「あの時の表情と同じ…怖い顔してるわよ…先生。お願い。」

?「アハハ『先生』なら生徒のお願いは聞かないと…」

?「…でも、ごめんね?」

そう言い、こちらに振り向く先生。

な…その…ジェスチャーは…。

分かった。

 

銃声が鳴り響く。

 

 

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