穴を空けておきますか?
私はアリウスの決死の覚悟を感じ、全力で潰す。
少し手間取りましたが、子供と大人の違いを分からせるのには
十分な時間でしたわ。
ワカモ「貴方様!」彼の側に駆け寄る。
?「…↓」なにを指差し…ッ!!
ドォォォォォ
煙が晴れて貴方様が軽く立ち上がる。
?「…あれ~?やっぱり無理かぁ~。」
?「流石だね。災厄の狐さん。」
ワカモ「…貴方は、『彼』では、無いんですね…」
「…大人しく捕まってくださりません?」
「これ以上、貴方のような下衆に」
「その人の身体を好きに扱う事など許しません。」
?「…へぇ~、じゃあ、どうするの?暴力でも振るう?」
ワカモ「彼のためなら!」捕まえようと手を伸ばす。
光る、彼の、『カード』が…!!
な…あなたは!
あの『カード』は奇跡を起こす。
先生の、彼の切り札。生徒を守る手段。
まさか…それを…!
先生と私の間に、世界が、割れた。亀裂が。
そこから、少し、だけ、知ってる。
何度か、戦ったことがある姿。
ヒナさんとよく似た、ナニかだった。
まるでヒナさんに黒い墨を被らせたようなナニか。
何度か戦ったことがあるから分かる。
この空間全体を痺れさせるかのような、殺意。
ヒナ?「…せんせいを傷つけさせない。」
その言葉に私は怒りを覚えます。
わたくしは先生を救いたいだけ、傷などつけさせない。
ソイツに良いように使われてる貴方は、貴方自身が。
先生を傷つけている事に気付かない、浅はかさに。
ーーーガガガガ!!
ヒナ?の攻撃は周りにあるモノを掘削機のように削る。
一瞬に止まり。
ビィィィィィィィ!!!
空を裂く紫の閃光ーービルをケーキを切るかのよう切断した。
ーードガァァァァ
ビルが崩れていく。
隙が、見えませんね…何度もわたくしの弾丸をぶつけているのに。
底が、しれませんね…涼しい顔で受け止められてしまうと。
ここは、彼のように、命を使う、べきですね。
ごめんなさい、貴方様、少し、ワカモは、無茶を致します。
お許しください。力の無いわたくしを。
ワカモ「…ッ!!」
やはり距離を詰めれば何とか、なりますわ。
紙一重で、避け、当て、当て続ける。
けど、力の差を、犇々と伝わり…。
一瞬でも、隙があれば、より重い一撃を。
ヒナ?「…!?」彼女の額に弾丸が!ヒナさん…!
ワカモ「…その隙は、見逃しません、わ!!」
決死の覚悟で私の神秘を乗せた
ありったけの一撃が彼女の肉体を貫き穿つ。
ヒナ?「…がぁ…ぁあ!!」
ワカモ「ハア…ハア…」
もう動かないでくださいまし。
吹き飛んだ彼女に背を向け先生をさが…
ヒナ?「…せ、せんせい…ぁああああ!!」
な、突然、狂い暴れだす。
ワカモ「な!」
刹那、その切先が此方に向かう。
こんな素早く、私の前に…迂闊でしたわ…。
わたくし、もう、身体がうごきませ。ん。
あなた様、申し訳ございません。
ここが、わたくしの、墓標になるようです。
ワカモ「…!」
ヒナがふらふらとわたくしを守るように立ちふさがる。
ヒナさん…あなたは…いや、あなたも…
ヒナ「…もうやめて!!」
災厄の狐、ありがとう。
あなたが私が起きるまで時間をくれた。
けど、あれは、きっと、私、私がなんとかしなきゃ。
でも、身体は応えてくれない。
立つだけでも、精一杯なのか。
私はヒナ?に逃がさないとばかりに手を捕まれ
私の身体に…銃の先が触れ…て…!
私は、きっと、しぬかも、あんなのゼロ距離で、うけたら。
ごめんね…せんせい…。
弾丸は、出なかった。
ヒナ?「…せんせい…わかった。」
彼女が消えていく、
「…っヒナ!…ワカモッ!」
ヒナ「せんせい!もとに戻ったのね…!」
駆け寄る彼女達を私は静止させた。
「だ、駄目だ!」
ぼんやりとだけでも分かる。
この状況を創ったのは、きっと私だ。
このままだと、また、、いや、これ以上の何かが起きる気がします。
悔しいですが…彼を…。
「…今すぐ、私を殺してくれ!!」
ヒナ「せ、せんせぃ…何を、いってるの!?」
ワカモ「あなた様!そんなこと言わないでくださいまし…!」
ワカモの短刀が目に止まった。
落としたのか…。すぐさま、それを取り上げ。
自分の首もとに当てた。
「う、うおおおおお!!」
「やめてえええ!!」
「あなた様!?いや、いや!!いやあああ!!!」
視界がぼやけて黒く染まって、落ちていった、