そして、北九州を観光した南と喜子と中郷達は下関へ向かった。
「せっかくだから、下関名物のフグでも食っていくか。」
「ええ。」
フグ料理店
「おう、待ってたぞ。」
「やぁ。」
「そうか、甚ちゃん達は下関の高校卒業して東京へ来たんだよね。」
「そうなんだよ。」
南と喜子達は甚吾と友人と一緒にてっちりと酒を堪能した。
「そうか、南さんは帰るんですね。」
と、梨子は言った。
「ああ、小倉から明日の新幹線に乗って東京へ帰るので。」
「そうなんですか。」
「やっぱり、下関と言えば関門海峡とフグだよ。」
「どうでした、小倉は。」
「ええ、もちろん門司港レトロは最高でしたよ。」
「でも、途中で殺人事件に遭遇しちゃって。」
「それは大変でしたね。」
「それで、どんな事件なんだ。」
甚吾は南に言った。
「黄金週間の前日に、警視庁管内で警察官襲撃事件が起きてな、犯人は20代から30で以前後の男に襲われて警官が所持していたSW・38口径リボルバーを奪って逃走したんだ。そして、小倉で凶器として使用されたんだよ。」
「ほう、なるほどね。」
「邪魔するぜ!」
「ん」
「あ」
「お」
と、1人の男がやってきた。
「おいっ、池谷お前会社手放せっ。」
「何っ、どう言う事だよ。」
「その方がな、メーカーを売りたいって言っててね。」
「冗談じゃねぇよ、池谷興産は父ちゃんが作った会社じゃ、そう簡単には手放せないよ。」
「それは、どうかな、まぁ、よく話し合うんだな。」
そう言って男は、フグ料理店を立ち去って行った。
「フン」
「何、この人。」
「すごく嫌味な感じな男だったずら。」
と、花丸は言った。
そして、次の日。
事件が起きたのは、10時頃であった。
「おいっ、パトカーが止まってるぞ。」
と、中郷は言った。
「本当だ。」
「ちょっと様子見てくる。」
事件現場
「被害者の免許証です、東京在住の瀬島 隆二さん27歳。」
「瀬島だって。」
「どなたかいね。」
「東京の鉄道公安隊の南です。」
と、手帳を見せる。
「そうですか、私は山口県警の楠田ってちゅうもんです。」
「下関中央署の安西です。」
と、挨拶をした。
「ご存じなんかいな。」
「ええ。」
「それで、凶器は。」
「凶器は、恐らく拳銃でしょう。」
「拳銃って事は、やはり強奪された警察拳銃ですかね。」
「何、拳銃だと。」
「ええ、実は昨日北九州で殺人がおきまして、それと関係しているんではないかと。」
「ほう、なるほどね。」
下関で起きた殺人に使われた拳銃は、小倉で起きた殺人と同一拳銃と判明した。
「ついに、犯行に使われたのか。」
「これで、2件目ですね。」
「やはり、やまぐち号で起きた殺人と小倉と下関と関係しているんですかね。」
「ああ、それも関連して捜査しています。」
と、楠田刑事は言った。
そして、第2の事件は下関で起きた。
凶器は拳銃で、奪われた警察拳銃なのか?