SLやまぐち号・殺意の小京都   作:新庄雄太郎

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この事件で高山は第一発見者になった。


第2章 南・姫路へ行く

「奪われた拳銃はS&W M10、弾は6発装填で実弾ケースも6発ずつ装備しています。」

 

と、高山は高杉に言った。

 

「犯人は怨恨の可能性が高いな。」

 

「という事は、犯人は恨みを持っている可能性がありますね。」

 

「うん。」

 

「それで、犯人はどんな人だったか覚えているか?。」

 

と、高杉は言った。

 

「ええ、それが僕が来た時にはもうすでにどこかへ逃げてしまって。」

 

「そうか。」

 

「犯人は恐らく20台前後の男性って事も考えられますね。」

 

「ええ。」

 

「早速、捜査本部へ向かってくれ。」

 

「わかりました。」

 

高山は、早速捜査本部が設置している所轄の丸の内東警察署へ向かった。

 

5月1日 丸の内東警察署

 

「昨夜午後22時15分、パトロール中に襲われた長瀬 努巡査長は怪しい男を見つけ職務質問しようとしたところ、突然逃走してそこからナイフで刺して所持していたS&W M10を奪って逃走したという事です。」

 

「現場の目撃情報は?。」

 

「まだ上がっていません。」

 

「それから、現場には血が付いたナイフが近くの公園のごみ箱に発見されました。」

 

「ほう。」

 

「恐らく犯人は手袋をしていたから指紋は検出されませんでした。」

 

「そうか。」

 

「恐らく、犯人は恨みによる犯行とみて捜査をする。」

 

と、相模警視は言った。

 

「はい。」

 

「それから、発見者の鉄道公安隊の高山がその警官に会っていたという事です。」

 

「なるほどね。」

 

「恐らく、犯人はガンマニアか恨みによる犯行の可能性が高いですね。」

 

「なるほど、すると犯人は列車で逃げた可能性がありますね。」

 

「うん。」

 

そして、高山は所轄から戻ると高杉に報告した。

 

「そう言えば、その男は確か駅で見かけたな。」

 

「えっ、それは本当か。」

 

「はい。」

 

「それは事件の前か。」

 

「ええ。」

 

「そう言えば、みどりの窓口付近で見かけたな。」

 

「恐らくその男が犯人とみて間違いないな。」

 

と、高杉は言った。

 

「もし列車で逃げたとしたら、夜行に乗って逃げたんじゃないでしょうか?」

 

「えっ、高山はそう思うのか?。」

 

「ええ。」

 

「今の時間帯だと寝台特急「あさかぜ」下関行に乗った可能性が高い。」

 

「ああ、それも考えられるな。」

 

と、高杉は言った。

 

「はい。」

 

「奪った拳銃で何をするんですかね。」

 

「さぁ。」

 

そして、午後18時頃。

 

「あっ、班長、私は明日から休暇ですよろしくお願いします。」

 

「ほう、そうか。」

 

「何処へ行くんですか?。」

 

と、松本は南に行った。

 

「ああ、姫路と津和野までな。」

 

「津和野ですか?、じゃあSL「やまぐち号」に乗るんですね。」

 

「ええ。次の日に北九州の小倉へね。」

 

「じゃあ、2泊3日の旅なんだね。」

 

「ええ。」

 

南は、そう言って仕事を後にした。

 

 




そして、勤務を終えると南はすぐに新幹線ホームへ。
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