僕と戦争と十二人の守護者   作:私の黒い天使様

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更新が遅れてすみません。
精神的に凹んむ事が有りましてなかなか更新する意欲が沸かなかったので遅れてしまいました。
これからは三作品全て週一回の更新はしていくのでよろしくお願いします。

それでは本編をどうぞ~♪


第5問 僕と引かれた戦争の引き金

2年Fクラス教室内

 

僕と雄二は教壇の修理に必要な工具を取り、教室に戻ってきた福原先生に教室に戻る様に促されて教室に戻った。

自己紹介も一通り終わっていたみたいで後は代表の雄二を残すのみとなっていた。

 

「自己紹介は一通り終っているみたいですね。それでは最後に代表の坂本君、自己紹介をお願いします」

 

「俺がこのクラスの代表、坂本雄二だ。坂本でも代表でも好きな様に呼んでくれ」

 

福原先生に促され雄二が教壇の前に立ち自己紹介を始めた。

さて…本題はこれからだ……

 

「そこでお前達に聞きたい…Aクラスはリクライニングシートにシステムデスク、お菓子の食べ放題等、それに比べてこの教室はどうだ?古びた教室は山小屋と変わらず、机は壊れかけた卓袱台に綿の無い座布団、窓ガラスは割れてすきま風が入る窓……」

 

雄二は勿体振って一呼吸を起く。

 

「この設備に不満は無いか?」

 

「「「「大有りじゃぁあぁぁぁ~~!!」」」」

 

雄二の言葉に僕とムッツリーニ以外の男子の不満が爆発した。

優子ちゃんはそれを見てイライラしている様だ…

雄二はそれを知ってか知らずかそのまま言葉を続ける。

 

「お前達の気持ちは良く分かった。そこで俺はAクラスに試召戦争を仕掛けてみようと思う」

 

 

「勝てるわけがない」

 

「これ以上設備が下がるのは嫌だ」

 

「姫路さんや木下さんさえいれば何でもいい」

 

 やっぱりFクラなだけな事はあるね…全くやる気が見られないよ。

てか、最後のどさくさに紛れて何言っているんだ。一応、優子ちゃんの方を確認してみるが頭を抱えながらやっぱりと言うか不満げな顔しているし……

でも最後の奴も優子ちゃんの事をハズレ呼ばわりをしていなかったっけ…?

 

「しかし、俺達にはAクラスに勝てるだけの勝算がある!!」

 

雄二はクラス男子の不安を一蹴する様に自信たっぷりに宣言をした。

 

「先ずはムッツリーニ事、土屋康太」

 

雄二が言うと無言でムッツリーニが立ち上がる。

 

「こいつは皆も知っての通り、学園でムッツリ商会を経営している。その人脈と隠密行動等から情報収集力と保健体育の学力は学園一だ!」

 

「「「「おおぉぉ~~!!」」」」

 

クラスから歓声が上がる。

 

「次に木下(優子)と姫路、この二人に関しては説明は不要だろう…」

 

「そうだ、木下さんや姫路さんが居れば…」「二人は本来ならAクラスレベル何だよな!」「姫路さん好きだ!!」「木下さん踏んで下さい!!」

 

それぞれの思い思いの事を口にして然り気無く瑞希ちゃんに告白するのは良いけど最後の君、性癖を疑うよ……

それを聞いていた優子ちゃんが不満そうにしていたので事情は後から話すからと言って取り敢えずは納得して貰った。

 

「最後に吉井明久」

 

えっ…何で僕なの……?

確かに学力は高いけど、去年は散々バカをやっていたからバカで有名なはずだよ?

 

「えっ…そんな奴クラスに居たか?」「誰だ、そいつ?」

 

流石はFクラス…

さっき殺しに行っていた人間の事をもう忘れているよ……

 

「雄二…何でそこで僕の名前を出す必要があるの?ヒュッ!パシッ!危ないなぁ~」ヒュッ!サクッ!

 

僕は何処からか放たれたカッターを掴んで投げて来た相手に当たらない足元に刺さる様に投げ返した。

 

「危ねぇじなねぇか、吉井!!」

 

「なぁ~んだ、キチンと僕の名前を覚えてるじゃないか須川君。それとも…さっきの優子ちゃんの警告を忘れていたのはワザとなのかなぁ~?」ゴゴゴゴゴッ!

 

「止めろ、明久。お前が暴れて試召戦争前にこいつらが死なれては困る」

 

「でも、雄二…」

 

(任せておけ、こいつらは餌を与えてやれば気持ちはそちらに向くから安心しろ)

 

雄二はアイコンタクトで言ってきた。

 

(わかった、任せるよ)

 

僕は雄二にアイコンタクトを送り返し任せる事にした。

 

「お前達、少し考えてみろ。俺達が試召戦争をするに辺り明久の手助けをすればモテるチャンスでもあるんだぞ」

 

「おお、そうか!危なくなった吉井の代わりに補習室送りにされても…」「吉井とコンビを組んで戦って活躍したりすれば……」

 

「その通り!少しはお前達にもモテるチャンスが巡って来ると言う事だ!」

 

「「「おおぉぉぉ~~!!」」」

 

流石は雄二、人身掌握も上手いよね♪

いや…Fクラスが単純なだけかな?

 

「それなら明久の助けになる事だ。分かったか、野郎共!!」

 

「「「「イエス、ユアハイネス!!」」」」

 

「ならば、(ペン)を取れ!試召喚戦争に勝利し我々が目指すのはAクラスのシステムデスクだ!!」

 

「「「「おおおおぉぉぉぉ~~!!」」」」

 

これで士気は最高潮だね。

 

「そこでだ。明久には大使としてDクラスへ宣戦布告に行って貰いたい」

 

「ちょっと待ってよ、雄二君。それは余りにも危険だわ!」

 

「大丈夫だ、木下(優子)。Dクラスには青木(佳子)が代表をしているから何かあれば真っ先に止めに入るだろうさ」

 

(それに親衛隊もいるから大丈夫だ)

 

「そう…なら安心だけどアタシも念のためには着いて行くわ」

 

雄二は優子ちゃんに何か目配せをしてたみたいだけど…何だろう?

優子ちゃんも着いて行く気満々みたいだし…

 

「ちょっと待って、木下が行くぐらいならウチが着いて行くわ」

 

「良いのか島田。Dクラスにはお前の()()()()()がいるはずだぞ?」

 

雄二からそれを聞いた美波は顔を青くした。

 

「そ、それなら仕方ないわね…今日の所は木下に譲るわ……」

 

美波の事だから僕がDクラスの女子達と話すだけでもお仕置きをする気なだったのだろうけど…

でも何で急に思い直したんだろう……?

 

「じゃあ話も決まった事だし、行きましょうか明久君」

 

僕も優子ちゃんに話があったから丁度良いから了承する事にした。

 

「それじゃあ行こうか、優子ちゃん」

 

 

しかし、学園の方針とは言えこの設備は衛生面的にお世辞にも良いとは言えない…僕は優子ちゃんや他の人に気付かれないように教室の写真を数枚撮って僕は優子ちゃんはDクラスの教室に向かった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渡り廊下

 

 

「明久君」

 

Dクラスへ向かう途中の新校舎から旧校舎への渡り廊下に差し掛かった時に優子ちゃんから話掛けられた。

 

「何かな優子ちゃん?」

 

「明久君は何の為に試召戦争をするの?」

 

僕の答えは決まってる…

 

「優子ちゃんと瑞希ちゃんの為だよ」

 

「それは分かってるわ。努力が報われなかった私や姫路さん、姫路さんに到っては体も弱い…その為に召喚戦争で勝利して設備の交換を行い、良い設備で授業を受ける…でも、それでもアタシは納得が出来ない……」

 

「優子ちゃんの気持ちは僕は理解しているよ。雄二やムッツリーニ、瑞希ちゃんは別としてFクラスの人達は今まで努力が出来たのに努力をして来なかった人達ばかり…そんな人達が何の努力もせずに試召喚戦争に勝利して努力をしてきた人達を引き摺り下ろしてまで良い設備を手に入れる事が納得出来ないんでしょ?」

 

「ええ…その通りよ」

 

「大丈夫、僕と雄二はそんな事は考えてはいないよ…」

 

「だったら…どうするの?」

 

「Aクラスに勝ったらお祖母ちゃん(学園長)に頼んで再振り分け試験をして貰う様に頼むから。勿論、戦争も出来るだけ早期終結をさせる様に頑張るけどね♪」

 

「そう…そこまで考えているのならアタシは何も文句は無いわ。アタシはアタシ成りに今度こそAクラスに入れる様に努力するだけね♪」

 

そう話している内に気が付けばDクラスの教室に着いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

~ 雄二 side ~

 

「「「ぎぃゃぁぁぁぁぁ~~!!」」」

 

明久と優子がDクラスに行って暫くすると突然、新校舎から悲鳴が聞こえてきた。

そしてその後、少しすると何故か優子だけが教室に戻ってきた。

 

「ゆう…木下(優子)、明久はどうした?」

 

「安心して、明久君なら今は学園長室に向かっているはずよ」

 

「何があった?」

 

「それはね…」

 

 

 

~ 回想中 ~

 

「「失礼しま~す」」

 

「やあ、明久君に優子。私達Dクラスに何か用かしら?」

 

僕達の事情を知っている代表の佳子ちゃんが出迎えてくれた。

 

「…!?お兄様がいらしゃってますわ」ピョ~ン♪ガバッ!

 

「…って、美春ちゃん、いきなり飛び付いて来ないで…ビックリするじゃないか…」

 

「なるほど…島田の天敵って美春だったのね~」

 

「優子さん、失礼ながら美春だけではありませんわ♪」

 

「アキちゃぁぁあぁぁ~~ん」ガバッ!バタンッ!

 

「…っつ…痛てて……と…美紀ちゃんまで…お陰で転んじゃったよ……」

 

チッ!

 

何だろう…男子から黒い物を感じるんだけど……

 

「確かに島田さんが嫌がるはずだわ…」

 

何で…二人を嫌がるんだろう?

 

「お兄様、美春に会いに来てくれたのですね!」

 

「アキちゃん、新作の衣装が出来たから着てみない?」

 

「美春ちゃん、ちょっと違うかな。美紀ちゃん、それはまたの機会にするよ」

 

「う~ん、お兄様のいけずぅ~♪」

 

「アキちゃん、今度は絶対に着てね」

 

「ごめんね、美春ちゃん。今度またゆっくり話そうね。美紀ちゃんもね」

 

「「約束ですよ」」

 

「うん」

 

僕と美春ちゃんと美紀ちゃんに約束をした所で優子ちゃんが本題に入る様に話し掛けてきた。

 

「全く…戯れ合う為にここに来た訳では無いでしょう、明久君…」

 

「そうだったね」

 

僕は美春ちゃんと美紀ちゃんが立ち上がるのを確認すると立ち上がって戦争の引き金を引いた。

 

「僕達FクラスはDクラスに試召戦争を申込みます!!」

 

「お兄様…早速、来ましたか……手加減は致しませんよ♪」

 

「アキちゃんとの戦争…きゃぁ~萌えるわ♪」

 

「明久様…流石です……♪///」

 

「チッ!下位クラスの癖に舐めやがって…」

 

反応は様々だね……

女の子は嬉しそうだし…男の子は何故か恨めしそうだし……

 

「分かったわ…正直、貴方と優子が居るだけで勝てる気がしないけど、下位クラスからの宣戦布告は断れないからね。開戦時間は何時にするの?」

 

「今日の午後1時からお願いするわ」

 

「了解、お互いに頑張りましょう」

 

「うん、それじゃあね」

 

僕と優子ちゃんが教室から出て行こうとすると一人の男の子から呼び止められた。

 

「待て、下位クラスの癖にタダで帰れると思うなよ!」

 

「おっと…」

 

僕は殴り掛かって来た男の子を躱した。

 

「ちょっといきなり何をするのさ…」

 

「止めなさい」

 

佳子ちゃんが止めに入るが今度は別の男の子から殴り掛かって来た。

 

「うるせぇ!学園の殆どの女子の人気を独り占めをしている上に木下さんを伴って宣戦布告に来るなんて羨まし過ぎるから殴らせろ!」

 

全く…どんな理屈何だよ……

これじゃあ…Fクラス連中と何ら変わりが無いじゃないか……

 

「赦しマセン…」

 

「えっ…」

 

「お兄様にアダなす豚野郎は美春が成敗イタシマス……」

 

あら…美春ちゃんにスイッチが入っちゃった……

 

「ソウデスネ…ワタシタチの天使サマである…アキちゃんにテヲダシタ、報いハ受けてモラワナイト…」

 

美紀ちゃんまで……

 

「ごめんね、佳子ちゃん…まともに戦える人が少なくなりそうだけど…頑張って…」

 

「まあ…仕方ないわね。この人達が悪いんだし…適当な所で落ち着かせとくわ…」

 

 

そう言って僕と優子ちゃんが教室から出て行くと…

 

「「「ぎぃゃぁぁぁぁぁ~~!!」」」

 

数人の男の子の悲鳴が聞こえてきた。

 

「優子ちゃん…」

 

「何かな?」

 

「僕は学園長室に行くから優子ちゃんは先に戻っていて…」

 

「分かったわ…」

 

 

~ 回想終了 ~

 

 

「…ってな訳よ…」

 

「アハハ…味方に殺られるとはアイツらも思ってもみなかっただろうな……」

 

明久の人気は凄いな……

敵対する無意識とは言えクラスの女子まで完全に味方に付けていやがる…

 

木下(優子)、開戦時間は何時だ?」

 

「きょうの午後一時からよ」

 

「了解だ。木下(優子)とムッツリーニと島田、姫路は昼休みに作戦会議をするから屋上へ来てくれ。明久には木下(優子)から伝えておいてくれ」

 

「「「「分かったわ(ました)」」」」

 

さて…戦争の引き金は引かれた…

後は明久の交渉結果と勝利に向かって突き進むだけだ!!

 

~ 雄二 side out ~

 




バカテスト

第6問
試験召喚戦争は○○の立ち会いの下に行われる。

小暮葵の答え
「教師」

教師のコメント
正解です。
流石に間違えませんね。

木下秀吉の答え
「教諭」

教師のコメント
試験召喚戦争の条項では教師ですが教諭も同じ意味なので正解です。

島田美波の答え
「先生」

教師のコメント
正解ですがもう少し高校生らしい解答をして欲しかったです。

Fクラス多数の答え
「センコー」

教師のコメント
貴方達は何処の不良ですか?
それに馴れ馴れし過ぎです。

次回
 「作戦会議とDクラス戦」
     ここ。テストに出ます。
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