○○を救う魔法。   作:黒歴史メーカー

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誓いと目覚めと出会いと

こんにちは、普通の小学生高町なのはです。

普段は学校に通い、魔法の練習したりジュエルシードを探しているのですが、今日は長ーい連休の日です!

 

年中無休の喫茶翠屋ですが、連休には、店員さんたちにお店を任して毎年恒例この時期は家族旅行に、温泉に行ってます。今年はアリサちゃんとすずかちゃん、そしてメイドさんたちも一緒です。

 

ジュエルシードはいくつか確保出来てましたが ユウトくんは、あれからも目を覚ますことはなく…

 

「うん…やっぱここの夜景は綺麗だな…」

本当なら、ここに、ユウトくんもいたのに…

 

「ねぇ、レイジングハート聞こえる?」

『聞こえていますよ』

 

「この辺りをにもジュエルシードの反応はなさそう?」

『そうですね 今のところは』

 

「そっか…21個のうち封印できたのは合計6個…ユウトくんが持ってたの合わせても残りは14個…まだまだいっぱい沢山探さないとだね…」

『ええ、そうですね』

 

「ユーノくんやみんなを助けるためにも、頑張ろうねレイジングハート」

『はい、マスター』

 

夜景を目に焼き付け心に誓う。

今度はちゃんと誰も傷つけさせない。

 

「おーい、なのはー!」

「なのはちゃーん!そろそろ寝る時間だよー!まだ旅行は2日残ってるんだから!早く休まないと体力持たないよ!」

 

「はーい!」

とりあえず今は、旅行を楽しむことにした。

 

 

 

 

 

——なのは達が旅行中のある日。

夜の静けさの中、ユウトはそっと目を覚ました。

 

ぼんやりとした意識の中、天井を見つめる。部屋の隅には小さなランプが灯り、外からは虫の鳴き声がかすかに聞こえていた。

 

「……ここは……」

 

ゆっくりと身体を起こすと、痛みが全身を走る。特に、脇腹と腕がズキズキと痛んだ。

 

「……クソ……」

 

息を吐き、軽く頭を押さえる。

 

眠るのことを思い出そうとするが、記憶が断片的でうまく繋がらない。ただ、一つだけ確かなことがあった。

 

——腹が減った。

 

「……飯、食わないと……」

 

身体を動かすと痛むが、食欲の方が勝った。

 

リビングに降りるとそこには手紙があった。手紙には、毎年例年通りに旅行に出かけること、もし目が覚めたらここにあるお金を使ってご飯を食べて、などが書かれている。

というか、もう長期休みの日ってどんだけ寝てたんだ、俺…

 

「……外に行くか」

 

静かに部屋を抜け出し、廊下を歩く。誰もいない高町家は静まり返っている。一人でご飯を食べるのなんてここに来てから初めてだ。

 

——なんか寂しいな。軽く息を吐き、そっとドアを開けた。

 

とりあえず夜の街に、出かけることにした。

 

 

 

 

---

夜の街は意外と明るく、

 

ひんやりとした夜風が心地よかった。

 

夜の商店街はほとんどの店が閉まっているが、ポツポツとラーメン屋やファミレスの灯りが見える。

 

「何を食おうか……」

 

そう考えながら歩いていると、ふと、街角で小さな影を見つけた。

 

金色の長い髪が、夜の灯りに照らされている。

 

まだ小学生くらいの女の子が、一人で立ち尽くしていた。

 

「……?」

 

気になって、足を止める。

 

彼女はきょろきょろと周囲を見回しながら、不安そうな表情を浮かべていた。

 

「……迷子か?」

 

少し考えたあと、声をかけることにした。

 

「おい、どうした?」

 

少女がびくっと肩を揺らし、振り向く。

 

「……?」

 

赤い瞳がこちらを見つめる。

 

「こんな時間に一人でいるってことは、迷子か?」

 

少女は一瞬戸惑ったような顔をしたが、やがて小さくうなずいた。

 

「……うん」

 

「そっか。家、どこなんだ?」

 

「……」

 

少女は少し迷ったあと、静かに答えた。

 

「……私は、ここら辺に住んでない。知り合いがここら辺に住んでるから会いに行く途中なんだけど…どっちに行けばいいのか分からない。」

 

「……なるほどな」

 

どうやら、本格的に迷子らしい。

 

「仕方ないな……どこまで送ればいい?」

 

「え?」

 

「夜道を一人で歩かせるのは危ないしな。送るよ」

 

少女は少し驚いたような表情をしたが、やがて小さく頷いた。

 

「……ありがとう」

 

ユウトは軽く肩をすくめると、並んで歩き始めた。

 

「名前は?」

 

「……フェイト」

 

「そっか。俺はユウト。まあ、よろしく」

 

フェイト——どこか不思議な名前だ。

髪の色も金髪で(アリサもいるが)珍しいし、外国系の人か?

 

歩きながら、フェイトが少しぎこちなく後をついてくる。なにを話すべきか迷っていると——

 

ぐぅぅぅ……

 

静寂を破る、腹の音。

 

ユウトは一瞬、何が起きたのか分からなかった。

 

フェイトは顔を赤くし、そっと視線を逸らす。

 

「……え?」

 

「……」

 

「……腹、減ってる?」

 

「……べ、別に……」

 

「いや、今鳴ったよな?」

 

「……」

 

フェイトは唇を噛んで、黙り込んだ。

 

ユウトは苦笑しながら、封筒の中身を確認する。

 

「……しょうがねえな。飯、奢るよ」

 

「……え?」

 

「そんな手ぶらで、対してお金もってきてないんだろ?俺も今から飯食べに行く途中だったんだ。せっかくだし一緒に行こうぜ。」

 

フェイトは驚いた顔をしたあと、少し考えて——小さくうなずいた。

 

「……うん」

 

「よし、じゃあ行こう」

 

「…ありがとう、ユート」

 

「ユートじゃない、ユウトな。」

 

フェイトを連れて、ユウトは近くのファミレスへと歩き出した。

 

この後、色々と世間知らずなフェイトにファミレスでかなりの苦戦を強いられることになるが、ユウトは目を輝かせながら食べるフェイトの姿をみて温かい気持ちで食事を楽しんだ。

 

——この時はまだ、彼女とはこれから先、何度も会うことになるとは、知る由もなかった。





6話の誤字指摘をいただいて確認したんですけど、「家にこれば」って言わないんですね…調べたけど地元の方言でした
誤字指摘感謝です!
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