○○を救う魔法。   作:黒歴史メーカー

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また逢う日まで

時空管理局の待機室。

事件後の報告が終わり、ユウト、アルフ、クロノ、ユーノが待っていると——

 

なのはとフェイトが、手をつないで並んで戻ってきた。

 

「お待たせ!」

なのはが明るい声で言う。

 

「ごめんなさい、待たせちゃったね」

フェイトも柔らかく微笑む。

 

その光景に、ユウトは思わず目を瞬かせた。

「……え? なんか、急に仲良くなってないか?」

 

「ほんとだよ!」

アルフも耳をピクピクさせながら目を丸くする。

 

「さっきまで二人してあんな深刻そうな顔してたのに、どうしてそんな親友みたいな雰囲気になってるの?」

 

ユーノも首を傾げる。

 

 

なのはとフェイトは顔を見合わせて——クスッと笑った。

 

「親友“みたい”じゃなくて、親友なんだから!」

なのはが満面の笑みで言う。

 

「えっ……?」

ユウトはますます困惑する。

「なんで急に?」

 

「急じゃないよ、うん」

フェイトが静かに答える。

 

クロノはユウトに目をやりながら、肩をすくめる。

「つまり、込み入った話が解決したってことだ」

 

「そういうこと!」

なのはが笑顔で答え、フェイトも小さく頷いた。

 

「ふーん……まあ、仲良くなるのはいいことだけど……」

アルフはじろっとフェイトを見て、耳元で小声で囁く。

「まさか、フェイト、ユウトがダメだったからなのはに乗り換えたんじゃ……?」

 

「なっ……!?」

フェイトの顔が一瞬で真っ赤になる。

「あ、アルフ!! そ、そういうのじゃない!」

 

「また顔赤くしてる。熱でもあるのか……?」

ユウトが心配そうに覗き込む。

 

「か、顔……ちか……ってち、違うの!!」

フェイトは大慌てで否定する。

「……ただ、……その……」

 

「ユウトくん、女の子にそういうことするのは、セクハラだよ?」

なのはがフォローするように笑って言う。

 

「そ、そうなのか……?」

ユウトが少し照れたように言うと、フェイトはさらに赤くなって「……もう、なのはっ!」と小声で抗議した。

 

「えへへ、ごめんね、フェイトちゃん」

 

ユーノは苦笑しながら呟く。

「でも、いいことだね。フェイトも少しずつ、素直になってきたみたいだし」

 

フェイトは頬を赤く染めながら、なのはと顔を見合わせた。

互いの笑顔に、しっかりとした絆が芽生えていた。

 

そして翌朝——

 

人気のない広場に、なのはと向かい合わせに並ぶユーノ、アルフ、クロノ、ユウト、そしてフェイトの姿があった。

転送ポートが光を帯び、ミッドチルダへの帰還準備が始まる。

 

「……もう行かなくちゃね」

フェイトが静かに言う。

 

なのはは拳をぎゅっと握りしめる。

「……クロノくん、ユウトくんたちは……有罪にはならないんだよね?」

 

「ああ、彼らの無罪判決はほぼ確定だ…ただ、裁判の方はかなり長引くかもしれない、しばらくお別れだ…。」

 

その言葉に、なのはの目が潤む。

「……フェイトちゃん……!」

 

名前を呼ばれた途端、なのははフェイトに飛びついた。

 

「フェイトちゃん……!!」

 

「なのは……」

 

二人は強く、しっかりと抱きしめ合う。

温もりが、鼓動が、確かに伝わる。

 

「絶対、戻ってくるから……待ってて」

 

「うん……待ってる。ずっと……!」

 

フェイトがそっと離れ、名残惜しそうに微笑む。

 

「……フェイトちゃん、これ受け取って」

なのはは自分の髪からリボンを外した。

 

「え……?」

 

「私の大切なリボン。寂しくなったら、これを見て私のことを思い出して」

 

「うん……じゃあ、私も」

フェイトは自分のリボンを外して、なのはに手渡した。

 

リボンを交換して、もう一度微笑み合う。

 

「これで、ずっと一緒だね」

 

「うん……!」

 

その様子を見ていたユウトは、ポケットに手を突っ込みながら言った。

 

「……ま、俺は……士郎さんたちに謝罪と感謝を伝えてくれ」

 

「ユウトくん……」

 

「本当は、何か渡せたらよかったんだけどな……」

 

「ううん! ユウトくんからの贈り物、ちゃんともらってたよ! ね、レイジングハート!」

 

『Yes.』

 

「……そっか」

 

ユウトは手をひらりと振ると、フェイトもそっと微笑んで応えた。

 

転送ポートが発光し、二人の姿が薄れていく。

 

その瞬間——

 

「ねぇ、ユウトくん!」

 

「なんだ……って、え!?」

 

「これ、私からのお返し!」

 

その瞬間、ユウトの意識が白く染まる。

 

唇にふわりと、暖かい感触が触れた。

 

「……っ!?」

 

ユウトの目が大きく見開かれる。なのはの顔が近い。あまりにも近すぎる。

 

なのはの唇が、ほんの一瞬だけユウトの唇に重なり、そしてすぐに離れた。

 

「なのは……!?」

 

驚いた表情で声を出すフェイト…しかし、次の瞬間には転送が始まっていた

「ユウトくん、バイバイ!」

 

振り返らずに手を振るその背中を、ユウトは呆然と見送るしかなかった。

 

頬が熱い。鼓動がやけにうるさい。

 

「……え? え? えぇっ!?」

 

完全に状況が飲み込めず、顔を赤くしたままその場に立ち尽くすユウト。

 

そして、そんな彼の様子を見ていたフェイトは、唇をきゅっと噛みしめる。

 

「…これで、フェイトちゃんも自分の気持ちに答えがだせるかな…。

それにしても…敵に塩を送りすぎかな?」

 

そう呟いたなのはは、しばらくその場に立ち尽くし、交換したフェイトのリボンをそっと握りしめた。




人生初パチンコでちょっと遠出してなのはのパチンコ台があるとこまで行ってきました。
4パチで収支2000円の微妙な結果でしたが楽しかったです。

フェイトの演出たくさんみれてたのしかったですがシグナム強すぎてアンチになりかけました。
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