楽園なんてなかった。 作:焼きすぎて焦げた炭
交互にやると言ったな。あれはウソだ。とりま4話位までは書きます。人気だし何より書きたいので。
それはそうとして先生方!!曇らせはお好きですか?
私は、大好きです!!(人間屑)
前回の最後でもしオボロ君が自分も
後、中々載せられないのでサラッと書きますがオボロ君はブルアカ本編開始時点で17歳です。つまり基本的な3年生と同じ年齢になります。
そして前話まででの最終年齢は10歳です。
アマカとの日々から、もう既に二年が経過した。
俺は『視る』力を活かして、その2年間、情報専門の傭兵として生きた。
顔を覚えられないようにする為と、見てくれはまだ子供だったから舐められないようにと大枚叩いて『ミレニアム』って所の仮面を買った。
その性能は金に見合っていて顔全体を覆い隠せるのは勿論のこと、視界も確保されている。
その上『ひかりのはんしゃりつ』だかなんだかをどうこうして被った相手の姿を認識し難くするらしい。
お陰で相手は俺が黒くてモヤモヤした物に見えているそうだ。
それを使って仕事をしている内にいつの間にか『夜の闇の中で突然現れる黒い霧』として『夜の霧』なんて言う通り名がついた。
そうしている間に二年が経ち、俺はアマカと居たときよりも多くの金を、地位を、名誉を手に入れた。
毎日腹いっぱいまで飯が食えるようになった。
アマカと居たときはアマカが少し分けてくれたのに腹五分目が限界だった。
毎日綺麗であたたかい布団で眠れるようになった。
アマカと居たときの布団は小さくて、薄かった。
誰からも暴言を吐かれなくなった。
アマカと居たときは、毎日言われた。
なーんだ、幸せじゃないか。こんな簡単なことだったのか。
そんな当たり前になった生活を満喫する。
俺は今、幸せだ。
「………あぁー。」
「最近はやけに喉が渇くな。」
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その年の冬、ブラックマーケットで大規模な戦争が起きた。
利権拡大を狙った二つの組織の対立。その果てに起きた血みどろの殺し合い。
俺の所にも依頼が届いた。
「『敵の次の作戦の情報を手に入れてほしい。』ねぇ。」
報酬は前金5000万、成功報酬1億。合計1億5000万か。
大金と言えば大金だが、戦争に参加する責任を負ってまでやることだろうか。
なしだ。協力した側が負けた場合のリスクがデカすぎる。
そうして依頼届を捨てようとした時、それのある一点が俺の目を引きつけた。
「『大きな手柄を立てた者は我がグループの管理するブラックマーケットの中でも安全な場所の移住権を与える。』だと?」
思えば確かに、今住んでいる所の治安は悪い。一週間に一回は強盗が入ってくる。
そこに入れば、もっと幸せになれるのではないか。
いやでも、それぐらいならより安全な何処かの学園の自治区に……。
瞬間、脳裏に微かな記憶が過る。
アマカとの思い出。そして———
「あ゛っ……がっ…かひゅっ」
必ず最後に出てくる、
そうだ、忘れていた。
俺は、ああいう所には居られない人間だったな。
俺は仕事道具を持ち、戦地に、それも敵地に赴く事にした。
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集合場所のビル内に着くと、そこには目つきの悪い黒髪で長髪の女が居た。
「……なんで複数人で潜入するんだ。」
「そんな事をボクに聞かれても困るんだけど?」
これだからオフィスで机と睨めっ子してるだけの奴等は駄目だ。現場の事を何も知らない。
いや、忘れたのかもしれないな。
基本的に潜入は人数が少なければ少ない程いい。
稀に協力する事もあるが、それは長年の相棒とか、そうでなくても顔馴染みである事が殆どだ。
理由は簡単で連携出来ないから。
単純に見られてはいけない人数が増えるわけだし、隠れる場所も多く必要になる。
なにより、信用が出来ないと裏切られる可能性がある。
俺達は心の友。私達は姉妹。とか言っておきながら、危ない場面で相方を即切り捨てる奴なんざそこら中に居る。
初対面の相手なら、尚更だ。
「まあ、せっかく一緒に仕事する事になったからには協力しましょう。」
仕方なく、この女と協力することにした。しょうがない。依頼主に文句言われて料金踏み倒されてはたまったものじゃない。
「ああ、よろしく。信用はしない、お前もするな。」
「うわ〜無愛想。そしてその靄。もしかしなくても君、『夜の霧』だよね。」
「だからどうした。見た目の割に軽薄に話すいかにも信用出来なさそうな女。」
「ねぇ酷くない?ねぇねぇねぇねぇ!!」
「うっさい黙ってろ!!」
受けなきゃ良かった。俺は自分の運の悪さを呪った。
そして同時に悟った。『あーコイツ裏切るんだろーなー』と。
こんなふうに初対面の競合相手に気楽に話しかけてくる奴は総じてろくな奴がいない。
コイツはあれだ、最後にわざと相方見殺しにして依頼料二倍貰おうとするやつだ。
「ようこそ来てくれた。『夜の霧』、『黒蛇』。」
おっと、依頼主が来た。さっさと済ませて帰ろう。
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俺は奴がいつ裏切ってきても逆に始末出来るように気を張っていた。
だが———
『あそこに見辛いけどセンサーがあるね。あのタイプだと範囲はこの位かな?』
『———通り名があるだけはあるな。』
『金庫破りなら任せて。10分で終わらせるから。』
『器用だな。』
『危ない!!他所見しないで!!』
『!!ああ……、悪かった。』
『ごめん大勢来ちゃった。協力して、さっき助けてあげたでしょ!?』
『お前まじでふざけんなよ?』
最後は怪しかったが、まあ、裏切られることはなかった。
「じゃあな、『黒蛇』。もう会うことは無いだろう。依頼主側が負けてもすぐに逃げられるようにしておけよ。」
「おっ心配してくれた感じか〜?このこの〜、可愛いじゃないの〜。」
「訂正、クタバレ。」
こうしてイカれた女、『黒蛇』とのやかましい1日が終わった。
今日は何故かよく眠れた。あの女と関わって疲れたからだろうか。とにかく、あいつとは関わりたくないな。
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「なんでまたお前と仕事に行かなきゃいけないんだ?」
「ボクが呼んだからだけど?」
どうしてこんな事になった?
テンポ重視の為、サクサク殺って逝きます。
ここについて知りたいなら感想で教えてください。書きます。
追記、ここから暫くはオボロ君甘やかしゾーンです。
しかし巻いていきます。何故なら私がエタりそうだからです。
閲覧者兄貴達はニヤニヤしながらその時を待っていて下さい
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