ハーメルン・アウトサイダーズ   作:夢野飛羽真

16 / 41
第13話

青い海と白い雲。

 

普段とは異なる光景と共に、俺はライドチェイサーのハンドルを握りながら、潮風を浴びながら、走っていた。

 

その光景で。

 

「死ぬ死ぬ!死ぬぅ!!」

 

俺に捕まるニコはそう叫びながら、ライドチェイサーから振り落とされないように必死だった。

 

だが。

 

「騒ぐな」

 

俺は、呟きながらも、操縦ミスがないように続ける。潮風が俺の頬を撫で、太陽の光が眩しく輝いていた。

 

だが、決してそれを楽しむ余裕はない。

 

「いたぞっ!あいつら!」「あの野郎の宝を奪え!!」

 

周囲の建物から次々と現れる、

 

奴らのその風貌からして、正体は察した。

 

「本当にここの奴らは宝に対しての執着は凄いな」

 

「もぅなんなのよぉ!この街は!」

 

この街の名前は、海賊国家・シャークヘイブン。

 

海賊同士の抗争が絶えず、内部抗争も頻繁な国である。

 

それ故に海賊達は、血眼になってこの宝を探し求めている。

 

そして。

 

「本当にこんなっ地図が宝の地図なの!」

 

叫びながら、ニコは必死に掴んでいるのは、今回の依頼でとある人物に渡す事になっている宝の地図。

 

どのような宝が埋まっているのかは分からないが、どうやら今回の依頼者は、この宝を求めていたらしい。

 

俺としてはその宝の詳細などどうでもいい。

 

大事なのは依頼を完遂させる事だ。

 

だが。

 

「おい!奴を追え!」

 

「「「はっ」」」

 

海賊達は俺達を追いかけてくる。その勢いはまるで獣が獲物を追い詰めるかのようだった。

 

その声に俺は振り返ると。

 

それぞれ武器を持っており、その目つきは凶暴だった。奴らは獰猛な猟犬のように迫って来ている。

 

「あんた、何とかしなさいよぉ!」

 

「言われなくても」

 

俺はライドチェイサーのアクセルを踏み込み、速度を上げる。

 

ライドチェイサーは加速し始めると共に海賊達の船も速度を上げる。

 

俺はライドチェイサーで巧みに回避し続ける。

 

「しつこい連中だな」

 

「あんたのせいでしょう!」

 

俺はライドチェイサーを走らせながら、海賊達の攻撃を躱していく。

 

奴らは、その手に持つ爆弾でこちらに投げつける。

 

爆弾は空中で炸裂し、その破片が周囲に飛び散り、俺達に襲い掛かる。

 

俺はライドチェイサーを巧みに操り、爆弾の攻撃を避けながら進んでいく。

 

「あんた!爆弾ばっかりよ!」

 

ニコが叫ぶが、俺は気にせずにライドチェイサーを走らせる。

 

「問題ない」

 

俺はライドチェイサーを加速させながら、爆弾を避け続けていく。

 

爆弾は爆発し、その勢いで周囲に煙が立ちこめる。

 

その煙に紛れて海賊達は俺達に迫ってくる。

 

「捕まえた!」

 

海賊の一人が、ライドチェイサーの車体を掴もうとする。

 

しかし。

 

「させるか!」

 

俺はライドチェイサーのハンドルを切り、海賊の手から逃れる。

 

海賊は手を伸ばし、ライドチェイサーを掴もうとするが、その手は空を切る。

 

俺はライドチェイサーを加速させながら、海賊達の攻撃を避け続ける。

 

その間も、海賊達は爆弾を投げつけ続けている。

 

「しつこい連中だな」

 

「あんたのせいでしょう!」

 

俺はライドチェイサーを走らせながら、海賊達の攻撃を躱していく。

 

海賊達の攻撃は激しく、俺達は危うく巻き込まれそうになった。

 

だが、俺はそんな攻撃を躱し続ける。

 

「どうするのっこのままじゃ追い込まれるわっ!」

 

そう、ニコが叫ぶが。

 

「少し黙ってろ!」

 

それと共に、俺は周囲を見渡す。

 

港から出ようとしている船。

 

その船を探しながら、俺は周囲を警戒する。

 

「あれか!」

 

俺は目星をつけた船に向かってライドチェイサーを走らせる。

 

ライドチェイサーは加速し、その速さで海賊達を振り切ろうと走っていく。

 

「逃がすな!」

 

「追え!」

 

海賊達は必死で追いかけてくる。

 

しかし。

 

「残念だがここからが俺の舞台だ」

 

俺はそのまま、その船に向かってライドチェイサーを加速させる。

 

ライドチェイサーはスピードを上げながら進み続ける。エンジン音が高鳴り、タイヤが地面を強く蹴り上げていく。

 

そして。

 

「飛ぶぞ!」「えっ、ちょっまさか!!」

 

俺達は、まさしく、今、出発したばかりの海賊船に乗り込むように飛ぶ。

 

ライドチェイサーは空を飛びながら、空中で旋回する。その速度は驚異的なもので、風が激しく吹き荒れながら俺たちの周りを吹き抜ける。

 

ライドチェイサーの車体が空気を切り裂く音が耳に届く。空を舞う俺たちはまるで鳥のように自由に飛翔している。

 

ライドチェイサーはそのまま海賊船の上へと迫っていく。

 

船の甲板が眼前に広がり、その上で海賊達が驚愕の表情を浮かべているのが見える。

 

俺はライドチェイサーをさらに加速させ、その勢いで船の甲板に向かって飛んでいく。

 

ライドチェイサーは空を飛びながら、どんどん高度を下げていく。周囲の景色が急速に流れていき、空気が俺たちの肌を鋭く切り裂く。

 

そして。

 

ライドチェイサーは船の甲板に向かって一直線に飛んでいく。

 

俺はライドチェイサーのハンドルを強く握り締め、その勢いを止めることなく船の上に突進していく。

 

ライドチェイサーは空を切り裂くように飛び続け、その勢いは加速していく。

 

そして。

 

ライドチェイサーは船の甲板に向かって着地した。

 

ライドチェイサーは勢いよく甲板に着地し、その衝撃で甲板が揺れる。

 

俺はライドチェイサーから降りると、船の上に立った。

 

海賊達は驚きの表情で俺たちを見つめている。

 

ライドチェイサーは甲板に停まり、その車体が微かに震えている。

 

俺は海賊達を見つめながら、ライドチェイサーのハンドルを握り締めた。

 

ライドチェイサーは船の甲板に着地し、大きな衝撃を船全体に与えた。

 

その衝撃で船は揺れ、乗っていた海賊達はバランスを崩して倒れ込んだ。

 

その一瞬で。

 

俺はライドチェイサーのアクセルを踏み込み、船の中心部に向かって突進していく。

 

ライドチェイサーは甲板を駆け抜け、海賊達が慌てて武器を構える間もなく突進していく。

 

「何だこの野郎!」

 

「どこから来た!」

 

海賊達は驚きの声を上げる。

 

その声を無視しながら俺はライドチェイサーを走らせる。

 

そして。

 

「お前がこの船の船長か!」

 

ライドチェイサーはそのまま突っ込んできた海賊船の船長室の扉を突破した。

 

「なっ!何だ!」

 

俺はライドチェイサーのエンジンを切ると共に降りる。

 

「この船の船長はお前だな?」

 

「だっだからなんだ」

 

そう、叫ぶが。

 

「この船は、貰う」

 

「なっ、てめぇ巫山戯た事を言っているんじゃねぇ!野郎共!!こいつを始末しろ!」

 

それと共に、この船にいる奴らは襲い掛かった。

 

最も。

 

「「「「「ぎゃああぁぁぁぁぁ!!!」」」」」

 

海賊共を全員、海へと捨てるには、数分で終わる。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。