「変身!」『SIGNAL BIKE!RIDER! CHASER!』
その瞬間、俺の腰にあるマッハドライバー炎から紫色の光が迸る。まるで宇宙の星々が凝縮したような、鮮烈な光の粒子が俺を取り巻く。光は急速に形を変え、無数のタイヤとなって俺の周囲を旋回し始める。その速度と迫力はまるで暴風雨のようだ。タイヤが次々と俺に接近し、まるで一つの意志を持った生物のように俺の身体を包み込んでいく。
やがて、その光が俺の全身に吸い込まれ、タイヤが機械の鎧へと変形する。
装甲が俺の体を覆い尽くすと同時に、内部から力が湧き上がる感覚を覚える。まるで機械と一体化したかのような感覚だ。
そして、その姿の名は、仮面ライダーチェイサー。
「チェイサーか、良いだろう、ドライブの試運転には丁度良い!」
ドライブはその言葉と共に不敵な笑みを浮かべ、全身に纏った赤と銀の装甲が闇の中で妖しく光る。彼の拳は既に鋼鉄の強さを持つチェイサーハンドであり、その目は獲物を狙う猛禽類のような鋭さを放つ。
そんな奴に対して、俺は。
「貴様が、ドライブの名を騙るな」
俺の声には怒りが滲む。
体内のエネルギーが高まっていく。俺の目にも怒りが宿り、奴の目を真っ直ぐ見据えたまま、次の瞬間に動いた。
そして、俺と奴は互いに距離を詰めた。
一瞬で加速した俺と奴の拳が激しくぶつかり合う。
激しい衝撃音が響き渡り、俺たちの拳から火花が飛び散る。
ドライブの拳。
それは、俺のよりも僅かにスピードが上回る。だが、それはあくまで一瞬の速さだ。俺の目は奴の動きを見逃さない。拳が俺の身体に当たる。
しかし。
「ぐっ」
俺には、まるで通じていない。奴の拳は俺の装甲に弾かれ、まるで小石が巨大な岩にぶつかったかのような無力さを感じさせる。
ドライブの拳は俺の装甲に対してはほとんど効果がない。
対して、俺はドライブに向けて、殴り飛ばす。俺の拳は奴の装甲を貫通するほどの力を持つ。その拳には怒りと決意が込められている。まるで金属と金属が激しくぶつかる音が響き渡る。
「ぐっがはぁ!」
ドライブは、その衝撃で吹き飛ばされる。俺の拳は奴の体を容赦なく叩きつけ、その勢いで奴の体は大きく後ろへと弾け飛んだ。
そのまま、ドライブは、近くの岩場に激突する。
「どうした、まだ終わっていないぞ」
俺は、そう呟きながら近づく。
その言葉は冷酷でありながら、その裏には深い確信が宿っている。
奴がどれほど強大であろうとも、俺には勝ち目がある。その自信が俺の全身に漲っている。
「舐めるなっ」
それと共にドライブは加速する。
その動きはまるで一瞬で空間を切り裂くかのような速さで、俺の周囲を回り始める。
奴の加速は凄まじく、常人ならばその姿を見ることすら困難だろう。
その風を切る音は耳に鋭く響き、その姿はまるで幻影のように俺の視界を捉える。
しかし、俺の目は奴の動きを完全に捉えている。
奴の動きは確かに速いが、それだけだ。俺にはその動きを追う能力がある。
「だが、無駄だ」
その呟きと共に、俺は構える。
その構えは完全に奴の動きを読みきっており、奴の動きに応じて瞬時に反応できる態勢だ。
そして、俺の手の中で構成された武器、ブレイクガンナー。
その銃口が奴の動きを完璧に追尾し、奴の死角を捉える。
そのまま、俺は真っ直ぐと構え、引き金を引く。
銃声が闇夜に響き渡り、その音はまるで世界を引き裂くかのような迫力だ。
「なっ」
ドライブの動きが一瞬止まる。
ブレイクガンナーから放たれた紫色の弾丸が奴の動きを完全に封じ込める。その弾丸はまるで奴の動きを瞬時に停止させるかのように、奴の身体に直撃する。
その衝撃が奴の身体を貫き、奴の動きを完全に封じ込める。
俺の目の前で、奴の動きが完全に止まる。
「馬鹿なっ、なぜだっ」
「言ったはずだ、お前程度が、ドライブの力を使いこなせると思っていたか」
そう、俺は腰にあるマッハドライバー炎を操作する。
『ヒッサツ!フルスロットル!チェイサー!』
鳴り響く音声と共に、俺の右足に紫色のエネルギーが集まり始める。
エネルギーはまるで竜巻のように渦を巻き、その輝きが周囲を照らす。
その瞬間、俺の全身から力が湧き上がり、周囲の空気が震える。
俺はその力を感じ取り、全身を集中させる。
そして、そのまま跳ぶ。まるで空気を蹴破るかのようなスピードで。
「消えろ」
右足に纏われた紫色のエネルギーがさらに輝きを増し、その光はまるで雷鳴のような迫力を持つ。
そのエネルギーを纏った蹴りが、ドライブの装甲に直撃する。
ドライブの装甲はその一撃を受けて、まるでガラスのように粉々に砕ける。
その瞬間、ドライブの全身から火花が飛び散り、奴の体が大きく後ろへと吹き飛ばされる。
「俺はっ俺はぁぁ!!」
その言葉を最後に、ドライブは、そのまま吹き飛ばされ、爆散する。