実験体は透き通る世界で何を得る?   作:FUREA-205-jp

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対策委員会編
プロローグ

記念すべき初投稿となります、まだもどかしい部分があり文脈も変な部分もあると思いますが、生暖かい目で見て頂けると作者として嬉しいです。




地上の光

 

ゴオオオオオ

 

と聞こえる程の音を出して救命艇が海底から高速で浮上する

私は、ポット内に入れず救命艇の外柵にしがみつき、浮上する際の圧力を受け続ける。救命艇の中には私が救い出したシスター達と「エレノア」そして彼女の実の母である「Drラム」がいる。

 

ポットの強化ガラス越しに中を見て救命艇内にも海水が入ってきていることに気づく、エレノアはビッグシスターの潜水服を着ているから水中でも息ができるがDrラムは何もつけていない、少しすれば彼女は溺死するだろう。

 

彼女のしてきたことを考えれば当然の結果だと彼女を批判する者が見れば思うだろう、彼女は私から命の絆で結ばれたエレノアを引き離し、巧みな話術で民間人を騙し、破滅させ、私兵にし、私の友人に人体実験をし、怪物にしたのだ。

 

でも、だからこそ、彼女Drラムにはここで死んで償うのではなく生きて罪を償ってほしい。

 

そう思っていると私の願いを汲み取ったかのようにエレノアはDrラムの口元に残っていた酸素マスクを当てた。

 

 

よかった...あの子は優しい子に育ったんだな...

 

 

ガラス越しで見ていた私にエレノアが気づき、近づいてガラス越しに私の手とエレノアの手が重なる、その手は引き離されたときよりもずっと大きく、だけど、私の手より小さいきれいな手だった。

 

 

しばらくして救命艇は地上につき減圧をした後、救命艇の扉は開かれた、眩しい程の太陽の光が私の潜水服越しに反射する、海底の都市では拝むことの出来なかった。

ずっと待ち望んでいた光だ、そして私のもとに一つの足音が近づいてくる、エレノアだ。

 

彼女は慎重に私が着ていた潜水服を外し私の顔を見る、彼女の顔は黒髪のショートが似合う美人な女性に育っていた。

 

その容姿に私は彼女に声ではない声を出す、大丈夫...シスターだった彼女なら聞き取れるはず...

私は彼女に一言だけ伝える、ずっと伝えたかった言葉を

 

 

 

 

綺麗に..なった...な.....

 

 

 

 

息が浅くなっていく.....視界も暗転していく.......私が最後に見たのは...最後まで泣くこと無く笑って送り出そうと震える手で私の手を握るエレノアと、私の周りを囲うようにして感謝の言葉を言い涙を流すリトルシスター達の姿だった。

 


 

 

どのぐらいの時間が経っただろうか、私は暗い空間にいる...手や足も動かない...私は死んだのだろうな、てっきり死んだら雲の上にいて神に天国か地獄のどちらかに行くかの審判をされるのかと思っていたが、どうやら違うようだ、死というものは寂しいものだな...でも、良いかもしれない...この暗く暖かい空間で彼女たちの幸せを願うのも悪くない...

 

 

そうして俺は暗く、暖かさを増していく空間で.....ん?...暖かさが増している?...だんだん熱くなってきたぞ...まさか!

と思い起きるように瞼を開けようとして、私は当たり前かのように瞼を開く、すると、私の眼前にはどこまでも続くような青く透き通った空と、潜水服を着て砂に埋もれて身動きの取れない私、実験体デルタがいた。

 

とりあえずどうしたものかと考え込んでいると、ふと、私の右手近くに硬いなにかが触れる感触がした、その感触の主は大きく、見覚えのある持ち手があった、それは、あの海底都市で何度も一緒に修羅場をくぐり抜けてきた私の愛用品「掘削用ドリル」があった、とりあえずこの砂をどうにかしなければと思い、掘削用ドリルを動かす、どうやら砂にも負けずにしっかりと動くようでドリルに取り付けていたリフレクターがしっかり機能し、私にかかっていた砂を吹き飛ばす、足の砂はドリルで掻き分け、なんとか砂の中から脱出する、脱出した私はまず、私の持っている武器と弾薬の確認をした。

 

 

ドリルは..しっかり動くし、燃料も十分  リべットガンは...弾もしっかりあるし、発射機構も破損なし。

マシンガンは...砂のせいで動きにくくなってるな、弾も少ない。スピアガン..はスライド機構がダメになってる、修理しないと使い物にならないな、ランチャーは...砂に刺さっていたが汚れも傷もないみたいだ。ハッキングガンは...動くようだ。

 

よし、まずは現在の目標としては、人がいそうな地区に行き、武器の修理素材とリペアキットを買うこと、そして今が何年でここがどこだか聞いてみないとな。

 

後は、行動する前にもう一度、潜水服越しではなく自分の肌で感じてみようとした.......それが私の苦難の始まりだった.....少し重い潜水服のヘルメットを外し服を腰まで降ろし深く深呼吸をする。

 

間違いない、私がずっと待ちわび、願っていた地上の空気だ、なんだか目頭が熱くなってくる、感情を手術で抑制されてしまったのが嘘のようだ、そう感傷的な感情に浸りつつ、私は一度生きていることを再確認するために心臓の鼓動を確かめるために胸に手を置こうとした...したのだが....私の手は柔らかいなにかに阻まれる、ん?と疑問が浮かび私は視界を自分の身体に向ける.....そこには、ガタイの良い男の胸板ではなく、女性のような.....

 

 

 

 

大きく柔らかい胸が視界には写っていた。

 

 

 

 


 




実験体情報
名前:実験体デルタ 『本名:ジョニー・トップサイド』
性別: 女
身長:197cm210cm
胸部カップ数:Fカップ(成長の可能性あり)
推定500kgのある潜水服を着用、潜水服をもろともしない身体能力を保持、武器は複数の武器を所持、左手からは超常的なエネルギーを放つ。
資料作成中のため、継続的な観測を求めます。

彼女がこの世界で生きやすいように資料を作成せねば、これは、忙しくなりそうです。
さて、彼女はこの先どんな物語を創っていくのか、作者として、いえ、創る者として、とても楽しみです。
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