実験体は透き通る世界で何を得る?   作:FUREA-205-jp

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最近は外の日差しが強いですね、
だんだんと春から夏へと変化していってるんだと日々実感しつつある今日このごろです。


作者の体内時計も夜型から朝方へと変化していってます。
さて、前回の話は情報収集が主な目的の話でしたが今回は、初のネームドの生徒と遭遇をするようです。

では、お楽しみ下さい。


少女たちの数奇な出会い

とある日の夜、砂漠を一人で歩き砂漠にある高校、アビドス高校へと向かう潜水服を着た一人の少女の姿があった。

 

アビドス砂漠は、私がいた世界の砂漠のように朝の日照時は暑く、夜は日照時間外の平均気温は、零度を超えるようだ。

そのため、夜間は人の行き来は限りなく少なく、朝より貴重な水の消費を抑えられるメリットが生まれる...生まれるのだが...

 

「やっぱり明かりがない分、暗いな...」砂漠には当然のように街灯などの光源はないため、ほぼ暗闇だ、今のところは潜水服に付いているライトでなんとか見えているから良いとして、距離が分からないのが難点だな....

とりあえず、火でも投げてみるか。

 

左手に意識を集中し、プラスミドをインフェルノに変更する。

すると、左手の手のひらと指の腹の部分が鉄を高温で熱した時のように紅く熱を発し始める。

手のひらに少し力を入れると左手の中には紅く燃え盛る火の玉が生成されていた。生成した火の玉を自分の進みたい方向に向かって投げ、照らされる光を頼りに前に進む。

 

 

そんな感じの方法で進んでいって、大きな建築物がある場所に行き着いた、まずは入口を探さないとな。

建築物の壁を伝い、進んでいく

 

少し進んで建物の昇降口のような場所を見つけ、学校内に入る、建物の中は、昇降口には砂が少し入っているのにも関わらず、廊下や教室と思しき場所は綺麗で人の手入れが行き届いている様子だった。

 

「よかった、これで人にやっと出会える。」

 

後は人が来るまで待つだけだが...夜はやっぱり暇だな...こういうときは寝るのが一番だな。

目的地に着いて安心したせいか、今まであまり感じなかった疲労と倦怠感が一気に体に押し寄せてくる。

 

「取り敢えず、今日の寝床を探そう...」

重いまぶたをこじ開けながら寝やすい場所を探す、何時ぶりだろうか、眠くなるのなんて...海底にいたときは手術のせいか、眠くなることがなかったから今となってはとても新鮮だ。

 

しばらく学校内を探索して、寝やすそうなソファが置いてある一室に目をつけ、中に入る。

この部屋にはソファの他に資料やホワイトボードなどの物があったが、流石にこの疲れた状態で資料を見る気はなかったので、とりあえず着ていた潜水服を脱ぎ、護身のため、リペットガンを抱え込むようにしてソファに

仰向けに寝転がる。

 

今日は信じられないことがたくさんあった一日だった。私がいた世界とは違う世界に来て、自分の身体が女になっていて新しい名前をもらった、そう考えると...カオスだな?

「二度目の人生、ねぇ...」

 

自分の手で目元を覆い、明日に思いを馳せる。

「明日はここの人と友好的に話せると良いんだがな...」

と独り言を言い、自分の中に期待と不安を抱きながら睡魔に意識を預け意識を手放す。

 

 


 

朝の日差しが、私のいるベットに射し、私を起こすかのように顔を照らす、その光に鬱陶しく思いながら体を起こす、いつもの朝だ

私、小鳥遊ホシノはいつものようにシャワーを浴び、髪を梳かし軽く朝食を済ませ、制服を着て私が通うアビドス高等学校に向かう。

 

 

いつもの時間帯、後輩のみんなはまだ来ていない早朝、そして、いつものように学校の中に入りみんなが集まる対策委員会の部室に向かう。

部室の前につき扉に手をかけたその時、違和感を覚える、そう、誰かが部屋の中にいると直感で感じ取る、中には一人、恐らく扉の死角に居る。

 

そう私は直感し、バッグ状の盾とショットガンを構え、扉をゆっくりと開け、部屋の真ん中に飛び込み、侵入者が居ると考えられるところに銃と盾を向ける。

 

「え?」

 

そこには膝を曲げ、奇妙な銃を抱えながら眠る背がすごく高い女の子が居た。

予想と違う状態にため息を吐き、胸を撫で下ろす。

 

とりあえず、後輩たちの安全のため、この子が起きる前に手と足を縛っておこうと考えながらロープを探し、私は少女の手足を縛るのだった。

 


 

心地のいいまどろみの中、頭に冷たいなにかが当たっていることを感じ、少しずつ意識が覚醒していく

 

「んん...」

 

目を開き、ぼやける視界のピントが合うまで待つ、私の視界に写ったのはピンクの髪の小柄な少女が、こちらに銃を突きつけていた場面だった。

 

「......」

「......」

 

しばらくの間沈黙が続く、この沈黙を打ち破ったのはピンク髪の少女だった。

 

「ごめんねえ〜いきなりこんなことしちゃって君が気持ちよさそうに寝てたもんだから起こすのも悪いかなと思って、手足だけでもと思って縛ったんだ〜」

 

まぁ...こうなりますよね...

 

「いや、こちらこそすまない、勝手に敷地内に侵入し一時的ではあるがこの場所を占拠してしまったからな。」

 

「ということは、こっちに敵意は無いってことで良いんだよね?」

 

「ああ、君に敵意はない」

 

「ってことは”カタカタヘルメット団”の仲間じゃないのか...」

と少女は呟いた

「とりあえず、縄の方を解いてはくれないか?さっきから縄の部分がきつくて痛いんだ」

「あっごめんねえ、今解くよ」

と少女は縄を解き始めた。

 

「そういえば、自己紹介がまだだったね、私は”小鳥遊《たかなし》ホシノ”よろしくね〜」

 

「私は、”深海《ふかうみ》 タキネ”だ、よろしく頼む。」

 

と軽い挨拶を交わし、ホシノが話し出す。

「ところで君は、ここに何のようで来たの?」

「実は、私もわからないんだ、気づいたらここの砂漠にいたんだ」

「ここに来る前の記憶はある?」

「申し訳ないが、無い」

 

そっかぁ、とホシノが口元に手を置き少し考えるような体制を取る、その後部室のドアが開き、少女が三人が部屋に入ってくる。

 

「おはようございまsって誰!?そしてデカッ!!」

「...お客さん...でしょうか?」

「あら〜見ない人ですね、もしかして、新入生ですか?」

 

と眼鏡の少女と猫耳黒髪の少女、カーディガンを羽織った少女が話しかける。

「いy「そうそう、うちに転入することになった深海 タキネちゃんだよ〜」

そう彼女たちにホシノが言うと私は少しムッとし、彼女に無言の圧をかける、私の無言の圧に気づいたのか、ホシノはこちらを向いて口元に指を持っていき、静かにという意味のジェスチャーをする。

 

まあ、私としてもどこかの組織に入ったほうが良いと考えていたから、あえて訂正しなかった。

 

軽い挨拶をし、少女たちが荷物の整理をし各々が席につく。

 

 

少しの沈黙の後、ホシノがまた話しかけた。

 

「そういえばタキネちゃん、随分と不思議な武器を持ってるみたいだねぇ、ねえ、おじさん達にどんなものなのか教えてくれない?」

 

とホシノが寝てる際に抱えていたリペットガンを指差す、まあ武器のことを話すだけだから、いいか

 

「ああいいぞ、この銃はリペットガンといって通常の銃とは違い、銃弾とは違う大型のネジ状の物を撃ち出す銃だ、ほら」

といって私はリペットガンからマガジンを取り外し、大型のネジを手に取り見せる。

「へぇ、少し物騒な銃ですね。」

 

「他はランチャーとマシンガン、特殊なものだったらハッキングガンぐらいだな」

 

と軽い雑談をしていると、部室の扉が開き銀髪の獣耳の少女が何かを背負って入ってくる。

 

「おかえり、シロコせんぱ......い?」

 

シロコと呼ばれる少女の背中には、私ほどではないが背が高い糸目の男がおぶられていた。




いやあ、やっと書き終わった〜
少し長くなってしまいましたが、ネームドキャラとの遭遇が書けました。

さて、次回予告ですが、次は本編通り、ヘルメット団との戦闘になります、タキネちゃんが無双してくれますよ!!

ぜひ、次回をお楽しみに!!
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