実験体は透き通る世界で何を得る?   作:FUREA-205-jp

6 / 7
深海 タキネ

推定技能ステータス

戦闘dice98

運動dice73

知力dice68

神秘dice85

倫理dice68

慈悲dice62+(ダディ補正+28)

政治dice13

事務dice56

技術dice60+(プラスミド補正+10)


注意:これはあくまでこの物語内でのキャラクターをより深く読者の方々にイメージさせやすくするもののため、特段と意味はありません。
参考資料としてご活用ください


青い小瓶とラーメンという料理

その後、私はなんとかリッカの家に泊まる事が出来た。

 

取り敢えず、泊まらせてもらう側として多少の手伝いをしなければな。

私は誇れるほどではないが、身の回りの家事はできるほうだから、今の間は手伝いを率先的にした。

 

食事の準備や皿洗いなどの簡単な物をこなす間に家主であるリッカを休ませた、途中まで申し訳ないだの、私がやるだのと言っていたが、私は半ば強引にソファに座らせ、休ませた。泊まらせてもらう身として、先になにかしてもらうのは私として気が引けたからである。

 

皿洗いも一通り終わった時、リッカは私のところに来て言った。

 

「そういえば姉貴、お風呂入らないのかい?」

 

...そういえばここに来てから風呂に入ったことはなかったな、前は海中以外に温かい水に入るという事は無かったからな..どんな感覚だったか.....ん?待てよ...そういえば私...今着ているタンクトップとボトムス以外、服がないぞ...。

 

どうしたものか、そう考え込んでいるとリッカはなにか察したようで、私に問いかけてきた。

 

「姉貴?どうしたんだい?」

 

「ああ、実は...いま着ている服以外持って無くてな...」

 

「なるほど....それならアタシの服でー、ってサイズが合わないか...」

リッカは自身が着ている服を見て、少し落胆する。

 

「まずいな、今の私に持ち合わせもないし、買いに行く事もできない、悪いが今日はやめておこう。」

 

「そうかい...なあ姉貴...明日学校が終わったら、服を見に行きませんか?」

 

彼女からの提案は私にとってとてもいいものだ...これは素直に提案に乗るとしよう。

 

「...ああ、頼む。」

 

「はい!」

 

私は明日、やるべきことが一つ出来た、よし、今日私がやることは...夜のうちにアレを作ることか。

......今日は徹夜になりそうだ。

 

 

 

 

翌日、私はリッカの家のガレージにあった自家用の大型バイクの後ろに跨がり、学校に向かった。

このバイクはリッカのものらしく、いろんな改造が施されていた、相当バイクが好きなよううで、大事にしてるのだろうバイクには引っかき傷や砂の汚れが一切付いていない。

 

 

そうして私達はバイクでアビドス高校、始業時間10分前につき、部室の扉を開けたのだが...

 

”やあ、おはようタキネ、リッカ。”

 

部室内には先生だけがいた。

 

 

「おはよう先生、随分と早い時間に来てるんだな。」

 

”まあ、先生だからね”

 

”そういえば君たちは学校にどうやって来たの?”

 

「アタシと姉貴はアタシ愛用のバイクに乗ってきたんだ。そういう先生は?」

 

”私は、電車とかの交通機関を使って来てるよ”

 

車とかじゃなく、交通機関を使っているのか...

 

軽い雑談をし、武器のメンテナンスをしていると、部室の扉が開き、アヤネがやってきた。

 

”おはよう、アヤネ。”

 

「おはようございます、先生、タキネさん、リッカさん。」

 

「ああ、おはよう。」「おはようございます。」

 

軽い挨拶を済ませ、待っているとセリカ以外の生徒が揃った。

 

”セリカは、今日お休み?”

 

先生はアヤネに問いかける

 

「いつもはこの時間帯に登校するのですが、今日は自由登校日ですので、恐らくバイトでしょう。」

 

”「「じゆうとうこうび?」」”

 

私とリッカ、先生の三人は首を傾げた。

 

「ああ、自由登校日というのは、学校に来なくてもいい日のことです、もちろん、成績の悪い子は登校をしないとですがね。」

 

「アヤネ達はどうなんだ?」

 

「私達は特にやることがなかったり、ここから準備してなにかしたりする、要は暇だから来た感じですね。」

 

「なるほどぉ」

 

”セリカって、バイトしてるの?”

 

「はい〜☆折角ですからセリカちゃんのバイト先に行ってみますか?」

 

「ん、良いと思う、少し早いお昼ごはんというのも悪くない。」

 

お昼ごはん...というとセリカは飲食店で働いているのか?

 

”お昼ごはん?セリカは飲食店で働いてるの?”

 

「うへー、それについては就いてからのお楽しみかな〜。」

 

料理、か...どんな料理だろうか、ファストフードだろうか?それともカフェ系だろうか?どちらにせよこの世界の料理を知れるんだ、興味が湧いてくる。

金は無いが、行ってみよう。

 

「姉貴、折角ですから昼食を済ませたら服を買いに行きましょう。」

 

「だが、持ち合わせが...」

 

「その点は大丈夫ですよ姉貴、”大人の”先生がきっと払ってくれると思いますから、そうでしょう?」

 

”うぐっ...なかなか痛いとこ突くね”

 

そういうと先生は観念したように肩を落とした。

 

”分かった、今日は私が奢るよ”

 

そう、先生は言った、言ったな?

 

「良いのか?私は結構食べるぞ?」

 

”良いよ、これも青春だからね”

 

「それじゃあ、さっそく行ってみよ〜」

 

そう言うと私達はアビドス高校の校舎前で分かれた。

先生とアビトスのメンバーは徒歩で、私とリッカはバイクに乗って目的地へと向かった。

 

 

 

 

 

ホシノ達が言った場所につくと、そこは木造建ての建物で、趣のある店についた。

 

「柴関...ラーメン?....」

 

「へえ〜こんな土地にお店があったんだ。」

 

「しばらく、先生たちを待つとしよう。」

 

「分かった、姉貴。」

 

 

「そういえば、ここから学校までどのくらいの距離があるんだ?」

 

「ここからと考えると.....ざっと....3kmあるかないかぐらいかな」

 

「なるほど...もう一つ質問いいか?」

 

「ええ、なんだい?」

 

「ラーメンってどんな料理だ?」

 

「は?」

 

「いや、そういう料理を食べたことが無いんでね、あまりわからないんだ。」

ラプチャーにはラーメンという名前の料理は、確か無かったはずだ、どんな料理だろうか。

 

「えーと、ラーメンっていうのは、麺を使った料理で、だしの効いたスープと味の濃い具材と一緒に食べる料理だね。」

「あ、そういえば姉貴、箸は...まだあんま使えないよな」

 

「ああ、その料理は箸を使うのか?」

 

「まあ、そうですね。」

 

この世界では箸をよく使うのか...早めに使い方を覚えないと苦労しそうだ....

 

 

そう話していると先生を連れたアビドスのメンバーがやってきた。

 

「うへ〜ふたりとも早いね〜、おじさんもバイク買おうかな。」

 

「ホシノ先輩、免許持ってるんですか?」

 

「それは当然、持ってないよ?」

 

”柴関ラーメン?”

 

生徒たちを追いかけてきた先生が息を切らしながら話しかけてきた。

 

「そ、少し以外だった?」

 

”はは、少しね”

 

「さっそく中に入りましょう?お腹が空いてきましたよ。」

 

「そうですねー☆もうお腹ペコペコですー!」

 

私達は扉に垂れている暖簾を潜り、店内へと入った。

 

 

 

「いらっしゃいませ!何名様でしょうk、って!?」

 

”や、やあセリカ...”

 

「お!今日も元気だねセリカちゃん」

 

「あはは...セリカちゃん....お疲れ様...。」

 

「ん、お疲れ。」

 

「セリカさん、お疲れ様です。」

 

「ここで働いてたんだな、セリカ。」

 

「な、ななななんで皆が此処に!!それに先生まで!?」

 

「いやあータキネちゃんがセリカちゃんのバイト先を見たいって言い出してね、この時間帯ならここに居るんじゃないかって思って来たら、予想が的中したんだー」

 

「ホシノ先輩.....余計なことを...!」

 

セリカは悔しそうな目でホシノを睨む、すると、後方から店のオーナーらしい人物の声が聞こえた。

 

「お!アビドス高校の生徒さんか。セリカちゃん、おしゃべりはそのくらいにして、早く席に案内してあげな。」

 

店のオーナーとおもしき人物がセリカに近づいてくる、そのオーナーとおもしき人物?は、日本を象徴とする犬種、柴犬の姿をした二足歩行をしていた。

 

「い、犬?」

 

「お、そっちの二人はセリカちゃんのおともだちか?」

 

「友達じゃないです!新しく入るらしい生徒たちです!!」

 

「そ、そうか、取り敢えず立って話すのもなんだ席に案内してやりな。」

 

「はい、大将、七名様ご案内しまーす。......はあ

 

セリカは小さくため息をつきながらも案内してくれた。

私達は六人席で案内された、両サイドにアビドスのメンバーが座り、先生はシロコの隣に、リッカはノノミの隣に座り、私はセリカに椅子を持ってきてもらい、お誕生日席に座る形となった。

 

「所でセリカちゃんはユニフォームでバイトを選ぶタイプ?凄いに合ってるねぇ♪」

 

「違うわ!此処は行きつけのお店だから!それだけ!!」

 

「セリカの制服姿...とても似合ってるな。」

 

エレノアも、もし働くとなったらこんなユニフォームを着て働いたのだろうか...少し感傷的になってしまう。

 

 

さて、何を食べようか

私はアビドスのメンバーがセリカと楽しく話し合っているうちに壁に書けられているメニューを見る。

 

そこには、醤油、塩、味噌などの様々なラーメンと、ご飯や付け合せの料理など多くあり何を食べようか困るほどにあった。

 

取り敢えず、この店のラーメンの量がどのぐらいなのか常連の意見を聞かないだな、アビドスの皆もある程度会話は終わったようだ。

 

「なあ、セリカ」

 

「な、なに?」

 

「この店の料理はどのくらいの量なんだ?」

 

「量...うーんと....だいたいこれくらいね」

 

セリカは、空になったどんぶりに手を使って説明した

「なるほど、ありがとう。」

 

「それで、注文は?」

 

「私、チャーシュー麺お願いします!」

 

「私は、塩」

 

「えっと.....私は味噌をお願いします。」

 

「私はねー特製味噌!炙りチャーシュートッピングで!」

 

「先生も遠慮しなくて良いんだよー、このお店凄い美味しいんだ!オススメはアビドス名物柴関ラーメン!」

 

”じゃあ私はそれにしようかな”

 

「アタシは塩に白髪ねぎのトッピングで、姉貴は決まりましたか?」

 

「それじゃあ...柴関ラーメンとチャーシュー麺、味噌ラーメンを一つずつで」

 

「けっ、結構食べるんですね...」

 

「すまない、最近はあまりちゃんとしたものを腹に入れてなかったものでね。」

 

「そ、そんなに食べられるんですか?」

 

「ああ、これでも動く量に対して割に合わないぐらいだ」

 

「あ、そうだ、すみません、フォークを頂けますか?」

 

「フォーク?なんで?」

 

「すまない、箸がうまく使えなくてな...」

 

「タキネちゃん、箸使えないんですか?...」

 

「まあな...あっ、勘違いはしないでくれよ、ずっと居た場所が箸を使わないで食事をする場所だっただけだ。」

 

「は、はあ、まあいいわ注文は以上で良いのね?」

 

「ああ、大丈夫だ、ありがとう。」

 

皆の雰囲気がしんみりになるのを感じ取り怪しまれないように落ち着いて訂正しつつ、注文を終わらせる。

注文を受け取ったセリカが注文を確認した後、キッチンの方に向かって歩いていった。

 

 

 

しばらくすると、セリカと大将が料理を運んできた。

 

「おまたせしました、塩と味噌、特製、柴関、チャーシュー麺です」

 

「背の高い嬢ちゃんと白い嬢ちゃんはもうちょっと待ってな。」

 

はい、と返事をし、先生たちが食べているラーメンという料理を見る。

料理からは食欲を引き立たせるようにいい匂いがしていた、私が生きていた時代では到底食べれないようなとてもいい匂い、長い麺とスープの上に浮かぶ食材が艶を出して光って見える。この世界には他に何の料理があるのだろうか?そう考えるたびに腹が減ってくる。

まあ...その前に稼げるようにしないとな。

 

そう観察していると私達の前に料理が運ばれてきた。

 

「おまちどうさん、塩白髪ネギトッピングに柴関、チャーシュー、味噌ラーメンね」

 

「...意外と量多いんですね...」

 

リッカが注文したラーメンのトッピングを見て言う、そこには、山のように乗せられた大量の白髪ねぎを見て言う。

 

「ハッハッハ、ごめんな嬢ちゃん!つい手元が狂っちまってな!」

 

「そうですか...」

 

どうやって食べよう...、と小声で言っているリッカを横目に私はラーメンの器にフォークを刺し、麺を絡め取る。スープは意外とあっさりめで胃もたれはしなさそうだ。

わくわくとした心のまま私は口の中に麺を入れる。

 

「........うまい......」

 

とても美味しい!こんな料理を食べたのは何時ぶりだろうか?今まで体が食を求めていなかった反発か、意志と裏腹に手が止まらなくなる。

しっかりと味のあるスープ、噛み応えが残るように茹でられた麺、そして、スープとは味が違う、だが、料理に合う具、すべてが程よく混ざり合い、良いハーモニーを醸し出している!最高だ!!

 

食べれば食べるほど食欲が増していく、これほどの料理がこの世にあるとは!驚きだ。

 

「嬢ちゃん良い食いっぷりだな!料理人冥利に尽きるよ!」

 

「姉貴、結構早く食べるんですね。」

 

「ん、良い食べっぷり。」

 

皆からの視線が私に寄っている気がするが、気にしないでおこう。

 

 

 

 

 

その後、私はラーメン三杯をスープまで飲み干した後、舌で感じ取った味の余韻に浸る。

まさか、こんな料理があるとはな......おっとそうだ、今のうちにアレを渡しておかないとな。

リッカのポーチから私が昨日徹夜して作った物を取り出す。

 

とりあえず、一番近いセリカに渡しておくか

 

「セリカさん、あなたに渡したいものがある。」

 

「え?は、はい......うわあ.....なにこれ、凄い綺麗....」

セリカに水色の光る液体の入った小瓶を渡す。

 

「それをバッグに付けてみてほしい、セリカさんなら似合うと思うんだ。」

 

「そ、そう?ならもらっておくわ!」

セリカは気に入ったようで、満月のような笑みをこちらに向ける。

 

「注意としては、瓶の中身を取り出して、飲んだり、肌に付けたりしないように、何が起こるかはわからんからな。」

 

「うぇ!?渡した後に不安にさせるような事言わないでよ!!」

 

不安にかられ、私に問い詰めようとするセリカを軽くあしらい、先生が大人のカードなるもので支払いをした後私達は店の外に出た。

.....退店前にセリカの私への感謝と可愛らしい暴言が聞こえた気がするが、まあ気にしなくていいだろう。

 

「では、私達はここで」

リッカが他のアビドスメンバーに向かい、告げる。

 

「はい☆また明日、学校で会いましょう!」

 

「ん、またね。」

 

「じゃあね〜」

 

”また明日”

 

「ああ、また明日。」

 

別れの挨拶をし、リッカのバイクに跨がる。

 

「そうだ、服を買うついでに武器屋に行ってもいいか?」

 

「ああ良いよ姉貴、じゃ、街に向けて出発だ。」

 

 

リッカがバイクに跨がり、足元のスタータースイッチを足で踏み、エンジンを掛け走り出した。

 

さて、あの小瓶は上手く機能するだろうか?




亜柱 リッカ

推定技能ステータス

戦闘dice76

運動dice36

知力dice73

神秘dice21

倫理dice43

慈悲dice73

政治dice93

事務dice19

技術dice72

注意:これはあくまでこの物語内でのキャラクターをより深く読者の方々にイメージさせやすくするもののため、特段と意味はありません。
参考資料としてご活用ください。
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