雄英巡り
「ついに雄英に入学だ!」
制服に着替え、和気藹々と門をくぐるキシノ。
「先ずは場所を把握しよう。ここが食堂。ひろーい」
探検して食堂の広さに感動するキシノ。
「次は敷地。超ひろーい!」
東京ドームを優に超える広さにさらに感動するキシノ。
「………ところでA組の教室ってどこだっけ?」
広さゆえに迷子になった模様。
緑谷と出会うまで後数分後…
のちに伝説となる名前
オールマイトが顔を滑りながら消えていったある日のこと。
「なぁキシノ」
「ん?」
「訓練の後オールマイトになんて言ったんだ?」
突然上鳴がキシノに質問してきた。
「筋肉モリモリマッチョマイトの変態先生」
「「「「「「「「「「ぶぶぅっ!!!??」」」」」」」」」」
間髪入れずに即答したキシノにほぼ全員が吹き出した。
「き、きき、キシノさん!!なんて事言うんですか!!?」
緑谷が身を乗り出して反論する。
「オールマイトは誰もが認める平和の象徴なんですよ!!変態だなんてやめてください!!」
「緑谷君の言う通りだ!ヒーローが変態と口に出してはいけない!」
「そやで!変態だなんて絶対に街のみんなに言っちゃダメやで!!」
皆それぞれキシノを嗜めるように言うが、
「ピチピチスーツにどこから見てもわかる筋肉を見せている人を変態じゃなかったらなんて言うの?」
「「「「「「「「「「………………」」」」」」」」」」
キシノの素朴な疑問に、A組全員が顔を逸らすのだった。
「ブゥエックショォォォイ!!!」
「ベッドを壊すんじゃないよ!!オールマイト!」
愉快なブドウさん?
「じー」
「………な、なんだよキシノ。オイラをジロジロ見て」
キシノがジーっと峰田を見ている。
「なーんかブドウくん見てると引っかかるって言うか。物足りないって言うか………。頭の球を耳の後ろにつけてくれる?」
「…こうか?」
峰田は言われた通り、もいだ球を耳の後ろにつける。
「近づいたけどまだ足りない。今度は二つずつ加えて」
キシノのリクエストを聞いて実行する峰田。
そして完成したのは国民的なあの人の髪型と瓜二つになった。
「あ!やっぱり似てるなと思ってたんだよ!ありがとうブドウ君。すっきりしたよ」
「………どういたしまして」
パァッと謎が解けてご満悦のキシノだが、逆に峰田は微妙な顔をしている。
それもそのはず、
((((((((((サ○エさんだ………))))))))))
某国民的キャラクターそっくりだから思わず心の中で思ったA組だった。
ちなみに担任の相澤先生は、
「峰田、お前サザ○さんに転職したのか?」
「違います」
と割と本気でそう思ったようだ。
見えないが故に
ガンッ!
「痛っ!」
「あ、ごめん大丈夫?」
キシノが不注意で葉隠の頭に当たったようだ。
「なぁ、たびたび当たるよな?キシノと葉隠」
「確かに。訓練で葉隠に気づかなかったみたいだし。きっと距離感が分からんかもな」
遠目で見てた切島と瀬呂。
「私の近くで腕を回さないでね。おねがいだから」
「ごめんごめん」
声的に憤慨した様子の葉隠。
キシノは謝る。
「ねぇキシノ〜。お気に入りのお店ってある?」
「あ、それなら向こうの…」
ゴッ!
「あだっ!?」
「あ、ごめん」
芦田に呼ばれて場所を指さそうとして再び葉隠の頭に当たった。
「………距離感っつーより天然じゃね?」
「タチ悪いほうのな」
次回第二章の始まりです。