「キシャーーーーー!!」
「ハーベスター!?なんでこんなところに!?」
悲鳴にもにたマリアンの叫び。
そして因縁の相手であり宿敵にもにた感情で睨みつけている。
「言うまでもないことよ。奴らが来たんだわ」
「ついに戦いか」
「では手筈通りに行くぞ。シャピラ、ついてこい」
「御意」
「私たちも行くぞ!全員避難誘導を!可能なものは援護に回れ!」
巨虫を知っているエヴァ達はすぐに行動する。
「姫様はこちらに…姫様!?」
いつの間にかコヒメがいなくなっていた。
「なんだ?この化け物は!?」
初めて見る巨虫・ハーベスターに驚きを隠せない轟。
ふと鎌を見ると『赤いもの』が付着しているのが見えた。
「っ!………テメーの仕業かっ!!」
何かを理解した轟は怒りと共に炎を放つも、ハーベスターが素早くかわす。
「キシャシャシャシャシャシャ!」
嘲笑うかのように鳴声を放つハーベスター。
「こいつでどうだ!」
今度は氷の柱を出現させ、ハーベスターを囲む。
「シャア!」
ズバッ!
しかし鋭い鎌が氷柱をぶった斬る。
「下がって!私が相手になるわ!」
レフリー役のミッドナイトが轟の前に立つ。
「虫相手に効くか賭けだけど…」
ミッドナイトが衣装の肩部分を破く。
「シャーー!!」
ブブブブブブブブブブ!!
突然ハーベスターから強い風が吹き始める。
「うっ!こいつ!」
ミッドナイトは無意識に肩を抑えながら風に耐える。
(こいつはもしかして本能的に私の個性を見抜いたの!?)
ミッドナイトの個性は『肌から眠りの香りを放つ』タイプなので風の影響を受けやすい。
なので風を起こされると最大の強みが失われるのだ。
後方にいる轟もなんとなくミッドナイトが不利になったと理解した。
(くっ、このままじゃ…)
コソコソ
ふと後ろから何か気配を感じたので振り返る。
なんとコヒメが這いながらキシノに近づいてきた。
「ガーディアン…」
轟がポカーンとしている中やっとキシノの元へ辿り着いたコヒメ。
「今、助けるから…」
コヒメはキシノの手を祈るように握りしめる。
するとキシノが淡く光り、傷口が少しずつ小さくなっていく。
(これは!?回復系の個性なのか!?)
「………ぅ」
キシノが反応する。
「キシノ!」
「ガーディアン!」
「…ショート君…と、姫様!?」
痛みで少し目を開けるが、コヒメを見た瞬間驚きの目を向ける。
「姫様その
「ごめんなさい!でもガーディアンを助けたくて…」
「だからと言って人前…ぅぐっ」
「無理するなキシノ。かなりの深傷なんだぞ」
痛みで顔を歪ませるキシノ。
それでも我慢して元凶のハーベスターを見やる。
「それよりも、ハーベスターがいるのなら奴らがすぐ近くに…」
「ハーベスター?………うん?」
突如空が暗くなると無意識に見上げる轟。
が、それを見た時、信じられない表情をしていた。
「お、おいみんな!!空を見ろ!!」
1人のヒーローが上を指差して叫ぶ。
そこには会場を覆うほどにとても巨大な物体が、空に浮いていた。
「バカなバカなバカな!」
「な、なんじゃこりゃぁ!?」
「そ、空を飛んでる?」
「で、でけぇ…」
「まさか、エイリアンが攻めてきたのかぁ!?」
巨大飛行物体に驚きを隠せないヒーロー達。
「なんか落ちてくるぞ!」
巨大飛行物体から大きな物が会場のど真ん中へ落ちてきた。
大きく土煙が舞うが、巨大な剣が振り払う。
赤い筋が入った黒い鎧を身に纏い、右手に巨大な剣を、左手に凶悪な悪魔の顔を彷彿とさせる巨大な盾を持つ巨漢の敵。
ヒュンヒュンヒュンヒュン!
剣を掲げると会場のあちこちに黒い鎧を身につけた集団が会場の人々に銃を向ける。
「こいつらUSJの!」
「あれがインヴェーダー…」
一度会敵しているA組はかの敵・インヴェーダーを見る。
「傾注せよ愚かな生命体達よ!」
その中で大柄のインヴェーダーが剣を掲げたまま叫ぶ。
「我らは彼方より救済を与えし者なり!生を求めるならば我らに服従せよ!従わぬならば死の救済を!救世主に首を垂れよ!崇めよ!讃えよ!貴様らの運命は我らの手にあるのだ!」
「「「「「救世主を讃えよ!!救世主を崇めよ!!」」」」」
ついにインヴェーダーがヒーローに会合したのだ。