騎士様のヒーローアカデミア   作:只の暇人

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これにて第二章は終わります。


大会の終わり

「それではこれより、表彰式に移ります!」

 

インヴェーダーの襲撃が収まり、普通なら中止にする体育祭をシメに近いことも相まって表彰式を始めることになった。

 

会場の真ん中にはセメントスお手製の表彰台が並んでおり、

 

三位・爆豪勝己

二位・轟 焦凍

一位・キシノ・ガーディアン

 

となっている。

 

「轟とキシノの戦いって曖昧になってなかった?」

「譲ったんだと。たとえ実力で戦ってもキシノが勝ってたとか言って」

「まぁ確かに、船ごとぶっ飛ばしたからな」

 

実際は轟が棄権を表明した事でキシノが優勝したという事だ。

 

「メダル授与よ!今年のメダルを贈呈するのはもちろんこの人!」

 

会場の屋根から大きな人影が見える。

 

「私が!メダルを持ってきt「我らがヒーロー・オールマイトぉ!!」」

「カブラレマイト」

 

せっかくの登場なのにミッドナイトがセリフ被せたせいでイマイチになる。

キシノがボソッと皮肉ったあだ名をつけた。

 

「気を取り直して、爆豪少年。三位おめでとう!」

「いらねぇよ!俺が取りてぇのは頂点(てっぺん)だけだ!」

 

爆豪は受け取ろうとはせずキシノを睨みつける。

キシノはそんな爆豪に目を向けず話す。

 

「素直に受け取りなさい。そのメダルは実力であり『戒め』として持っといて。もう一度私と戦うつもりなら尚更ね」

「………チッ!」

 

一瞬間が空いたが、乱暴に銅メダルを受け取った爆豪。

 

「…次はぜってぇ負けねえ!」

「私も簡単に負けてあげない」

(嗜めるの上手いなぁ)

 

2人のやりとりに率直な感想を抱いたオールマイト。

 

「次は轟少年。二位おめでとう!」

「………」

「あえて深くは聞かないよ。大会始めた時と比べて吹っ切れた顔をしている。自分で言うのもなんだが、友達を大事にしよう!」

「全部じゃない。まだ精算しなきゃならねえ事が残ってるんだ」

「大丈夫。今の君なら出来る」

 

轟をハグし終えた後、最後にキシノと向き合う。

 

「優勝おめでとう!キシノ少女!」

「ありがとうございます!」

「おめでとうガーディアン!」

「あ、姫様」

「Waohっ!?いつの間に!?」

 

オールマイトの顔の横からヒョコっと現れたコヒメ。

 

(ベッタリくっついてたのに気が付かなかったの?)

 

オールマイトが着地した時から背中にくっついてたのを見ていたミッドナイト。

そうなればコヒメはオールマイトが飛び降りる準備をしていた時より前からくっついてたことになる。

 

「またやっちゃいましたね姫様」

「あぅ、ガーディアンのメダル見たかったからつい…」

「オールマイトの背中はどうでした?」

「勢いすごくて楽しかった!」

「次はバッテンのシートベルトを装備したオールマイトと遊びましょう。ジェットコースターマイトを」

「ジェットコースターマイト!?っていうか私で遊ぶのはやめたまえ!」

 

2人のやりとりにオールマイトはたまらずツッコむ。

会場は大笑いに包まれ、経験した事がある緑谷は苦笑いを浮かべる。

 

「ま、きてしまったものは仕方ありません」

 

キシノがスッと手を差し出す。

コヒメはオールマイトからキシノへ飛び移って、肩車になって渡された金色のメダルを上に掲げる。

会場全域に拍手喝采が響き渡る。

 

『さぁ!今回は彼らだった!しかし皆さんこの場の誰にもここに立つ可能性があった!ご覧いただいた通りだ!競い!高め合い!さらに先へと登って行くその姿!次代のヒーローはその芽を確実に伸ばしている!』

 

マイクを手にオールマイトが最後の締めを口にする。

 

『てな訳で最後に一言!!みなさんご唱和ください!せーの!!』

「「「「「「プルs『お疲れ様でしたぁ!!』え?」」」」」」

 

まさかのオチである。

 

「ちょっとオールマイト!そこはプルス・ウルトラでしょう!?」

「いや、みんな疲れたかと思って」

「姫様、これこそが『オチマイトのおちまい、と』です」

「オチマイおじさん?」

「ごほぉっ!!!??」

「「「「「「ギャハハハハハハハハハハハハ!」」」」」」

 

オールマイトのガラスハートにダメージが入ったのをよそにこの時のキシノ達は喜び合っていました。

 

 

 

飯田天哉の兄が『ヒーロー殺し』にやられるまでは。




〜次回予告〜



キシノ「突如突きつけられる悲報。先代『インゲニウム』が倒れたことで暗い心を持った飯田天哉は雄英を後にし、力を求めた」

緑谷「また何か始まってる!?」

キシノ「そして手に入れたのはあらゆる力を増幅させる『ストーンマスク』。ただしそれは人間を捨てる諸刃の刃!」

飯田?「フハハハ!俺は人間をやめるぞ!ジョジョォォオオオ!!」

峰田「ジョジョってだれだぁ!!?」

葉隠「ジョナサンだったっけ?」

常闇「俺は承太郎だな」

キシノ「復讐の為そして兄インゲニウムの為に最強の力を手にした飯田天哉!」

切島「飯田!俺はお前を止めて見せる!!」

芦田「それ前にも言ったよ」

キシノ「はたして彼は仇敵『ヒーロー殺し』と戦う事ができるのか!その運命やいかに!?」

瀬呂「真面目なのかふざけてるのか分かんねえな」

障子「ここだけではないのか?」

キシノ「次回!『狂機覚醒インゲニウム』!スロウリィから卒業してトップスピードを!」

轟「楽しそうだな」

耳朗「ウチには訳がわからないよ」

麗日「楽しい………のかなぁ?」





飯田「『ヒーロー殺し』………お前は俺が………」
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