騎士様のヒーローアカデミア   作:只の暇人

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第二回短編集です


Ex:3短編集その2

コヒメちゃん大潜入!

 

 

 

「ここにガーディアンがいるんだね」

 

巨大な雄英高校のゲートを見て圧倒感を感じたコヒメ。

 

「え〜っと………」

 

周りを見渡して考え込むコヒメ。

 

「あ」

 

ふと一本の大きな木を見つけ、よじよじと登り、

 

「とぅ!」

 

そして枝からジャンプして雄英の敷地内に入った。

 

「今行くよ!ガーディアン!」

 

そしてコヒメは緑谷達A組と出会うのだった。

 

 

 

 

 

あの日の約束?

 

 

 

「ブドウ君、約束を果たしにきたよ」

「え?や、約束?」

 

突然約束を果たしにきたと言われてピンと来ない峰田。

 

「峰田、お前とうとうキシノを脅したのか?」

「引くわー」

「ちがーう!オイラは潔白だ!断固として撤回を要求する!」

 

ついに犯罪を犯したかとジト目で見つめるクラスメイトに峰田は反論。

 

「ようやく仕上がったからね。準備に手間取ったけど間違いなくブドウ君の夢が叶うよ」

「おい峰田」

「だからその目はやめろよ!………悪いけどどんな約束だったんだ?」

 

身に覚えがない峰田はキシノに聞いてみた。

 

「忘れたの?体育祭の時にやってほしいって懇願してたじゃない。『お姫様みたいに抱っこされたい』って」

「…ヤッベ〜。すっかり忘れてた」

 

色々ありすぎてキシノにやってほしいって頼んだことをすっかり忘れてた峰田。

 

「そういやあったな。緑谷のお姫様抱っこ」

「か、上鳴君。出来ればそれを忘れてください…」

「だが、断る!」

 

ポンっと叩いて思い出した上鳴と恥ずかしさで顔を覆う緑谷。

 

「お姫様抱っこは分かったけど、その荷物は一体なんなのかしら?」

 

キシノが持ってきた紙袋が気になる蛙吹。

 

「そりゃもちろんお姫様抱っこに必要なものですよ」

「?普通にお姫様抱っこじゃダメなのか?」

「ダメ。やるからには本格的にしないと。そんなわけでこれ着てねブドウ君」

 

若干ワクワクしていた峰田だが、キシノが取り出したものを見てピシリと固まってしまう。

 

それは某キノコの国のプリンセスドレスのような衣装だった。

しかも峰田サイズに合わせている。

 

「………これ………着るの?」

「うん」

「これ着て………お姫様抱っこ?」

「うん」

「ちなみにキャンセルは?」

「ダメ」

 

キシノはグワシっと峰田を鷲掴みした。

 

「か、上鳴ぃぃぃぃぃ!!みんなぁぁぁ!!助けてくれぇぇぇぇぇぇ!!」

「………峰田、お前の意思は忘れない」

「見捨てるなぁァァァァァ!!

 

哀れ、キシノに捕まった峰田はみんなに見捨てられ着せ替え人形にされたのだった。

 

 

 

そして、

 

「はい、チーズ!」

 

プリンセスドレスを着せられた峰田はキシノにお姫様抱っこされ、呼び出されたアンドロに記念撮影されていた。

 

「峰田………くくっ」

「似合わねえ、超似合わねえ!」

「ダメ、堪え切れない………ぶふっ」

 

クラスメイトに笑われている峰田は色々な感情が渦巻いてプルプル震えていた。

 

「夢が叶って良かったですねブドウ君」

「………………オイラを殺してくれ」

 

峰田本人としてはお姫様抱っこされたいと願っていたが、ドレスを着せられるとは思わなかったため真っ白になっていた。

 

「はい、次があるのでおしまいです」

「うん?次?」

 

峰田を降ろしたキシノの発言に違和感を覚えた。

 

「本来ならブドウ君だけですがそれだともの寂しい気がしましてね。いっその事『クラスみんなで』一緒に共有しようと思いまして」

「「「「「「っ!!!!??」」」」」」

 

なんとキシノは峰田だけでなくクラスメイト全員分のドレス衣装を用意していたのだ。

 

「逃げ」

「ブドウ君全方位もぎ玉」

 

シュババババババ!!

 

相手が動き出す前にキシノの指示でドアと窓を完全にもぎ玉で止めた峰田。

 

「なっ!?峰田テメッ!」

「…オイラだけ恥ずかしい思いして、オメーらを逃すわけないだろう?」

 

相手を絶対呪うといいたげにお手玉のようにもぎ玉を操る峰田。

 

「さぁみんなもお姫様ターイム!」

「さぁお前らの恥ずかしい格好を写真に収めてやるぜ!」

 

 

 

 

その後、真っ白に燃え尽きたクラスメイトを除き、キシノとアンドロはホクホク顔。

峰田はふっとキマリ顔を浮かべるのだった。

 

 

 

 

 

コヒメちゃん大潜入2

 

 

 

「私がぁ!元気よく職員室に来たぁ!」

「30分の遅刻だオールマイト」

「Ouch!心に来る指摘はやめたまえ相澤君!」

 

マッチョフォームでやってきたオールマイトにダメ出しする相澤。

 

「どうせ途中で敵活動の対処をしていたんだろう?」

「やっぱりわかっちゃう?」

「ある種の職業病だぜオールマイト」

 

プレゼント・マイクが揶揄っていると13号が怪訝そうに指摘する。

 

「あの、先輩。………背中に何か張り付いているのですが」

「?」

 

オールマイトは背中を弄ると、小さなものを捕まえた。

それはカンタベリー王女のコヒメだ。

 

「………見つかっちゃった」

「Waoh!びっくりした!」

「おいおいキシノんとこの王女様じゃねーか。なんでオールマイトに張り付いてたんだよ?」

「えと、ガーディアンに会うためにこの筋肉おじさんについて来たの」

「ついて来たっつうか張り付きて来てんじゃん」

「まさか2度も不法侵入を働くとはな。王女といえど説教だ。ついでにオールマイトも」

「私も!?」

 

結局コヒメとオールマイトは揃って説教されたのだった。

 

 

 

 

イジラレマイト

 

 

 

「HA〜HAHAHA!こんにちはコヒメ少女!」

「こんにちはオチマイおじさん」

「ぐほっ!?」

 

オールマイトは心にダメージを負った。

 

「こ、コヒメ少女………出来ればオチマイおじさんはやめてくれないかい?」

「?なんて呼んだらいいの?」

「私はオールマイト!呼びやすくマイトおじさんかマイトおじ様でもいいよ!」

「わかった!………えと「ダーマイト」ダーマイトおじさん!」

「NO!オールマイトだよ!」

「じゃあ「オートマイト」オートマイトおじさん?」

「惜しい!」

 

こっそりキシノがオールマイトの真後ろで小さくコヒメに間違った名前を言わせていた。

 

「オールドマイト」

「オールドマイトおじさん!」

「一文字多い!私はまだ現役だよ!」

「オーロットマイト」

「お、オーロットおじさん?」

「もはやマイトがなくなった!」

「筋肉おじさん」

「筋肉おじさん!」

「とうとう私の名前を言わなくなった!」

 

その時遠くから見ている影が、

 

「止めなくていいのか?」

「いや?これはこれで面白いから放置だ」

「頑張ってくださいオールマイト!」

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