騎士様のヒーローアカデミア   作:只の暇人

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ネーミングのグレー判定は危ない

話をしよう(某神様風)

 

あれは今から36万………………ってのは冗談で。

 

緑谷と秘密の共有をしたキシノはいつも通り授業を受けている。

 

途中マスコミに詰め寄られたり*1*2学級委員長決めたり*3門が破壊されていたりとかあったが、

 

いつも通りである。(おい!)

 

「今日のヒーロー基礎学だが……俺とオールマイトともう1人の3人体制で見ることになった」

 

だけどいつもと違うことが起こり始めた。

後で聞いた話だが、門が破壊され、マスコミが侵入された時、何物かの悪意があったとのことで、方針を変えたようだ。

 

「災害水難何でもござれ。人命救助(レスキュー)訓練だ!!」

「レスキューかぁ。あの頃が懐かしいな〜」

 

相澤の言葉に懐かしそうに頷くキシノ。

途中圧を感じて相澤に向き直る。

 

「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上」

 

 

 

 

 

閑話休題(そんなこんなで)

 

 

 

 

 

「こういうタイプだった!くそう!」

「意味なかったなー」

 

ヒーロースーツ*4に着替えたクラスメイト達は、クラス委員長になった飯田の支持の元乗り込むも、市民バスタイプだったために飯田は項垂れ、芦田が言う。

そんな時カエル少女こと蛙吹は緑谷に問いかける。

 

「私、思ったことはなんでも言っちゃうの。緑谷ちゃん」

「えっ!? あ、えと、蛙吹さん?」

「梅雨ちゃんと呼んで。あなたの“個性”、オールマイトに似てる」

 

蛙吹の言葉に思わずギョッとする緑谷。

その様子を見ていたキシノがジーっとジト目で見つめる。

 

それを知ってか知らずか切島が助け舟を出した。

 

「待てよ梅雨ちゃん。オールマイトは怪我しねぇぞ。似て非なるアレだぜ。しっかし……増強型のシンプルな個性はいいな!派手に見せつけられる上に出来ることが多い!キシノとかやべーし」

「………ヤバいやつ認定はともかく、私は君の固くなる個性の方がいいと思うけど」

「【硬化】な。確かに対人戦じゃあ強えけどよ、如何せん絵面が地味だろ?」

「僕は凄くかっこいいと思うよ。プロにも通用する堅実な個性だと思う」

 

緑谷が切島にフォローを入れる。

 

「派手であればいいなんてのは目立ちたがり屋の考え方だよ。一流を目指すなら自分と自分の個性を理解しなくちゃ」

「はー、流石。経験者は語るってか?」

 

キシノの言葉に感心する切島。

 

「僕のネビルレーザーは強さも派手さもプロ並みだね」

「お腹ゲリゲリを克服してから出直してこいウザ男」

「ひどい!!」

「青山にだけ口悪いね〜」

 

青山がしゃしゃり出てきたので叩きつけるように悪口を言うキシノに芦田はケラケラ笑う。

 

「でも派手で強いっつったら爆豪と轟じゃね?ひと目でわかる大火力!って感じで」

「でも爆豪ちゃんすぐキレるから人気出なさそう」

「ンだとコラ!出すわ!」

「ほら」

「強かだね梅雨ちゃん」

 

爆豪を指差す蛙吹にキシノは感心した。

 

「でもある意味凄えよ。この付き合いの浅さでクソを下水で煮込んだ様な性格って認識されてんだぜ?」

「てめえのボキャブラリーは何だ!殺すぞ!」

(か、かっちゃんが弄られてる!?信じられない光景だ…!流石雄英…!)

 

上鳴のボキャブラリーに爆豪はキレ、緑谷は頭を抱える。

だがそんな時キシノが爆弾発言をかました。

 

「それ下水が爆発物だらけになるから余計危なくない?」

「(プッツーン!)よーしテメェこっちにこい。ぶっ殺してやる!!」

「お?挑戦か?受けてたってやる」

「やべっ!爆豪を止めろ!」

「キシノさん!あまり煽らないで!」

「………おめーら静かにしてろ」

 

相澤の一言でしんと寝りましたとさ。

 

 

 

 

 

で、

 

「すげー!!USJかよ!!」

「雄英ってどんだけお金持ってるんだろうね」

 

さながら有名なアミューズメントパークの如く色々な事故現場をもしたエリアが多数存在した。

そして宇宙服(という名のヒーロースーツ)を着た人物・13号が言う。

 

「水難、土砂、火事、etc………あらゆる災害や事故を想定し、僕が作った演習場です。その名も………ウソの災害や事故ルーム………略してUSJ!」

「ユニバーサルに喧嘩売ってます?」

「略語が被っただけで問題はないです」

「あ、ハイ」

 

何やらグレーなネーミングに思わずツッコンだが、問題ないと言われとりあえず従った。

 

「13号。オールマイトはどうした?ここで集合のはずだが………」

「先輩それが………」

 

相澤と13号が内緒話をするのをみて、キシノは聞き耳をたてる。

 

「通勤時に制限ギリギリまで活動してしまったみたいで………今は仮眠室で休んでます」

「不合理の極みだなオイ」

(………ダメマイト)

 

ダメダメなオールマイトに呆れ果てたキシノ。

 

(ほっとけない精神ってのは状況によって良し悪しなんだよね〜)

 

今回は悪い方だけど、とキシノはやれやれとため息を吐いた。

 

「仕方ない始めるか」

「では始まる前に僕から小言をひとつ………ふたつ………みっつ………」

「合理的に一つに絞ってください」

「あ、ハイ」

((((((言われちゃったよ………))))))

「…ッフ」

 

キシノに言われて素直に返事した13号にクラスメイトが唖然。

聞いてた相澤はややウケ。

 

「コホン………皆さんご存じだとは思いますが。僕の"個性"は『ブラックホール』。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」

(何その殺人的個性)

「その"個性"でどんな災害からも人を救い上げてるんですよね」

 

キシノが引きそうな表情をしているのを尻目に、緑谷の指摘に麗日が同感と首が取れそうな勢いで首肯する。

 

「ええ・・・・・しかし簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう"個性"がいるでしょう」

 

クラスメイト達が固唾を飲む。

 

「超人社会は"個性"の使用をし資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。しかし一歩間違えば容易に人を殺せる"いきすぎた個性"を個々が持っていることを忘れないでください。相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います」

 

………………個性とは使い方によっては善にも悪にもなれる。

個性は人を救うために使われているが、一歩間違えれば死に至らしめる。間違えれば罪人(ヴィラン)として狙われてしまうだろう。

 

「この授業では・・・・・心機一転!人命の為に"個性"をどう活用するか学んでいきましょう。君達の力は人を傷つける為にあるのではない。助ける為にあるのだと心得て帰ってくださいな。―――以上!ご清聴ありがとうございました」

「ステキー!」

「ブラボーブラボー!」

「オーバーだねメガネ君………ん?」

 

だからこそ間違えた道を進んだものはいくらでもいる。

 

ズズズ…

 

チャキッ

 

「どうした?」

「っ!一塊になって動くな!!」

 

彼らは日常の陰から潜んでいた。

 

「何だアリャ!?また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン?」

「動くな!あれは………(ヴィラン)だ!!!!」

 

虎視眈々と、日常を壊しにやってくる。

そして奴等も………

 

ヒュンヒュンヒュン!

 

「今度は赤い奴らが来たぞ!」

「………………」

 

赤い肌色の仰々しい黒い鎧を身につけた集団が現れる。

そんな彼らをキシノは知っていた。

 

「13号に………………イレイザーヘッドですか………………先日頂いた教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが………………」

「どこだよ………………せっかくこんなに大衆引き連れてきたのにさ………………オールマイト………………平和の象徴………………いないなんて………………子供を殺せば来るのかな?」

「ハン!この際ガセか遅延かなんてどうでもいい!ようやく『汚染種族』共をこの手でぶっ潰せるんだからな!」

 

人類を汚染種族と呼ぶ外から来た異邦の者。

かつてキシノの故郷を滅ぼした元凶。

 

 

 

 

 

 

 

「インヴェーダー………」

 

因縁が雄英に現れた。

*1
オールマイトの授業はどんな感じですか!?

*2
教え方がてんで素人ですかねぇ

*3
キシノは2票であるが、百ちゃんにゆずった

*4
緑谷のは修理中のため体操服

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