原作のどこを読んでも高校何年の何月などの表記がないので勝手に設定。
鈴木の名前もどこを調べてもフルネームがないので現状、鈴木 マサトにしたみた(マサトの由来は某二重人格ロボットアニメの主役から、特に意味はない)
佐藤に皆を寝取られ、凜が佐藤のところに行くのを何とか阻止したものの、幼馴染らを佐藤に性的に食われ、僕から離れていった事実に精神が耐えられず、トイレで吐きまくっていた。
「おうえええええ!おうええええ!!」
思いが頭をよぎる、中途半端な態度をしてきた自分にも非はあるが、正直誰も振っておらず、ずっとこのまま日常が続き、友情が続くものだと思っていた。
だがそれはあっさり、イケメンでヤリチンの性格の悪い佐藤に下半身で奪い去られ自分には味方が凜しかいなかった。
もう自分は生きてる価値がないなと思っていた時だった。
ひとしきり吐きまくり、精神的にも肉体的にもズタボロになり、意識を少し失い、頭がはっきりしてくると、急に物事がクリアになっていた。
見たことがない知識、聞いたこともない知識、あり得るはずのない力、すべてを思い出したかのように、どんどんクリアになっていく。
「僕は・・・ああ、そうだ俺は・・鈴木 マサトなんだな」
まだこちら側に精神が引っ張られているせいか意識がやや混濁している感じはある、だが今の状況を把握するのは十分だった。
「こちら側の俺は、なんとも軟弱すぎるな・・、寝取られる以前に付き合ってないだろうに」
と自問自答する。
別世界の俺と意識と力が統合し、物事がすべてクリアになると、佐藤と言う異物により幼馴染を含めた自分を取り巻く環境が壊された世界だと気が付くが、正直幼馴染のミキはだいじだったものの、自分から離れて無視をするなら眼中にはなかった。
「そもそもあいつらハーレムとかいうが学校の体育倉庫の情報をリークすれば終わるよな普通に」
とこの世界にはない魔力で元の自身の記憶から体育倉庫の事件をスマホに保存し、自分とは別視点から撮影をしている風に保存した。これは明らかに俺が撮影したものではないという風にし俺にチクられたという状況を作らないためである。
保存したスマホ動画を自分の学校に匿名でメール送信し、教育委員会にも送信してやった。
これで少なくとも佐藤と言うごみは学校から排除されるし、少なくとも三人女子は停学にはなるだろう。
正直、ざまぁとしか言えない。
まぁ委員長のやよいに関しては手芸部での淫行動画も記憶の残骸から保存し学校関係者に送り付けたから、よくて長い停学、最悪は退学だろう。
もちろん手芸部は解散、これはしょうがないだろう、何せ、佐藤のヤリチンハーレム事件の事件現場だからだ。
明日の学校が楽しみでしょうがない。
トイレから出ると、凜に自分が転生したことは隠し、今回なんで吐いたのかを事細かに説明した。
「みきちゃんがそんな・・・」
と凜は目に涙をため、泣いていた。
正直自分の中では、並行世界の妹だとしても大事な妹である。
佐藤と言う異物に取られないように土下座をした、もとの俺に賞賛をしたいところだ、むしろこれがなかったら、考えていたところだ。
「まぁ、でも佐藤や取り巻きのヤリマンシスターズ達は、停学ないし重い処分が下るのは時間の問題だからさ、凜には少なくとも佐藤と竹内さんに、委員長のやよいさん、山田さんらには近づかないでほしいかな、何されるかわかったもんじゃないし、中身がヤリマンだからさ、いい影響なんてこれっぽっちもないし」
ともうどうでもいい奴らなので落ち着いて話す。
「わかった・・正直、みきちゃん、ううん、竹内さんは理想のお姉ちゃんだったからショックだけど、お兄ちゃんを裏切ったから縁を切るよ、そんなアバズレいらないし。この家に来ても追い返すから安心して、佐藤さんにも絶対近寄らない、みんなにも広めておくね、お兄ちゃん」
凜を優しく抱きしめ、撫でると、普段は絶対にしない行動に凜が目を丸くする。
「ありがとう、凜、お前まで離れたらどうにかなるところだったよ」
「お・・お兄ちゃん、なんか変わったね」
「割り切ったんだよ、過ぎたことはしょうがないし、ヤリマンが幼馴染なのは恥ずかしいけど、所詮は他人だしね。結果がどうであれ、やったことの責任は負う羽目になるし、まぁ誠心誠意謝罪されない限り許すことはないから」
頭を昔みたいに撫でてやると、凜は嬉しそうに寝たので、そっと部屋のベッドに寝かせてやると俺は自分の部屋に戻ると行動を開始した。
「さて、こちら側でも魔法は問題なく発動しているな」
と亜空間に入り、自分の収集物コレクションを眺める。
とてつもない量の資材の山から現金化しても大丈夫であろうものを取り合出し、この世界のお金に変換する。
あっという間に数千万単位の金が手元にでき、それを元手に株に着手する。
もとにいた世界よりやや時系列が前ではあるものの、株の動きはほぼ変わらず、正直勝てる銘柄で勝負すれば芋づる式に金は増えていく。
夜勤で働く親に将来の資産形成のためにと親権者の同意を得て、株に変換した資金を投入する準備をすると俺は床についたのだった。