僕にはラブソングなど関係ない   作:noranekozero

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ことが明るみになった馬鹿どもの末路

竹内ミキの視点


佐藤ハーレムの崩壊

私達は、佐藤くんとお泊りで肉欲満載の情事をし、和気あいあいと学校の廊下で談笑していた。

 

正直、幼馴染とはいえ、体育倉庫でのセックスを直接的でないしろ見られていたし、あれ以降全く話すことも絡むこともなくなってからの音もまりということもあり、幼馴染の初恋の人の縁が切れたのを残念に思いながらも肉欲のほうが勝ってしまい堕ちていた。

 

佐藤くんはイケメンでお金持ちでヤリチンだが、鈴木くんとは違い皆を平等に肉体的にも精神的にも愛してくれる、ほしい言葉をかけてくれる、私も彼女らも、一人の彼女ではないものの大事にされている感が強く、依存していた。

正直、昨日凜ちゃんが来なかったのは、ほっとはしている。

この数日、疎遠になったとはいえ、幼馴染の鈴木くんのことを少しは気にしていたからだ。

この数日、みるみると顔色が悪く憔悴しきっていた鈴木くんに声をかけようとしたが今更どの面下げて声をかけていいのかわからず結局無視するに落ち着いたが、そんな彼から凜ちゃんを取り上げることにならなくてほっとしたのは事実なのだ。

 

恐らく今日も憔悴しきった彼に会うんだろうなと罪悪感を抱きつつも平然さを装って佐藤くんとなんでもない会話をしていると、鈴木くん?が玄関から入ってきた。

とっさに私を含めて3人は顔を反らしたが、なんというか違って見えた。

全く憔悴しておらず、肌艶がよくなぜか眼鏡をかけていて知的でかっこよかった。

そしてなぜか新聞・・・を片手にコーヒーを飲みながら登校している。

パット見どこかのサラリーマンのように見えてしまった。

 

その様子に佐藤くんも怪訝な顔をしていた・・・

教室に入り、席に座ると

 

「あれ、鈴木くん・・・?だよね」

 

と怪訝な顔をして佐藤くんがいう。

私たち3人ともチラッチラッと鈴木くんを見る。

明らかに別人のようないでたちである。

 

眼鏡をかけた知的イケメンに変身した鈴木くんは、新聞を片手に優雅にコーヒーを飲み、時折スマホを見ては何か忙しげに操作していた、

 

周りからもなんか鈴木くん変わったねー、ねー眼鏡かけてすごいイケメンになってるよね とちらほら女子の声が聞こえる。

 

知的イケメンになった鈴木くんをぼーっと見ていると放送が鳴る。

 

「2年A組、1年B組の・・・」

 

正直嫌な予感がした。

呼ばれたのは、私(竹内 みき)、委員長、さくらちゃん、後輩の田中さん、渡辺さんだったからだ。この5人は佐藤ハーレムのメンバーだからだ。

 

職員室に入ると5人は生徒指導室に呼ばれ、校長先生、教頭先生、顧問の先生、生活指導員の先生、そして警察の人に囲まれていた。

 

「佐藤くん、そしてみなさん。正直に答えてください。佐藤くん、あなたはまず手芸部の部室で川上さんと性行為をしましたね?」

 

と先生に言われ、佐藤と委員長の顔が真っ青になる。

 

「な・・なんでそれを」

 

と佐藤くんが狼狽する、委員長は顔が真っ赤であると同時に真っ青になっていた。

 

「それに続いて、佐藤くん、竹内さん、川上さん、山田さん、あなたたち4人で神聖な体育倉庫で性行為をしていましたよね?」

 

あ、これ全部ばれてる奴だと、この時は私は理解した。

 

「あ・・・えと、それは・・・」

 

と佐藤くんは冷や汗が凄まじく、いつものイケンメンフェイスは崩れ化けの皮がはがれたよう顔をしている。

私はこんな情けない人に体を許していたのか・・と正直ショックを受けていた。

 

「まぁなんでこれがばれたということなんですが、あなたたち監視カメラのある場所で堂々とやりすぎたんですよ。それだけでなくこの決定的な証拠動画も送られてきまして」

 

と佐藤くんが食い入るように見ている。

 

動画には鈴木くんが体育倉庫の前でショックを受けたたずむ姿を映し出しており、明らかにそれ以外の第三者がその場にいて、情事を撮影しているのがまるわかりだったからだ。

 

「正直、あなたたちのハーレム、ですか、それの存在は黙認していました。決定的な証拠がなかったですし、ただこういう性行為の動画があり、学校だけでなく教育委員会にまで送られては状況が一気に変わります」

 

と事態が想像より大きくなっていることを知る。

 

それからは何を言われたのか正直よく覚えてない。

 

佐藤くんは父親が物凄い形相で学校に来て殴る蹴るを散々され、家に連れて帰られた。

 

私は両親が呼ばれ、父親と母親からひっぱたかれ、家に連れて帰られた。

委員長と山田さん、田中さんに渡辺さんも両親に激高され、家に連れて帰られた。

 

数日たち、佐藤くんは自主退学し、マンションは引き払われ、どこか遠いところに引っ越してしまい、二度と会わないようにと厳重注意をされた。連絡をしようとしたがブロックされており電話しても通話不可能だった。

佐藤ハーレムと呼ばれた事件は私たちに大きな傷を植えることになった。

 

委員長は学級委員長を外されただの川上さんになり、一か月の停学処分になった。

私と山田さんは2週間の停学処分になり、田中さんと渡辺さんも2週間の停学処分になった。

 

私は両親にこっぴどく叱られた。

幼馴染の鈴木くんがいるのに勝手に振られたと勘違いしてとんでもないところに初めてを捧げて恥ずかしくないのか、とか色々言われた。

佐藤くんという甘い麻薬が手が届かなくなり、気が狂いそうな私はせめて鈴木くんに謝罪し、元に戻ろうとしたのだが、妹の凛ちゃんに激高され、謝罪すらできていない。これは川上さんや、山田さんも同じだった。

そして何より前までの鈴木くんならとんでもないお人よしでこんな状況でも恐らく声をかけてくれると思っていたが、いないもののように見られていた・・・。

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