俺こと鈴木マサトは並行世界からの人格と能力が統合した真・鈴木マサトである。
佐藤に俺の友達を皆取られてしまい、少し憔悴していた時に何らかの切っ掛けで人格が消滅し、別な世界の俺の記憶と力が流入した結果一つになった存在だ。
俺はあちら側では魔法も使えたのだが、アンブレラという製薬会社に勤めており、特殊工作員として育成されていた過去がある。
どの並行世界に行っても学校の地下にハイブがあったもんで、正直いまだにバイオハザードが起きていないこの世界に万が一があったら困るという思いで準備をしていた。
亜空間倉庫から武器弾薬などの装備を取り出しボストンバックに詰めていく。まぁ装備の類は体育倉庫で着替えればいいだろう。
恐らくこの学校の下にもハイブがある。
万が一が起きる前に滅菌しなくてはならない。
学校に登校すると、やよい、ミキ、サクラが佐藤と教室で談笑していた。
こちらは無視だ、こういうのが元の人格が消滅した原因なんだろうな、と冷めた目で見つめていると、もうすぐHRが始まるというのに佐藤が指をさし、体育倉庫へと行ってしまった。
おいおいまさか、冗談だろ?
とボストンバックを持ち、あとをつけると、やはりというかなんというか体育倉庫の中でおっぱじめやがった。
まじかー、と思いながら、心の中で元の人格に同情する。
お前の初恋は終わったな相棒。
まぁいいやと、ヤリチンハーレムを待っている意味はないのでボストンバックを肩にしライフルをコルトパイソンを構えながら扉をガラッと開けてやる。
拳銃を片手にいきなり入ってきた俺にさすがの4人も驚き、焦り始めた。
「ちょ、鈴木くん!?何を!?」
と慌てふためく佐藤、そして真っ裸のバカ女3人。
バカ女三人は顔を真っ赤にしいそいそと着替え始める。
「うるさい黙れ、お前らがどこで何をしようが構わん、俺の邪魔をするな」
とピシャリというと、壁に手を添わしていく。
やはりあったかと・・・壁のへこみを押すと、地面から扉サイズの入り口が出てくる。
端末のパネルを開け、暗号化電子機器を使いパスワードを操作していく。
「え、扉がいきなり、え?」
とサクラが唖然と見ている。
「黙れといった、お前らには全く関係ないことだ」
黙々とパスワードを打ち込み、扉を解除すると地下への階段が現れる。完全な漆黒の闇だ、いやな予感しかしない。
俺は発煙筒を使い、下に投げるとあたりが明るくなる。
ボストンバックから、アンブレラ工作員用の特殊戦術装備を装備していく。
拳銃を二丁、ショットガンにマシンガン、ナイフを2本、いくつかのグレネードだ、基本はナイフでいいだろうが。
テキパキと装備していく俺に佐藤が話しかける。
「え、これ実弾?鈴木くん君は一体・・・」
ミキは
「え、これ何・・・学校の地下になにがあるの・・・」
と驚いているがいちいち説明したところでもなぁ・・・
ふと思いついた、こいつら連れて行って勝手に死んでくれれば手間は省けるなと。
最低でも佐藤が死んでくれれば正直どうでもいい。
「これはハイブと呼ばれている、お前らもアンブレラを知ってるだろ」
「えっとアンブレラって有名な製薬会社だよね」
とようやく落ち着きを取り戻したのかやよいが話に加わる。
「ああ、あのアンブレラだ。アンブレラは秘密裏にこういう田舎の学校の地下に地下研究施設を作っていてな。まぁありていに言うと実験をしてるんだよ、生物兵器の実験をな」
というと4人の顔がさっと真っ青になる。
荒唐無稽な話だが目の前に現実に地下があり、いつもとは全く違う鈴木くんでなぜか実弾やら兵士みたいな装備を付け始めている現状を目の当たりにし信憑性が増してくる。
「な・・・なんで鈴木くんがそんなことを知ってるんだい」
と狼狽する佐藤、内心馬鹿にしていた男がとんでもない男だとは思わなかったからだ、どう考えても普通の学生じゃない。
「俺がアンブレラの特殊工作員だからだ」
まぁこの世界のではないけどと心の中で捕捉する。
「はぁ!?」とサクラがいう。
「え、いやそんなこと一言も」
とミキが言う。
「聞かれなかったしな、そもそもお前らにいう必要あるか?仮に言ったところで信用しないだろ普通。でだ、信用できないならついてくるか?すげぇもん見れるってだけは保証してやるよ」
と地下に銃を構えながら降りていく。
俺が下まで降り切ると、佐藤、ミキ、サクラ、やよいが後ろからついてきた、まぁ流石に素人に武器なんて渡さないけどな、万が一俺が撃たれたらたまらないし。
下まで降りると上の扉が閉まる。
「「「「ひっ」」」」と4人が震えながらついてくる。
佐藤も想定外の展開にビビってやがるな、化けの皮がどんどんはがれてやがる。
下の扉のパスワードを解除していくと、轟音を立てて扉が開いていく。
しばらく使われてないかなこれは。
と脅威度を一段階落とす。
地下につくとプラットホームがあり、列車が一台、おいてあった。
やはり直下型ではなく僻地移動型のハイブだったか、とやや面倒くさそうに列車に乗り込む。
「お前らにいっとく、何を見ても決して叫ぶな、叫んだら最悪群がってくるからな。それと絶対に俺から離れるな、死にたくないだろ?」
と武器をセットしていく。
「し・・死ぬって、そんな危険なの?」
とやよい。
「さすがに銃は素人に渡せないけど、ほれ」
と佐藤にナイフを渡す。
「愛しの佐藤くんが見捨てないで守ってくれるといいね」
ナイフを持つ佐藤はなぜか震えてる。うわこいつ漏らしてら。
「おいおい、佐藤くん、こんなことでお漏らしかよ、情けないねぇ。お前らヤリマン3人さ、こんなのに股開いていたのかよw滑稽だなw」
と笑いながら列車を起動する。
3人は口々に文句を言うがどーでもいいので聞き流す。
「あーお前ら4人にいっとくぞ、おそらく生物兵器がいくつかいるとは思う、死にたくなければ絶対に離れるな、離れたら食われると思え。それと絶対に接触するな、生きてようが死んでいようが。最悪接触だけで感染するからな」
「か・・・感染って」
とやよい。
「お前らさ、ゾンビ映画って見たことある?」
「ゾンビ映画?は・・?いやいやあれって映画の中の話だろ!?」
とサクラ。
「いんや?あーいうのはこういう生物兵器がモデルだからな?まぁありていに言えばゾンビは恐らくいる、とはいっても破棄されてから大分たつし、ほぼいない可能性もあるけど」
いなかったいなかったで必要な物資を回収し、施設を崩壊させればいいだけだ。
「そういえば、サクラ、お前ゲーセンでシューティング得意だよな」
とサブマシンガンを渡した。
「お前なら使い方わかるだろ?撃ったかどうかは別にして。少なくともそこのお漏らししてる腰抜けよりは戦力になるだろ」
というと、3人はお漏らししてナイフを持ち震える佐藤に冷たい目を向ける。こりゃ夢が覚めたったって感じだな。ざまぁ・・・w
列車が研究施設につくと、武器がそこら中に散乱していた。
あ・・まずい、これ相当に激戦して破棄されたパターンだわ。
ナイフでステーションに散らばる死体の頭にナイフを突き刺していく。
ナイフで頭を貫通しておけば万が一にゾンビ化はしないからだ。
俺らというエサが来たことで活性化する可能性もあるからだ。
クリムゾンヘッドはマジでシャレにならない。
俺が平然とナイフで頭をさしていくと4人はさっと青ざめる。
「おい、佐藤、ナイフ渡したんだから死体の頭にさしていけ、できないならサクラに渡せ、サクラならゲーム感覚でできるはずだろ」
とナイフをもち震える佐藤からサクラはナイフを奪うと黙々と頭にさしていく。
見た通り、流石サクラだ順応性が高い。
「なぁ・・・鈴木、こういうことどのくらいやってるの?」
と死体のたまにナイフを刺しながらサクラが聞く。
「中学入ってすぐだから何だかんだで4年目かな?一応、両親がさ、そもそもアンブレラの社員でさ。」と話す。
両親がアンブレラの社員であることは幼馴染のミキも知っているがまさか俺の家が想像以上にやばいことに関わってるなんて思ってもいないだろうな。まぁこの世界の俺は平和な男だったからこの世界では俺は兵士ではないんだけど言わなくていいだろ。荒唐無稽だし。
「ふう・・よかった活性化しなかった」
と周囲の死体を完全に処理すると、プラットホームの死体から弾薬などを回収していく、案の定だが武器は煤でやられて使い物にならない。
ナイフは何本かはまだ使えそうだ。
弾薬は割と豊富にあまり、バックを持ってきて正解だった。
4人に死体からはぎ取った防弾チョッキを含めたプロテクターを装備させる。
「嫌がるなよ、生存率高めたいだろ?」
4人はしぶしぶ着用する。
お漏らし佐藤はズボンを交換していた・・・うけるw
「す・・・鈴木くんできれば戻り・・」
と佐藤が情けない声を出す、自分から好奇心でついてきたんだろうに。
「無理だ、そんな時間はない」
とピシャリと言ってやる。
サクラに反対側をカバーさせゆっくりと進んでいく。
ハイブは映画版バイオ一作目のオマージュです。
あくまで暇つぶしに書いてるので続くかは気分次第です。