こんだけのガスであんな動き出来るわけないだろ! 作:山崎春のご飯まつり
リヴァイ兵長にコーヒー飲ませて微妙な顔させたい。
道中兵長とエレンと歩いていると、エレンが俺に話してくる。
「そういやお前ってさっきまで寝てたんだよな?今更だけど起きっぱで大丈夫なのか?」
そういえばそうだった、ドタバタしててあんま考えてなかった。一応ジャンには伝えといたし…アイツなら何とかやりくりするだろ、多分。
「あぁ、看病してくれた人にも起きたのは伝わっただろうし、ジャンにも伝えたから平気だと思うよ」
「そんなんで大丈夫なのかよ…まぁお前がいいならいいけどよ」
「駄弁ってねぇでさっさと進め。でねぇとお前らの寝床の確保ができねぇだろうが」
「そういえば、我々はどこに向かってるんですか?」
「まずはオレの班の奴らとの顔合わせだ、班のやつら全員オレが選んだ精鋭だ。いざとなったらすぐにエレンを殺せるように、な」
エレンに視線を向け、鋭く眼光で睨む。
「クソガキ、テメェもだ。オレに余計な手間をかけさせるな」
「あ、はい」
…手厳しい。
「2人共初めまして、リヴァイ班の一員のペトラ・ラルよ。これからよろしく!」
無事4人との合流が果たされ、自己紹介へと移行していた。現在はペトラさんの紹介が終わってオルオさんに移っていく最中だった。
「オレの名はオルオ・ボザド!リヴァイ兵長に選ばれしリヴァイ班の1人だ!討伐数は39、討伐補佐は9……いや、もっとあるかもな?記録が追いついていけねぇんだよ、俺の活躍に?」
続けざまにエルドさん、グンタさんもする。
「オレはエルド・ジン。2人と同じくリヴァイ班の1人だ。この班では副長的な立ち位置を任されている、できる限りのサポートはするつもりだ、よろしく頼む」
「…グンタ・シュルツだ。同じくリヴァイ班所属。リヴァイ兵長の命令は絶対だ、納得いかなくても、理由は後でついてくる」
舌噛みおじさん(19才)のインパクトが強すぎてあとの2人がよく聞こえなかったけど、まぁ安牌なことでも言ったのだろう。
それ以上にペトラさんが可愛すぎる、リコさんもそうだけどミディアムショートが似合う女性多すぎないですか?是が非でも助けさせて頂きます。
え、お返し?最上級のスマイルで。
「104期訓練兵卒業のエレン・イェーガーです!先輩方にはお世話になります!」
部活の後輩か?いや、この世界そんな概念なかったわ。…一応俺も自己紹介しておこう。
「同じく104期訓練兵卒業のセラス・アービスです。先輩方、宜しくお願いします」
2人で一応先輩呼びをすると、ペトラさんが両頬に手を添えて嬉しそうにし、オルオさんは腕を組んで口角を上げている
「えへへ~聞いたオルオ?先輩だって!何回言われてもやっぱり嬉しいなぁ」
「フン、やはり初対面でも醸し出す絶大なオーラに畏れ敬ったか新兵…オレ様にかかればこんなの朝飯mっブフゥッ!」
あ、舌噛んだ。
「済んだようだな。さっさと行くぞ」
隣から兵長の声がして、皆が用意を始める。
「オレたちは、どこに向かうんでしょうか…」
エレンが不安げに問いかける。それに対してペトラさんが隣に移動してその質問に答える。
「旧調査兵団本部だよ。あそこは現調査兵団本部から離れてるし、森で覆われてて周囲に何も無いから」
「旧…調査兵団本部」
確か地下室もあるんだっけか?毎度の如くご愁傷様だよエレン、扱いがほぼ犯罪者だ。
そして準備が終わり、馬に乗って出発する。道中オルオさんがちょっかい掛けてきたけど、大体舌噛んで勝手に強制終了するから見てて面白かった。失った血しぶき分の鉄分摂らないとですね。
そして着いた旧調査兵団本部の見た目は、古びたお城だった。今は馬の装備を外している最中だが、外の階段付近でオルオさんが自前のハンカチで血を拭ってた。
「乗馬中にペラペラ喋ってたら舌も噛むよ」
「最初が肝心だ、あの新兵らビビってたぜ」
「オルオが間抜けすぎだからびっくりしたんだと思うよ。なんならもう1人の黒髪の子はもう慣れて適当に流してたし」
だって道中4.5回ぐらい噛んでれば流石に慣れるでしょ、寧ろ舌を噛みちぎられるんじゃないかとヒヤヒヤしてたよ。ほら隣で鞍外してるエレンもそれ聞いて少しドン引きしてるよ。
「なんにせよ…オレの思惑通りだな」
「…ねぇ、昔はそんな喋り方じゃなかったよね。もし、仮にそれがもしリヴァイ兵長の真似をしてるつもりなら、本当に辞めてくれない?全く共通点とか感じられないけど」
「フッ、俺を束縛するつもりかペトラ?オレの女房を気取るにはまだ必要な手順をこなしてないぜ?」
「………舌を噛み切って死ねば良かったのに」
「それに巨人の討伐数とかもぺらぺら自慢して…報告書だとあの子、初陣だけであんたの半分殺ってるんだよ?もう少し慎みを覚えなよ」
「お、オレだってリヴァイ兵長に聞かされるまで分からなかったんだ!まぁ…現状はオレの方が上だ。少しずつ先輩の威厳ってものを教えていくさ」
「全くみっともない…」
討伐数なんて競って何になるんだろ。競っても死んだら何も残らないのに。
そう考えているうちに、エルドさんが城を見てつぶやく。
「雑草がすごいな。汚れもすごいし、長年使われてなかっただろうから中も埃まみれだろうな」
「…それは……重大な問題だ。早急に取り掛かるぞ」
兵長が神妙な顔つきで城を見つめる。
さてと、…掃除するか。
こうして始まった大掃除。エレンとペトラさんは2階の部分を、エルドさんとグンタさんは玄関前の雑草を、オルオさんは裏庭の清掃をしている。
俺は1階の広い居間を掃除している最中だ、
───リヴァイ兵長と。
「ほう…やるじゃねぇかクソガキ」
「あ、ありがとうございます…」
そう言いながら掃除した箇所をくまなく指でなぞってチェックしてくる、姑か。
にしても、掃除を子供の頃からしといて正解だった。あの頃は不潔さに嫌悪していつも熱湯消毒してたぐらいだったしな。
「居間はもういいだろう。お前はエルドの所を手伝え、オレはエレンの所にいく。」
そう言って出ていった。なんというか、風のようにやって来て風のように去る人だな。
あの人、俺が居間の掃除をし始めた途端にこちらを注意深く観察してきた時は正直死を覚悟した。まだ体が完治してないから多分まともに相手できないと思うし。
けど全然違かったし、なんなら褒めてくれたのかあれは?まぁいいや、エルドさんのとこ行こ。
その日の夜
昼に掃除した居間に集まり、ロウソクの火を頼りに紅茶を飲みながら話し合いをしていた。
「我々への待機命令はあと数日は続くだろうが、30日後には大規模な壁外遠征が行われると聞いた。しかも早々に新兵を交えてのだ」
その言葉にグンタさんが問いかける。
「それは本当か?随分と急な話じゃないか。ただでさえ今回の襲撃は新兵には堪えたのによ」
「今回の件でガキ共はすっかり腰を抜かしちまっただろうな」
「…本当ですか兵長?」
4人の疑問に答えるように兵長が話す。
「作戦立案はオレの担当じゃない。だが、エルヴィンのことだ、オレたちより多くのことを考えているだろう」
確かにこれまでの行路がトロスト区の大岩で進行不能になるのは堪えるが、それ以上に人類の希望になり得る存在が現れたら困惑するに決まっている。
諸々考えていると、廊下を早歩きで近づいて来る足音が聞こえてくる。嫌な予感がする。
「こんばんは、リヴァイ班の皆さん。お城の住み心地はいかがかな?」
…ハンジさんだった。
「早かったじゃねぇか」
「居ても立ってもいられずにね、今回は明日の実験でエレンに協力してもらう為の許可を貰いに来た」
流石巨人愛好家のハンジさん。捕らえた巨人には名前を付けるというイカレっぷりがまさしく"調査兵団は変人だらけの巣窟"という異名に拍車をかけている気がする。
「あの…許可については自分で下せません。自分の権限を持っているのは自分じゃないので」
「リヴァイ、明日のエレンの予定は?」
「……そこのクソガキと一緒に庭の清掃だ」
「ならよかった決定!明日はよろしくエレン!」
え、じゃあそれってもしかして明日俺1人で…
「へ、兵ち「どうにか1人で完遂させろ」えぇ…」
「わ、悪いと思ってるよセラス……けど、巨人実験とはどういうものなんですか?」
「お、おいやめろ、聞くな」
その質問を聞いたオルオさんが静かに制止の声を出すが、時すでに遅し。
「あぁ、やっぱり?聞きたそうな顔してると思った…」
ハンジさんが光で反射されたメガネの向こうでギラギラこちらを見てきた。
ふぅ、よし。
「エレン、俺まだ治りかけだから早く寝るよ。おやすみ」
「あ、あぁ…おやすみ」
立ち上がると同時に他の人たちもぞろぞろと席を立って門を開けて出ていく。
エレンを除くメンバーが全員出てくと、廊下で兵長に話しかけられる。
「中々鋭い危機感知じゃねぇかクソガキ」
「あぁ、ハンジさんのあれを初見で躱せたのは素直にすげぇよお前」
「うん…セラスも時間を有意義に使いたいなら、ハンジさんに捕まらないよう気をつけてね。あ、セラスって呼ばせてもらうよ」
兵長の声に共鳴するようにオルオさんとペトラさんが言ってくる。エレン大丈夫かな…
因みに朝起きて居間に行ったら隈できてるエレンと生き生きとしてるハンジさんがいたので邪魔しないでいてあげた。
これで清掃の件はチャラにしてあげるよエレン。
壁外遠征が多分2.3話後になることが確定しました、ここまでグダるとは思わなかった。
アンケートを追加したので何卒宜しくお願いします
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