アークザラッド世界に転生した酔っぱらいの日記   作:ミカりん

2 / 3
闇黒の支配者をドールマスターLv:110で撃破したので更新。
ちなみにナイトマスター、ドールマスター、アンデッドフライ、ゾンビマスター、サタンの5人というか5匹でクリアしました。
なぜ書いたかって?(ここからはネタバレのためカット)


No.2.海を渡ってギルド本部に書類を!

1年目 6月3日 スメリア ダウンタウン自宅

 

 ハンターになったのはいいがしばらくは日銭稼ぎのちょっとした依頼を受けつつ鍛錬に集中していた。

 あとはラウス平野のキラードッグとかを退治しては酒を飲む日々だ。

 そういやハンターの稼ぎからモンジ親分に盃をプレゼントしたら大喜びだったな。

 現代における日本酒だけじゃなく洋酒も好きらしい、いつかアルディアのインディゴウイスキーを飲ませてやりたいな。

 

 

 

 1年目 6月8日 スメリア パレンシア宿屋

 

 今日はガルドさんと手配モンスターを退治した。

 普段は弱いモンスターしかいないラウス平野にまでクイナの丘から凶悪なモンスターがやって来て暴れているらしかった。

 クイナの丘はラウス平野と比較してキラーウルフやヘルハウンドがうろついているため狩りには向かないとされている。

 そんなイヌたちを従えては人里で悪さをするウェアジャッカルがいるらしい。

 名前はグラス、懸賞金は1350G。

 転生特典のステータス参照スキルを使う限り、俺はLv21、ヤマモトLv18、ガルドさんはLv28だ。

 やはりガルドさんは強かった。見た目より数値が弱いのはまだ年若いのが理由だろう。

 というか、必死に鍛えて尚格上な辺り充分バケモノである。

 

 ゲームでは(系統がキラードッグ系に格下げされたとはいえ)中堅クラスのモンスター。

 やはり手強かった。

 ガルドさんが壁役になってヤマモトが後ろから援護、俺は隙をついて真空斬でダメージを与えていった。 

 後方支援でポイズンウィンドを撃つヤマモトだったがなんとキュアを習得したらしい。

 ガルドさんを回復しつつ燻し銀の活躍だったのは認める。

 格上を殴っていたら経験値が早く上がる。

 俺もだがヤマモトも大概転生特典持ちなのは笑うしかないな。

 

 ちなみにトドメは俺がハイエナしてしまったのでガルドさんにずるいぞ、と言われてしまった。

 だがいい経験を積ませてくれたのでありがとうと伝えたら少し照れくさそうにしていた。

 まだまだ若いなぁ。

 

 

 

 1年目 6月12日 スメリア パレンシア宿屋

 

 情報を集めるためダウンタウンではなくパレンシアにいた。

 ヤマモトも連れてきたが酒場で酒を飲みあったので渋々付き合ってくれた。

 こいつは転生前からこんな感じで飲みに付き合ってくれるんだよな、酒を飲みすぎて彼女に振られたとか言ってたっけな。

 

 閑話休題だったな。

 パレンシアではアンデルの情報を探したんだ。

 あの野郎は普通に気に食わん、いつかブッ殺してくれるわ。

 ついでにヤツが来てからロマリア兵の姿を見るようになった。

 ガルドさんはどう出るのかね。

 

 

 

 1年目 7月7日 スメリア モンジ親分の屋敷

 

 暑い。

 暑いので最近また酒を飲む量が増えてきた。

 そういや親分が小さいガキを連れてきていたな。

 赤毛で喧嘩っ早い。

 そうか、トッシュ親分のショタ時代かこれ。

 いやぁ、まだまだ可愛い可愛い。

 ちなみに酒はやらんぞ、未成年の飲酒はダメ、ゼッタイ。

 今日もトッシュの頭を撫でながら親分と飲んでいる。

 才能はかなりのものだからな、兄弟子として負けてられんぞ。

 

 

 

 1年目 7月16日 スメリア パレンシア宿屋

 

 悪酔いし過ぎてパレンシアの酒場でロマリア兵をぶん殴っちまった。

 これが原因でダウンタウンに被害があったらと心配になったがそもそもガルドさんと一緒にいたおかげで流れのハンター風情がと言われて終わった。

 念の為ダウンタウンに帰るのはしばらく自重しとこう。

 ヤマモトは呼ばなかったので親分にはヤマモトに伝えてもらうか。

 ショタトッシュに会えなくて寂しい限りである。

 

 

 

 1年目 7月19日 スメリア パレンシア宿屋

 

 ヤマモトを通じて親分に相談した結果しばらくスメリアから出ることにした。

 ヤマモトを残すか聞いたら手紙にはこうあったよ。

 

 

『拾ってやった恩を仇で返しやがって。お前1人じゃ心配だからヤマモトを連れて行け。ダウンタウンは心配すんな、もしまだ何か思うことがあるなら外国の美味い酒を俺に飲ませてくれや』

 

 

 だとさ。

 ヤマモトも「先輩がいないと、酒が最近美味しくないんですよ。お供させてください。」と言ってくれた。

 可愛い後輩だよ本当に。

 

 ちなみに国外なんだがガルドさんが東アルディアのプロディアスの街に仕事でいくらしいので頭を下げてお願いしたら「お前らといると飽きないからな、足は引っ張らないでくれよ」と笑いながら返してくれた。

 

 アークザラッド世界に本来存在しない人間である俺。

 転生したおかげで随分魔改造されちまったが本来はアーク1にいたモブの酔っぱらいのヤマモト。

 そしてアーク3でアカデミーの戦闘隊長だった若き日のガルドさん。

 

 こうしてみると、不思議なパーティになったもんである。

 そういやアルディアか、親分への土産にインディゴウイスキーをプレゼントしてやるか。

 後はピュルカの村に行ってみたいところだが東アルディアなのか西アルディアなのかわからないんだよな。

 もし行けたらエルクのじーさんにあたる村長たちに警告はしようかねぇ。

 

 

 余談だがガルドさんの仕事内容はプロディアスのギルドに書類を届けるというものである。

 やってることがアーク3のアレクくんたちとほとんど変わらないんだよな〜

 

 

 

 1年目 7月20日 東アルディア プロディアス宿屋

 

 アルディアまではスメリア空港から民間の飛行船が出ていたので飛行船でアルディアまで向かった。

 アルディア空港からプロディアスの街はかなり近い。

 パレンシアからダウンタウンくらいの距離ですらある。

 それはもう街の一部なのではと思うが細かい事を気にしたら負けだろう。

 

 プロディアスの街に着いてからまずはギルドに向かった。

 ギルドに到着し、受付で書類を渡してガルドさんの仕事はあっりと終わった。

 仕事が終わったらまずは手配書のチェックだ、ゲームだとスメリアのモンスターの方が強かったがそうはいかない。

 アルディアの手配書を確認したら次は買い物だ。

 まだ時代が時代なので鍛冶屋などはなかったが新しい武器や防具を買ったり消費アイテムを補充したり、やることはたくさんある。

 新しい街に来たらショップを確認、これRPGの常識。

 

 

 

 1年目 7月22日 東アルディア ビビガのアパート

 

 そう簡単に国外に出る依頼もなければ、ガルドさんもあちこちを旅しているハンターなのでしばらくはプロディアスを拠点にすることにした。

 ぶっちゃけ宿屋暮らしでも良かったんだが、1つ気になることがあったためとあるアパートを訪れた。

 

 本題に入る前にアルディアの時代背景を少しだけまとめてみる。

 アークさんやエルクの時代より今は20年前の時代。

 ヨシュアさんがまだスメリアの皇太子であり、ミルマーナで消息を絶った頃の話だ。

 ぶっちゃけアルディア自体がアーク2でしか語られていない国であり、21年後のチョンガラ艦長曰く『金ですべてを解決する、文明の発達した国』である。

 今から21年後は後のロマリア四将軍の一人、ガルアーノがマフィアを率いて支配している国だ。

 そして、文明が栄えた東アルディアとサルバ砂漠が広がる西アルディアがあり、少なくとも今の時代にはまだどこかに炎の精霊を祀ったピュルカ村があることまで判明している。

 

 さて、話を戻そう。

 このプロディアスの街は見た限りゲームのプロディアスとほぼ変わらない状態だ。

 そして、宿を探すガルドさんたちを説得して酒場である情報を探した。

 

 

『この辺りで最近アパートの管理人になった機械技師を知らないか?』

 

 

 これを聞いていたらビンゴ。

 そしてプロディアスの外れにある高台にやはり彼はいた。

 

 

「あんたがビビガっていうハンターお抱えの機械技師かい?」

「いかにも俺がビビガだ、あんた誰だい?」

 

 そう、エルクのアパートの大家で彼らの所有する飛行船『ヒエン』のメンテナンスをやっていたビビガだ。

 時代的にガルドさんより少し歳上くらいと推察してアタリをつけたがどうやらこの時代には既に大家になっていたらしい。

 

 

「俺はイズモ、ハンターをやっている。ビビガ、あんた最近大家になったアパートがあるだろう?」

 

 そう言って俺はアパートの契約の話をした。

 ついでに敷金として溜め込んでいた5000Gを見せて「ついでに弄りがいがありそうな機械を見つけたら真っ先に見せる」と約束をした。

 

「それなら構わん、むしろ機械が弄れるなら礼金などはいらんくらいだ。101号室を使ってくれ、カギは部屋の中だ。」

 

 ……部屋の中にカギで部屋は開けっ放し。

 ゲーム中にもエルクが空き部屋に入れたりしたのでアレなんだが、些か防犯的に問題なのではなかろうか。

 とりあえず拠点は確保出来たので文句などはない、ちなみに家具はないのでヤマモトのサイフからベッドと日記帳とラジオとソファを買った。

 ヤマモトは「そりゃないっすよ先輩〜!」と嘆いたがこっちはそれ以上出してるんだ、そんな泣き言は許さん。

 




 原作との違い。

・サブタイトルを変更した。
書いてて雰囲気がアークザラッド3に近くなってきた。
なので、サブタイトルはアーク3のギルド仕事風に。

・アークザラッド3より、ガルドが正式に味方になった。
アレクに剣を渡した以上剣術も使えるだろうがどう見ても3ゲーム中じゃ槍使いなので槍をメインに。
ちなみにパーティーの中では現在ヤマモトだけハンター登録していない。

・スメリアFBAの現状。
コルボ平原やラウス平野は前回と同じ。
クイナの丘は既にヘルハウンドなどがいる。
カラガン平野は描写はないがアシッドスライムは少なくとも既にいると考えていたり。

・スメリアとアルディアに航路がある。
オリジナル設定。
ククル過去編のノリで、アルディアまで普通に民間の飛行船が行き来している。
ちなみにスメリア空港の民間利用が禁止されるのはククル過去編以降でアーク2の時代。

・ビビガがこの時代も大家をやっている。
時代が時代なのでまだ若いだろうがエルクのアパートはこの時代からビビガが管理している設定に。
ちなみにプロディアスの街で現状ないのは鍛冶屋と鍛冶屋ショップ。
あと女神像があった小島は未開発の設定。

・イズモたちがエルクの部屋に住み始めた。
エルクの行方はぶっちゃけまだ考えてない。
時代的にはまだ生まれてすらいない。
ちなみに部屋の内装はゲームのエルクの部屋をそのままにシュウの部屋にあったようなラジオがあるイメージ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。