ハッピーエンドを目指す男の子の話   作:初心者先生

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タイトルと内容をほんの少しだけ変更しました


魔が差しても酷いことは言っちゃダメってわかっただけの話

「よ、ようやく終わった…………」

 

薄暗いシャーレの中で、俺はため息をつくようにそう言葉をこぼした

 

"……イツキ、本当にありがとう。私1人だけだったら多分過労んでたよ。まぁ手伝ってもらっても死にかけてるけどね……"

 

「あはは、何とか致命傷で済んでよかった……」

 

今から約5日前、先生に『仕事を手伝ってくれない?』という連絡を受けて俺はここに来た。だけど最初はこうなると思ってなかったんだ……まさか5日連続徹夜して仕事することになるなんて

 

「あーもうねむい……せんせい、今日は仮眠室で寝させて……」

 

"いいよ"

 

……よしっ許可もらったことだしサッサっと行こう

 

テクテクと部屋を出て仮眠室に向かった俺だけど、歩いている途中でふと思った。普通に考えてこの仕事量を俺がいなかったら先生1人でやってたってやばい……と。

 

 

 

 

 

というわけで俺の徹夜5日目の頭でなぜなのかを少し考え……ようとしたけどやっぱりダメだった。

 

ねむい              シロコ銀行強盗してないよな?

         

ベッド……          つかれた

 

人肉って美味いのかな?           ホシノのほっぺぷにぷに

 

    エナドリ!!       ねむい

 

 

ねむい
            ねむい

 

 

 

 

 

 

      よし、寝よう

 

 

やばいもうなんかまじであたままわんなく……あ、ベッド。

 

「すやぁ……」

 

 

ベッドっていいよね。そう思ったのを最後に俺は意識を落とした

 

 

 

********************

 

『次は、アビドス中央駅〜アヒドス中央駅〜』

 

おっ、ようやくついた

 

 

俺は起きたあと、先生に挨拶だけ済ませてアビドスに帰ってきていた。流石にそろそろみんなが恋しくなってきたし……というか普通に対策委員会の教室が一番落ち着くからだ!

 

 

そんなわけで、早く家に帰りt——あ、シロコだ。多分日課のサイクリング中だな。

 

……案の定、こちらを見つけた瞬間に飛んできて、俺に抱きついてきた

 

「いつも遅すぎ、ばか」

 

「ごめ……」

 

ごめんと言いかけたその瞬間、イツキに電流走る。『ここでもしシロコを突き放したらどうなるのか』と。一応言っておくが今の彼はテンションがバグっているため、いつもの彼だったらしない……はずだ

 

「シロコ、ちょっと離れて」

 

「………え?」

 

「だから、離れて」

 

いつもの優しい雰囲気とは違い、冷たくそう言い放つ彼を見てシロコは目を丸くした

 

「1から説明しないとわかんない?鬱陶しいから抱きつくのやめてって言ってるんだよ」

 

「ぁ……え………」

 

こんなイツキを見たことがない。いつも優しくて、たまにドジで……かっこいい。そんな先輩だったはずなのに

 

「……じゃ、俺疲れてるから先に戻るよ」

 

「まっ、まって……

 

シロコは早々と歩いていく彼の背中を、眺めることしかできなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……これぜっっったいにやりすぎたよな!?やばい次シロコに会ったら絶対嘘だったって言わないと。よし、こういうの絶対もうやっちゃダメだ……いや、もうそれよりもはやくかえりたい。シャーレで寝たはずなのに疲れが……*1

*1
大事なことなのでもう一度言うが、彼のテンションは今ぶっ壊れている




深夜テンションで書きました。番外編は不定期投稿です

次の章はどれにしますか?(どれにしろ数話挟んでからのスタートです)

  • パヴァーヌ編
  • エデン条約編
  • アビドスリゾート編
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