遅れてすみません!
ちょっと長めですけどそれではどうぞ!!
ここはD.C外郭地区•シャーレの部室付近
リンについていったら車にのせられ、戦場のど真ん中についたら「先生の安全を第一にお願いしますね」と言われ車から降ろされた
……あれ?こう思うと結構理不尽だな……
ユウカも同じようなことを思っていたみたいで、喋り出した
「なんで私たちが戦わないといけないの!」
そんなユウカに、ベージュ色の髪の真面目そうな子が諭す
「サンクトゥムタワーの制御権を取り戻すためにはあの部屋の奪還が必要ですから……」
「それは聞いたけど……!私これでも、うちの学校では生徒会に所属してて、それなりの扱いなんだけど!なんで私が……!」
バババババッ!
そんな銃声がなる直前、イツキは大きめな盾を持ち、ユウカの前に移動して銃弾を防いだ
「ユウカ!ここは戦場だぞ、気を抜くな!」
銃声が響くこの戦場で、油断はケガに直結する*1
「う〜……それはわかっているけど……」
「この方のいうとおりですよ、早瀬さん
……失礼ですがお名前は?」
長い黒髪の子がイツキに聞いた
「あーそうだった、まずは自己紹介しないとか
先生もよくわかってないと思うから軽く全員で自己紹介しないか?」
「ええ、わかりました
ですが先に遮蔽物に隠れましょう
私たちは平気ですが、先生に銃弾が当たったらまずいですので」
「ハスミさんのいうとおりです、ひとまず先生を守りながら銃弾が届かないあの車の裏に行きましょう」
2人の言う通り私は一発でも銃弾が当たったら致命傷になりかねない
……なんだか申し訳ないな
「まっ、先生は俺が守るから気にしなくていいよ」
"そうかい?ありがとう……"
「それに、こんなところで先生死なせたら終わりだし」
?何か聞こえたような気がするけど、気のせいか
生徒たちに守られながら、車の裏に移動する
バババババババッ!
銃弾を撃たれるが、イツキが持っている盾で防いでいく
「みなさん、はやく!」
「セーフ!!」
かろうじて安全な場所に着き、ひとまずは安心する
ここの生徒達すごい……
こんなのが日常茶飯事なのかな?
「とりま自己紹介!俺はアビドス高等学校の今春イツキ、よろしく」
「アビドス?」
「アビドスの男子生徒!?てことは2年前にあったあの事件の……」
「……やはり、そうでしたか」
彼女たちが多種多様な反応をする
2年前の事件?……やはり、さっきここに来たばかりの私じゃあ、ここのことについてよくわからないな……
「まぁまぁ、今はこんな話いいだろ?
周り見張っとくから自己紹介サッサっと終わらせてくれ」
落ち着いた口調で彼は言う
ほぼ君が原因だけどね!?
「わかったわよ、さっきも言いましたけど、私は早瀬ユウカです!」
「正義実現委員会の羽川ハスミです」
「ゲヘナ学園の風紀委員、火宮チナツです」
「トリニティ自警団の守月スズミです」
"わかったよ、みんなよろしく、私のことは先生って呼んでね“
黒い長髪の子がハスミ、メガネに髪がベージュ色の子がチナツ、白い髪で羽が生えてる子がスズミか……
彼女たちの姿と名前を一致させていく
「ではさっそく行きますか、しかし、先生を守ることが最優先、あの建物の奪還はその次ですからね」
「わかってるわ、先生は戦場に出ないでください!私たちが戦っている間は、安全な場所にいてくださいね!」
彼女たちはそんなことを言うが、先生として、大人として生徒が戦っている時に黙って見ているわけにはいかない
私はそう思ったので……
"私が指示するよ、まかせて"
「ええっ?戦術指揮をされるのですか?まぁ、……先生ですし……」
ユウカは少し困惑したかのように言った
……当然だろう、銃弾一発が致命傷になる私が戦闘*2に参加するなんておかしい……
もっとも、そんなもので私は意見を変えないけどね
「わかりました、これより先生の指示に従います」
「生徒が先生の言葉に従うのは自然なこと、ですね、よろしくお願いします」
ハスミとチナツが了承の言葉をだす
そして、見張りをしていたイツキがこちらを向き、話した
「じゃあ俺は先生を守っとくよ、流れ弾が当たる可能性もなくはないだろうし……それに、俺がいなくてもこのメンツならなんとかなるでしょ」
"そうしてもらえると、助かるよ"
「それじゃあ、行ってみましょうか!」
私は指揮をするために色々確認をする
今のところ見える敵の数は8、MGを持っているのが6、SMGを待っているのが2か……
"ユウカはシールドを展開して相手のヘイトを買って!ハスミは後ろから狙撃、スズミはユウカの援護をしながら、隙を見て閃光弾を投げつけて!チナツもユウカの援護を中心に、医療支援の用意をお願い"
「「「「了解!」」」」
ユウカはシールドを展開し、敵陣に突っ込む
それに続き、チナツ、スズミも前に出て遮蔽物に隠れ、援護する用意を始める
「敵だ!早く倒しちまえー!!」
ユウカに気づいた不良生徒たちが集まっていく、1人、2人、3人と……
"スズミ!いまだよ、ユウカは少し下がって!"
「「わかりました!」」
ユウカが下がると同時に、彼女が投げた閃光弾はとてつもない光を出して、相手を気絶させる
残ったのは……4人か
"ハスミは一番遠くにいる1人を狙撃して、余裕があったらもう1人も狙撃して"
「了解です」
無駄のない動きでひとりを狙撃するが、残りの3人が狙撃されたことに気づき、遮蔽物に隠れてしまう
"スズミ、閃光弾はまだある?
そんな私の問いに彼女は……
「はい、あと1つだけですがありますよ」
なるほど……
今残っているのは3人
そのうちの2人は車の裏、1人は看板の裏にいる
"よし、スズミは看板の裏にいる子に閃光弾を投げつけて!
ユウカとチナツは車の裏に2人いるからスズミが閃光弾を投げた瞬間に走って挟み撃ちして"
「「「了解!!」」」
「じゃあ投げますよ!!」
閃光弾を投げる準備を始めるスズミ
「おっけー!」
「行きます!」
2人はそれを了解し、ユウカは車の右側、チナツは左側に向かって走る
ピュイーーン!!!
「うわ、まぶし!」
「あぁぁ、目がぁ、目がぁぁぁぁぁああ!!」
不良生徒が混乱していうちに、ユウカとチナツが左右の車の影から出て、残りの子達を仕留める
"おっけー、みんなおつかれさま、戻ってきて"
全員倒したと思って気を緩めた私に、背中から黒い影が忍び寄る
「先生!後ろ!!!」
「そんなこと言ったって遅い!死「させるわけねーだろ」
ダァン!
「ヴッ……」バタリ
裏から奇襲を仕掛けにきていたのか……
イツキがこの子を倒してくれたおかげでなんとか助かった
"ありがとう、助かったよイツキ"
「まぁ、流石に何もやらないってわけにはいかないんでね」
***************
戦闘をし終えると、前線に出ていた3人が戻ってくる
彼女たちの顔には少しだけ疲れが出ている
だがそれ以上に、不思議そうな顔をしていた
「……今回の戦闘はなんだかいつもよりも戦いやすかった気がします」
「やっぱりそうよね……?」
「先生の指揮のおかげで、普段よりもずっと戦いやすかったです」
"いやぁ、そんなに褒めても何も出ないよ、なんだかうれしいなあ"
生徒に褒められたことによって、先生は少し調子に乗った
「先生、調子に乗るのはいいけど早くシャーレの部室を取り戻しにいこうぜ」
「たしかに、彼のいうとおりですね、早くシャーレを奪還しなくては……」
たしかに、褒められたのが嬉しくて忘れてた
"そうだった、早くシャーレを取り戻そう!"
***************
「もうシャーレの部室は目の前よ!」
ユウカの言う通り、少し先の方に他のビルよりも一回り高い、シャーレのビルが建っている
先程まで不良生徒を倒し続けていたためみんな疲れているが、ここまで来たのならもう大丈夫なはず……
そんなことを思っていると、リンからの通信が来た
『今、この騒ぎを巻き起こした生徒の正体が判明しました』
『ワカモ、百鬼夜行連合学院で退学になった後、矯正局を脱獄した生徒です』
その瞬間、みんなの雰囲気が一気に変わる
それほどに彼女は危険な人物なのだろう
私も気を引き締めていかなくては……
『見た目の特徴は顔にキツネの面を被っており、和服を着ているそうです、彼女には似たような前科がいくつもある危険人物ですので、気をつけてください』
"うん、わかったよ"
なるほど、キツネの面に和服か……
覚えておこう
「先生、前方1km付近に不良生徒多数!!こちらに進んできています!」
"……やっぱりか"
進んでくる不良生徒の人数はさっきと比べても相当数が多い
それにみんな疲れてきているし……
どうするか考えなくちゃ
「先生」
"どうしたの?"
「4人とも疲れてるでしょ?だからちょっと行ってくる」
"それってどういう……イツキ!?
「何してるんですか!?」
急にイツキが1人で敵陣に飛び込んでいく
「何してるんですかあの人は!敵陣に1人で飛び込むなんて自殺行為ですよ!」
「急いでイツキさんを止めないと!!」
***************
イツキ視点
「さぁ、サッサっと終わらせるか」
俺は敵陣に突っ込みながらそんなことを呟く
敵の数は30、まあまあ多い……
「はっ、1人で来たのか!いくらなんでも私たちを舐めすぎだ!!!」
ダダダダダダダッ!
「そんな攻撃当たんねーよ!」
襲ってきた5人に対して、ショットガンを打って反撃をする
「ぐっ!」
「ひるむな!こいつを倒せ!」
くっそ、2人しか当たってない……
これだからショットガンは嫌いなんだよ!!
急いでショットガンをハンドガンに切り替える
ダァンダァン!!!
「やっぱハンドガンが一番いいな」
使い慣れてるのもあるけど神秘の消費量的にこれが一番いい
ダァンダァンダァン!!
人数が多くてもひとりひとりがそんなに強くないから余裕だな
「なんなんだあいつ!?こうなったら撤退して他の奴らと合流するぞ!」
え?撤退すんのかよ……追いかけるか
「もう!イツキさん何やってるのよ!!」
後ろの方からユウカの声が聞こえた
振り返ってみるとみんなが走ってこっちにきているのが見えた
「あれ?みんな待っててよかったのに」
俺がそういうとユウカが怒った顔をして声をあげた
「いいわけないでしょ!急に飛び出して行って心配したんだから!!」
「本当に、早瀬さんのいうとおりです」
……先にみんなにちゃんと確認しておけばよかったな
余計な心配かけちゃって申し訳ない……
「ごめん、次は絶対やらない」
「まあ、私としてはそうしてくださるなら大丈夫ですけど……」
"うん、私も反省してるならそれ以上は責めないよ
それじゃあ次が最後になると思うから早く行こう"
「はい…」
少し補足なんですけど、最初の方にある2年前の事件っていうのはイツキが行方不明になってたやつのことです
次の章はどれにしますか?(どれにしろ数話挟んでからのスタートです)
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パヴァーヌ編
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エデン条約編
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アビドスリゾート編