ハッピーエンドを目指す男の子の話   作:初心者先生

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ホシノ曇らせたいな……

そうだ!ホシノ以外のアビドス勢を仲良死させればいいのか!!









……さすがにそんな話は書かないはずです………多分

本編どうぞ


セリカ救出大作戦!!

 

"……"

 

現在、私たちはホシノに呼ばれて学校に集まっていた。なぜ呼ばれたのかと言うと……

 

「イツキ先輩……」

 

ホシノが、血を流して倒れていたイツキを見つけたからである

 

まあ状況を見る限り、バイトの帰り道で襲われたと見て、間違いなさそうかな

 

 

でも、不可解な点がいくつかある

 

まず、セリカが見当たらないと言うこと。アヤネがセリカの家にいってみたらしいのだが、まだ帰ってきていないとのこと。ホシノにも聞いてみたが、イツキが倒れていた周辺では彼女を見ていないらしい

 

そしてもう一つ、なぜイツキがこんなボロボロになってしまっているのか、だ。本来、ここにいる生徒は銃に耐性を持っており弾丸が体を貫通だなんて万が一でもしないはずなのだが、彼の右肩には貫通した跡がある

 

アロナにこのことを聞いてみたが、彼女にもさっぱりわからないそうだ。

 

 

 

 

 

「とにかく、今はセリカちゃんを探さないと……」

 

アヤネの言う通りかもしれない。イツキは、ホシノがすぐに治療を施していたようで致命傷には至ってない。だから早くセリカの安否を確認しに行かなくちゃ……それに、セリカを探せばイツキをこんな目にしたやつを見つけられるかもしれない

 

 

そんなことを思っていると、ホシノにこんなことを尋ねられた

 

「……先生、セリカちゃんの居場所って調べられる?」

 

"もちろん。少し待って"

 

そう言って、シッテムの箱を操作する。そして、アロナに指示を出しセリカの連絡が途絶えてしまった場所を調べた

 

"アヤネ、地図ってあるかな?"

 

「はい、こちらです」

 

"えーとね……ここだよ"

 

私はそう言って、市街地の端の方を指差した

 

「なるほどね。住民がいなくなって、廃墟になってる場所……」

 

「たしか不良生徒がたくさんいましたよね」

 

「はい、そのなかでもカタカタヘルメット団の主力が集まっている場所です」

 

「つまり、セリカちゃんとイツキはあいつらに襲われたってことで間違いないね…………」

 

「もしかして、人質を奪って脅迫でもしようってこと?……」

 

"いや、それはまだわからないよ"

 

シロコの推測に、先生は否定の言葉をかける

 

「ん、どういうこと?」

 

"それじゃあ、辻褄が合わないんだ。人質を奪いたいだけだったらイツキも攫えばよかったのに、彼女たちはそれをしていない"

 

「てことはまさか……」

 

「セリカちゃんだけを狙った計画的な犯行……の可能性が高いってことだよね」

 

"うん、おそらくね"

 

「でも、考えていても仕方ありませんよね。早くセリカちゃんを助けに行かなくちゃ!!」

 

「たしかに、ノノミの言うとおり。早くセリカとイツキの仇を討とう」

 

「あはは、イツキを傷つけて、セリカちゃんを攫ったんだから報いは受けてもらわないと…」

 

自身の愛銃を整備しながら言うホシノ。長い髪は纏められ、彼女が本気だと言うことが一目でわかる*1

 

「ぜったい、サイアクなめにあわせてやる……」

 

 

声は低く、いつもののほほんとした雰囲気とは違い、殺気がだだ漏れになってしまっている

 

(まあ、あたりまえか)

 

"私も同じ気持ちだよ。彼女たちには、少しお灸を添えてあげなくちゃいけない"

 

「ふたりともやる気満々」

 

「こんなホシノ先輩、初めて見ました」

 

「ホシノ先輩ってば、イツキ先輩が関わるとすごいですからね〜☆」

 

そんな会話をしながら、私たちは自分たちの道具の整備を終え、支度を済ませた

 

"それじゃあ……"

 

「「「「「「行ってきます/くるね。イツキ/先輩」」」」」」

 

 

***************

 

 

ガタンゴトン……

 

そんな揺れを感じ、セリカは目が覚めた

 

「!?ここは?私もしかして攫われた!?」

 

「うっ、頭が……」

 

(あの時何があったんだっけ……たしか…)

 

「そうだ!イツキ先輩は…」

 

 

 

 

 

…………………イツキ先輩は、私を庇って銃に撃たれたんだ……

 

「大丈夫かな…」

 

一緒に攫われたのかと思ったけど、ここにいないから違うの?

 

「ヘルメット団……一体どこに連れて行かれちゃうんだろ…」

 

暗くてよく見えない

 

そんな中、光が少しだけ漏れ出ている場所を見つけた

 

(ここからなら、外……見えるかな…)

 

窓を開けて外を見た。するとそこには……

 

「砂漠と……線路!?」

 

「線路ってことは…まさかここってアビドス郊外の砂漠!?」

 

「そんな…ここからじゃみんなに連絡も取れないし、脱出できたとしても……」

 

彼女の頭に、これからどうなってしまうのかどうかわからないという恐怖や、もうみんなに会えなくなってしまうかもしれないと言う不安が襲った

 

「……死ぬのは…やだな………」

 

「もうみんなと会えないなんて……」

 

「ううっ……」

 

彼女の目に涙がたまる……その瞬間、何処かからか爆発音が聞こえた

 

 

ドッカーーーーーーーン!!!!!!

 

 

「うわあああ!!何よ急に!?」

 

巨大な爆発のせいで、トラックは横転し、壊れた隙間から陽の光が中に入りこんできた。それと同時に、とても見覚えのあるドローンが飛んでいるのも見えた

 

 

『セリカちゃんを発見しました!』

 

「あ、アヤネちゃんのドローン!?どうしてここに……」

 

「こっちも、半泣きのセリカを発見!」

 

「!?」

 

次々と来る見覚えのあるメンバーに、セリカは安堵した。しかし、どれだけ探しても彼は見当たらない

 

 

そんなことをしていると、横の方で銃声が聞こえる。音の発信源は……ホシノのようだ

 

 

「よくもセリカちゃんとイツキを酷い目に合わせてくれたね……」

 

「まっm「死ね」*2

 

ダァン!!

 

そんな感じで着々と処理されていくヘルメット団。もうすでに大量の死体の山*3ができている。武器庫や重戦車に関しては、持ってきていた爆弾によって壊されていた

 

 

「ホシノ先輩、私の分も残してくれててよかったのに」

 

「……あっ、ごめんねシロコちゃん!私無我夢中で………」

 

「ん、仕方ない許す」

 

「ありがと〜」

 

「ちょ、ちょっと待って!?みんなどうして私の場所がわかったの?」

 

セリカの問いに、先生がキリッとした表情で答えた

 

"ふっ、セリカはストーカーを舐めないほうがいいよ" キラーン

 

側から見ればただの変態発言だ。

 

しかし、彼女にはそんな彼の姿がイツキと一瞬だけ重なったように見えた

 

 

 

 

 

……どっちにしろ、彼が変態であることには変わらないのだが

 

「こ、この…… 変態教師!!

 

泣いていたせいで赤くなっていた顔が、羞恥心によってさらに赤く染まる

 

「おーよかったよかった、元気そうだねー」

 

『よかった……私……セリカちゃんにも何があったんじゃないかと思って…」

 

ドローンから、アヤネの声が聞こえる。セリカが元気そうなことを確認し、緊張の糸が切れたのだろう。すこし涙声になっている

 

 

 

だがしかし、アヤネの言葉に、セリカは少し違和感を覚えた

 

(私にも?ってことはもしかして……)

 

彼女の頭に、この場にいない彼が思い浮かんでくる。こみあげてきたそんな疑問を、みんなにぶつけた

 

「ねえ、そういえばイツキ先輩はどこにいるの?」

 

「……それは……………」

 

"……イツキは今、学校で眠ってるよ"

 

セリカは表情を曇らせる。

もし、私が彼に庇われないように立ち回っていたら……そんな想像もしもの話が続々と浮かんでくる

 

「そっ……か…やっぱり私の——「それは違うよ」

 

「ほ、ホシノ先輩?」

 

いつもの様子とはちがい、真面目な雰囲気を醸し出しているホシノ。

 

「少なくとも、私はセリカちゃんのせいじゃない思うけどな。悪いのは全部こいつらなんだから、君が思い詰める必要はないよ」

 

ホシノは、たったひとりの先輩と同級生を脳裏に思い浮かべながら、セリカの頭を撫でた

 

「……」

 

セリカも、それを無言で受け止める

 

「だからさ、早く帰ろ?」

 

「…うん」

 

「ん、なんとかなった」

 

"さあ、早く戻ろうか。イツキも待っていることだし"

 

「ですね☆」

 

乾いた風が舞い上がった。

 

この全ての裏にいる黒幕に、彼女たちが会対する日も…近い

 

 

 

***************

 

 

ここは学校の保健室。イツキがすやすやと眠っている中、シロコが見張りをしている。なぜシロコ1人なのかと言うと、理由は簡単。みんなでじゃんけんをして、勝った人が見張りをするということになったからだ。それで勝ったシロコが、イツキの見張りしている寝顔を見ているということである

 

「むにゃ……」

 

ぷすぷす

 

「んぐ」

 

ビヨーン

 

「いひゃい……」

 

「あ、起きた」

 

「すやぁ」

 

……ぺしぺしっ

 

「いたい!おきる、おきるからやめて!……って、シロコ?」

 

「おはよう」

 

「おはよう……はっ!そういえばセリカは!?」

 

「セリカならさっき助けてきた」

 

「そっか…ごめんな、セリカを守れなくて」

 

「いや、それより……あ」

 

保健室の扉がガチャリと開いた。するとそこにはホシノを筆頭にみんなの姿がある

 

「へ?………イツキ!!!」

 

走ってくるホシノを、俺は腕で受け止め……痛った!?

 

「あ、ごめん大丈夫……?」

 

「ごふっ……ご、ごめんだいじょば……な…い……」

 

「えっ!?イツキ?イツキーーーーー!!!!!!!」

 

「まあ嘘なんだけど」

 

「嘘かい!」

 

べしっとツッコミを入れてきたセリカ。ちょっと待ってやっぱ真面目に痛い……

 

「いってて……もうちょい加減してくれると助かるんだけど………」

 

「へ?そんなに力入れてないわよ?」

 

「?」

 

まてよ?じゃあなんでこんなに痛いんだ?

 

そんな疑問が頭に駆け巡る

 

倒れる前……あ、まさか………

 

「先生、俺の頭の上になんか見える?」

 

"あれ?そういえば浮いてたやつがなくなってるような…"

 

「「「「「!?」」」」」

 

はあ、やっぱりか

 

"急にそんなこと聞いてどうしたの?"

 

「ちょ、ちょっと待ってください!ヘイローがないって……」

 

「ん、でもイツキは生きてる」

 

みんなの顔に不安が募る。そんな中で状況を理解してない人がいるのだがそれはまあ……気にしなくていいだろう

 

「ごめんみんな、ちょっと話聞いて」

 

イツキがそう言うと、注目が集まる。それに対してホシノは顔をあげて言った

 

「思いあたる節があるってことかな?」

 

「うん、とりあえず俺がやられる前に起きたことを話すよ」

 

俺はやられる前に起きたことを話した。もちろん、腕を貫通した弾丸のことも

 

「……なるほど、だからイツキはあんな奴らにやられちゃったってことなんだ」

 

「うん、俺の勝手な予想だけどな」

 

「でもそんな武器どこから……」

 

「そこに関してはちゃんと調べないとダメかなー」

 

「ちょうどあの時に回収した戦車の破片などがあるので、それを調べればわかるかもしれません」

 

「この部品の流通ルートを調べれば、ヘルメット団の裏にいる存在も探し出せますね!」

 

「よし、じゃあ俺も手伝うよ」

 

「イツキは休んでていーの!」

 

立ちあがろうとしたが、ホシノによって阻止されてしまった

 

"その通りだよ、まだ傷も癒えてないし、今の君は銃弾一つが致命傷なんだから"

 

「えー」

 

っていうか、先生も同じじゃん……

 

「えー、じゃないわよ!しっかり休んでて」

 

まあ、セリカに言われたら仕方ないか

 

「はーい、セリカママ……」

 

「ママじゃないわよ!!」

 

「じゃあ……セリカねえちゃん?」

 

「……うっさい!///」

 

「なんで……」

 

別によくね?

 

 

「私のことをお姉ちゃんって呼んでもいい」

 

「なんだか新鮮ですね☆私のこともそうやって呼んでみてください!」

 

「俺一応先輩なんだけど……」

 

そんな話をしてる俺たちに、アヤネは薄ら笑いを浮かべながらに言った

 

「あはは……とりあえず私たちは調べてくるので、ホシノ先輩はイツキ先輩が変なことしないか見張っといてください」

 

「おっけ〜」

 

「しかたない……イツキに私のことをお姉ちゃんって言わせるのはまた今度にする」

 

「それじゃあイツキ先輩、お大事に〜」

 

"安静にしときなよ"

 

「わかってるって……」

 

というかホシノのせいで絶対安静にしないと無理だけどな

 

そんなことを思いつつ、ホシノの頭を撫でる

 

「うへ〜」

 

あ〜、浄化される〜

 

 

 

 

 

「……………ねえ」

 

おっと、雰囲気変わった……てことは真面目な話か

 

2年も一緒にいればそういうことを流石にわかるようになった。まあ一年生の時やらかしすぎたってのもあるけど……

 

「本当に大丈夫なの?ヘイローがなくなるって……」

 

「大丈夫だって!多分まともに戦えなくなるけど…まあなんとかなる!」

 

自分の中の神秘がなくなってるのがわかったけど、元の体に戻っただけだしな……でもアレ*4が使えなくなるのはきつい。まあ神秘使えないからどっちにしろ武器も使えないけど………

 

「……そっか」

 

やっばい。なんかホシノ落ち込んでる……よし、いつも通り褒めるか!

 

ホシノが落ち込んだりしたときは大体褒めれば治る!……あれ?そこだけみるとなんかちょろくね?、まあいっか

 

「そういえばさ、ホシノ髪まとめたんだ?すごい似合ってるよ!」

 

「……」

 

先ほどよりも少し表情が柔らかくなった

 

後2回ぐらいか?

 

「いつものやつはかわいい系だけど髪をまとめるとなんだかカッコかわいい!」

 

「うへっ」

 

うへって鳴いた、あと一押し!

 

「もうなんか……全部好き!!」

 

「うへ〜、流石に褒めすぎだよ〜///」

 

よかった〜、機嫌治ったみたい…

 

そんなことを思っていたら、ホシノがあくびをしだした

 

「ふぁーあ、なんだか私眠くなってきちゃった」

 

「そーなの?じゃあ布団入る?あったかいよ」*5

 

「お言葉に甘えさせてもらおーかな」

 

そう言うと、ホシノはゴソゴソと布団の中に入ってきて、俺を抱き枕にした

 

「うへへ、あったかいね。やっぱり寝る時はイツキを抱き枕にするに限るよ〜」

 

目と鼻の先にホシノがいる。本来だったら恥ずかしがるんだろうけどもう慣れちゃったからあんま気にならない

 

「おやすみ、イツキ」

 

「おやすみ、ホシノ」*6

 

*1
臨戦ホシノ状態

*2
殺してないよ

*3
死んでないからね!?

*4
黒服からもらったカードのこと。これからはブラックカードって呼びます

*5
注意 付き合ってないです

*6
距離感バグってる




ちょい補足

この作品でのヘイローの扱い

先生とイツキにだけ見えている。他の生徒たちは見えてはないけどなんとなく知ってて、ヘイローがあるかないかは判別できないってことにしてます


オマケ ユメパイからの電話

『イツキくん大丈夫?』

「はい、なんとかですけどね」

『はあー、よかったー!私イツキくんがいなくなっちゃったらどうにかなっちゃうところだったよ……』

「大丈夫ですって。少なくとも卒業まd『イツキ君?』………おじいちゃんになるまではいなくなるつもりないです」

『うんうん!それならよかったよ。私もそっち行きたいけど、仕事が忙しくてさ……だからごめんね』

「全然気にしなくて大丈夫ですよ!お仕事頑張ってください」

『そう言ってくれるとありがたいな〜!じゃあまたね!』

「はい、また」

次の章はどれにしますか?(どれにしろ数話挟んでからのスタートです)

  • パヴァーヌ編
  • エデン条約編
  • アビドスリゾート編
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