あとアビドス編ちょっとで終わります
空が暗くなってだいぶ経った頃、俺はようやく学校に辿り着いた。
……正直今すぐにでも休みたいが、そんなことを言っている場合ではない
対策委員会の教室に入り、俺は机の上にあるホシノが残していったを見つけてしまったから
「ホシノ……」
これがあるということは、もうすでにホシノは黒服の元に行ってしまった、ということ。……そう思ったら胸が罪悪感でいっぱいになりそうになるけど、今はだめだ。朝になってみんなが来る前に急いで準備をしなくてはならない。ホシノを助ける準備を
俺はポケットに入れていたスマホを取り出し、まず初めに『便利屋68』に電話をかけた
プルル……プルルル
『もしもし?』
「……もしもし」
もしかしたら夜遅くだから起きていないのかと思ったけどセーフだったみたい。カヨコが電話に出てくれた
『……イツキ、こんな夜遅くにどうしたの?』
「実は便利屋68に依頼がしたくて——
「……ふぅ」
現在の時刻は午前7時半。みんなが学校に来るのは8時だから何とか準備は間に合った。……でも、本番はこれからだ。
カイザーと戦い、ホシノがいる場所まで行って助ける。絶対にこれはやりきらないといけない
俺はケツイを固めて、宣言した
「絶対、ホシノを取り戻す……!」
********************
どこか、暗い雰囲気の教室。それもそのはず、今みんなはホシノが残した手紙を読んでいた。
アビドス対策委員会のみんなへ
まずは、こうやって手紙でお別れの挨拶をすることになったこと、許して欲しい。
実はね、みんなに話してなかったことがあるんだ。私、ずっとスカウトされてたんだよ。カイザーPMCの傭兵として働く代わりにアビドスが背負ってる借金の大半を肩代わりする……そういう話でね。
……うへ、なかなか良い条件だと思わない?思ってたより、私の能力が買われてたみたい。
だから、借金のことは私がどうにかする。すぐに全部を解決することはできないけど、まずはこれでそれなりに負担が減ると思う。ブラックマーケットで生意気なこと言っちゃったのに、私があの言葉を守れなくてごめんね。だけど、これで対策委員会も少しは楽になるはず。
アビドス高校からも、キヴォトスからも離れることになったけど、私のことは気にしないで。
勝手なことしてごめん、みんなと会えて本当によかった
……じゃあね
先生へ
実は私、大人が大っ嫌いだった。だから、先生のことを正直まったく信用してなかったんだ。……最初はね。でも、先生がアビドスのために色々してくれたのを見て考えが変わったんだ。本当に短い間だけど、お世話になったよ。ありがとう。
最後にわがままを言って悪いんだけど、お願い。これからも対策委員会の顧問でいて欲しい。優しい先生だから辞めるなんてことはしないと思うけど、一応ね。あと、イツキとこれからも仲良くしてあげて欲しいんだ。先生と話してる時のイツキ、本当に楽しそうだったから。……うへ〜、実は私一瞬だけ先生に嫉妬しかけちゃったよ
イツキ、シロコちゃん、ノノミちゃん、セリカちゃん、アヤネちゃん。
お願い、私たちの学校を守って欲しい。砂だらけのこんな場所だけど……たくさんの思い出が詰まった、とっても大切な場所だから。
それと、もしこの先どこかで万が一、敵として相対することになったらその時は、私のヘイローを壊して。もしできれば、イツキがして欲しいな。シロコちゃんたちに人殺しはさせたくないし、殺されるんだったら、イツキがいい。
……よろしくね
イツキ、みんなこと頼んだよ。イツキなら、私がいなくなってもだいじょうぶだと思うから。あと、私の部屋に置いてあるあの盾を持っていって。私には……もう、ユメ先輩からもらったあの盾を使う資格なんてないから。……それと、最後に一つだけ言わせて。私はずっとイツキのことが……………ごめん、なんでもない。
……それじゃあね
みんなが読み終わって少しの間、静寂の時間が流れる。
そんな中でその静寂を1番に破ったのは、顔を真っ赤にして激昂しているセリカだった
「なっ、何なの!?あれだけ偉そうにしておいて!!切羽詰まったら何でもしちゃうって、自分で分かってたくせにっ!!こんなの、受け入れられるわけがないじゃない!」
「……助けないと。対策委員会に迷惑がかかるし、私1人で————」
「落ち着いてください!今はまず足並みを揃えないと……!」
ドカアァァァン!!!
「「「「「!?」」」」」
外から突然爆発音が聞こえた。音を聞くに、爆発地点がとんでなく近いことがわかる
「ごめん、みんな!ちょっとだけここで待ってて!!」
「え!?イツキ先輩!!!!」
爆発音が聞こえた約5秒後、イツキはそうみんなに声をかけて教室を飛び出していった
「一体何が起きてるんですか!?」
"……アヤネ、気が動転してるのはわかるけど急いで爆発地点を調べて!"
「は、はい!場所は…………!?」
"どうしたの?"
「ば、場所は市街地。こちらに向かって数百近いPMCの兵力が接近中!それと同時に、市街地を無差別攻撃しています!!」
そのアヤネの言葉に、みんなは驚いた。こんな時にカイザー……しかも数百の兵力と考えると、状況は最悪と言っても過言ではないかもしれない
「みんな!!!!」
それとほぼ同時にドアを蹴破ってイツキがホシノが使っていた盾を持って教室に入ってきた
「イツキ先輩!実はこちらに向かって———「大丈夫!全部
「……え?」
「えーとたしか、今は市街地にカイザーの兵が来てるからそれを今から撃退しに行こう!みたいなかんじでしょ?」
「あ、あってます。でも、何でそこまで詳しく……?」
「……ごめん、今はほんっとうに時間がないから後にさせて。絶対これが終わったら説明するから!」
なぜイツキがそこまで詳しく状況を知っているのか疑問に残るが、確かに今は時間がない。先生はそう思ったので深く追求するのはやめた
"……そこまで言うならわかったよ。でも、落ち着いたら絶対に話してもらうからね"
「あぁ!ありがとう先生!」
「ん、とりあえず早く行かないと」
「たしかにそうですね。ちょっと頭がパニックになって忘れちゃってました☆」
みんな自分の武器を手に取って、市街地に向かう用意を颯爽と済ませていく。……イツキも含めて
"ちょっとまって??"
「どしたの先生。真面目に時間ないから早くして」
"いやあのさ、何で普通に前線に出ようとしてるの?イツキはヘイローがな……あれ!?"
「……あー、実は俺ヘイロー戻ったんだよね」
「え?」
「「「「「えーーー!?」」」」」
「うるっさ」
「イツキ先輩、ヘイロー戻ってたの!?」
「…………………うん、なんか時間で戻るタイプっぽかったみたいで昨日の夜に戻った」
なぜかセリカの問いかけに答える際、謎の間があったような気がするが気のせいだ、多分
「それだったら今回はイツキも戦うってこと?」
「まぁ、そりぁ戦うよ」
「やりましたね☆イツキ先輩がいてくれれば百人力です!」
「……よし。用意もできたし早くいくわよ!」
全員、武器の点検などを済ませ終わったみたいだ。そうしたらすぐにアヤネと先生を除いた4人は市街地へと向かった
4.5周年ガチャ240連で水おじ三枚、ドヒナ、ミカ、水着ナギサとかいうとんでもない引きをかましてしまった
次の章はどれにしますか?(どれにしろ数話挟んでからのスタートです)
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パヴァーヌ編
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エデン条約編
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アビドスリゾート編