普通の高校生たちによるクトゥルフのリプレイ 作:白痴イア
花見夢【『POW × 7』112→自動成功】
ティア【『POW × 7』84→58/成功】
『我を復活させよ』
その時だった。二人の頭に声が響いたのは。
二人は目の前の石像が言葉を発しているのだと即座に気づく。
花見夢【『POW × 6』96→33/成功】
ティア【『POW × 6』72→17/成功】
『さもなくば、貴様達の未来は永久に閉ざされることになる。早くしろ、ほんとに』
「……誰だ?」
唐突に話し始めた石像に、軽く発狂していた夢は困惑する。
花見夢【『POW × 5』80→5/
ティア【『POW × 5』60→5/
『疑っているな貴様ら? 言っとくけど、我はクトゥルフではない。我が名はサニド。我は別に貴様に対して旧神の1柱にして、旧支配者を撃ち滅ぼす者』
クリアに聞こえてくる声で、クトゥルフではなく、サニドだと言う石像。
それを聞いた夢は──
「……お前もか?」
『……は?』
「お前も僕を哀れむのか? なぁ!?」
『ま、待て! 旧何々とか分かりずらいかもしれんが、とにかく違うのだ! それに貴様に対しては特に何も思っていない!』
「うるさい……うるさい! 黙れぇ!」
『理不尽すぎだろう貴様!?』
夢が幻覚や幻聴も相まって、完全に発狂していた。
その狂気に巻き込まれながらも、負けじとサニドは喋ることをやめない。
ちなみにティアはどうすればいいか分からずオロオロとしていた。
花見夢【『POW × 4』64→77/失敗】
ティア【『POW × 4』42→82/失敗】
『クトゥルフと似ているのは奴とは双子だからだ。目の色が違うからよく見て。いや、今の我は石か。証明できないではないか!』
一瞬声が聞き取れなくなりそうだったが、先程クリアに聞こえていた名残か、何を言っているのかは二人は聞き取れた。
……まともに会話ができるかどうかとは別だが。
「ふざけるな! サンドイッチだかなんだかしらないが、お前もそんな目で僕を見るのか!?」
『そんな目だと? 我の目は石になっているだろうが! いったい何が見えているというのだ貴様は!?』
花見夢【『POW × 3』48→44/成功】
ティア【『POW × 3』36→8/成功】
『ええい! もうなんでもいい! ヤディス=ゴ―山にガタノソアがいる。お前たちが倒すのだ!』
「そうやって君は人を利用するのか? しかも勝てるわけが無い相手に挑ませる? 人の命を何だと思ってるんだ!? 何様のつもりなんだよ!?」
『急にまともなことを言い出すな! わけがわからなくなる! そして我は神様だ! ……いいか、今のままならば脳を生きたまま石にされ、永劫の時を生きることになる。しかし、対抗勢力の神官が奴への対策を練っていたはずだ。まずはそれを見つけよ』
「そうやって僕に他人の何かを探せって? 他人の助けが無ければ、僕は何もなせることのできない愚図だとでも言いたいのか? 人を馬鹿にするのもいい加減にしろよサンドイッチッ!」
花見夢【『POW × 2』32→22/成功】
ティア【『POW × 2』24→89/失敗】
『我の名前はサンドイッチではなくサニドだ! いいか、後ろにある扉の奥に、ガタノソアの信者が使用していた淡褐色の液体がある! 名を【冥王星の薬】! 飲めば、その場に相応しい過去の映像を見ることが出来る薬液だ! 頼むからしっかりと有意義に使ってくれッ!』
若干苛ついているような感情がテレパシーのような声から伝わってくるが、最後にふと落ち着いて。
『人類はまだ滅びておらぬ。お前たちがいるのだから……大丈夫、だと願いたい……』
それだけ言い残し、それ以来声は聞こえなくなった。