普通の高校生たちによるクトゥルフのリプレイ   作:白痴イア

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第十三話『我の名前はサンドイッチではなくサニドだ!』

花見夢【『POW × 7』112→自動成功】

 

ティア【『POW × 7』84→58/成功】

 

『我を復活させよ』

 

 その時だった。二人の頭に声が響いたのは。

 

 二人は目の前の石像が言葉を発しているのだと即座に気づく。

 

花見夢【『POW × 6』96→33/成功】

 

ティア【『POW × 6』72→17/成功】

 

『さもなくば、貴様達の未来は永久に閉ざされることになる。早くしろ、ほんとに』

 

「……誰だ?」

 

 唐突に話し始めた石像に、軽く発狂していた夢は困惑する。

 

花見夢【『POW × 5』80→5/決定的成功(クリティカル)

 

ティア【『POW × 5』60→5/決定的成功(クリティカル)

 

『疑っているな貴様ら? 言っとくけど、我はクトゥルフではない。我が名はサニド。我は別に貴様に対して旧神の1柱にして、旧支配者を撃ち滅ぼす者』

 

 クリアに聞こえてくる声で、クトゥルフではなく、サニドだと言う石像。

 

 それを聞いた夢は──

 

「……お前もか?」

 

『……は?』

 

「お前も僕を哀れむのか? なぁ!?」

 

『ま、待て! 旧何々とか分かりずらいかもしれんが、とにかく違うのだ! それに貴様に対しては特に何も思っていない!』

 

「うるさい……うるさい! 黙れぇ!」

 

『理不尽すぎだろう貴様!?』

 

 夢が幻覚や幻聴も相まって、完全に発狂していた。

 

 その狂気に巻き込まれながらも、負けじとサニドは喋ることをやめない。

 

 ちなみにティアはどうすればいいか分からずオロオロとしていた。

 

花見夢【『POW × 4』64→77/失敗】

 

ティア【『POW × 4』42→82/失敗】

 

『クトゥルフと似ているのは奴とは双子だからだ。目の色が違うからよく見て。いや、今の我は石か。証明できないではないか!』

 

 一瞬声が聞き取れなくなりそうだったが、先程クリアに聞こえていた名残か、何を言っているのかは二人は聞き取れた。

 

 ……まともに会話ができるかどうかとは別だが。

 

「ふざけるな! サンドイッチだかなんだかしらないが、お前もそんな目で僕を見るのか!?」

 

『そんな目だと? 我の目は石になっているだろうが! いったい何が見えているというのだ貴様は!?』

 

花見夢【『POW × 3』48→44/成功】

 

ティア【『POW × 3』36→8/成功】

 

『ええい! もうなんでもいい! ヤディス=ゴ―山にガタノソアがいる。お前たちが倒すのだ!』

 

「そうやって君は人を利用するのか? しかも勝てるわけが無い相手に挑ませる? 人の命を何だと思ってるんだ!? 何様のつもりなんだよ!?」

 

『急にまともなことを言い出すな! わけがわからなくなる! そして我は神様だ! ……いいか、今のままならば脳を生きたまま石にされ、永劫の時を生きることになる。しかし、対抗勢力の神官が奴への対策を練っていたはずだ。まずはそれを見つけよ』

 

「そうやって僕に他人の何かを探せって? 他人の助けが無ければ、僕は何もなせることのできない愚図だとでも言いたいのか? 人を馬鹿にするのもいい加減にしろよサンドイッチッ!」

 

花見夢【『POW × 2』32→22/成功】

 

ティア【『POW × 2』24→89/失敗】

 

『我の名前はサンドイッチではなくサニドだ! いいか、後ろにある扉の奥に、ガタノソアの信者が使用していた淡褐色の液体がある! 名を【冥王星の薬】! 飲めば、その場に相応しい過去の映像を見ることが出来る薬液だ! 頼むからしっかりと有意義に使ってくれッ!』

 

 若干苛ついているような感情がテレパシーのような声から伝わってくるが、最後にふと落ち着いて。

 

『人類はまだ滅びておらぬ。お前たちがいるのだから……大丈夫、だと願いたい……』

 

 それだけ言い残し、それ以来声は聞こえなくなった。

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