異世界先生   作:とある肉詰め

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魔法はまだ出せませんが、もう直ぐ出せそうです


キヴォトスは異常、グランバハマルは非情

車で目的地の途中まで移動することになった一行はコミュニケーションを始めた。

「あの先生」

 

「どうしたの?ハスミ」

 

「先ほど我々との会話でなぜか感激したような素振りをしていたように見えたのですが、気のせいでしょうか?」

 

「そういえばそうでしたね」

 

「何かの意図があるのですか?」

 

「どうか我々に教えていただけませんか?」

 

そう四人は尋ねると創一は一泊おいてから話し出した。

 

「いやぁ、だれも俺をゴブリン顔とか言ってきたり醜男とか言って迫害してきたりきたりしなくてつい感激しちまった。みんなかわいいからそういうのまたあると思ってたんだよなぁ」

 

そういった瞬間、車内の空気が一気に凍り付いた。この顔で醜男?そもそも迫害されてきたって?と疑問と気まずさに満ちていたのである。

 

そうこの男、容姿はいいほうなのだが、グランバハマルでは一般人基準ではないためか陽介と出会うまではゴブリンの亜種や特殊個体の大型ゴブリン扱いされていたり醜男として迫害されていたのである。なお、あのツンデレエルフからはゴブリン顔と呼ばれていた。もちろんリンたちは創一のことをちゃんと一人の人間として接している。

 

「そうだ、お前たちって銃持ってるけどこれがここの普通なのか?」

 

「え、えぇそうですねキヴォトスでは銃を持っていない生徒は服を着ていない人ほどいないといわれるほどです」

 

「銃社会ってレベルじゃねぇな、テキサスでも此処までじゃない、その頭上の輪っかのおかげか?」

 

「えぇ、ヘイローと呼ばれるもので、私たちは形はわかりませんがそれを持つのは生徒のみで銃弾を受けても痛いだけで済みます」

 

「確かに何かしらのエネルギー的なものは感じられるな」

 

「わかるのですか?」

 

「あぁ」

 

俺にとってキヴォトスは異常、グランバハマルは非情と創一はひとりごちると思考を巡らせるためにあることを聞く。

 

「今更だが戦闘はできるのか?できるんだったら普段の戦闘での得意分野を教えてくれ、指揮を執る。といっても即興のコンビネーションはある程度熟達したものじゃないと無理だし時間もある。違う学校同士じゃコンビネーションも糞もないだろうからな、手の内聞くようで悪いが教えてくれないか?」

 

「えっ先生が指揮を執るのですか…私はこの電卓や暗算で数式を計算し電磁シールドを展開します。」

 

「つまりタンク役か、俺もタンク役の仲間がいたときは重宝したぜ、よろしく頼むぜ」

 

そういってサムズアップするとユウカは照れながら感謝した。

 

「ハスミはあれか、遠距離戦が得意なのか?」

 

「ええ、これを見ればわかる通りライフルでの狙撃がメインとなります。」

 

「オーケー、ほかのやつらの打ち漏らしでもやってもらうとしますか、スズミは?」

 

「私はこの閃光弾を使った戦法がメインですね」

 

「なるほど、中距離攻撃メインか,チナツは?」

 

「私は主に後方での回復支援が主で、あまり前線には…」

 

「回復役!まじか!最高だな!」

 

一応自分でも使えるとはいえ、アリシアの神聖魔法にはかなり助けられた創一は回復役のチナツの存在に歓喜した。

 

 

「あ、ありがとうございます」

 

「先生、そろそろ目的地です」

 

「それじゃ、みんな行こう!」

 

 

 

 

 

 

戦場で戦闘活動を行うユウカ達だったが、その調子はいつもと違った。

 

「ユウカそのまま進んでヘイトを集めろ、ハスミはそことそこにいる狙撃手を」

 

「すごいわ、今までより遥かに戦闘がしやすい!」

 

「これが、大人の力」

 

「スズミ!今だ」

 

「はい!」

 

「「「ギャアアア」」」

 

創一的確に指示を出していき不良生徒を制圧していく一行、創一の卓越した指揮能力には転移ボーナスが関わっている。

彼の転移ボーナスは多芸多才(マルチタレント)、効果はあらゆる才能を得て技能獲得が光速になるというものだ、彼はもともとシュミレーションゲームをそこそこ嗜んでいたためボーナスとかけ合わせて戦術指揮能力を得ており、異世界でもアリシア一行とともに戦闘する時などは作戦立案や指揮を的確に行えていたのである。とある王国騎士団長も彼の指揮能力を高く評価していた。

 

「あれはクルセイダー号」

 

「戦車が出てくるとか世紀末年の間違いじゃねぇか」

 

『先生』

 

「どうした?」

 

『今回、不良達を率い、騒動を起こした原因 …『百鬼夜行』所属の狐坂ワカモ、百鬼夜行連合学院で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です』

 

「百鬼夜行、すごい名前だな」

 

日本において百鬼夜行といえば数多の妖怪が街を練り歩く様を描いた百鬼夜行絵巻がある。そんなものを学園の名前として使っていることに、キヴォトスという場所の疑問が浮かぶが気を取り直して指揮を続ける。

 

「ユウカとスズミで操縦士の気を引く、だからハスミは攻撃を続けろ、こいつへの有効打はお前しか与えられない、チナツは引き続き後方支援を頼んだ、特にユウカやスズミを頼んだ」

 

「「「「はい!」」」」

 

 

そして戦闘が始まり、激戦が繰り広げられた。創一の指示による連携は不良生徒達の軍勢やクルセイダー号をものともせず、打ち破ることに成功した。そしてついに目的地まで着くことができたのである。

 

 

 

 

 

 

 




創一の転移ボーナス
多芸多才(ワイルドタレント)
効果はジャンル問わずあらゆることの習得や理解、があっという間にでき、感もよくなる力を得ること
転移後の創一が切実にいろいろなことの習得が早かったらという願望から与えられた能力、貴史命名…だがこれは彼の力の本質はこの力だけではないことを転移ボーナスを与えた神も知らない

過去話最初にするのは

  • チュートリアル組
  • リン、モモカ、アユム
  • 両方同時
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