ホロライブラバーズ 『冥追の魔法使い』   作:錦坂

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あのさぁ…もう暑いのはいいから



第4話 GOLDEN BUDDY②

「場所を変えたい」

 

そう言ったのはいいが、正直、話す場所なんてどこでもよかった。

放課後を一時間近く過ぎた今、校舎にはほとんど人の気配がない。

残っている生徒のほとんどは魔法棟で部活動や研究に勤しんでいる。つまり、本校舎はこの時間になると、がらんどうになるのだ。

 

場所を変えた理由は──ただ一つ。 「立ち止まったまま話をするのが性に合わない」という、自分でも笑えるくらいどうでもいいこだわりだけだった。

 

「きっと、お前は期待してるはずだ」

 

夕日が窓を染める時間帯。教室を抜け、ほとんど人のいない廊下を歩く二人の足音が、静かに響いていた。

 

フロイトの無造作に跳ねたブロンドの短髪が揺れる。ワインレッドの制服に身を包んだ彼は、視線を逸らしつつ黙り込んで歩いていた。

その隣、紫紺の制服を着た少女――紫咲シオンは彼にぴたりと歩調を合わせていた。

その距離は、これまでより少しだけ近かったような気がした。

 

「……まだ答えてくれないの?」

 

その声は静かだったが、乾いた空気の裏側に、微かに怒気が滲んでいるのを感じる。

何度目かもわからない“バディ”の提案。返ってくるのは、曖昧な拒絶ばかり。

フロイトは立ち止まり、窓の外に目を向けたまま、唇を噛む。

 

「シオン……お前には、もっと他にふさわしいやつがいる」

「またそれ? 答えになってないんですけどー?」

 

呟くような声に、怒りに似たものが混ざっている。

 

「ふさわしいとか向いてるとかそういう話じゃないって、シオン何回も言ったでしょ。シオンにとってのバディはフロイトじゃないと意味ないの」

 

その言葉に、フロイトの眉がわずかに寄る。何度聞いても、胸の奥が引っかかるようだった。それでも――

 

「──俺はそんなに強くない。第一な? 俺はお前みたいに何でもできるわけじゃない、経験も知識も何もかも未熟なんだ、バディになっても間違いなく足を引っ張る」

 

自嘲気味に吐き出された言葉。

声の端に、感情の尾が垂れていた。

 

「あのさ、シオンはバディ組まない? って聞いてるの。人からの提案は快く受けるのがスジってものでしょ…それに、知識や経験の差は誰だってあるんだし、フロイトが頑なに拒絶することなくない?」

 

間髪入れず返された言葉に、フロイトの指先がわずかに震えた。

 

「違う。あのなシオン──お前、他人を見る目が甘いんだよ。俺はお前みたいなやつと歩ける人間じゃない」

「外野の声が気になるんだ。シオンがフロイトと歩くことが気に入らない──そんな連中の言葉に耳は傾けるのに、シオンの声は聞いてくれないってわけ?」

 

ようやくフロイトがシオンを見る。だがその視線の奥には、拒絶という名の壁があった。

 

シオンの瞳が細められる。

 

「……ねえフロイト。ちゃんとシオンを見て言ってる?」

 

空気が変わるのがわかった。小さく、けれど確かにシオンの魔素が空間を揺らす。

その瞬間、俺の鞄がシオンの背後からふっと消えた。

──まあ、大方予想通りの反応が返ってきたな。

鞄の主導権を彼女に握られた時から分かっていた。持ち物が全部戻ってこない未来も、覚悟のうちだった。

迷った末に拒絶を選ぶことしかできなかった──そんな無力な自分と、非常な現実に、とても胸が締め付けられる。

 

「見てるよ、」

 

あまりに脆くて弱い声が、消えた鞄のように儚く、漏れる。

 

「なんで目を逸らしてたの? なんでシオンの()()は聞こうとしないの?」

 

言葉を詰まらせるフロイト。

その横顔を、夕日が照らしていた。光と影が交錯し、夜の闇と斜陽が溶け合い、沈黙が二人の間を裂いていく。

 

「危険だからだ、俺がここでやろうとしていることは」

 

低く落とされたフロイトの声は、ゆるぎないものに変わっていた。

 

「危険なことに誰かを巻き込みたくない、それは当たり前のことだ。それだけじゃない──俺とお前の2人で危ないことをやってるなんてウワサが立てば、お前だって学内での立場を脅かされる」

 

ようやく、重い扉を開くように核心を口にする。

 

「とにかく…()()を果たすためには、俺は誰とも深く関わっちゃいけない。誰かを巻き込んだら、取り返しのつかないことになるかもしれない。だからバディなんて――」

「それがシオンを突き放す理由?」

 

その問いは鋭く、迷いなく。

フロイトが黙ったところへ、シオンは一歩踏み込んだ。

 

「じゃあ訊くけど。シオンの力は信じてないの? それとも――シオンの覚悟を見くびってるの?」

「……違う。違う……けど──!」

「そうだよね、シオンはフロイトの数倍は強いんだから。フロイトはシオンの力を信じている──」

 

シオンの眼差しがフロイトに突き刺さる。

 

「──だったらちゃんと見て、今度はシオンの力じゃなくて、シオンの覚悟を見て!それでもダメだって言うなら――そのときは、分からせてあげるから」

 

まるで俺を試すように、でも信じ切るように。

フロイトの目が、シオンの瞳をとらえる。

そこにあったのは、彼女の中で燃え滾る『揺らがない意志』だった。亡き母との約束を抱え、まっすぐに立つ者の熱い眼差し。

シオンの事情を知らないフロイトさえ、突きつけられた彼女の視線から熱を受け取るほどに。

 

「入試の日にフロイトが見せた()()()()()()──あれきっと、シオンじゃ…………一生かけても出せない…天稟の領域だと思う」

 

語る声は静かに、だがその芯は熱かった。

 

「あのときのフロイトの姿は凄かった。いつかきっとシオンに並び立つ──それくらい強く輝いてた」

「俺を煽てようが、俺は何も話さない」

 

『これまでの彼を、ひとつ残らず見逃さずにきた──。』

そう語るかのように。

シオンの瞳に宿る黄金が、静かに、けれど眩しく、瞬いていた。

これまでのフロイトのすべてを映すかのように、決して揺らがない光となっていた。

 

フロイトの喉が、小さく鳴る。

 

「お前は俺の何を──どこまで知っているつもりなんだ」

「そりゃ~色々と知ってるよ。フロイトがどれだけすごい人間なのかも…才能に溢れた人間なのかも。視たから分かるからね」

 

シオンの声が俺の問いを遮る。

やわらかく、しかし鋭く。フロイトの内へ切り込んで────やがて、彼の核心に刃を突き立ててしまった。

 

「記憶、ないんでしょ?」

 

額を突くシオンの人差し指。

散漫としていた緊張が収束し、体の内側から乾いていくかのような感覚に陥る。

瞬間──沈黙を貫かんとするフロイトの顔が、確かに強張った。

 

「な、なんで…そのこと……!!!」

「シオンの眼が()()()()()()()()()()()()()──ってこと、大体顔見れば分かるの」

「いや…顔には出さなかったし誰にも話さなかったはず…なのに…なんでお前はッ!!」

「大丈夫、ちゃんとフロイトは隠し通せてる──シオン以外にこの事を知る人はいない。それだけは断言できる」

 

驚きと不安が胸を締めつけて、次の言葉がまるで耳に──いや、脳に届かない。

何か言われているのは分かる。でも、その内容がまるで頭に入ってこないのだ。

俺はただ、その場に立ち尽くすことしかできなかった。

 

「いや、いるんだ………学園長が…学園長(あの人)には全部筒抜けなんだよ!!」

「学園長…? どうして?」

「握手だ──入学式にした握手…あれはトリガーで、握手を通して俺の秘密は全部バレたんだ」

 

──最も、人を()()だけで記憶喪失であることを見抜く人間の方が、学園長よりも数段厄介なのだが。

とにかく、今俺の秘密を知る人間はこの学園の中だけで二人に増えてしまった。

入学式から始まって、数日程度の学園生活で。

 

「…握手……しただけなんだよね?普通、人間の内側の事情まで読み取れるの?」

「お前は出来ただろうが…それに学園長は…俺の事情を知った上で()()()()を黙認してるんだ」

「? それくらいならフロイトにも問題ないんじゃ──」

「お前なら分かるだろ!?記憶の追求は四大禁忌!!!!俺がやろうとしてることは黙認さえ許されないんだよ!!」

「記憶の………追…及…?」

 

だからこそ、これ以上は誰にも背負わせたくなかった。

 

「黙ってた学園長も…お前もそう……()()()()()()()()()()がいるってバレたら、全員排除される。俺が原因で終わる人間を、これ以上増やしたくないんだよ!」

「な、…何言ってんの…? 記憶探しって…」

 

フロイトの一言で、シオンの中で時間が止まった。

息を呑むことさえできなかった。目の前の彼が何を言ったのか――理解しているはずなのに、その重みを脳が受け止めきれない。

驚愕が、言葉を奪う。

「何か返さなきゃ」と焦る思考とは裏腹に、喉の奥は凍りついたように動かなかった。

ただ、心臓だけが、うるさいほど強く鳴っていた。

 

シオンには自負があった。

同年代の誰よりも魔法に関わってきたという自信が。

知識だけじゃない。組織の内幕も、政治の裏側も、そして数えきれない現場の経験も――。

物心ついたころから、魔法にまつわるあらゆるものを詰め込んできた。

 

……だからこそ、フロイトの口にしたそれが、()()()()()()()()()()()だと気づくのに、時間は一秒もかからなかった。

そして、その瞬間――

 

フロイトが私をここまで拒絶し続けた理由も、理解してしまった。

 

「…もういいだろ。」

 

昂った感情を吐き出して我に返ったフロイトは、静かにシオンに背中を向けて歩き出した。

 

「デカい声だして悪かったな、鞄は返さなくていい…それじゃ」

「ま、待ってよ!!」

 

フロイトが葛藤の末に拒絶の姿勢を取り続けたように。

彼の告白を聞いたシオンも、応えることはできず、驚きのあまり表情を歪めていた。

勇気を振り絞ったであろう彼の言葉に、シオンはただ、言葉を返すこともできないまま──拒絶にも近い驚愕を示すことしかできなかった。

 

双方拒絶で終えたこの提案の先、

フロイトはまた一人で歩む決意を固めようとしていた。その矢先だった。

 

「…まァさ、少し待てや」

 

2人の間で張りつめていた空気を、異物のような声に引き裂かれた。

後悔で腫れるシオンの瞳の奥、歩みを進めるフロイトの背中越し、夕日が斜めに差し込む廊下の先に──

影はいた。

 

「お前のこと、ただのボンクラだと思ってたんだけどさァ……なんかデカいコト起こそうとしてるよな?」

 

声の正体は男だった。

フロイトと同じワインレッドの制服を着ているが、背格好は一回りほど大きく、体つきには全く油断がない。

……なにより、彼の纏う雰囲気は異質だった。人間と似て非なる空気感、保有する魔素が多いのか、素人目に見ても魔法使いとして高いポテンシャルを感じられた。

彼の眼差しは氷のように冷たくフロイトを射抜いたまま、後方にいるシオンの存在も捉えていた。

 

「それによ、ウィースヘルムの首席サマを巻き込もうたァ()()()()だ──まァ俺の聞き間違いならそれでいいんだが…」

 

フロイトは男を一瞥し、静かに視線を落とした。

 

「………で、どうなんだ?」

「………」

 

シオンに打ち明けた秘密──あれはただの事故だった。心の底でそう割り切って、切り捨てて、これ以上は誰にも関わらない。もう誰も巻き込まない。

そう、心に決めたじゃないか。

 

男は口元を歪める。

 

「冗談で済むならいいんだがなァ。……下らねェ冗談として見逃す余地もある。水に流すだけの度量もある」

 

彼は何かを言い切るよりも速く制服の袖から杖を引き抜くと、それで夕焼けを裂いた。

 

「だが本気(マジ)で言ってんなら──テメェ、そのツラに風穴開けるぞ」

 

純粋な殺意が放たれる。

それは警告ではない。紛れもない宣言。

剣よりも鋭く、銃よりも冷徹で、岩のように揺るぎない純然たる意気。

「フロイトを殺す」という明確な意思表示に相応しい言葉だった。

 

緊張が、瞬く間に廊下を満たす。男の杖がフロイトを捉え、シオンの胸中で鼓動が爆ぜる。

 

杖を必要としないシオンも、既に中指と親指の間で()()を生み出している。

 

そんな中、フロイトはゆっくりと歩を進めだした。

やがて、男の数歩手前で立ち止まると、杖の先端を手のひらで包み込むようにして握り込み、大きく息を吸い込んで──

 

「……何のことか、分からないな」

「はァ?テメェ、シラ切んのか?」

「違うな。聞き間違いだろ。それと…そんな物騒なモノ、人に突きつけないでくれ」

 

眉一つ動かさず、虚勢すら感じさせない鉄仮面のまま言葉を返した。

対する男の顔には僅かな笑みが浮かんだが、冷笑ともとれた。

張り詰める空気。しかし、三者三様に爆ぜる鼓動は空気を震わせ、今にでも誰かに聞かれそうなほど加速していた。

 

心臓の鼓動が、秒針のように時を刻んでいく。

頂点に達した殺意が、肉の秒針によって浄化され、徐々に緊張感が解けだしていった。

 

「…ァあー、疑って悪かった、流石に俺の聞き間違いだァ。…昔っからの悪癖でな…一度疑うと止まらねェんだ──本気(マジ)、迷惑かけた」

 

杖を下げる男。そのまま、わざとらしい和やかさで微笑む。

 

「俺ァ橙音ケイ。1年、しがない戦争孤児だ」

「俺はフロイト。ケイと同じく1年だ、同じ学年ならきっとどこかで再開するはずだ。その時はよろしく頼むぜ」

「ああ、よろしくな」

 

会話を終え、二人はすれ違う。

フロイトは夕陽に向かって歩み、ケイはシオンの元へ──

歩幅が交錯し、フロイトとケイの距離がどんどんと開いていく。

 

一歩。

フロイトは目を伏せ、心を押し殺し、「これでいい」と言い聞かせる。

 

二歩。

ケイは杖を深く仕舞い、疑いを拭ったそぶりで微笑を保つ。

 

三歩。

シオンが、大きく息を吸う気配がした。

 

──四歩。

 

「シオンは絶対フロイトの味方だから!!!!!!」

 

五歩目。

その声は確かにシオンのものだった。

それでも俺は目を伏せたまま、振り返らずに歩き出す。

彼女との出会いで芽生えたすべてを押し殺して。

人生で初めて――そして、きっと最後に訪れた『他人』の居場所。それを惜しむこともせずに。

 

これから起こる残酷な出来事に対する覚悟も出来ないまま。

 

「シオンはぜったい──……し、シシ……シーーーーーー」

 

瞬間、空気が裂ける。

耳の周りをスピーカーでぐるっと囲まれたかのような音圧を感じた、直後。

幻聴のようにくぐもっていた声は叫びに変わり、どんどんと廊下にこだましていった。

 

「お前なら分かるだろ!?」

「俺がやろうとしてることは黙認さえ許されないんだよ!!」

 

トラウマを掘り返す幻聴のように繰り返される。シオンを突き放したときの言葉。

耳を塞ごうと、どこを見ようと向かおうと、人に脳がある限り、その声は鳴り止まない。

声が畳みかける。思考に直接、ねじ込むように。

 

「そうだよなァ、フロイト・ルーチェ!聞いたことあるよなァこの言葉!?」

 

ノイズを頭の中にねじ込まれる──この感覚。

これは、いつかシオンにかけられた”伝心魔法”そのものだ。

 

「これは!!!お前が数分前!!!!紫咲シオンを拒絶するために放った言葉そのものなんだからよォオオ!!」

「──っ!」

 

危険と違和感を感じて振り返ると──ケイの杖の先端が異彩を放っている。

そこには“光の粒で象られたフロイトの顔”が浮かんでいた。

 

「”模倣再声魔法(ヴォクス・レ・ヴィヴィア)”……無駄な努力ご苦労さん、フロイト」

 

ケイの杖に浮かぶ俺の顔は、シオンに対して明かした()()を永遠に再生している。

冷酷な笑みを浮かべ、ケイは声高らかに仰いだ。

 

「お前…!!!」

 

一手遅れたことを確信、フロイトは咄嗟にシオンの気配を探るが──ない。

彼女の魔素の気配すら跡形もなく消えていた。

代わりにケイがもう一人、()()()()()に現れていたのだ。

 

「…シオンをどこにやった」

「あいつ?()()()()()()()()()()()()、そういうわけで少し消えてもらったんだ。まァ話が済んだら返してやるから…来いよ」

「取引か…? 言いたいことあんならさっさと言え」

「話は早くて助かるなア──なら選べ、フロイト・ルーチェ。お前の罪を世に晒すか──紫咲シオンとのバディを、解消するか」

 

突きつけられた二本の杖。一瞬、沈黙が訪れた。

 

「そんな──」

「…渋ったなァ?」

「…? っ──!!!」

 

一瞬の戸惑い──の直後、ケイが放った言葉でフロイトの背筋が凍った。

フロイトは今、以前なら即答できたはずの選択を即断できなかったのだ。

シオンと出会ったことで心が揺れ…選びきれなかったのだ。

 

「記憶追求は四大禁忌だろ?今までのお前なら、禁忌を晒すリスクよりシオンとの別れを迷わず選べた、違うか??」

 

その言葉は、シオンの言葉とはまた違った刃物のようだった。

見透かすような彼女の言葉とは違う。フロイトの心の奥底に芽生えた感情や、眠っている弱点──そういったものを狙い撃つように突き立ててくるのだ。

 

「──時間切れだ」

 

一閃。

 

極光が走る。避けきれず、こめかみの皮膚が裂け、熱い血が迸った。

 

「いッ、…野郎……!」

 

頭皮を掠めて散った髪の毛が、視界を埋めてゆっくりと落ちていく。激痛が遅れて襲いかかる。思考が鈍る。濁る。

だが、それらを感じる間もなく──

 

「自分を呪え」

 

もう一人のケイの杖が閃光を放つ。矢継ぎ早に放たれた二発目の攻撃に対応できなかった。

ドン──という鈍い衝撃と共に、右脇腹に鋭い穴が穿たれた。

呼吸が、できない。視界が暗く染まっていく。耳の奥で気味の悪い震えを感じる。

 

「……あ……ぁ」

 

音にもならない声を漏らしながら、膝が崩れる。

何かを掴もうとする指先には力が入らず、血の気が足先から抜けていく感覚だけが現実だった。

 

逡巡したことの後悔も虚しく、フロイトの意識は深い闇へと引きずり込まれていった。




シオンの制服の色(紫紺)がフロイトやケイの制服の色(ワインレッド)と違う理由ですが、単純にシオンが強いからです。

ケイに殺害予告をされた辺りからシオンが登場しなかった理由は次話できちんと説明されるので、いちいち粗を探すような真似しなくていいから(良心)
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