・ネオイシュタル・ファミリア(笑)
主神は原作開始の1000年よりも更に数十年前、天界にてイシュタル(ダンまち)から分離したフィリア顔のネオイシュタルの力を持った転生者。
団長は900年の歴史を持つ国【メソポタミア】、神の血を引いているとされ、最も優れている王と謳われる英雄王という二つ名を持つ賢王ギルガメッシュの力を持った転生者。
副団長はメソポタミアの王の朋友にして良き理解者。一種のゴーレムとされ、天の鎖の二つ名を持つ『ウルクのキレた斧』、エルキドゥ。
其の他は…
死神の二つ名を持つ黒フードの男。死神は死の概念を持つ定まった形が無い存在へと成れる特殊な力を持つらしいとされるペイルライダーの力を持った転生者。
昇華者の二つ名を持つ丸刈り頭のお調子者。普通の物を阿呆みたいな強化率にて『執筆・改稿』して支援する作家、アレクサンドル・デュマの力を持つ転生者。
狂信者(ちゃん)の二つ名を持つ暗殺者。それなりの良識を持ち合わせた人物で決して残虐な行為に手を染める事は無い正義感溢れる暗殺者の真似事をしている無銘のバーサーん゙ん゙!敏捷の戦士の力を持つ転生者。
悪魔の二つ名を持つ魔導士の少年。世界すらも5日位は騙す様な頭の可笑しい幻術の魔法を使う煽りや嫌がらせをしまくるフランソワ・プレラーティの力を持った転生者。
幽弋の二つ名を持った暗殺者。世界そのものと同化してしまっている為に神や黒竜レベルのモンスターですら攻撃体制に入らなければ其の存在に気付かない程頭の可笑しいハサン・サッバーハの力を持った転生者。
尚、ウオッチャーの転生者は原作開始から1年後…つまり原作後に登場すると言われており、原作介入に参加出来ないという。南無阿弥陀仏。
因みにFake鯖以外にも転生者はエミヤ、衛宮士郎(UBW後)、千子村正が居る。
其の時、牛と人との悪魔のような合体が起きているミノタウロスというモンスターにより放たれた剛腕の暴風を伴ったパワーを此の身一身に受けそうになった僕を助ける為に誰かが来てくれたのだと確信した。
「ヴモ゙ッ゙?」
其は…其の人は…其の"人達"は
とてもキラキラと輝く様な金の風と、
獅子を思わせる姿から発する光の線。
其れが筋肉質で刃の通りにくいミノタウロスの肉体を血飛沫を撒き散らしながらではあるがバラバラにし、其処を獅子の威嚇音を思わせる光線にて熱しながら消し飛ばした。
「問おう、大丈夫か?」
「あの、………大丈夫ですか?」
「だっ…だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
血飛沫にて赤く染まった視界の中、確かに見た!
長い金髪と金眼を持つ美少女…美貌は女神にも引けを取らない様な女剣士と、
何処かの王族を思わせる金髪に赤毛混じりの髪を持つ…瞳は獅子かの如き輝きにて支えられる其の姿とカリスマの騎士を!
僕は、決して"あの人達"を忘れる事はないだろうと…此の背中の…神様の恩恵に誓って頭に、心に、魂に其の
僕…ベル・クラネルは、剣姫【アイズ・ヴァレンシュタイン】と
「エイナさぁぁぁぁん!!!アイズ・ヴァレンシュタインさんとリチャードさんについて教えてくださーーーい!!!」
「きゃぁぁぁあ!!!」
▼ ▼ ▼
「もう、ベル君ったらいくら急いでても、あんな血生臭い格好で街中を出歩くなんて!」
「ア、アハハハハ、すみません…。」
死にかけたダンジョンからあの後無事帰還したベルは、冒険者のアドバイザーとしてお世話になっているギルドの受付窓口嬢…窓口受付嬢?のエイナを訪ねて来ていた。
其の行動理由の全ては自分を助けてくれた、剣姫アイズ・ヴァレンシュタインと
ただ、ミノタウロスから助ける為にアイズ・ヴァレンシュタインはミノタウロスの体を切り裂いた為に血がベルの方へ吹き掛けられており、ベルは其の血に塗れたままエイナが居る…というか就職しているギルドへ駆け込んだ為、極めて正論な軽いお説教される等などの、ベルが求めてきた目的とは多少違う様なやり取りもあった。なのでお説教が終わるや否や、ベルは興味津々な犬…というよりかは眼の前の餌をねだる犬…いや、更に訂正しよう。"仔兎"のようなキラキラした眼でエイナを見る。
「それで、えっと誰について教えてほしいんだっけ?2人居たような?」
「はい!アイズ・ヴァレンシュタインさんとリチャードさんについてです!」
「あぁ…それにしても、どうして急に?」
エイナは、聞かれている側として当然の自身に聞く其の理由をベルに問う。すると、ベルは申し訳なさそうな…何かに対しての罪悪感にて体と指をもじもじしながら答える。
「えぇっと、その、ちょっとミノタウロスから助けていただいたと言うか…」
「はぁ!?」
「ひっ!?」
そんなベルの答えに対してのエイナの反応といえば…当たり前といっちゃ何だが、其れはもう烈火の如く怒気を漂わせ、そのオーラに対してベルは元々小動物ぽかったのに更に小動物かのようにガクガクブルブルと震えている。
「ベル君、キミはまた、冒険者は冒険しちゃダメっていつも言ってるでしょう?!」
「ご、ごごごごめんなさい!…あの、それで…」
「はぁ…まぁ公然となっていることなら…リチャード氏から言うよ?」
曰く、本名は名のリチャードのみで性は無い。レベル7に昇格時にて二つ名
曰く、団員数が13名と極めて少数ながら都市最強派閥に数えられる武闘派の【ネオイシュタル・ファミリア】幹部であり、彼は其の状況を円卓と呼んでいるらしい。本人も個人として都市準最強候補であるレベル8であり、様々な武器を自身に使い易い剣へと変えて戦う戦士である。しかもレベル9間近らしいわね?7年前、当時闇派閥の首魁だったエレボス神の主導の元にて本気で争った際は、ダンジョン27階層で黄金色に輝く光線の一撃で全てのモンスターや敵を薙ぎ払い、消滅させたとか。演説や戦場でのその姿、勇姿はファミリアの垣根を越えるレベルにて人気であり、支持で言えば
「ほうほうほう!」キラキラ
「えぇ…とヴァレンシュタイン氏は、」
曰く、本名、アイズ・ヴァレンシュタイン。【ロキ・ファミリア】の中核を担うレベル5の女剣士な冒険者。剣の腕前は間違いなく冒険者の中でも特に対モンスター戦闘に優れている。たった一人でレベル5相当のモンスターの大群を殲滅したこともあり、冒険者達の間でついた、もうひとつの渾名が【剣姫】をもじった【戦姫】。神様達の間でもその名前は知れ渡っており、曰く【アイズたんマジ無双】とまで称賛されているらしい。下心を持って近寄ってくる男性は神様であっても軒並み玉砕、あるいは粉砕でついこの間にはとうとう千人斬りを達成…。
「えーと、あと他に何があったかなぁ。あの容姿であの強さだから、話題はつきないんだよね。」
「あ、あの、アイズ・ヴァレンシュタインさんの事ではリチャードさんと違って冒険者としてじゃなくて………趣味とか好きな食べ物とか、後は今言った最後みたいな情報を…。」
ベルが其の可愛らしい顔を真っ赤に熱くしながらおずおず言うと、エイナさんは目を2、3度と瞬かせた。
「なぁに、ベル君もヴァレンシュタイン氏のことを好きになっちゃったの?其れでリチャード氏には冒険者としての憧れ…と。」
「いや、その…えぇ。恥ずかしいですけれど、はい…」
「あはは、まぁ、しょうがないのかな?同性の私でも彼女には思わず溜息をついちゃうし。リチャード氏の事はもう良いの?」
苦笑しながらエイナはベルに問いながらも口元に紅茶を運ぶ。其の動作一つ一つは、どれをとっても雅やかである。
ベルがリチャードさんの事は良いとして先ずはアイズ・ヴァレンシュタインさんの事をと言うとエイナはその後ちょっと考え込んで、ヴァレンシュタインさんと付き合っている人というのは今まで耳にしたことがないと教えてくれた。
そんな話にベルは思わず嬉しそうに小さくガッツポーズを取る。
「趣味とかそこまで踏み入った話は流石に聞いたことがないし、其れはリチャード氏も同様………って、ダメダメ、これ職務にてんで関係なし!恋愛相談はアドバイザーは受け付けてないって!」
「そ、そこをなんとか!エイナさん!!!」
「だーめ!ほら、もう用がないんなら、帰った帰った!」
立ち上がり、ベルを追い出すように部屋の退出を促すエイナ・チュール。ベルの惰弱な抵抗も無事、徒労に終わってギルド本部のロビー前に2人して出る。
「ああ………エイナさんのいけず…」
「あのねぇ…?キミは冒険者になったんだから、もっと気にしなきゃいけないことが沢山あるんだよ?ファミリアの金銭事情とか冒険者としての此れからの活動とか!幾ら"お義母さん"が元冒険者で貯金が幾分かあるのだとしてももっと頑張らないと!」
「うっ……」
それは、わかってる。
庇護してくれる存在である義母を余り頼りたくないと言った今の僕は、明日を生きるためにこの体を使ってダンジョンに潜り続けるしかない。貰ったお金を使わずに節約などにも意識を割いておかないと大変なことになると。
養わなければいけない人、神様がいるのだ。ヴァレンシュタインさんのことを熱心に考え込む余裕は、実際僕にはないのだろう。
「………はい」
「君はもうロキ以外の神から【神の恩恵】であるファルナを授かったんでしょう? 【ロキ・ファミリア】 で幹部も務めるヴァレンシュタイン氏にお近付きになるのは、私は難しいと思うよ?………想いを諦めろなんて言いたくないけど、現実だけはしっかり見据えておかなきゃ。 じゃないと、ベル君自分自身のためにもならない」
少なくとも今は冒険者として頑張れ。とエイナは、そんなところをベルへ言ったのだろう。
若干凹んでいたベルに困った顔をしながら、エイナはギルド職員として事務的な対応をした。
「換金はしていくの?」
「………そうです、ね。一応、ミノタウロスに出くわすまでモンスターは倒していたんで…」
「じゃあ、換金所まで行こう。私も付いてくから」
ベルはエイナに気を使わせてしまっているのが心苦しかった。ただでさえ、義母の過保護気味な干渉を跳ね除けた為にまだ右も左もわからない様な自分自身に良くしてもらっているというのに…と。これじゃあいつまで経ってもエイナさんには頭が上がりそうにないとベルは思う。
それからベルとエイナはギルド本部内にある換金所に向かい、本日の収穫を受け取った。
ゴブリンやコボルトを中心に倒して手に入れた魔石。全て合わせて1200ヴァリスほどらしい。いつもと比べ収入が低い様だが、これはベルがアイズ・ヴァレンシュタインとリチャードから逃げ出した為に、普段より短い時間しかダンジョンへもぐっていなかったからだ。
うーん、武器の整備や神様と僕の分の食事を考えると、アイテムの補充はできないかな……?とベルはしみじみ思う。
「………ベル君」
「あっ、はい。何ですか?」
ベルがホームへと帰る際、出口まで見送りにきたエイナに引き止められる。
彼女は逡巡する素振りを見せながら、思い切ったように口を開いた。
「あのね、女性はやっぱり強くて頼りがいのある男の人に魅力を感じるから………えっと、めげずに頑張っていれば、その…ね?」
「…………」
「リチャード氏に追いつく位なら………ヴァレンシュタイン氏も、強くなったベル君に振り向いてくれるかもよ?」
ベルは動きを止めて、その言葉をよく咀嚼して、上目がちに窺ってくるエイナを見つめる。
そして、ギルド職員ではなく、一人の知人として励ましてくれていることに気付いたベルは、みるみる内に笑みを咲かせた。
笑顔のまま勢いよくその場から駆け出した後、すぐに振り返り、エイナに向かって誤解されそうにこう叫ぶ。
「エイナさん、大好き!!!」
「………えぅっ?!」
「ありがとぉー!」
顔を真っ赤にさせたエイナをベルは態々確認して、笑いながら街の雑踏に走っていった。
此の街は迷宮都市オラリオ
「ダンジョン」と通称される地下迷宮を保有する、いや迷宮の上に築き上げられた巨大都市、ひいてはダンジョンを管理する「ギルド」を中核にして栄えるこの都市は、デミヒューマンも含めあらゆる種族の亜人が生活を営んでいる。
今のオラリオについて大雑把に説明できるのはこのくらいで、他に言うことはダンジョンに潜り、そこから得た物や魔石にて得られる収入で生計を立てている人達をもっぱら冒険者と言って、今のベルの職業でもあるということくらい?
▼ ▼ ▼
「で、どうする訳?リチャード」
「………ダンまちのアイズとベルの初対面ってFate恒例の"アレ"に似てるよね。HAHAHA」
ええ、はい
ちなみに、エミヤ、士郎、村正という、まさかの主人公シリーズに転生してるやつ等もいますね。エミヤ、士郎はゼウス・ファミリアの者で、村正はヘファイストス・ファミリアの者として。
「それで?何であんな事したのよ…Fate恒例の運命の夜の真似事、しかも下手な改変だなんて。まぁ別に良いけどね、ちょっと待ってね。」
因みに今何してると思う?ステイタス更新だよ。てか仕方なかったんだもん、ビビッときたんだもん、急いで台詞変えたらあーなったんだもん。
リチャード
LV.8
力:S999
耐久:S999
器用:A889
敏捷:EX
魔力:SSS1299
幸運:B
宝具:S
神速:S
獅子心:A
魔防:B
騎乗:A
連発:S
覇斬:C
剣士:H
《魔法》
【
・対軍魔法
・疑似聖剣
・詠唱式【この刃の名を、これより
・
【
・対軍魔法
・従者指名
・詠唱式【轟け円卓、即ち我の七従者】
・従者による発動者の限定補佐
・従者具現化時、魔力消費倍増
【
・対軍魔法
・戦場疾駆
・詠唱式【終焉を呼び込むとしよう。我が身を内より喰い破る獅子よ、我が意思を以って世を噛み砕きし獅子よ。汝の呪縛と祝福、我が刃を以って示さん。貪り、祈り、朽ち果て、狭間の果てに我が道を吼え刻め。最早この身は煉獄の一部。苦痛も怨嗟も、歓喜の声すら区別は無い。我が罪の前に立ちはだかると云うのならば、我が叫びと共に魂を灼かれると知れ】
・
《スキル》
【
・幸運、宝具アビリティの追加
・固有発展アビリティの具現化
【驥足百般】
・
・習熟する
・人生が続く限り効果持続
・
・未習得発展アビリティの一時的発現
・補正効果はLv.に依存
【
・
・補正効果は使用物に依存
【
・
・補正効果は固定
【
・
・
・一定時間はLV.×10分
・最大一定時間は90分
・削減割合はLV.×10%
・最大削減割合は90%
【
・
・漆黒獣化
・全能力の超高域補正
・煉獄獅子の周囲顕現
「うーん、やっぱりステイタスのアビリティ…敏捷は神速アビリティのおかげで何時もEXとか言う頭可笑しい性能してんだけど、リチャード?」
そう言いながら俺の頭をフサフサと弄り倒してくる此の女神はネオイシュタル。あ、ダンまちイシュタルとは別存在だから歓楽街関係は安心してもいいよ。
と、その時…部屋の扉がバン!!!と勢い良く開かれた。何が何だと見て見ると…其の扉を開けた黄金色の鎧を身に纏いし者が此方を見ながら大笑い。
「フハハハ!何やら愉悦の予感がしたので来てみれば…リチャードよ?貴様あの白兎の憧れとなったようだな。」
「るせぇよギルガメッシュ。とうとう王の責務をほっぽりだしてウルクから逃げ出してきたのか?」
そう、その男はメソポタミアのウルクの王。英雄王の二つ名を持つレベル10の元冒険者、ギルガメッシュ。
「違う、此れは久方ぶりの有給だ。7年前…暗黒期が終わった後、
「逆によく体力が7年持ったなぁ…てかエルキドゥ来んのか?あのお嬢様転生者なエルキドゥが?」
「あぁ、今はダンジョンの深層にて遊んで居るようだ。久方ぶりの肩慣らしの様なものだとよ。というかリチャード貴様、キャラをさっさと貼り付けんか。素が滲み出ているぞ?」
「おお、すまんな英雄王。俺のキャラを忘れていた。」
「ふん、気にするなよ雑種。」
▼ ▼ ▼
ベルは其の日、とても気分が悪かった。
何故ならば僕を育てた親…お義母さんがとても厳しいからだ。
どのくらい厳しいのかと言うと、英雄に成ると誓った其の夜からの即鍛錬だったり…【モンスターの巣に放り込んで凌辱】、【川底の岩に体をくくりつけて死の感覚を教え込む】だとかをしてくる人だ。
しかも何かに対してミスをすればあの恐ろしい必殺技、
そんな厳しい中、生と死の境界を見極めて限界を500回を超えるほどに打ちのめされた僕は漸く此のオラリオへ来たのだが…
お義母さんが来ていた
其れはつまり、ミノタウロスへと立ち向かったは言いもの、場所が悪くて壁際に追い込まれて助けられたと言う情けない様な状況なので上記よりも更に厳しい訓練や罰が飛んてくる可能性があるのだ。
来た夜は何か別のことに対して反応していて訓練や罰どころではなかったようだけれども…
だからこそ今日は朝食を抜いて、朝早くダンジョンへ行こうとし、その途中でとあるウェイトレスのシルさんという女神が変装している方に絶妙な弁当を渡されたのだ。
罰は免れたけど絶妙な弁当を貰ってしまったので少し残念で気分が下がった、本人の前では絶対に言わないけれども。
そして、今日のステイタス更新で何とか更に別の事で気を引けてラッキーではあったが此処、【豊穣の女主人】から帰ってからは流石に三度目の正直で罰は下るだろうと予想していた。
そんな中…
「そういや、リチャード。」
「ふむ、何だい。
「お前が昨日俺達が鉢合わせた時の…5階層まで逃げやがったミノタウロスとそんで、ほら、あの時のトマトのことだ。」
「トマト…あぁ、確か剣姫がミノタウロスを斬った時に散った血の飛沫を被った少年か?だが余りそう言った形で呼ぶのは宜しく無いだろう」
「あぁすまねぇ。其奴…じゃあ白兎と呼ぶが、白兎のLV.は幾つだとお前は思う?」
「俺から見て…1だな。まだまだ駆け出しの部類に入る冒険者だ。」
「そうだよな?」
憧れのリチャードさんと、アイズさんが居るのだ。その内、リチャードさんと恐らくロキ・ファミリアの
しかも恐らく
「其れなのにあいつはミノタウロスに立ち向かいやがった。武器であるナイフは折れ、立地では後ろに壁際、前にはミノタウロスという状況ではあったが…其の瞳は決して絶望していなかった」
僕は恥ずかしい…そう思った。人柄の悪そうな其の態度、雰囲気に惑わされ、
嬉しい、とても嬉しかった。
「まぁお前とアイズを目の前にして叫んで逃げた姿には思わず笑っちまったが…」
あぁ、そんな言葉は少し浮かれすぎていた僕に丁度良い鎮静剤となり作用した。流石に冷静にならなければならないと自注していたその時…
「ふむ…確かにそうだな、あの姿は俺も情け無い…そう思う。だが其の勇姿は…子兎のように気弱だった姿からは想像し得ないほど、うちに秘めるはまるで獅子のようだったと…此のリチャードが断言しよう。彼は…きっと"立派に大成するだろう"。俺は彼に期待しているよ」
「───」
ダガッ!!!
気づいた時には、ベルは駆けだしていた。注文した料理の代金以上の…財布の金を丸ごと其の儘置いて。
シルさんの呼び止める声や店長さんの声…いろんなものを無視してオラリオを縦横無尽に駆け抜ける。
(何を浮かれているんだ僕!リチャードさんに褒めて貰えたんだ。ならば其れ相応の姿と誠意を見せるんだ!)
そう、ベルの心の内に渦巻く相反する感情は…
情け無い自分、未だ英雄へとなれない自分、アルフィアお義母さんの期待に応えられない自分への怒りと、憧れの人に認めてもらえた事、憧れの人に未来を約束された事、憧れの人に期待してもらった事の喜びの感情の計二つ。
(こんな姿で良いのか!こんな底辺で燻っているような姿で!)
元より、ベルには誓いがある。英雄に成るとお義母さんに…アルフィアお母さんに誓ったのだ!
(英雄になるんじゃなかったのか!ベル・クラネル!)
「僕は!!!」
▼ ▼ ▼
「全く、あの子は何処だ?まさか私を恐れて其の儘何処かへ逃げては居ないだろうな?」
とある場所、とある廃教会…ではなく割と此処数年に補強、清掃され綺麗になった教会の前にはそんなに綺麗な教会に引けを取らない程の長い灰色の髪で目が盲目なのか───はたまたを瞼をあけることも疲れるのか───目を閉じているのが特徴の
そんな彼女はとある少年───彼女から見てみれば妹の子───ベル・クラネルを待っていた。
其の理由は単に前々から訓練を付けていたのに、英雄に成ると言っていたのに、ダンジョンの
そんなアルフィアは…(もしやあのビッチの息が掛かった酒場にてビッチに監禁されたか?あり得る。つい此の前、神と思しき者の視線を何処からか感じたと聞く…あの酒場を纏めて吹き飛ばすか?)と割と物騒な事を考えて居たのだが…
「ん?………!」
何か、此処に向かってくる小さな…されど確実なる意志を宿した音を拾い上げた。其れは彼女が数多の音…雑音を嫌い、一度鳴れば其の原因纏めて吹き飛ばす性質を持っているからか…はたまた少年への愛故か…
「ベル!」
「あ、あははは………。アルフィアお母さん、僕───」
「どうした、其の傷…何故一晩中にダンジョンへ潜った?」
そう、あの酒場での駆け出しからベルはずっと…太陽が伸ぼる其の前までずーとダンジョンへ潜っていた。
其れは単に未熟な自分で止まっていたくは無いから…に尽きる。
「───強くなりたい。」
「…ふ、今更何を言う、英雄になりたいのだろう?」
「うん。」
ベル・クラネル
LV.1
力:S991
耐久:S919
器用:S998
敏捷:S999
魔力:I0
《魔法》
【】
《スキル》
【
・習熟する
・
・
・
【
・早熟する
・
・
【
・早熟する
・
・
ベート関係はふっつうにめんどくさかった。メンゴ
まぁめんどくさいから転生者達が皆頑張ってセレニアとかアルフィア、ザルド其他諸々救済してベル君が既に覚悟ガンギマリだけど憧れの人に期待されているから頑張るね状態に持っていっただけ。因みにアイズさんは黙々と料理を食べてたらしい