ふえぇぇ...Fateは怖いよぉ...   作:伊藤むぎぞの

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前回の続きで御座います。

もう、連載扱いで良いよね...

遅くなってしまいましたが、皆様どうぞ頭を空っぽにしてご覧下さいませ。


だから、大丈夫なんです。

〜藤丸立香Side〜

 

 

 

 

「■■■■■■■■■■!!!!!!!!」

 

 

 

 

凄まじい雄叫び声を上げながら俺達に襲い掛かる敵のバーサーカー...その攻撃ひとつひとつが、俺達を吹き飛ばさんとする程の風圧を放っている...

 

「くうッ!」『ガァン!!!』

 

「マシュ!!」

 

「マシュ殿!」『ブォン!!』

 

マシュはバーサーカーの一撃を防いだけど、直ぐに吹き飛ばされ、そこを忠勝さんがフォローしてバーサーカーに槍を振るった...けど

 

「何っ!?」『ガァン!!!』

 

その槍を持っている武器で軽々と防ぐバーサーカー...

見た目と同じくらいデカい武器を小枝の様に振り回すバーサーカーは防いだ後、そのまま忠勝さんに攻撃を始める...

 

「■■■■■■■■■■!!!!!!!」

『ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!!!!!』

 

とても目では追えない連撃を忠勝さんに振るうバーサーカー...忠勝さんは何とか防いでるけど、一撃一撃が重すぎるのか、吹き飛ばされない様に踏ん張っている...

 

「ぐっ...ぐぅぅ...」『ギンギンギンギン!!!!!』

 

「な、何てスピード...しかも、ランサーが反撃に出れないようにひとつひとつの攻撃がランサーを足止めしている...アイツ...ホントにバーサーカーなの!?」

 

確かに所長の言う通り、忠勝さんは受け流したり等して反撃に出れるはず...なのに忠勝さんが防ぐのが精一杯で反撃に出れない...!

 

「ランサーさん!やぁぁぁ!!!」『ブォン!!!』

 

マシュが忠勝さんを助けようとバーサーカーに奇襲を仕掛けた...けど...!

 

『ガァン!!!』

 

「ッ!そんな...!?」

 

マシュの一撃を武器を持ち替えた素手で防いだ!

持ち替えて武器を持った手は忠勝さんに斬りかかっている...!

 

「マシュ殿!感謝します!」『ガッ!ブォン!!!』

 

「■■■■■■■■!!!!!」『ドォォォン!!!』

 

マシュに意識を割いて注意がそれた隙に、忠勝さんはバーサーカーの攻撃を受け流して、隙を見せたバーサーカーに槍を振るいそのまま遠くへ吹き飛ばした!

 

「はぁ...はぁ...マスター殿...マシュ殿...所長殿...皆さんはこのまま先に行って下さい...!」

 

バーサーカーを吹き飛ばした後、忠勝さんはそんな事を言った

 

「な、何を言ってるんだ!忠勝さん!」

 

「そうです!皆で戦えば...!」

 

「確かに...全員で戦えば勝てます...しかし、この先セイバーと戦えますでしょうか...?」

 

「「「ッ!」」」

 

「あのバーサーカーには勝てます...しかしそれまでに皆さんが無事でいられる保証がございません...倒せても私やマシュ殿が動けない程の重症をおったら...?戦っている時にセイバーの増援が入ったら...?この状況で戦力の分散は危険かもしれません...しかし纏めて撃破される危険もまた事実です...」

 

確かに忠勝さんの言う通り、マシュや忠勝さんが動けなくなったり、途中でセイバーが来たら...勝てないかもしれない...俺達は、バーサーカーひとりでこの有様だから...でも...!

 

「それは、忠勝さんひとりが戦っても同じだよ!もし、バーサーカーを倒せても忠勝さんが倒されたら...!」

 

キャスターですら戦いを避ける相手なんだ...

忠勝さんひとりじゃきっと...きっと...!

 

「俺は...俺達は...きっと勝てない!忠勝さんがいないとセイバーに勝てない!」

 

「そうです!私も宝具が使えません...!セイバーとの戦いで、マスターを死なせてしまうかも...!」

 

「......マスター殿はお優しいですな...」

 

「ッ!」

 

違う...違うんだ忠勝さん...俺は優しいんじゃない...

俺は...臆病なんだ...ひとりじゃ瓦礫に潰されたマシュを助けられない...所長の言う通りマスターとしては不適格で...

今でも...マシュを信じるべきなのに...マシュにも大丈夫だって言ったのに...俺が臆病だから、

忠勝さんに縋って...こんな情けない弱音を吐いているんだ...

 

「でしたら、二つ程訂正しますねマスター殿、マシュ殿。」

 

忠勝さんは優しげにマシュを見るとこう言った...

 

「まずひとつ、マシュ殿...マシュ殿は大丈夫です。マシュ殿は今まで見た限り、マスター殿を守りきるには十分です。

宝具もマスター殿を守りきる意思がある限り、きっと必ず答えてくれるでしょう...何故なら、例えマシュ殿の盾では無かったとしても...マシュ殿に盾を預けたサーヴァントはマシュ殿に託したんです...護り続ける意志を。」

 

「護り続ける...意志...」

 

「フフッ...少し喋り過ぎましたね...?そしてふたつめに、マスター殿。」

 

忠勝さんは次に俺にも優しげに見た後こう言った...

 

「私は、今からマスター殿にお約束します。私は必ずマスター殿の元に無事に帰ると...」

 

俺はその言葉が俺を落ち着かせるため...そして俺達を先に行かせる為の嘘の言葉だと思って言い返すように言った...

 

「そんな...そんなの...嘘だよ...」

 

忠勝さんはバーサーカーに勝てないかもしれない...そう俺は思ってそんな事を言った...けど忠勝さんは...

 

「いいえ...嘘では御座いません。マスター殿達を先に行かせるための方便でも、ましてや慰めの言葉でも御座いません。」

 

「じゃあ、一体...」

 

忠勝さんは当たり前の様に言った

 

「私は必ず皆さんの元へ帰って来ます。傷1つ負わずに...理由や根拠、確証はただ一つ...」

 

 

 

 

「私が、『本多忠勝』だからです。」

 

 

 

 

「だから、大丈夫なんです。」

 

その答えは、余りにもシンプルでとてもじゃ無いけど...理由としては弱いであろう理由だった...だけど...その理由を聞いた時、俺は...酷く...安心したんだ...

その余りにも単純な答えに俺は、思わず笑ってしまう程だった...

 

「フフッ...アッハハハ...!」

 

「せ、先輩?」

 

「藤丸?」

 

マシュと所長が心配して声をかけてくれている...

でも大丈夫って伝えないと

 

『パァン!!!』

 

俺は今までの弱い自分を叱る様に両頬を思いっきり叩いて、気合を入れる

 

「先輩!?」

 

「藤丸!?」

 

マシュと所長が急に両頬を叩いた俺を心配して声をかけてくれる...でも俺はジンジン痛む両頬を抱えながら、マシュと所長に話す...

 

「ごめん...マシュ、所長...俺...泣き言ばっかり言ってた...

マシュが守ってくれるって、忠勝さんが帰ってくるって言ってるのに...俺...何時までも弱音を吐いてた...こんなんじゃダメだよね...!マシュは大丈夫だって信じてるって、自分で言ったなら...!忠勝さんが帰ってくるって言ったなら...!俺は...マスターとして、それを本当にしないとね!」

 

「先輩...!はい!私も忠勝さんが必ず帰ってくると信じます!私も...負けてられません!」『パァン!!!』

「痛たた...」

 

マシュも気合を入れる為に両頬を思いっきり叩いた

 

「マシュ!大丈夫?」

 

「ちょっと、そんなに勢いよく叩いたら痕が残るわよ!?」

 

「先輩...所長...すみません...」

 

「「「プッ...アハハハハ!!!」」」

 

こんなやり取りが何処か可笑しくてつい誰とも無く笑い始めた

 

「はぁ...藤丸!令呪の使用を許可するわ!」

 

令呪...所長が教えてくれたサーヴァントに対する絶対命令権...

 

「令呪は魔力の底上げも出来るわ、これで忠勝に令呪での強化をしなさい。」

 

「所長...!」

 

「べ、別にアナタを認めた訳じゃないのよ!マシュだけじゃセイバー相手に無事でいられるか分からないからよ!」

 

何て所長は言うけれど、照れながら言っているのは俺でも分かる

 

「所長...!ありがとうございます!」

 

「フン!」

 

「それじゃあ...令呪を持って命ずる...忠勝!必ず無事に帰って来てくれ!」

 

令呪が1画消え、忠勝さんが強化されたのを感じる...

 

「ご命令...承りました、マスター殿。この本多忠勝...必ず勝利と無傷での帰還を!」

 

そう言った後忠勝さんは吹き飛ばしたバーサーカーの元へ向かった...

 

「さぁ、俺達も...先に急ごう!」

 

「はい!マスター!」

 

「ええ、行きましょう!」

 

俺達はそう言った後、セイバーの待つ洞窟の中に入って行った...

 

 

 

 

〜?????Side〜

 

 

 

 

洞窟の奥......大聖杯の傍で、1人の騎士が佇む...

騎士は何かに気付くと...

 

「......来たか...漂流者よ...」

 

そう呟いた...

 

「果たして...貴様らに出来るのか...」

 

 

 

 

「聖杯を巡る戦い...グランドオーダーを───」




ここまで見て下さりありがとうございます。

中々に文弱で御座いますが頑張って書いて行きますので、
不定期ですがどうぞごゆるりと続きをお待ちくださいませ。
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