ダンジョンでモンスターと戦うのは間違っているだろうか   作:アイル123321

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初投稿なので、何かあったら色々と大目に見てやってください。

誤字などあったら、報告してもらえればと思います。

読みずらいなどもあったら感想などでもいいので教えていただけると改善できるかも?です。

ドラゴンクエストモンスターズ+がめっちゃ好きでした。
その漫画で初めて知ったジェノシドーがめっちゃ好きになりました!


モンスターとの連携、新しい仲間モンスター

ヘスティア「ア゛ァァァァァァ!!!!!」

 

ヘスティア・ファミリアの拠点に、女神らしからぬ絶叫が響き渡る。

 

ヘスティア「ウァ……ウー……アー……」

 

頭を押さえて布団にもぐり込むヘスティア。

どうやら、ひどい二日酔いらしい。

 

ベル「だ、大丈夫ですか?」

 

心配そうに声をかけるベルは、水の入ったコップを差し出す。

ヘスティアはそれを勢いよく奪い取り、一気に飲み干した。

 

少し頭痛が和らいだのか、今度は足を抱えてベッドの端で丸まり、ふてくされる。

 

ベル「か、神様?どうかしたんですか?」

 

ヘスティア「どうもしないよ!……フン、なんだい!ベル君の浮気者!(小声)」

 

最近、サポーターのリリルカ・アーデと過ごす時間が増えたベル。

拠点でもふたりで話す姿が目立つようになり、ヘスティアはそれが気に入らないようだ。

 

ベル「神様、こんな時になんですけど、次のバイトの休みはいつですか?」

 

ヘスティア「休み?なんでだい?」

 

ベルは少し照れたように頬を書きながら話す。

 

ベル「実は最近、ダンジョンで沢山稼げるようになって、神様に恩返しがしたいなって、だからその、行きませんか二人でちょっと豪華な食事でも食べに。」

 

ヘスティア「デート……、今日行こう!今日行きたい!!」

 

ベル「え、でもt「今日行くんだ!!!」」

 

ベル「た、体調は……?」

 

ヘスティア「もう治った~」

 

そう言うと、ヘスティアは本当にもう何ともないかのようにベッドから飛び起き、クローゼットを開けて服を選び始める。

 

ヘスティア「あ、そういえば……デートに浮かれてたけど、テリー君はどうしてるんだい?」

 

ベル「テリーちゃん? 朝に“今日は用事がある”って出かけて行きましたよ?」

 

ヘスティア「まさか……一人でダンジョンに行ったんじゃ……!?」

 

ベル「荷物は持ってましたけど、装備は持っていなかったので……多分、大丈夫だと思います」

 

ヘスティアはしばらく考える素振りを見せたが――

 

ヘスティア「テリー君は10歳だけど賢いし、大丈夫だよね! よし、ならベル君!6時に南西のメインストリート、アモーレの広場に集合だ!」

 

――そんなこんなで、ヘスティアとベルのふたりはデートをすることになるのだが、

結果は……あまり芳しくなかった。

……ただ、最後にはほんのりと、いい雰囲気になった――とだけ、言っておこう。

 

 

ダンジョン内部

 

テリー「よし、ここらへんなら人もいないし一緒に戦えるね」

 

現在テリーは3階層の正規ルートから外れた人がいない部屋にいた。

 

テリー「ゲートオープン、来て、ルゥ!」

 

目の前の空間に穴が開き、コボルトのルゥが現れる。

 

テリー「久しぶり!ごめんね、最近一緒にいれないくて」

 

ルゥ「ワン!(大丈夫!の意)」

 

テリー「今日は二人でダンジョンで戦うよ!いままで二人でっていうのはなかったからワクワクするね!」

 

ルゥ「ワン!(僕も同じ!の意)」

 

テリー「今日もレベルアップできるように頑張ろうね!」

 

仲間にしたモンスターはレベルアップすることができる。

このことが判明したのはリリルカに出会う前までさかのぼる。

 

 

 

ルゥを仲間にした翌日(リリルカ・アーデと出会う前) ダンジョン内

 

テリー「本当に仲間モンスターと戦えるなんて!今日からよろしくね、ルゥ!」

 

ルゥ「ワン!(よろしくの意)」

 

ダンジョンのひと気ない場所でルゥを呼び出して2人と1匹で歩いていた。

 

ベル「本当にモンスターと一緒に戦うことになるなんて……」

 

ベルは今までは倒す対象としか見ていなかったモンスターと一緒に戦うことにまだ気持ちを切り替えることができていないようだ。

そんな2人と1匹の前に15匹ほどのゴブリンが現れる。

 

ベル「結構な数出てきたけど、大丈夫そう?」

 

テリー「私たちならこれぐらい大丈夫だよ!ね、ルゥ!」

 

ベル、テリーはナイフを構えルゥも戦闘態勢に入る。

 

テリー「行くよ!」

ルゥ「ワン!」

 

 

最後の1体、ルゥが首元に牙を立て魔石を落とし灰となる。

 

テリー「ふー、倒しきれたね。よく頑張ったねー、ルゥ!」

 

テリーはルゥを撫でまわしながら話す。

「クーン」 と気持ちよさそうにしっぽを振っている。

 

ベル「うん、お疲れ様。途中からさらに増えてかなりの数だったねー」

 

テリー「でもルゥのおかげでかなり楽に戦えた気がします。」

 

ベル「そうだね、実質三人戦っていたからね。かなり良かったよ」

 

テリー「そうですね、周りに人がいなければいつも3人で戦えるのに……ん?」

 

ベル「どうかした?」

 

テリーの様子が少しおかしくベルが気に掛ける。

テリーは急に頭に浮かんできたことをベルに伝える。

 

テリー「えっと、なんていうか急にルゥがレベルアップしたっていうことが聞こえた気がして……

それに頭の中にルゥのステータスが浮かびあがったんです。」

 

ベル「え、モンスターってレベルアップするの?!ていうかまだ1回しか戦っていないけど……」

 

 

ヘスティア・ファミリア拠点

 

ヘスティア「……なんだい、これ!?」

 

テリーのステータス更新中、突然浮かび上がった一文を見て、ヘスティアが驚愕の声をあげた。

 

ヘスティア「テリー君、今日ダンジョンで何か変わったことはなかったかい?」

 

テリーは服を着ながら、記憶をたどる。

 

テリー「あー、そういえば……ルゥがゴブリンを倒したあと、“レベルアップした”って頭に聞こえてきて、それと同時にステータスが見えたんです」

 

ヘスティアはしばらく固まったままだったが、テリーが外で待っているベルを呼びに行き、戻ってきてもまだ驚いた様子のままだった。

 

テリー「神様ー、どうしたんですか?」

 

ベル「……そんなに驚くようなことがあったんですか?」

 

ヘスティア「……はっ! いや、モンスターがレベルアップするなんて、聞いたことないからさ!」

 

ベル「ああ、なるほど……」

 

テリー「私もよくわからないけど、ルゥがレベルアップしたって聞こえてきて、頭の中にステータスが浮かんだんです!」

 

ヘスティア「モンスターが成長するなんて……いや、そもそも一緒に戦うっていう前例自体がないんだもんなぁ……」

 

ベル「テリーちゃん、そういえば例の“物語”の中のモンスターも強くなっていったの?」

 

テリー「“レベルアップ”って言葉はなかったけど、どんどん強くなってたから、あれがそうかもしれません!」

 

ヘスティア「なるほど……スキルも魔法も、君の能力はその物語に強く影響を受けてるからね。たぶんこれもその一環なんだろう」

 

そう言って、ヘスティアはテリーに新しく更新されたステータスを見せた。

 

【モンスターマスター】

・仲間にしたモンスターと意思疎通を取ることができる

・仲間モンスターのステータスを把握できる

・「スカウトアタック」が使えるようになる

・「モンスターファーム」が使えるようになる

 

 

テリー「……“仲間モンスターのステータスを把握できる”?」

 

ヘスティア「たぶん、ルゥがレベルアップしたことでこの効果が開放されたんじゃないかな」

 

テリー「でも、どうやって見るんだろ……?魔法の詠唱とかないし……。あ、ルゥを呼んで試してみてもいいですか?」

 

ヘスティア「ええっ!? ここで呼び出すの!?」

 

テリー「大丈夫ですよ、神様。ルゥはお利口ですから。ね、ベルさん?」

 

ベルは頷いて答える。

 

ベル「ええ、ダンジョンでもちゃんとテリーちゃんの指示に従ってたし、僕のことも守ってくれましたから」

 

ヘスティア「そ、そう? うん……二人がそこまで言うならいいけど……」

 

テリー「ありがとうございます!──ゲートオープン、来て、ルゥ!」

 

空間にぽっかりと穴が開き、そこからコボルトのルゥが姿を現す。

 

テリー「ごめんね、こんな時間に呼んじゃって」

 

ヘスティア「うわぁ……こうして間近で見るの、実は初めてかも……」

 

ベル「そうなんですか?」

 

ヘスティア「うん。天界にいたころは上から見たことはあったけど、地上に降りてからは初めて。こんな近くで見ると、なんだか不思議な気分だなぁ」

 

少し緊張しつつも、ヘスティアの目は興味で輝いている。

 

テリー「じゃあ、ステータス……どうやって見ればいいんだろ。とりあえず“見えろ~”って念じてみようかな」

 

そう言ってテリーが集中すると──

 

ルゥの頭上に、ふわっと文字が浮かび上がった。

 

 

ルゥ(コボルト)

 

Lv 3

 

HP   51

MP   20

攻撃力 24

守備力 19

素早さ 17

賢さ  12

 

所持スキル

けもの道

・ハートブレイク

 

 

テリー「……あっ、見えた!なんかステータスみたいなやつ!」

 

ヘスティア「やっぱりテリー君だけが見えるんだね、私たちには何も見えないよ」

 

テリー「やっぱりそうなんですね。うーん、私たちのと似てるけど、ちょっと違うステータスがある感じですね」

 

ベル「モンスター専用のフォーマット、みたいなものかな?」

 

ヘスティア「うん、たぶんそうだろうね。でも、まだわからないことばかりだから……少しずつ確かめていこうか」

 

 

 

そんなこんなで仲間モンスターがレベルアップすることが発覚した。

 

テリー「ふー、だいぶ二人で戦うこと慣れてきたね!」

 

テリーとルゥは、ゴブリンやコボルト、ダンジョン・リザードといったモンスターたちを倒し、一息ついていた。

ルゥのレベルも5に上がり、連携もばっちり。今では苦戦することもなく、安定した戦いができていた。

 

テリー「ゴブリンやダンジョン・リザードも仲間にしてみたいけど……やっぱり、まずは私の中で“ピン”ときたあの子たちを優先したいな。

それにしても、ここら辺にいるって聞いた一体がまだ出てこないなんて……」

 

そのモンスターは、3〜6階層あたりに出現することを、これまでのベルやリリルカとの探索で確認していた。

 

テリー「ルゥがいるとはいえ、あまり奥には行きたくないんだけど……とりあえず、4階層まで行ってみようかな」

 

ルゥの頭を撫でながら考え込むテリー。ルゥは気持ちよさそうに目を細め、しっぽをふりふりと振っている。

 

テリー「よし!休憩もできたし、出発しよう!正規ルートに戻るから、一度ルゥは戻っててね。すぐまた呼ぶから!」

 

そう言って、ルゥを「モンスターファーム」に戻すと、テリーは4階層への道を目指して歩き始めた。

このあたりのモンスターなら、すでに一人でも対処できるようになっていたため、進行に不安はなかった。

 

4階層に到着──

 

テリー「ルゥを呼び出すにしても、仲間にするにしても……できれば人目のない場所に行きたいんだけどな」

 

そんなことを考えていたそのとき、目当てのモンスター「フロッグ・シューター」が現れる。

 

テリー「出た!でも、少し遠くに人が見えるし……うーん、とりあえず動きの確認も兼ねて、この子は倒しちゃおう」

 

フロッグ・シューターは、テリーが乗っても問題なさそうなくらいの大きな単眼カエル。

見た目のどこか愛嬌のある姿に惹かれて、テリーはずっと仲間にしたいと思っていた。

 

このモンスターは、長い舌を振り回したり、勢いのある体当たりで攻撃してくる。

テリーはその動きを熟知しており、矢で牽制しながらタイミングを見て接近、ひるんだ瞬間に跳躍し、ナイフで目を一突き。

 

フロッグ・シューターは灰となり、魔石を落とした。

 

テリー「うん、倒すだけなら問題なさそう。あとは人目のないところで、ルゥと一緒に挑戦するだけ!」

 

テリーは現れるモンスターを素早く、無駄なく倒しつつ、正規ルートを外れた静かな場所を探して歩き続ける。

その間もフロッグ・シューターが何体も出てきたが、泣く泣くすべて倒していった。

 

テリー「やっと、人がいないところにこれた・・・私のがレアスキルとは言え隠し続けるのって大変だなぁ・・・」

 

一息ついたテリーは、そっと手をかざす。

 

テリー「ルゥ、来て。──ゲートオープン!」

 

空間に開いた穴から、コボルトのルゥが元気よく飛び出す。

 

テリー「ルゥ、狙ってるフロッグ・シューターはコボルトより強い。でも、ルゥも強くなってるし、私も一緒にいる。一緒に頑張ろう!」

 

「ワン!」と元気よく吠え、ルゥもやる気満々。

 

二人でモンスターの出現を待っていると、複数のモンスターが現れた。その中に──いた。数体のフロッグ・シューター!

 

テリー「よし、まずはフロッグ・シューター以外のモンスターを中心に倒していこう!けど、舌結構長いから気を付けて!」

 

テリーの指示と同時に、モンスターたちが一斉に襲いかかってくる。

ゴブリン、コボルト、ダンジョン・リザード──構成はこれまでと同じだが数は多い。

 

テリーは矢で敵の動きを封じ、ルゥは間をすり抜けて喉元へ噛みつく。完璧な連携だった。

 

テリー「左から来るゴブリンとコボルトは私がやる!ルゥ、右のダンジョン・リザードお願い!」

 

「ワンッ!」と吠え、ルゥはダンジョン・リザードに飛びかかり、見事に地面に叩きつけて爪でとどめを刺した。

 

 

──数分後

 

目当てのフロッグ・シューター2体を残し、他のモンスターはすべて灰となっていた。

 

テリー「しょうがなく何体か倒しちゃったけど、2体残ってる!─よし、やるなら今!」

 

深呼吸して、ナイフを構える。

 

テリー「スカウトアタック!」

 

ナイフとルゥの体が淡く光り、一体のフロッグ・シューターに向かって一斉に駆け出す。

舌を突き出してくるタイミングを見極め、テリーは横に転がって回避、跳躍して──

 

テリー「いっけー!!」

 

ナイフとルゥのひっかきが同時に命中し、光が弾けた。だが──

 

テリー「……ダメ!?失敗した!」

 

フロッグ・シューターは怒りの咆哮を上げ、舌を乱れ撃ちにしてきた。

 

テリー「ルゥ、下がって!距離を取って!」

 

その瞬間、もう一体のフロッグ・シューターが後方から奇襲をしかけてくる。

 

テリー「くっ、まずい……!」

 

だが、ルゥが素早く飛び出し、テリーをかばうように立ちはだかる。

 

ルゥ「ワンッ!!」

 

フロッグ・シューターの体当たりを受けるが、ぎりぎりで踏みとどまり、逆にカウンターを叩き込む。

 

テリー「ありがとう、ルゥ!──もう一度、今度こそ!」

 

スカウト・アタックの光を宿し、ルゥがカウンターを決め、ふらついているフロッグ・シューターに向かう。

 

テリー「スカウトアタック!!」

 

ナイフとルゥの攻撃が正確に命中し、光がフロッグ・シューターを包み込む。

やがて光が収まり、モンスターはテリーの前でおとなしく座り込んだ。

 

テリー「やった……!仲間になってくれた!」

 

喜ぶテリー。しかし──背後の存在を忘れていた。

もう一体のフロッグ・シューターが背後を狙って迫る──そのとき、

 

「ビシュッ!」

 

仲間になったフロッグ・シューターが舌を放ち、相手のフロッグ・シューターをテリーから遠ざける。そこにルゥが跳びかかり、爪で目をひっかくと相手は灰になって消えた。

 

テリー「すごい……!もう連携取れてるなんて!」

 

ルゥと新たな仲間は嬉しそうにテリーのもとへ駆け寄り、テリーは笑顔で二人を撫でる。

 

テリー「すごい!二人とももう息ピッタリだね!

それに助けてくれて本当にありがとう!」

 

ルゥと新たな仲間は嬉しそうにテリーのもとへ駆け寄り、テリーは笑顔で二人を撫でる。

 

テリー「そうだ、君の名前!仲間にするって決めたときにもう決めてたんだ!

今日から君の名前は“フロッピー”だよ!よろしくね!」

 

こうしてテリーの仲間に、新たなモンスター、フロッグ・シューターの“フロッピー”が加わったのだった──




アニメでベル君が酒場から向かった時に戦っていたフロッグ・シューターはかわいげがある感じしたんですけど、ゲームのやつを改めてみるとあんまりってなってしまいました笑

ですが、以前から決めていたのでここは仲間になってもらいました。

今のテリーのステータスはそれこそその時のベル君ぐらいあるつもりです。
あの酒場から向かった時の無茶でかなり伸びた印象なのでありかなと思ってます。
それにベル君と一緒に7階層に挑んでますし、頑張っているということで
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