各学園の有力者また生徒に行ったインタビュー記録である。
記者 クロノススクール──年生 ─── ──
連邦生徒会からのルイスパリッシュ統合学園の廃校、閉鎖宣言から
幾ばくか…災害との触れ込みだけど学園の知名度や規模は
三大校に匹敵するほどの学校が情報も見せずに災害で廃校になる?
どう考えても怪しすぎる……
私達クロノス内でも、連邦生徒会からの触れ込み後すぐに特集を組んだ。
おっと、気が付けばミレニアムサイエンススクールに着きそう…
今日は各校にインタビューのアポが取れた。
これでルイスパリッシュの事情が少しでも判明すれば
怪談じみた噂話の訂正やクロノススクールの信用も得られることでしょう
本日はクロノススクールのインタビュー依頼を
受けていただきありがとうございます。
セミナーの早瀬ユウカ会計。
「こちらこそ、私も少し気になっていたのよ。
うちに編入してきた生徒もいますから。」
そうでしたか…では、さっそくですが
ルイスパリッシュ統合学園はご存じでしたか?
「ルイスパリッシュ統合学園?えぇ、知っているわ。
というより、知らない人のほうが少ないのじゃないかしら。」
廃校を聞いた時は?
「まだ新興って呼ばれるミレニアムよりも歴史も地理も大きかったのに
ほんの数ヵ月で閉鎖になったものだからこっちでも大騒ぎだったのを覚えてる。
元々3つの学校が集まってできた場所だから経営破綻したんじゃ…という噂もありました
そういえば、特異現象捜査部だけは訝しんだ目でその噂を見てたわね。」
なるほど…ありがとうございます。
その後、インタビューはつつがなく進んだが
核心に迫るものは得られなかった。よし、次はゲヘナだ。
本日は、ありがとうございます。
風紀委員会、空埼ヒナ委員長。
「えぇ、よろしく…ただ申し訳ないのだけれど、
今日のゲヘナはいつに増して騒がしいから手短になるかも知れないわ。」
いえ、貴重なお時間を頂いているのですから問題ありません。
さっそく本題に入りましょう。
ルイスパリッシュ統合学園のことは?
「ルイスパリッシュ統合学園ね…知ってる。
ゲヘナにも編入してきた生徒がいるわ。」
あたり前の事ながら知っていますか。
廃校の理由とかは…
「申し訳ないけど、詳しいことは知らないわ。
その時期はゲヘナも内部の改編とかで色々忙しかったから…
でも、そうね…諜報部や編入した生徒から聞いた話だと、公式見解と同じ
重篤な災害としか言わないけれど、実際は化物が出たとか…
噂どころか与太話の域を出ないわね。」
化物…たしかにSNS等ではそのような怪談話が良く出てきますね。
その後、インタビューはヒナ委員長が呼ばれたことにより
早急にお開きになった。トリニティに向かおう。
本日は、お時間を設けていただきありがとうございます。
ティーパーティー、フィリウス分派、桐藤ナギサ様。
「こちらこそ、本日はよろしくお願いしますね。」
よろしくお願いします。
さっそくですが本題に移らせてもらいます。
ルイスパリッシュ統合学園については?
「ルイスパリッシュ統合学園ですか…えぇ、存じております。
我々、トリニティ総合学園にも編入してきた方々が在籍しておりますから。」
廃校について、何か耳にしたことはありますか?
「残念ながら我々も、未曽有の災害により閉校せざるを得なくなった…
という連邦生徒会の発表以上の事は何も情報を掴めていませんね。
それに…現在は連邦生徒会長が失踪してしまった事に噂は流されてしまっています。
情報の流れと言うのは、時に残酷と言えますね。」
そうですね、情報の流れ…我々クロノスは身につまされる程
よく知っています。
結局、ティーパーティーのホストでも公式の見解以外の
情報は掴めなかったなぁ…
とりあえず、あとは他と同じで近場の生徒にインタビューをして
まとめて提出するかな。
さて、誰がいいかな…あのピンク髪の小さい人に聞いてみようかな。
すみません。
「どうかされました?」
私、クロノススクールの者でして
いま、廃校になったルイスパリッシュ統合学園について聞いているんです。
「ルイスパリッシュ統合学園…?」
はい。
……いま、この人の口がちょっと笑ったような?
「はい、知っていますよ。
ここ含めて、3大校に匹敵するって言われてた学校が
あっという間に無くなったのですから。
不思議ですよね、ほんとうに。
知ってますか?連邦生徒会は災害と宣言しているけど本当は
世にも恐ろしい化物が出てるって…」
どの学園の生徒もSNSの生徒も同じようなこと言っていましたね。
今じゃよくある噂になりましたよね。
「あぁ…そうでしたか…
じゃぁ、もう一つこういうのは聞いたことは?
いまはもう廃校になったルイスパリッシュ統合学園に存在する"協会"のことを…
あなたが勇気がある人なら、訪れてみるのをオススメするぜ?」
協会?
「えぇ…それでは。」
え、ちょっと!?
い、行っちゃった…とりあえず私も学校に戻るかな。
それから暫くして、観光協会の駅舎にて
サヨコと数人の協会員はとあるインタビューの話題を口にしていた。
「見た?」
「見たけど…なんというか…」
「今のオレらの認知度とか世相が透けて見えるというか
分かり切ってたけど…」
どこか言葉を濁しながら、サヨコたちはの視線は
難しい顔でスマホを見ている小柄でピンク髪の生徒
観光協会にて広報を担当している一五呂イコに向けられる。
「う~ん…やはりキャンプ動画以外は伸びませんか…
難しいですね、広報は。
インタビューにも出たのに噂ばかりが目立ちますね。」
真剣な表情で分析するイコに
全員がアンタの言い方が悪かったよ。と心の中で突っ込んだとか…