エビルダイバーに連れられアメンとアジールから離されたキズナレッドはエビルダイバーの電撃に翻弄されていた。
『さっさと倒れて!変身アイテムよこしやがれっ!』バチバチバチッ
「ぐっ…、ゼツエンダーの怪人にもいたな…こんなヤツ。確か…」ビリビリ…
ここでキズナレッドの脳内に過去の戦いが浮かびあがった。
───
TURN43 愛に踊る者たち!
あらすじ:ひょんなことから互いを意識し始めたゼツエンダー幹部であるゼッコウハとハーキョック。そんな中、ウラギリスが新たな怪人を町へと送り出していた。
………
「俺の名は密DEATH絶縁魔『ビリビリス』!触れあう度に静電気を起こして、誰とも触れあえなくしてやるぜ!ビリビビーム!」
突然に現れたリスの怪人が自身の手に集めたエネルギーを玉に変え、町の上空へと飛ばした。そして、そのエネルギーは弾け…町中へと広がったのだ。
「イエーイ!ナイスシュー……手ががっ!?」バチッ
「ぎゃあ!!」バチッ
「うわぁぁーん!パパァ!ママァ!どこぉ…!!」
「大丈夫でありますか!?自分がすぐに探すでありますから、まずは落ちつ……痛っ!」バチッ
「マ…マ…」よちよち
「ダメよ!今、ママに触ったら…ビリビリしてアナタも痛い痛いになっちゃうわ!」
「う…うえぇぇん!!」
「ごめんね!でも…うぅ、どうすれば…」
誰とも触れあえず、絶望に陥る町の住民たち…そこに我らがキズナファイブが現れる!
「出たなゼツエンダーの怪人め!」ペッターン
「人々の触れ合いを奪うなんて…」ペッターン
「絶対に許せないわ!」ペッターン
「覚悟するであります!」ペッターン
「あんたなんかボッコボコにしてやるんだから!」ペッターン
「みんな、行こうか!」ターンオーバーン
『絆装チェンジ!結んだ絆で未来を創る…絆創戦隊キズナファイブ!』ドカーン
「ビリビリにはアツアツで行くんだぜ!バーニング・キズナパン「ビリビビーム。」……痺、れ、る、ん、だ、ぜ…」ビリビリビリ
「「「「レッド(先輩)!!」」」」
「やれやれ、何をしてんだか…電気に対してはアースをするのが常識だろう?」
───
「ブルー…電気にはアース、だったよな?」
『さっさと痺れやがれ!』バチバチバチッ
「『握手カリバー』!」ブスッ
『コイツ…剣を避雷針代わりにしやがった!』
「『縁結ビームガン』!」マチビトスナイプ
『がっ!?くそっ…その武器は本当に厄介だな!』
キズナレッドは電撃を周りの砂へと逃がしつつ、銃でエビルダイバーを狙い撃つ。
『なら、これならどうだ!』ズボッ
「砂に潜っただと!?ど、どこに…」
『ここだっ!』ブスッ
「ぐえっ…!」
『お代わりだ!おらぁ!』バチバチバチッ
「がああぁぁ!!」ビリビリッ
次にエビルダイバーは砂へと潜り込み…キズナレッドの死角から伸ばした尻尾を突き刺してそこから直接電撃を流し込んだ。しかし、キズナレッドはそのまま尻尾を掴む。
『なっ…!』
「へへへ…ようやく捕まえたんだぜ!それじゃあ…もう終わりにしよう。」
『──っ!?』ぞくっ
キズナレッドから出たドスの効いた冷たい声にエビルダイバーの全身に寒気が走り、動きが完全に止まった。その隙にキズナレッドは尻尾を引っ張り、エビルダイバーの身体を寄せる。
『しまっ…!』
「バーニング・キズナパンチ。」バキッ
『ぐっ……悪いな旦那…俺、何の役にも…立てなかったな…』
そして、炎の拳をエビルダイバーへと当てる。その一撃はエビルダイバーの身体を焦がしながら…砂の上へと落とした。
『レッド!!』
「ドラグ!来てくれたのか!」
『俺だけでは無い!イドラとロゥジー、テルティナ、ボルキャンサーもいるぞ!』
声の聞こえた方へキズナレッドが顔を向けるとドラグレッダーがそこにいた。彼だけではない。簒奪の銀狼に乗った3人の姿もあったのだ。そして、ドラグレッダーは倒れたエビルダイバーの姿に気づいた。
『…む、ソイツは…エビルダイバーか?お前1人で倒すとは…やるではないか。さっさと俺が食って…』
「待ってくれ!…イドラ、コイツを回復してくれないか?」
「え?」
『…レッド、何のつもりだ?』
「俺とドラグ、ラーニヤとボルキャンサーみたいに…エビルダイバーはアジールとの間に絆が生まれていた。もし殺したとなったら…アジールと仲直りしてもまた別のわだかまりが出来てしまう…頼む!エビルダイバーを助けてやってくれ!」
頭を下げてドラグレッダーたちにお願いするキズナレッド。すぐにドラグレッダーのため息を吐いた。
『…はぁ、俺はお前との絆は認めていないが…そう言われると折れるしかないではないか。イドラ、俺からも頼む。』
「…分かったわ。レッド、あんたも来なさい!」
そして、イドラはキズナレッドとエビルダイバーへ回復魔法をかけ始めた。
「…うん、楽になったんだぜ。イドラ、ありがとう!ドラグ!みんな!」
『あぁ、アジールと決着をつけよう。』
『早くラーニヤを助けないと!』
「こっちだぜ!」
キズナレッドの案内により、一行はアメンとアジールの元へと向かった。