緊急変身 ヒーローアカデミア   作:神剣狩刃

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Ex2 イレギュラー・ファミリー

とある日のことである。

「エイ、すまないが…相談がある。」

英堵の家で来牙さん神妙そうな顔をしていた。

「…前もこんなことがあったような…どうしたんですか?」

「…家族が増える。」

「…えええ!?!?!?もしかして来牙さん、ミッドナイトとミッドナイトした」

 

「ヒーローヘロス本名西村英堵!清掃を装い、

性行為をした罪で家庭裁判(ジャッジメント)」

「バレてる!?」

 

西村英堵に対しては、弩木井来牙の要請により、静岡県沼津市某所にある

西村家の弩木井来牙から判決が下される

 

「デリート許可!」

「いや明ちゃんの合意の上だったから!」

 

「ソード『シリウス』!

某所一刀流秘奥!インパルス・シリウス・スラッシュ!」

「おのれ…過去の俺えええ!!!」

英堵は一刀両断され爆散した。

 

「…実は美洲華とトガちゃんのことなんだが…」

「来牙さんの口からトガちゃんって出てくるんだ…」

英堵は来牙から話を聞く。

 

現在、美洲華とトガちゃんは収容所にいる。

どちらの罪も重く、当分外に出ることは叶わない。

 

「…実はうちで引き取ることになったんだ。」

「…は?」

「お前、西村英堵だろ?久しいなあ…」

「お久しぶりです。英堵くん。」

ドアから二人がひょっこりと顔を覗かせる。

 

「えええ。」

あまりの事態に英堵はどこかのウニみたいな反応をする。

 

「というか…」

英堵はポッコリとお腹の出ているトガちゃんを見つめた。

「トガちゃん、太った?」

 

「西村英堵ぉ!

トガちゃん侮辱罪並びにトガちゃん殺人罪で家庭裁判(ジャッジメント)ぉ!」

「何で敵の方がまともな罪でジャッジメントしてくるんだよ!?」

 

西村英堵に対しては、北点美洲華の要請により、静岡県沼津市某所にある

西村家の弩木井来牙並びにトガちゃんから判決が下される

 

「「デリート許可!」」

「納得いくけど納得いかねえ!」

「ソード『アクアリウス』!アクアリウス・スラッシュ!」

「ぷるあああ!!!」

英堵は一刀両断され爆散した。

 

「…実はトガちゃんが妊娠していることが判明した。」

「…は?」

Episode34 イレギュラー・サハギンを視聴すればわかるが

美洲華とトガちゃんは肉体関係を持っている。

あの時の二人に未来のことを考えるつもりはなかった。

そのため避妊をせずに性交をし、結果この事態になったのだ。

 

「えええ。」

あまりの事態に英堵はどこかのウニみたいな反応をする。

 

「…異例中の異例の事態だ。」

「むかつくなあ…

愛する二人を引き離すなんてひどいよなあ、トガちゃん?」

「そうです。お腹の赤ちゃんによくないです。」

 

いくら二人が凶悪犯であるとはいえその子供に罪はない。

愛し合った二人の間にできた子供をその親から離すのには相応の事情がいる。

二人の過去や現在の状態を踏まえ、

行動範囲を西村家に限り、弩木井来牙の監視の下生活することを許されたのだ。

 

「…俺寮に戻ったほうがいいっすね。」

英堵は考えるのをやめた。

 

「…すまないな、エイ。二人が迷惑をかける。」

「ありがたいなあ…子供の名前は何にしようか、トガちゃん?」

「うーん…美洲華くんと私の子供だから…美洲子(ビスコ)とかどうでしょうか?」

「なるほど。強くて健康な子供になりそうだな。」

「来牙さん、適応するの早くないですか?俺がおかしいんですか?」

 

英堵が寮に戻り、来牙と美洲華とトガちゃんの三人暮らしになった。

「…言うまでもないがお前たちは犯罪者だ。そのことは忘れるな。」

「申し訳ないなあ…反省しているよ…」

「本当にごめんなさいです。反省しています。」

「…必要以上に償おうとするな、それだけは言っておく。」

来牙は二人がこうなってしまった原因を思い、それ以上は言わなかった。

 

「話を戻そう。お前たちに必要なのは道徳の教育と家事全般だ。

家事に関しては美洲華がかなりの腕だ。道場での日々でかなり鍛えていたからな。」

「嬉しいなあ…トガちゃん何食べたい?血はだめだよ。

トガちゃんの個性がうっかり発動したら…

お腹の赤ちゃんがどうなるかわからないからね。」

「それはもちろん気を付けます。

赤ちゃんを産んだら美洲華くんをちうちうしますから。」

「…はあ、先が思いやられるな…」

 

来牙の心配に反し二人は仲睦まじく親になる準備をしていた。

 

「ソード『アクアリウス』!」

「高圧洗浄による掃除…お前にしかできないな。」

「当然だあ…赤ちゃんを迎える部屋はきれいにしないとなあ…」

「美洲華くん、かっこいいです。私も赤ちゃんのために勉強するです。」

 

「うー…美洲華くん…気分が重いです…」

「任せなあ…『スケイル・ビート』!」

「鱗と鱗をこすり合わせた音による演奏か…面白いな。」

「うー…嬉しいです…もっと聞きたいです…」

 

「…トガちゃんはトガちゃんにできることをするだけで大丈夫だよ。」

「ありがとうございます…美洲華くんの料理おいしいです…」

「うれしいなあ…無理に食べないで、食べれるだけで大丈夫だよ。」

「もぐもぐ…じゃあ、あーんしてください。」

「はい、あーん…」

「あーん…もぐもぐ…ちゅーもしてください。」

「はい、ちゅー…」

「ちゅー…」

「…俺は食事のたびにこれを見ないといけないのか…」

 

ついにその日がやってきた。

「う、う…!び、美洲華くん…お腹…痛いです…!」

「兄弟子!医者を呼んでくれ!」

「もちろん準備しているさ。」

 

流石にこの時だけ病院に行くなどということはできず、家でのお産になる。

 

「はあ、はあ、あう…!こ、怖いです…死んじゃうかもしれないです…」

「大丈夫だ!トガちゃん!『俺がいる』!」

美洲華がトガちゃんの手を強く握りしめる。

「び、美洲華くん…ありがとうございます…!私、頑張ってお母さんになります…!」

 

そして二人の赤ちゃんが生まれた。

血のように真っ赤で、宝石のように美しい鱗を持った女の子だった。

 

「トガちゃん…生まれたよ…ほら…!」

美洲華はトガちゃんに赤ちゃんを見せる。

 

「ふふふ…かあいいです。」

「かあいいなあ…本当に…」

 

この赤ちゃんは芽楼(メロウ)という名前を授かった。

美洲華とトガちゃんの二人が成長し…『円熟』した愛の結晶にふさわしい名前である。

この子もまたヒーローを目指すだろう。

しかし、それはまた別のお話である。

 

Ex3

「うう…よかったな…二人とも…」

「私も…二人のような家庭をもちたいです…!」

「くそが…!激辛麻婆豆腐が…目に入っただけだ…!」

「…今回はオイラも黙っておくぜ…」

「…私からも祝福します…次は私が主役のようですね…」

次回、ナイトアイ・ミーティング 君のハートにターゲットロック!




これが最終回でよかったんじゃないんですかね。
でも、この話を思いついた瞬間筆が走ったんですよ…
二人に幸せになってほしくって…

R18編いる?

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