緊急変身 ヒーローアカデミア   作:神剣狩刃

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Ex5 バーニング・デート

ある日のことである。

とある焼き肉店でカップルがデートをしていた。

 

「ということで!二組のカップルを祝して乾杯!」

「「「乾杯!」」」

英堵と発目、緑谷と麗日、それぞれカップル同士でグラスを鳴らす。

 

「どうだい出久?お茶子ちゃんと仲良くやってるぅ?」

「どうですか麗日さん!緑谷さんとは!どこまでしましたか!」

グイグイ来る雄英名バカップルと

 

「うええ!?そ、それは…まあ…」

「いやー…その…あはは…」

初々しく微笑ましいカップル、対照的なカップルのパーティーが始まる。

 

英堵がいきなりホルモンで一面を埋め煙たくさせたり。

タン塩をタレで食べようとする発目を英堵が止めたり。

餅系のメニューを探す麗日に緑谷が一緒に探したり。

烏龍茶と黒烏龍茶を混ぜて飲んで『変わらねえ』と英堵が言ったり。

 

「いいか、出久…女の子には素直に好意を伝えるんだ。明ちゃん、あーん…」

英堵はソーセージを発目にあーんしながら出久にアドバイスし

「いいですか麗日さん!男の人は好意を隠さない方がいいんです!

もぐもぐ…おいしいです!」

発目はソーセージをもぐもぐしながら麗日にアドバイスをする。息ピッタリである。

 

「確かに…英堵くんは発目さんと仲良くなってから急成長したからね…」

「でも…昼休みのあれはちょっとやりすぎやない?」

互いを信じ、愛し合った二人の成長はすさまじい。

しかし、一線を越えなおに昼休みのアレは続いているそうだ。

 

「仲良しなのはいいことやけど…ちょっと平和ボケしすぎてへん?」

「私と英堵がいいから問題なしです!平和です!」

「まあ、小さな事件はまだ起こるけどね。

この間お茶子さんと行ったカフェで揉めてる人がいたし…」

「ミッドナイト先生へのストーカー疑惑とかもあったな…

まあ、それぐらいで終わるような愛じゃダメってことよ。」」

 

大きな戦いが終わったと言えまだまだ平和とは言い切れない世の中だ。

そんな中だからこそ何もないかのように愛し合うのが大切だと二人は言う。

 

「にしてもソーセージばかりで飽きました!」

「なんでソーセージばかりなん?」

「ソーセージ食べてる明ちゃんがエッチ」

「ぶふぅ!?!?!?」

 

いきなり緑谷がカルピスを吹き出す。見事に英堵にかかる。

「オイオイ…カルピスならお茶子ちゃんにかけて」

「お、お茶子さん!右奥の席みて!」

「ん…?ん!?ゲホゲホ!う、うそやろ!?」

麗日も焦ってむせ返る。

 

一同がその席を見る。

男性と女性が座っており、どちらも黒い服装でいる。

男の方は背中からでも体格が良いことが分かり、黒いハットをかぶっている。

女の方はぴっちりとしたライダースーツとサングラスが特徴的だ。

 

「うーわ…やばい組織の対談か何かで?」

「見なかったことにしましょう!さあ、まだまだ食べますよ!」

「あれ…間違いないよね、お茶子さん!?」

「デク君もそう思う!?あれ、ミッドナイト先生やない!?」

「「え!?」」

衝撃の発言に英堵と発目が固まる。

 

Ex1のデートで見たミッドナイト先生と特徴が一致しているのだ。

 

「…おいおい…ミッドナイト先生に彼氏か?こりゃスクープだぜ…!」

「フフフ…盗撮用のベイビーを作りましょうか…!」

「盗撮って言ってるやん!?流石にダメやろ!?」

「み、見て!皆!」

「「「「っ!?!?!?」」」」

 

何と男と女がキスをしたのだ。

その時、一同の隣の客席から大きな音が鳴る。

「ふ、ふざけるな!てめえ俺のミッドナイトに!うおおお!!!」

男がキスをした男女の席に向かって走り出す。

 

「「「危ない!!!」」」

三人はが男に向かって手を伸ばすが届かない。

男はミッドナイトに殴りかかろうとしている。

ミッドナイトは動こうともしていなかった。

このままでは彼女が怪我をする、誰もがそう思った矢先。

 

「睡さんに触れるな!」

 

黒ずくめの男が渋い声と共に立ち上がり、男にアッパーを決める。

黒いハットが飛び、坊主頭が明らかになる。

「うっそだろ!?何でここに!?」

英堵が明らかに動揺する。

 

「器物損壊、暴行未遂で現行犯逮捕だ。」

その男の正体は弩木井来牙であった。

 

英堵は来牙に駆け寄る。

「来牙さん!?何でここにいるんですか!?」

「ああ、エイか。奇遇だな。警察を呼んでくれ。」

「いや、来牙さん警察でしょ…」

 

緑谷と麗日はミッドナイトに駆け寄る。

「「先生!?大丈夫ですか!?」」

「…へ?あ、あら…二人もデートかしら?」

「「あっ…それは…って二人『も』デート!?」」

 

発目はみんなが育てていた肉をほおばっていた。

「もぐもぐ…!何やら大変なことが起きましたね…!

お肉を焦がす前に私がいただきましょう…!」

 

犯人を警察に渡し来牙は現在の状況を説明する。

来牙は香山からストーカーがいるかもしれないと相談を受けた。

まだ何も起きてない以上、警察は動けない。

そのため『個人的』な『デート』で誘い出したいとのことだった。

 

何とか都合をつけた来牙はストーカーと思われる人物を見て

遊園地でクレープ屋に因縁をつけていた男だと見抜いた。

『過去に自分に恥をかかせた男』が『狙っている女とキスをした』…

その現場を見た男は逆上し凶行に走ったのだ。

 

英堵以外は納得していた。

「来牙さん…」

英堵は小さな声で来牙に話す。

「家には誰がいるんですか…?」

「それなら問題ない…頼れる男がいる。」

 

「わーたーしーがー…教育に来た!」

「すごいなあ…本物だ…」

「でも、美洲華くんの方がかっこいいです。」

「渡我少女は素直だね!それでは道徳の授業を始めよう!」

 

「…元正義の象徴の教育かあ…大丈夫かな。」

「彼より上手に正義を伝えられる人間はいないさ。」

来牙は誇らしそうに笑う。

「…お前達の分も奢るから…ここで起きたことは全部忘れてくれ。」

「それなら忘れましょう。」

こうして三組による焼肉パーティーは再開した。

 

「ごちそうさまでした、来牙さん。俺はこの後、明ちゃんといちゃつくので。」

「も、もう…英堵さん…///」

「…で、デク君はどうしたい…?///」

「え!?あ、あー…じ、じゃあ…僕も…///」

学生四人は青春の匂いを漂わせながら帰っていく。

 

「青いわね…まぶしくてヤになっちゃうわ。」

香山は嬉しそうに苦笑する。

「睡さん…先ほどは申し訳ありませんでした。」

来牙は香山に深く頭を下げる。

「いくら犯人を捕まえるためとはいえ睡さんと、その、いきなり、

き、キスをしてしまって…不快な思いをさせて申し訳ありません。」

 

「来牙さん…顔を上げて。」

その声に反応して来牙顔を上げる。

「睡さ」

香山が来牙の言葉を唇で遮った。

 

「来牙さん。女はしたくない男とキスはしないのよ。」

「えっと…その…」

「今度お家に遊びに行くわ。いいわね?」

「え!?いや、その、それは困ります!」

「あら…それじゃあ今日会ったこと塚内君に言っちゃおうかしら?」

「うっ…そ、それは…わ、分かりました…何とか都合を付けます…」

やはり来牙は香山に勝てないようだ。

 

Ex6

「ソーセージおいしかったよね、明ちゃん?」

「は、はい…///でも、エイドさんのソー」

「言わせねぇぞバカップルがあ!」

「…緑谷と麗日はどうなったんだ?」

「私と彼女の愛も負けていないぞ!コラボの準備をせねば!」

次回、ブレイク・タイム 君のハートにターゲットロック!




この話はサイゼリヤで思いつきました。
この時に食べたイタリアンハンバーグはおいしかったです。

Exストーリーは時系列が番号順ではありません。
なんでかと言いますと作者が書きたい話を思いつき次第書いているからです。

R18編いる?

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