緊急変身 ヒーローアカデミア   作:神剣狩刃

60 / 79
Ex11 ファミリー・インタビュー

ある日のことである。

あるライブ配信が終わり、アーカイブが残された。

タイトルは『許された家族』というものだ。

早速その内容をコメント付きで見て行こう。

 

「Gentleの怪傑浪漫チャンネルへようこそ!

私はジェントル・クリミナル!そして!」

「パートナーのラブラバよ!早速ゲストを紹介するわ!」

「先日外出許可が下りた凶悪犯!『トガちゃん』と『美洲華』君!

そして二人の間に生まれた紅の天使『芽楼ちゃん』だ!」

「こんにちは。トガちゃんこと渡我被身子なのです。」

「こんにちはあ…北点美洲華だ…芽楼ちゃんを泣かせるなよ?」

「ぱー。」

 

今回は釣りであってほしかった… 犯罪者がゲストとかどうなの?

ジェントルは元迷惑系配信者だっただろ。 この動画で犯罪者どうこうは今更だろ。

 

「…想定はしていたが…コメントの反応はよくないな。」

「あの現場のライブ映像を見てはいるはずなんだけど…」

「しょうがないのです。私たちが凶悪犯なのに変わりはないのです。」

「いくら語っても過去は変わらない…早く本題に入ろうぜ。」

「うー。」

 

「とりあえずゲストをもてなそう!今回もゴールドディ、

ゴールドティップスインペリェアルを用意したぞ!」

「はい!お二人ともどうぞ!」

「ありがとうございます。いただきます。」

「…熱いなあ…ちょっと冷ましながら飲ませてもらうぜ。」

 

今回も言えてなくて草 ヘロス見習え ジェントルさん…俺の時から変わってないっすね…

へロスコメントしてて草 フーフーしてるトガちゃんかわいいな

美洲華…猫舌だったのか… だから料理の温度がぬるめだったのね 家族おって草

 

「…そうだ…プレゼントだ。もらってくれ。」

「おっと…これは…ママレード!?手作りかい!?」

「私が妊婦さんだったころによく作ってくれた奴です。」

「まあ!料理ができるパパなのね!素晴らしいわ!」

 

結構ガチな奴で草 手作りプレゼントノルマ達成

トガちゃんのボテ腹…ゴクリ おまわりさんこいつです 僕が逮捕しちゃうぞ

俺も食いましたけど美味かったです かなりおいしかったわよ

毎回食ったことある奴いるの草

 

「早速だが…二人の過去を話してくれないか?今回の重要な所なんだ。」

「もちろんだあ…なあ、トガちゃん?」

「もちろんです。話さないと皆に認めてもらえないのです。まず…」

トガちゃんの過去を知りたい人は本家ヒロアカを読もう。

 

「うっ…うっ…なんて悲しい過去何だ…」

「ジェントル…私も同じよ…涙が…止まらないわ…」

「これで私のことを少しでも知ってもらえたら嬉しいのです。」

 

"個性"ってそういう影響もあるのか… 俺の血ならいくらでも吸っていいぜ

トガちゃんに献血し隊をここに結成する!

『好きなものになりたい』から『血を吸う』のよ。

好きでもない人の血は吸いたくないと思うわ。

ばっさり切り捨てられて草枯れる…

 

「今度は俺の過去だな…」

美洲華の過去が知りたい人は『イレギュラー・サハギン』を読もう。

 

「うおおお!君にそんな過去があるとも知らずに!うおおお!」

「ごめんなさい!正直に言うと再生数のことを考えて呼んでしまったわ!」

「いいんだ。こんな俺でも誰かの役に立てるなら…」

 

ジェントルガチ泣きで草 音割れしていますよ 素材化待ったなし

これは仕方ない… 俺も…もしかしたらこうなっていたのかもしれないな…

美洲華…もっと早く言っていれば… 僕もこの過去を知って外出許可を出したからね…

 

「…もっと明るい話がしたいのです。二人の出会いとか…」

「そ、そうだな…話してくれ…ラブラバ、タオルを持ってきてくれ…」

「ここにあるわよジェントル…」

「俺たちの出会いは敵連合だったなあ…雄英の合宿を襲撃した時に出会ったんだ。」

 

結構ヤバい出会いじゃん… あの時手を打ち抜かれたっけ…あれは痛かったなあ…

あの時のお前は頼もしかったなあ… 敵おって草 反省しろ

てめぇらのせいで俺は攫われたんだからな…! 被害者ガチキレとるやん…

 

「そこから色々あって…私たちのターニングポイントがあったのです。」

「というと…?」

「あー…最終決戦前の夜の話だ…その…」

「そこで告白したのよ!命を懸けた戦い前の告白…ロマンチックだわ!」

 

敵じゃなかったらなあ… ヒーローだったらなあ…

おじさんの捕まってる間にそんなことがあったのか…

 

「告白もそうなんだが…言っていいか、トガちゃん?」

「言わなきゃダメです。私たちにとって大事な出来事です。」

「あー…その、告白した勢いで…シたんだ…その、性行為を…」

「「…え?」」

 

は? 今なんって言った? 性行為?

 

「私と美洲華くんはエッチをしたのです。それも…避妊もしないでです。」

「…まさか…」

「…助かるなんて思ってなかったんだ。するわけないだろ。」

「…芽楼ちゃんのためにもカットするべきかしら…」

「だー?」

 

ワンチャンアーカイブ無くなるぞこれ… チャンネルBANか?

後先考えなくていいなら…男ならしちまうよなあ!? 俺もそうするかもしれん…

美洲華…そんな理由だったのか… 流石の僕もそれはわからなかったね…

 

「まあ…その結果がこうなったんだ。結果だけ見れば…悪いわけではない。」

「あの時の美洲華くんはすごかったのです。お盛んだったのです。なにせお外で」

「それ以上その話はしないでくれるかな!?そういうチャンネルじゃないんだここは!」

「うー?」

「芽楼ちゃんは知らなくていいことだわ…」

 

もっと聞かせろ ジェントル遮るな こんなかわいい子がお外で!?

オイラもこんな子としてみてえよ! やめとけ相棒…外でするのは危険だ。

ヘロス野外プレイの経験あって草 その話はやめてください!ヘロスさん!

 

「…あー…その、〆の話を頼む。」

「この雰囲気じゃ話にくいと思うけど…お願いするわ。」

「まずは美洲華くんからお願いします。」

「ありがたいなあ…それじゃあ話すぞ。」

 

「先に言っておく。悪いことをして簡単に許してもらえると思うな。

どんな事情があってもだ。

謝ったら許してもらえるとか、変わったら許してもらえるとか…

俺がここにいるのは純粋に運がいいだけだ。

もし状況が違っていたら…殺されていてもおかしくない。

だから、悪いことはするな。環境のせいにしたって許されるわけではない。

許してもらうには…相応なものを背負わなければならない。正しく生きろ。」

 

こんな覚悟をしてここに来ていたのか… 子供のためにここまで考えれるのか…

美洲華も…環境が違えばヒーローにだってなれたはずなんだ…!

彼にいろいろ背負わせてしまったのは…僕ら『普通』の人間なのかもしれないね…

 

「次は私の番ですね。…私も悪いことをいっぱいしてきました。ごめんなさい。

受け入れてもらえなくて…受け入れてもらいたくて…

だから、今度は私が『受け入れる』番です。

どんな人のどんな言葉も受け入れます。

そうやって初めて『受け入れてもらえる』のです。

美洲華くんや芽楼ちゃんのためにも…私は受け入れます。

それが私の言いたい言葉です。」

 

俺達は勝手に二人を極悪人だと思って遠ざけようとしていた…情けない…

二人は極悪人だよ。でも、それ以上に人としての優しさを知っている…

今のトガちゃんとだったら仲良くなりたいわ。

あの時の顔より…ずっと素敵やね。

 

「…俺たちを許せないならそれでいい。俺達が凶悪犯であることに変わりはないからな。」

「それでも言いたかったのです。私たちのためにも…芽楼ちゃんのためにも。」

「…彼らの言葉と決意は私が世界中に届けよう。皆も彼らの思いが伝わったはずだ!」

「ここから先は…画面の前のあなた達次第よ!」

 

この配信の後彼らがどうなったかは…言うまでもないだろう。

 

Ex12

「あの二人を守れてよかったよ…これからもお幸せにな。」

「私もいつかあんな家庭を築きたいです…!もちろん英堵さんと…!」

「おい、クソブドウ…準備はできてるな?」

「もちろんだぜ。なにせ次回は…」

「英堵の」「相棒の」「「誕生日だからな」」

次回、 エイド・イン・バースデー 君のハートにターゲットロック!




今回もいろんなキャラがコメントしています。
誰がどんなコメントをしたか…考えてみてくださいね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。