緊急変身 ヒーローアカデミア   作:神剣狩刃

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Ex12 エイド・イン・バースデー

6月9日のことである。ハイツアライアンスにてあることが起きていた。

 

「英堵くん…」「英堵ぉ…」「相棒…」

「「「誕生日おめでとう!!!」」」

「ありがとう!三人とも!」

 

本日は西村英堵の誕生日である。

ゆかりのある2-Aの男子三人が英堵を祝っているのだ。

 

「プレゼントを渡したいところだけど…」

「おめぇには会いに行かないといけねぇ奴がいるからなぁ…」

「明ちゃんとのお楽しみが終わったら戻ってきてくれ。」

「そうさせてもらうぜ…待ってて明ちゃん!明ちゃんはきっと

『プレゼントは私です!』ってやってくれるはずだから!」

英堵は全力でサポート科に向かった。

 

「…いつ帰ってくるかなあ…」

「晩飯までに帰ってこねぇなら…ちっとこまるな…」

「まあいいじゃねえか。特別ディナーは明日でもよ。」

 

英堵はサポート科の工房前にやってきた。

「失礼します。明ちゃ」

英堵は爆発に巻き込まれた。

「発目…プレゼントに気合いを入れるのはわかるが…」

「大丈夫です!プレゼントは前日に作っていますから!」

煙が晴れて全貌が明らかになる。

 

英堵が爆発で飛んできた発目をお姫様抱っこで受け止めていた。

「やあ、明ちゃん。プレゼントをもらいに来たよ。」

「あっ!英堵さん!プレゼントは準備していますけど、なぜ私は浮いているのでしょう!」

「…相変わらずだな、お前達…」

パワーローダーは頭を抱えながら英堵を工房に招き入れる。

 

「というわけで英堵さん!プレゼントは私です!」

「待ってました!というわけで明ちゃん借りま」

「どうぞ!『1/5発目明フィギュア』です!」

英堵は発目から発目自身のフィギュアを渡される。

「…え。」

 

「というわけで『1/5発目明フィギュア』について説明させていただきます!

身長、体重、スリーサイズ、黒子の位置まで完全再現されています!

手足は当然、首や腰、指まで動かせますよ!表情差分のパーツもあります!

衣装の差分は随時受け付けていますので私にご連絡ください!」

ご説明ありがとう。

 

「う、嬉しいけど…思ってたのと違うな…」

英堵は喜びよりも驚きが勝っていた。

「…もしかして気に入りませんでした…?」

発目は泣きそうな顔で英堵を見つめる。

「そ、そんなわけないじゃないか!すごく嬉しいよ!これでいつでも明ちゃんと一」

発目が英堵の唇を奪った。

 

「ならよかったです!英堵さん、大好きです!これまでも!これからもです!」

「明ちゃん…ありがとう。俺も大好きだよ。」

二人は熱い抱擁を交わす。

「ケケケ…これを咎めるのは野暮ってもんだな…」

パワーローダーは呆れながら笑う。

 

「では私はベイビーを作りますので!また今度デートしましょうね!」

「もちろんだよ!今度のデートプラン考えておくから!」

英堵はフィギュアを抱えながら工房を後にした。

「うーん…俺の予定では工房で明ちゃんとメイクベイビーだったのに…」

 

英堵は寮へと戻ってきた。

「あら、エイちゃん。お早いお帰りね。明ちゃんに会えなかったのかしら?」

梅雨ちゃんが共有スペースでケロケロしていた。

「ああ、梅雨ちゃん。会ったし、プレゼントももらったよ。ほら。」

英堵は梅雨ちゃんにフィギュアを見せつける。

 

「ケロ…すごいクオリティーね…味も再現されているのかしら…」

「舌出さないで梅雨ちゃん…明ちゃんの味は俺しか知らないから…」

英堵は梅雨ちゃんが伸ばしてきた舌を手で牽制する。

「冗談よ。『友達』がもらったプレゼントを舐めるなんてひどいことはしないわ。」

「ちゅゆちゃん…」

「梅雨ちゃんと呼んで。」

「…嬉しくて噛んじゃった。」

二人はケロケロ笑い合った。

 

そして英堵の誕生日パーティーが始まった。

「「「お誕生日おめでとう!!!」」」

「ありがとう!宇宙一のパーティーにしようぜ!」

 

爆豪と轟が筆頭になって作った料理を楽しみ

耳郎と上鳴のデュエットで盛り上がり

緑谷から限定オールマイトグッズをもらい

峰田から秘蔵の本をもらい女子達から制裁されかけ

相澤先生が『桃が生ってるよ』をやって2-A一同を爆笑させ

宇宙一のパーティーとなった。

 

英堵は自分の部屋に戻りベッドに横たわっていた。

「いやー…福徳円満、心満意足…最高だあ…」

幸せそうな英堵のスマホが鳴る。来牙からのようだ。

「もしもし、来牙さん?お誕生日メッセージですか?」

「その通りだエイ。プレゼントは後日にしようと思ってな。」

 

「エイ…俺はあの日のお前を保護して、本当によかったと思っている。

俺がお前を助けたことで、お前が誰かを助ける…それが何より嬉しいんだ。

エイ、お前は俺の誇りだ。これからも『宇宙一のヒーロー』として頑張ってくれ。」

 

「来牙さん…ありがとうございます。

でも…来牙さんに言われなくても頑張りますよ。」

「おっと、そうだったか。俺としたことがうっかりしてたな。ハッハッハ。」

 

「それと…」

「それと?」

「明ちゃんと仲良くするのはいいがほどほどにな。お前はまだ学生だ。

なにがとは言わないが…しっかり準備をしてからするんだぞ。」

「…あはは…しっかり準備してやってますよ。」

 

来牙からのメッセージを受け取り、英堵は通話を終える。

コンコンと英堵の部屋にノックが響く。

「誰だろう…勝己かな?『話し足りねぇぞ』ってや」

「鍵が開いていましたのでお邪魔します!」

バッグを背負った発目が勢いよく部屋に入ってきた。

 

「…明ちゃん?何でここにいるの?」

「色々な方から許可を取りました!『誕生日ぐらいいいだろう』だそうです!」

発目は自慢げに許可証を見せる。

「…あー…なるほどね。」

「というわけで…英堵さん、プレゼントは私です…♡」

英堵の誕生日はまだまだ続きそうだ。

 

Ex13

「やっぱり俺の予定通りになったな。」

「お約束ですから!」

「隣の部屋の俺に気遣ってくれたのはいいがよぉ…」

「『気遣うようなことをした』ってことだからな…

次回はオイラと相棒のエロ談義その2だ!対策もばっちりだぜ!」

次回、フルボリス・ファン パート2 君のハートにターゲットロック!




時系列がややこしいのですが、英堵が二年生の時の誕生日です。
なのでこの時はトガちゃんと美洲華くんは牢屋の中です。
当然、来牙さんとミッドナイト先生も結婚していません。

自分で書いておきながら梅雨ちゃんとのシーンはちょっと感動しました。

Q.明ちゃんのバッグには何が入っているの?
A.プレゼントをより楽しむための道具一式です。
具体的には防音グッズと免振グッズ、さらにはアダ
「小説家神剣狩刃んんん!!!」
「デリートです!デリートするしかないです!」
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