緊急変身 ヒーローアカデミア   作:神剣狩刃

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お久しぶりです。


Ex15 オーディナリー・デイズ

今日は英堵の日常を覗いてみよう。

 

英堵は寮生活でも変わらず5:00に起きる。

「うーん…雨か…よーし、今日も行くか…!」

お気に入りの金色のジャージを身に纏いランニングに出かける。

 

「あの体育祭で分かった…俺はまだ"個性"に振り回されている。

何ができて何ができないのか…今度の演習試験と林間合宿でそれを知らないとな。」

雨に打たれながらも英堵は走りと思考を止めない。

英堵はランニングを終えてジャージを脱ぐ。

ドスンと重い音を立ててジャージが落ちる。

 

「明ちゃんベイビー第1218子『愛のジャージ』…上下合わせて150㎏…

いいトレーニングウエアだよ…明ちゃんの想いを感じられるね。」

英堵は発目からの愛を存分に受けているようだ。

 

シャワーを浴びた英堵は寮のキッチンで朝食を作る。

「んー…これとこれと…」

「お、相棒。相変わらず早起きだな。朝飯か?」

英堵の相棒こと峰田がやってきた。

 

「お、相棒か。折角だ、英堵モーニング食ってくか?」

「いいぜ。もしオイラの舌をうならせたら…いい本みせてやるぜ?」

相変わらずの仲を見せ、英堵はご機嫌に朝食を作っていく。

本日の英堵モーニングはベーコンエッグとフレンチトーストのようだ。

 

「ボナペティー、アミーゴ。」

「言語統一しろよ。…めっちゃうめぇ!流石相棒だぜ!」

「うーん…マーベラス。目玉焼きは半熟に限ります。」

 

カリッと焼けたベーコンと半熟の卵が抜群の相性を生み出す。

甘めのフレンチトーストは塩味が効いたベーコンエッグと合わせると

指数関数的にうま味が増す。食べだしたら完食するまで止まらない。

 

「いやー…ごちそうになっちまったな…洗い物は手伝うぜ。」

「サンキュー、相棒。…で、今度の本はどんなだ?」

「そりゃあ…『自主規制』モノよ。」

「『自主規制』…初めてだな…洗い物が終わったら早速見させてくれよ。」

こうして英堵はまた新しい知見を得たのであった。

 

午前中の授業も難なくこなした英堵に昼休みがやってくる。

「よお、勝己!一緒にメシ食おうぜ!」

「てめぇから誘ってくるとはなぁ英堵…もちろんだ。」

英堵は唯一無二の友と昼食を共にすることにした。

 

「てめぇはもう少し『何をするか』を明確にしろ。

『できなきゃいけねぇこと』『できたらいいこと』『できなくてもいいこと』…

てめぇの"個性"は万能なんだ。選択肢が多すぎると『迷い』が生まれちまう。

俺とてめぇの差はそこだよ。…張り合いのない英堵なんざ、見たくねぇ。」

「…ありがとう、勝己。でもよ、昼飯の時ぐらい明るい話しようぜ?」

英堵と爆豪は火鍋をつつきながら話をしている。

 

「…あの女とはどうなんだ?」

「明ちゃん?最近はトレーニングウェア作ってもらったかな。

それに3Sスコープも改良案を出しあってる。流石明ちゃんだね。

『透視機能も付けましょう!あと通信機能も!』なんて言うんだ。」

「透視機能はともかく…通信機能は便利そうだな。

他に着けるやつがいりゃあの話だが。」

「いつかは量産させるって言ってた。俺たちの結婚資金まで考えてるなんて…」

「…この話題にしたのは間違いだったか…」

この後、爆豪は火鍋が甘く感じるまで惚気話を聞かされたという。

 

放課後になり英堵はサポート科の工房に足を運ぶ。

「おや、出久に麗日さん。デートかな?」

「え、英堵くん!?い、いや、デートじゃないよ!?」

「…デク君はそう思うんや…うちは楽しみにしとったのに…」

「お、お茶子さん!?じゃ、じゃあデートだよ!」

英堵は慌てふためく緑谷ににやにやしながら近づく。

 

「そんなんじゃ麗日さんを泣かせちゃうぞ?俺が手本を見せてやる。」

英堵が工房のドアに手をかけ、勢いよく開く。

「明ちゃん!デートしに来たよ!」

「うひゃあ!?え、英堵さ」

発目の悲鳴と共に工房に爆発が広がる。

 

煙の中、英堵と発目は言葉を交わす。

「さあ、明ちゃん。一緒にベイビーを作ろう?」

「そ、それは…どちらの意味でしょうか…///」

「どっちの意味でも。」

「も、もう…///英堵さん…///」

二人は唇を重ねる。

 

煙が晴れた頃には英堵が発目を抱きかかえている形になっていた。

「これがお手本よ出久。これぐらいできなきゃ麗日さんが浮気しちゃうぞ?」

「お茶子さんはそんなことしない!僕がいるから!」

「で、デク君…///やっぱりデク君はウチのヒーローやね…///」

「ケケケ…見せつけるのはそれぐらいにしといてもらおうか。

コスチュームの改良だろ?手早くやろうじゃないか。」

パワーローダーは慣れた言い回しで一同を工房に入れる。

 

「皆さんのコスチュームもかなり突き詰めた形になりましたね!

後は成長や筋肉に合わせての細かな調整が多くなるかと思います!

もちろんいいアイディアがありましたらいつでも受け付けますよ!」

それぞれのコスチュームの改良が終わり、発目は自信満々に語る。

 

「流石明ちゃん…明ちゃんの愛を受けられてよかったなあ、出久?」

「あ、愛ではないと思うよ…それに僕にはお茶子さんがいるから!」

「で、デク君…後でクレープ食べに行かへん…?///」

「ケケケ…こっちもこっちだな。ほら、青春は有限だ。行きな。」

パワーローダーは二組のカップルを送り出した。

 

それぞれの青春を堪能し、それぞれの寮に帰る。

「そう言えば今日は英堵くんが晩御飯の担当じゃなかったっけ?」

「もう仕込みは終わってる。後は火を通すだけよ。」

「さすがやなあ西村君…いいレシピあったら教えてくれへん?」

「もちろんよ。今日のネタバレになるけど…鶏肉を塩麹に漬けるのがおすすめだ。」

夕食の塩麹チキンステーキは大好評だったという。

 

就寝準備を終えた英堵はベッドの上で一日を振り返る。

「今日もいい日だったなあ…こういう日がいつまでも続くように…

明日も頑張らないとな。明日頑張るためにも…夢を見るか…」

 

こうして英堵は平和な日々を願い眠りにつくのだ。

 

Ex16

「明ちゃんはしっかり寝てる?徹夜とかしちゃだめだよ?」

「大丈夫です!まだ1日目です!」

「それが駄目っつってんだろうが!英堵に心配させんなや!」

「ちなみにオイラの夜は…ちょいと長めだぜ。」

「次回は…俺が演習試験であの人と戦うの?異形系は苦手なんだよ…」

次回、バーサス・プロヒーロー 君のハートにターゲットロック!




いろいろ書きたいものを書いて落ち着きました。
とはいってももう一つ長編を考えていたりします。
そちらがある程度まとまったらまた番外編はおやすみになるかもしれません。
そもそもこの番外編もネタが尽きたらそこでおしまいなので…
それでもいいという方は楽しんでください。
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