緊急変身 ヒーローアカデミア   作:神剣狩刃

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Ex Special3 クロス・ヒーローズ part8

英堵は発目と八百万を連れてハイツアライアンスへ戻ってきた。

「ああ…やっと戻ってこれましたわ…一時はどうなるかと思いましたわ…」

「『諦めなければなんとかなる』ってやつです!では、私は工房に籠ります!」

「事が落ち着いたらクリスマスの埋め合わせはするから!じゃあね!」

英堵は八百万と共に寮へ入る。

 

「おいコラ相棒!明ちゃんがいながら八百万とナニしてたんだ!?」

「事と次第によっちゃぁ…ジャッジメントだぞ英堵ぉ…!?」

英堵の相棒と親友が待ち構えていた。英堵はにっと笑って返す。

「ヤオモモと紅茶飲み行ったんだ。ほら、ゴティッペル出すところあるじゃん。」

「おいしい淹れ方を店主さんから教えてもらったんですの。」

 

八百万が紅茶を嗜んでいることと、英堵があの茶葉を気に入っていることを知っていれば、

この話は疑う余地はどこにもないだろう。二人は納得して頷いた。

 

「ということで…ヒーローグレープジュース、本名峰田実!

迷惑防止条例違反、ヤオモモへのセクハラ未遂

及び3-A騒乱罪で学級裁判(ジャッジメント)!」

「こ、今回は言い逃れできねえ…!」

 

峰田実に対しては、西村英堵の要請により、静岡県垢離里1-2にある

国立雄英高等学校3-Aの爆豪勝己から判決が下される

「デリート許可!!!」

「すみませんでしたあ!」

 

「ヤオモモ!電磁投射砲用意!」

「お任せください!爆豪さん!中に入ってください!」

「死に晒せやエロブドウ!」

八百万が"創造"した電磁投射砲の中に爆豪が入る。

 

「やばいって!過去一ヤバい奴じゃん!」

「『電撃拳エロクトロフィスト』!」

英堵が機械に電源を入れる。

「「「『高電離焼夷弾(プラズマ・ナパーム)』!!!」」」

「ぴぎょあああ!!!」

電磁砲の勢いで射出された爆豪が、峰田を分子一つ残さず爆破した。

 

「「「これにて一件コンプリート!!!」」」

 

八百万を無事に送り届けた英堵は帰宅する。

「ただいまー…お?なんか甘い匂いがするなあ…」

まるでお菓子屋さんのような匂いが家を包んでいた。

 

「おかえりなさい、西村さん!ドーナツが焼きあがりましたよ!」

「私と創さんお手製の焼きドーナツですわ!」

「芽楼ちゃんも食べれるように作ってくれました。」

「なー。」

「嬉しいなあ…兄弟子と睡さんは出来立てが食べられないなあ…」

創と百姉さんがドーナツを焼いていたようだ。

 

「お、いいねいいね!時間はあるし、英気を養うとしますか!」

一同はドーナツに舌鼓をうち、途中で合流した夫婦と共に一夜を明かした。

 

平行世界に移動する前に、英堵が一つ試したいことがあるといった。

「色んな世界があるんだろ?ちょっと見てみたいぜ。」

「確かにそれは気になります。もしもの世界って一度想像しますから。」

「…ちょっとよろしいでしょうか。私、気になる世界がありますの。」

 

百姉さんがパソコンにカタカタと文字を打ち込み、ゴーグルをかける。

「こ、これは…!すごいですわ…!この島に行けば創さんとやりたい放題…!」

百姉さんがプリプリと息を荒げて興奮している。

「はっ…!?私としたことが…すみません、お次は…」

 

「僕が見てみたいです。終姉さんへのお仕置きにいい世界はないかな…」

今度は創が平行世界を検索する。

「…うわあ!?女の人が!?こんなことするの!?グロっ!?

R-18でもR-18Gの方だよコレ!?これは流石に終姉さんも死んじゃうよ!?」

とんでもないものを見た創は咄嗟にゴーグルを外す。

 

「R-18Gのお仕置きね…想像したくねえぜ。さて俺は…スリリングな世界がいいなあ…

…へー、ギャンブルですべてが決まる…でも、人権無くなるのはちょっとな…」

各々の見たい世界を覗いたところで、創と百姉さんの世界へ移動した。

 

公安ではナガンと平行世界の英堵が終を説教していた。

「大体お前はいつもこうだ!私がいながら他の奴に手を出して!」

「だって…火伊那さんと百様の攻めじゃ満足できなくて…」

「だからと言って俺に手を出すのはダメだろ!既婚者だろお前!」

「だって…火責め水攻め何でもできるから…S向きだし…」

「「だってじゃない!反省しろ!」」

「ごめんなさい…」

 

そんな中に三人は転送された。

「また何かやらかしましたわねこの雌豚!?」

「これは…ジャッジメント案件か?いつでも準備OKだぜ。」

「…なるほど、せっかくだしやってもらってもいいですか?」

 

「というわけで相心終!数々の不貞行為、職権乱用!」

「及び公然猥褻罪でジャッジメント!」

「ちょっと待って!?あんたノリノリでやってくれたじゃない!?」

 

相心終に対しては、二人の西村英堵の要請により、某所にある公安委員会の

筒美火伊那から判決が下される。

「デリート許可!」

「違うの!違うのよ火伊那さん!」

 

「『黒よ、捕らえろ』!」

「私も拘束のお手伝いをしますわ!」

創と百姉さんによって終が縛り上げられる。

 

「ああ、新感覚!もっときつくやって」

「徹甲榴弾だ!いっぺん死んで来い!」

ナガンがライフルに弾を込める。

 

「「「「「ストライクアウト!!!」」」」」

「エックスタシイイイ!!!」

終は爆散した。

 

「「「「「これにて一件コンプリート!」」」」」

 

「茶番はさておきだ…これで準備は整ったな。」

「死ぬのも…なかなかの快感ね…ハアハア…」

平行世界の英堵が救済拳で終を修復する。

 

「今日は英気を養って…明日、平行世界の俺の世界に行こう。」

「それまでの間に作戦を考えましょう。闇雲に行くのは危険ですわ。」

「平行世界の西村さん、知ってる限りの情報をお願いします。」

「ああ。とりあえずどこに飛んで、どう動くかは俺が決めた方がいいだろう。」

 

作戦会議は夜中まで続き、あっという間に24時間が過ぎた。

 

「まずは霊道が作った平行世界を移動する機械を壊す。

そうすれば鹿角を逃すことはないだろう。」

「じゃあ、座標はそこでいいっすね。で、その場所を拠点にすると。」

「物資の補給は二人の西村さんに任せて、僕と百姉さんで拠点を作る…」

「情報が集まって、準備ができ次第相手を叩く…これでいいですわね。」

四人は機械を使って世界を検索する。

 

「創、百様、西村ズ…あんた達ならできるわよ。」

「無事に帰ってこい。お前達の手作りドーナツがまた食べたいからな。」

公安レディコンビの激励を受け、四人は旅立った。

 

平行世界の英堵の世界のとある場所で、黒騎士が報告する。

「何者かの襲撃で、平行世界を移動する機械が壊されたそうだ。」

 

その報告を鹿の顔をした、警察官が笑いながら聞く。

「案ずるな。あの英堵とやらの仕業だろう。」

 

山吹の眼帯をした、真っ白なマッシュヘアーの男が狂気的に笑う。

「うへっ…命を賭けたギャンブルの始まりかあ…?」

 

それに小さめの女性が呆れたようなため息をつく。

「ギャンブルね…アタシの思い通りにならないから嫌いだわ。」

 

金髪のウルフカットの男がカラカラと笑う。

「相変わらず塩いなあ、モトちゃん?『自主規制』す」

 

小さな女性がウルフカットの男に向けて液体を飛ばす。

男が避けた液体は、シュウウと音を立てて床を溶かした。

「その呼び方をしていいのは『アタシのトガちゃん』だけよ。

ついでに…そういうことするのも『アタシのトガちゃん』だけよ。」

 

真っ白なマッシュヘアーの男が拳銃を取り出す。

「うへっ、振られちまったなあ、土口?死にたかったらこれ貸す」

土口と呼ばれた男は腰から銃を取り出し、その手元を撃った。

「生憎…銃は間に合ってるぜ、孤ヶ見。二つも持ってるんでな。」

 

その様子を見て、黒騎士が高笑いをする。

「頼もしい『秩序の三柱』ではないか、鹿角?」

鹿角も高笑いをする。

「さあ、来い…貴様を迎え撃つ準備はできているぞ、英堵…!」




やっと戦いパートが始まりそうです。
秩序の三柱…一体誰なのでしょう?
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