緊急変身 ヒーローアカデミア   作:神剣狩刃

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Episode9 ゲット・コードネーム

体育祭の振替休日明けが明け、ヒーロー基礎学の授業の時間になる。

「今日のヒーロー情報学は…『コードネーム』ヒーロー名の考案だ。」

「「「胸膨らむ奴きたあああ!!」」」

 

ヒーローは敵と戦う。その際、本名で呼び合っていては

生活を脅かす重大な情報漏洩に繋がってしまう。

そのため、コードネームを決める必要があるのだ。

先日の体育祭でプロからのドラフト指名があり

それに伴って職業体験を行うためコードネームを決めることになったのだ。

 

「俺へのノミネーションは…アバウト1500か…」

英堵への指名はおよそ1500件であった。

初戦敗退ではあったものの1位である爆豪と大接戦を繰り広げていたのだ。

この数字も納得である。

 

「この時の名がそのままプロ名になることが多いから…

適当に付けると地獄を見るわよ!」

18禁ヒーローであるミッドナイトの鞭が飛ぶ。

名は体を表す、己の道を決める時間が始まった。

 

短文、親しみやすさ、憧れへのリスペクト

爆殺王…様々な名前が出る中、英堵は悩んでいた。

「んー…『宇宙一のヒーロー』…ギャラクシアン…違うな。

アカザ?なんからしくないな…」

 

英堵としては『宇宙一のヒーロー』を目指すなら宇宙一の名前を付けたいのだ。

しかし、いいアイデアが思いつかない。こういう時に使える"個性"が英堵にはある。

「ヒーロー名…そうだ!先生、逆立ちしてもいいですか!」

英堵の唐突な発言に教室が静まり返る。

 

「俺の夢を叶えるための名前…真剣に考えたいんです…!

個性を使わせてください…!」

「英堵…授業中だ、静かに」

「いいわ!夢を追いかけて本気になるその熱さ!大好物よ!

ミッドナイトの名の下許可するわ!」

相沢の発言を遮りミッドナイトが許可を出す。

「ありがとうございます!緊急変身、グリーンモード!」

 

コールを受けた英堵の個性因子が活性化し、微粒子状に分解され拡散される。

そして英堵の体の表面に定着し英堵スーツとなるのだ!

「フェイスオン!それでは…よっこらせっと…」

 

これはグリーンモードでのシンキングポーズである。これをすると何かがひらめくのだ。

宇宙一のヒーロー、ヒーロー、ヒーローの起源…

 

「そうだ!これにしよう!」

何かを思いついた英堵は変身を解き、ホワイトボードにペンを走らせる。

「発表します!俺のヒーローはこれです!

 

宇宙一のヒーロー 『へロス』

 

「『宇宙一のヒーロー』とは大きく出たわね…いいじゃない。

それで、『へロス』ってどいう意味かしら?」

「へロスは神話に登場するヒーローの語源となったとされている存在です。

俺の夢は『宇宙一のヒーロー』になることです。

だから…俺はその覚悟を名前でも背負いたいんです!」

英堵は熱く真っ直ぐに語る。その瞳はまるで火の玉のように燃えている。

 

「いいわ!すごくいい!その熱さ!滾ってきちゃうわ!頑張りなさい、へロス!」

「…!ありがとうございます!それじゃあ皆!心機一転!

『宇宙一のヒーロー へロス』をよろしくな!」

「いいぞー!」

「かっこいいじゃん!へロスって!」

「ケッ…気取りやがって…」

 

「『へロス』と『エロス』って一文字違いだよな。」

教室が熱気に包まれていく中、とんでもない発言が飛び出す。

「今なんつった!?エロスと似ている!?」

懸命に考えた名前を馬鹿にされ英堵は激怒した。その犯人を見つけ睨みつける。

「地球人峰田実…名誉毀損、迷惑防止条例違反、

および数々の不同意わいせつの罪で学級裁判(ジャッジメント)!」

 

峰田実に対しては、西村英堵の要請により、静岡県垢離里1-2にある

国立雄英高等学校1-Aから判決が下される

「「「デリート許可!!!」」」

 

その声と同時に峰田は相澤の捕縛布に捕まる。

「え!?ちょ!?何これぇ!?」

戸惑う峰田をよそに英堵はレッドモードに変身し、両手を合わせ指先を峰田に向ける。

「ハイブリッドマグナム!フルチャージ!ストライクアウト!」

「うぎゃあああ!!!」

爆発とともに峰田の悲鳴が聞こえる。

「「「ゴッチュー!」」」

「これにて一件コンプリート!ヒーローアカデミアは日本晴れ!」

こうして1-Aに平和が訪れたのであった。

 

「茶番はこれぐらいにしておいて…職場体験先を決めろ。

活動地域や得意ジャンルをよく考えて選べよ。」

英堵は渡されたリストの中からある名前を探す。

「あったあった!初めて見たときからここにしたかったんだよね!」

「に、西村ぁ…オイラをこんな目に合わせやがって…どこ行くつもりだ…」

 

黒焦げになった峰田が英堵に質問する。

「Mt.レディがいい!」

「…オイラと同じ…」

二人の目が合う。

「「同志よ!!!」」

 

先の雰囲気はどこかへ行き二人は手を握る。

「やっぱり男のロマンだよなぁ!?」

「ああ!巨大化して敵と戦う…くぅー!俺もやってみたい!」

「え、あ、ああ!そうだよな!巨女は憧れるよなあ!」

「せっかくだから俺の考案した巨大化対応パワードスーツの案見てもらいたいなあ!」

「お、お前…マジだな…」

 

どこか微妙に会話がかみ合っていない二人だがその熱意は本物のようだ。

これから始まる職業体験に胸を膨らませる。

 

戦え、西村英堵。超えろ、西村英堵。

 

Episode10

「この度お世話になる西村英堵です。」

「同じく峰田実15歳!彼女募集中です!」

「早速だけど任務を言うわ…」

「「俺たちは、ヒーローだ!」」

次回、ハイ・マウンテン 君のハートにターゲットロック!




1学校で起こる裁判なんて学級裁判しかない
2学級裁判にかけられるような奴なんているか?
3峰 田 が い た
ということでジャッジメント要素は峰田の学級裁判になりました。
もちろんギャグなので峰田は死にません。
合理主義の相澤先生が参加した理由はもちろん峰田への制裁が目的です。

次回はMt.レディーの事務所に行く回ですが…
いかんせん情報が少ない。(私が知る中ではすまっしゅで若干出たくらい)
なのでほぼオリジナル回になります。
矛盾点とかあっても許してください。
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