虎之介 「俺の1日?」
かなた 「うん、どんな生活してるのか気になって」
みこ 「うんうん、みこ達も真似できる所は真似して強くなるのにぇ!」
虎之介 「・・・良いよ」
マリン 「やったー!」
シオン 「これで私達も更に強くなれる」
クロエ 「そしてシオン先輩を守れる・・・」
ルーナ 「楽しみなのら」
数日後・・・
虎之介 「はいこれ」 「撮ったやつをデータ化してDVDにした」
かなた 「おお〜」
ルーナ 「早速見るのら!」
レコーダーにDVDを入れてテレビのスイッチを入れた
虎之介 「今日は俺の1日を撮っていく」 「時刻は現在朝の4時、まだ家族は俺以外誰も起きていない」 「母さんの遺影に朝の挨拶をしてから往復10kmのランニングをする」
みこ 「朝4時に起きて往復10km!?」
虎之介 「10km走り終わって家に帰ったら親父が起きてて朝飯用意しておいてくれるから大盛りご飯3杯といっしょに食べる」
かなた 「すごい大食い・・・」
虎之介 「食べ終わったら歯磨きしたり、筋トレしたりしてその後プロテインを飲んで、ほしのと龍太に朝飯を食わせる」
マリン 「妹と弟のお世話もきっちりやるんだ」
虎之介 「この日は特に大きな用事もなかったんで、ゲーセンに行って太鼓の達人したり、クレーンゲームでおやつの補給したり、フィギュアを取ったりした」
ルーナ 「おやつってクレーンゲームで取ってたのら!?」
虎之介 「ああ、だって100円で大量に入ったやつ取ればお得だろ?」
シオン 「確かにお得だけど、難しいんだよね〜」
虎之介 「今度コツを教えてやるよ」
クロエ 「それを私がシオン先輩から習って・・・」
虎之介 「大量に景品を取ったらほしのと龍太を召喚して持たせ・・・持ってもらって、家
に運び込んでお昼を食べる」
みこ 「自炊?」
虎之介 「ああ、兄妹3人で回してる」
かなた 「一番上手なのは誰?」
虎之介 「そりゃ勿論俺・・・と言いたい所だがほしのだな」
ルーナ 「さすが家庭部なのら」
虎之介 「お昼を食べたら部屋を掃除して、本屋さんへ行ってキン肉マンの漫画や他の漫画を買う」
マリン 「何読むの?」
虎之介 「ん〜」 「キン肉マン、ぼざろ、転スラ、こち亀」
シオン 「多ジャンル!」
アエル 「キン肉マン読むんだ〜」
ラグ 「こち亀も良いよね〜」
虎之介 「漫画を買ったら家に一旦帰って漫画を読んで6時ぐらいからバイトへ行く」 「バイト先は近所の居酒屋なんだけど撮影NGなのでカットします。」
かなた 「見てみたかった」
虎之介 「バイト先でまかない食って帰ったら家族はだいたい寝てるからネットで配信」
みこ 「配信やってたんだ!」
虎之介 「っても顔出ししない系だけどな」
ルーナ 「でもこの配信面白いのら」
虎之介 「配信が終わったらちょうどいい時間なので歯磨きしたりして寝る」
かなた 「僕の抱き枕を抱いて?」
虎之介 「・・・」
マリン 「どうなの〜?」
虎之介 「かなたん・・・大好きだよ・・・(寝言)」 ギュー
みこ 「幸せそうにぇ〜」
虎之介 「やべぇこれめっちゃ恥ずい」
かなた 「・・・(赤面)」
更に数日後
虎之介 「夏祭り?」
かなた 「うん、この近くでやるらしいんだ」
虎之介 「へえ〜」
かなた 「ほしのちゃんや龍太くんも誘ってみんなで行かない?」
虎之介 「そりゃ良いな」 「誘って来る」
みこ 「頼むにぇ〜」
自宅
虎之介 「二人共〜」
ほしの 「何ですか?」
龍太 「また手伝いか?」
虎之介 「いや、この近くで夏祭りやるらしいから誘いに来た」
ほしの 「行くのです!」
龍太 「行こうかな」
虎之介 「よし!それじゃあ着替えるか」
竜太郎 「それなら、これ持っていきなさい」
龍太 「おお!太っ腹!」
俺達は浴衣に着替えて財布とケータイを持っていつものたまり場へ行った
かなた 「あ!来たよ」
みこ 「ホントだ!」
溜まり場に着くと水色と白の浴衣を着たかなたと赤の浴衣を着たみこちがいた
虎之介 「おお〜」 「可愛いな〜」
かなた 「あ、ありがとう」 「虎之介の浴衣もカッコいいよ」
ちなみに俺は青っぽい色で霞柄の浴衣、ほしのは薄紫色で花が描かれた浴衣、龍太は黒色で稲妻の絵が描かれた浴衣を着ていた
虎之介 「あれ?みんなは?」
かなた 「もうすぐ来るよ」
その後全員が集合して会場に向かった
虎之介 「それじゃあかなた、俺と一緒に行こうぜ」
かなた 「・・・うん!」
虎之介 「龍太はシオンと一緒に行ったらどうだ?」
龍太 「な、何言ってんだよ!」
シオン 「良いじゃん、一緒に行こうよ〜」
龍太 「うう、分かったよ」
ほしの 「じゃあぽちーのはみこちゃん達と?」
虎之介 「ああ、迷惑かけるなよ」 「それと・・・」
ほしの 「待ってました」
虎之介 「ホレ、お金だ」 「大事に使えよ」
ほしの 「はーい」
龍太 「分かった」
クロエ 「シオン先輩!私も行きたいです。」
みこ 「はいはい、クロエちゃんはこっちにぇ〜」 ズルズル
クロエ 「ふええ〜」 「シオンせんぱーい!」
虎之介 「それじゃあ行こうぜ」 「あ、そうだ」 「手、繋ごうぜ」
かなた 「!?!?!?!?」
虎之介 「あれれ~」 「この前は自分から頼んで来たくせに〜」
かなた 「っ!(赤面)」 「うう〜」 ギュッ
虎之介 「これが恋人繋ぎか〜」
かなた 「恥ずかしい・・・」
虎之介 「・・・かなた、俺だって恥ずかしいからね」
かなた 「え?」
虎之介 「この光景を後輩や大学の友人に見られたらって思ってるからね」
かなた 「そうだったんだ」
虎之介 「さーてと」 「タコ焼き、焼き鳥、焼きとうもろこし、ラムネが俺を待ってるぜー!」
かなた 「食べ物ばっかじゃん(笑)」 「射的とかヨーヨー釣りもやろうよ」
虎之介 「おお!良いね〜」 「言っとくけど俺負けないよー」
その頃龍太とシオンは・・・
龍太 「あの、手繋ぎませんか?」 「はぐれないように」
シオン 「う、うん!」
龍太 「何食べます?」
シオン 「私が決めて良いの?」
龍太 「はい、兄貴から金はもらいましたから」
シオン 「じゃあ私はまず、これかな!」
そう言って指差したのはカップルで飲むドリンクだった(2つ飲み口のあるストローのやつ)
龍太 「ええ!?」
シオン 「家元君が好きにして良いって言ったからだよ〜?」
龍太 「分かりました」 「すいませーん」 「このカップルドリンクのメロンソーダください」
店員 「はいはい、メロンソーダね」 「そこの彼女さんと飲むのかい?」
龍太 「か、彼女!?」
シオン 「はい、彼女です!」
龍太 「ちょ、何勝手に」
店員 「はいこれ、おばちゃんからのサービス」
シオン 「わあ~、ありがとうございます!」
店員 「良いの良いの」 「いや~若いって良いなぁ」
龍太 「何もらったんだ?」
シオン 「ふふふ、内緒」
龍太 「ええ〜」
シオン 「あ!かき氷だ」
龍太 「俺は何味が好きか分かる?」
シオン 「うーん、メロンと見せかけてレモン!」
龍太 「ブブー、俺は生粋のメロン好きだよ」
シオン 「ええ〜!?」
龍太 「フッフッフ、それじゃあ罰ゲームとして俺の言う事聞いてもらおうかな〜?」
シオン 「ええっ、ずるいよ〜それは〜」 「あ!見て!」 「レモンとブルーハワイ合わせたら緑になった」 「これは実質私の勝ちでしょ」
龍太 「うーん、そうだね」 「じゃあ何して欲しい?」
シオン 「えっと・・・」
言えない、そんな事なんて「また君と一緒に花火を見に来たい」だなんて
シオン 「一旦考えさせてくれない?」
龍太 「良いですよ」
シオン 「焼きそばだ!いい匂い〜」
龍太 「大きいの買って二人で分けましょうか」 「すいませーん、焼きそば大盛りください」 「あと空の入れ物も一緒にお願いします。」
おっちゃん 「あいよ!」 ジュージュー
シオン 「あー早く食べたい」
おっちゃん 「焼けたよ!」 「それとお皿一つだったね」
龍太 「ありがとうございます。」 「丁度で」
おっちゃん 「毎度あり!」
龍太 「それじゃああそこの席で食べましょうか」
シオン 「良いね〜」 「あそこ空いてるよ」
龍太 「ホントだ」
シオン 「家元君」 「はい、あーん」
龍太 「what!?」
シオン 「あ~んしてあげる」
龍太 「ムググ」 「じゃあシオンさんもあーんしてください」
シオン 「ええ!?恥ずかしいよ〜」
龍太 「俺は恥を耐え忍んでやったんですよ!?」 「大人しく食べてください!」
シオン 「家元君っていつもは『僕』なのに二人っきりだと『俺』になるんだ〜」
龍太 「っ!!」 「・・・実は周りの目を気にして本性を隠しているんです。」 「家族や友だちにも」
シオン 「そうだったんだ」
龍太 「もし本性がバレて周りが離れていったらって思うと怖くて本当の事を言い出せなかったんです。」
シオン 「私はそうなるとは思わないけどね〜」
龍太 「え?」
シオン 「だって、本性を出した家元君も本性を出さない家元君も同じ家元君じゃん」 「私は受け入れてくれる人がいると思うよ」
龍太 「ありがとうございます。」 「お陰で何だか気が楽になりました」 「ん?」
少女 「あー、また切れた」
龍太 「どうかしたの?」
少女 「ヨーヨー風船が取れなくて・・・」
龍太 「このピンク色のやつ?」
少女 「そう、それ」
龍太 「ちょっと待っててね」 「おじさん、一回お願いします。」
おじさん 「はいよっ」
龍太 「これをこうしてっと」 「はいどうぞ」
少女 「お兄ちゃんありがとう」
シオン 「優しい所があるんだね」
龍太 「・・・」 「あ、姉ちゃんから連絡だ」
シオン 「集まれって?」
龍太 「・・・やっぱやめた」 「シオンさん、二人で花火を見ませんか?」
シオン 「〜〜〜っ!」
龍太 「いい場所知ってるんです。」 「さ、行きましょう」
シオン 「ちょ、ちょっと!」
一方その頃虎之介とかなたは
虎之介 「ほしのから連絡・・・だが断って花火を見るには最適なスポットへ行くとしよう」
かなた 「最適なスポット?」
虎之介 「地元のやつしか知らない名所だよ」
数分後・・・
虎之介 「あれ?龍太?」
龍太 「兄貴?」
シオン 「もしかしてかなたんも」
かなた 「もって事はシオン先輩も?」
シオン 「うん、連れて来てもらったんだ」
虎之介 「じゃ、これでも飲むか」
龍太 「おお〜ラムネ」
虎之介 「さっき買ったらおまけしてくれたんだよ」
シオン 「私これ開けるの下手なんだよね〜」
龍太 「ああ、それにはコツがあって」 「これをこうして・・・」
シオン 「すごい!吹き出さなかった!」
虎之介 「お、始まったな」 「プハー」 「うめぇ」
かなた 「綺麗だね」
虎之介 「お前の方がずっと綺麗だぜ」
かなた 「〜〜〜っ!(赤面)」
シオン 「ラブラブだね〜」 「私もこんな彼氏がいたらな〜」 チラッ
龍太 「え?」
その後4人で花火を満喫した後
虎之介 「せっかく4人いるんだから、花火大会の続きしようぜ?」
3人 「「「続き?」」」
虎之介 「ふっふっふ」
パチパチパチ
龍太 「まさか花火を買って来ていたとは」 「兄貴には敵わないよ」
虎之介 「はっはっは、兄より優れている弟などいないのだよ」
シオン 「ルイージ・・・」
虎之介 「黙れ小娘!(もののけ姫の山犬)」 「そういや昔、ロケット花火飛ばして父さんブチギレた事あったよな」
龍太 「あったあった」 「姉ちゃんがやらかして」
かなた 「ほしのちゃんが?」
虎之介 「アイツああ見えて危なっかしい性格だからな」
龍太 「うんうん」
かなた 「線香花火やろうよ」
虎之介 「良いね」
シオン 「私負けませんよ」
虎之介 「ふっふっふ」 「ほしのと龍太の妨害に耐え抜いた俺に勝てるかな?」
かなた 「じゃあ負けたら虎之介も何か僕の言う事聞いてね」
虎之介 「良いよ」
シオン 「じゃあ私達も勝負しよ」
龍太 「良いけど」
パチパチパチ・・・パチパチパチ・・・ポトッ
結果は龍太が負けて俺達は引き分けだった
龍太 「あー、俺が2回言う事聞くのかー」
シオン 「まずは・・・また君と一緒に花火が見たい!」
龍太 「・・・!!」
シオン 「2個目はね・・・で呼び合いたい」
龍太 「?」
シオン 「君と、名前で呼び合いたい!」
・・・
龍太 「分かった、シオン」
・・
シオン 「龍太」
かなた 「シオン先輩もしかし・・・」 「ムグッ」
虎之介 「今はそっとしておいてやろう」
かなた 「・・・」 コクッ
何だろう、この気持ちは・・・龍太の事を考える度に胸が締め付けられるような不思議な感情になる
一体何で何なんだ、シオンの事を考えると不思議な気持ちになってしまう・・・俺の知らない感情
二人がその感情の正体に気付くのはまだまだ先の話であった・・・