元魔王は平和に暮らしたい -俺が殺したい程に必要ないなら勝手にしろ ただしスローライフを邪魔するなら絶対に許さん― 作:ヨシMAX
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はい、おはようございます。俺です。
洞窟の奥深くで幸運にも源泉を見つけた俺は考えた。
これを汲み出すのは至難の業だ。
どうやってここまで来たのかよく分からないし地下数千メートルかもしれない。
ならば地上まで転送してしまえばいい。
んっ? 何を言っているのか分からないって?
うん、つまりはね、魔法陣で地上に転送してしまおうと言う訳さ、簡単だろ?
俺は源泉の淵に魔法陣を書きその中心に向かって水路を引いた。
これで一時的に亜空間にお湯を転送できた。
後は地上に同じ魔法陣の出口を作ればいいのさ、簡単でしょ?
えっ? どうやって外に出るのかって?
もう面倒くさかったからさ、真上に向かって掘り進んだんだ。
そうすればその内地上に出るでしょ?
もちろんウンディも連れ帰ってきたよ。
なんか地下で温泉を見つけられたからもう帰っていいよと言ったんだけど俺の事を気に入ったんだってさ、物好きだよね。
まあ、水の精霊で害はないし可愛いからマリアが可愛がるだろう。
地上に出て分かったけど俺の屋敷から源泉はそんなに離れてなかった。
屋敷から北に5キロ位の位置取りだった。
俺は屋敷の裏側に戻り崖の上に大きな丸形の穴を掘った。
内壁と底はタイル状に加工して暖色に着色した、温泉だし温かい感じにしたいよね。
そしてそこの一部に穴をあけ排水用の魔法陣を仕込んだ。
湯量が心配だったが周囲を確認した所、とんでもなく広い範囲にお湯が沸き出ていたので一日二日で枯れる様な事はないと判断した。
どうやって確認したのかって? そりゃ飛んだのさ、スーッとね。
その淵に地下と同様に魔法陣を書き中心にお湯の出口を作る。
お湯の出口と湯船の穴は段差が有るので上手い具合に流れ落ちる様に出来た。
湯船が穴だけでは寂しいので周りに丁度良い大きさの石を磨いて設置した。
大分、温泉ぽくなってきたぞ、もう一息だ。
うーん、そうだな、お湯の注ぎ口にもう一工夫。
石を長方形に削り出し中をくり抜く。
そして上面の半分を取り除くと石の注ぎ口の出来上がり。
それをお湯の注ぎ口に埋め込むと上手くお湯が流れてくれた、よっしゃ!
今後も少しづつ改良を加えるにしても今はこの位で良いだろう。
次は脱衣所兼休憩所を作ろう。
これは簡単に出来る。
クラス―・ギャッチニーの魔法で作り上げた。
木造と漆喰で壁を作り三角屋根に瓦を引いた。
扉も木造で作り観音開きで開くようにした。
えーと、あとは湯船から建物までの道を舗装して固めて道以外には小さな石を敷き詰めた。
これで外ではあるが大分、清潔感が出たと思う。
温泉名は……「魔王の湯」
いやいやいや、ダメだ、俺はこの周回で魔王になるつもりはない。
「女神の湯」でいいか、後でレティに祝福でもしてもらえばいい。
さて、粗方温泉として出来上がったかな。
んっ? 源泉から汲み出したら入れない位に熱いんじゃないかって?
良い所に気づいたね。
とは言え、俺さんがそこに気づかないとでも思ったのかね?
もちろん気づいたさ、だから魔法陣に少し工夫した。
湯温を38度に保てるようにね、俺はあまり熱い湯は苦手なのだよ。
まあ、湯温については割かし簡単に変更できるようにはしてある。
マリアとレティの好みが分からなかったしね。
俺は出来上がった温泉の建物や中の様子を改めて確認する。
うーん、何か忘れている気がするな。
「ぴゃい」
「ああ、そうか。灯りだね」
「ぴぃ」
今が昼だから気が付かなかったがこの風呂には灯りがない。
灯籠の様な置物を石で作って光源にしようか。
でもそれだけだと夜は薄暗くて危ないので下から照らす形での間接照明も欲しい。
あとは……うーん、……あ、そうだ。
やはり余ったお湯をそのまま全て排水にすると言うのはもったいない気がする。
排水機構にもう少し工夫を加える事にしよう。
排水用に設置した魔法陣とは別にアナログな配管で排水機構を取り付ける。
そしてその排水は大きなタンクに集まる様にする。
このタンクは幾層もの特殊な魔法がかけられたフィルターが入っており温泉成分を取り除く事なく汚染物質のみ取り除ける様になっている。
念の為、ウンディにアドバイスをもらって作っておいて良かったな。
タンクに集まったお湯は温泉成分以外の汚れの一切を取り除かれシャワーや給湯に使える様にした。
少なくとも3セット欲しかったので水圧を保つ仕組みにするのに多少試行錯誤した。
続いて脱衣所にタオルや手ぬぐい、浴衣に木製の網かご等を設置した。
そうそう。
この脱衣所のメンテ用にゴーレムさんを2体用意した、湯守さんである。
そして洗濯スペースも確保した、これで今の所、完璧だろう。
ゴーレムさんを置くなら今後も快適性を保つ為の施設を追加していける。
さて、試しに使ってみようかな♪
☆★☆★☆★
「ふぃ~~っ、これはまさに天国だねぇ~~」
「ぴぃ♪ ぴぃ♪」
俺は酒は飲めない。
だからお盆にエナジードリンクを、そしてウンディは美味しい水を載せて温泉に浸かっている。
アルコールを否定する気はないのだが俺は酩酊という状態が苦手だ。
なので冷えたエナジードリンクを飲みながら温泉に浸かると言うのはこの上ない贅沢である。
ウンディさんも俺の取っておきの銘水を譲ってあげたのでとても上機嫌だ。
正直、俺は満足だ。
どかどかどか。
ばぁあああああーーーーーん!!
うるせぇーーーっ!!
何の音だ?! 騒がしい!
『アルビィーッ! これが温泉と言う奴かぁーい! いいね! 凄くいい!』
「アルビィー君! こんな良いもの作って先に入ってるなんてズルいよ!」
なんと脱衣所の扉を物凄い速さで開けてレティとマリアが飛び込んできた。
しかも一糸まとわぬ姿で!
ああ、美しい……。
違う、違う、あんた達、恥じらいというものを……以下ry
この後、メチャクチャ湯あたりした。
よく先人様達の小説にはお風呂回が出てきますが
一体どれ位のさじ加減でそっち方面の表現をして良いのかが
いまいち分かりません。
試して怒られるの嫌だし淡い感じで頑張っていきますw
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